小さな広告屋から@川島CD

旧名【表参道の小さな広告屋から】: 表参道で1997年にスタートした(株)リプル:RIPPLE Inc. Tokyo Creative AgencyのBlogは、 2016年初頭から川島のホーム・オフィス「練馬区上石神井」→ さらに2023年末からは「杉並区荻窪」へ。2025年春、タイトルも【小さな広告屋から@川島CD】に変更。Facebookも同時掲載です。

本・音楽・映画etc.

初 鬼滅! 映画見てきたよー。

平日 火曜日の夕方、新宿ピカデリーへ。
ひとりで(いつもだけど)行ってきました〜。
シニア割引1,300円。

人生初の『鬼滅の刃(きめつのやいば)』。
「無限城編 第一章 猗窩座再来」です。

「あかざさいらい」。
難しい漢字が読めないので、ネットで検索しちゃいましたよ。
テレビアニメ版を引き継いだ、全三部作の第一章らしいです。
それでも、「あかざ」ってなんだ!? と言う程度の初心者。

漫画は嫌いではないものの、ほとんど読みません。
アニメ映画も、たまーにしか見ません。

そして「鬼滅の刃」も、タイトルやキャラクターの
絵柄くらいは目にしていたし、
海外でも大ヒットの漫画であることは知りながら、
鬼滅の「は」? … あ、「やいば」なんだ。てなくらいで。

そんな私が、なぜ今さら映画館へ足を運んだのか。

それは… 昨日の月曜日=スポーツの日に、
たまたま何人かから「面白い」と直接聞いたから。

知人が主催する「学生と社会人が学び合うセミナー」
に参加し、その雑談で21〜22歳くらい(2〜3年生)の
男子大学生 数名が絶賛。
しかも、参加した大人で58歳の男性も、
「3回見た」と言うじゃー ありませんか。

まるで知識のないおっさん(=この私ね!)から、
「ゼロスタートで、いきなり見ても大丈夫?」
と聞いたら、「大丈夫、楽しめますよ」との回答。

ものは試しと、いっさいネットで下調べもせず、
いきなり映画館に座った68歳と言うわけです。

上映時間、2時間35分。

飽きた… ワハハ。飽きました。
ラスト1時間くらいで、出ようかと思った。

そもそも、長い映画は個人的に苦手なんですけどね。
(歌舞伎が題材の『国宝』2時間 55分も無駄に長かった!)

激しいバトルも、途中から単調に思えてきて。
人間ドラマも良くできてるんですけどねー。

でもまぁ、見てよかった。(なんだ、そりゃ?)

素晴らしいビジュアル。
素晴らしいスピード感。
やたら国語力を試される人物や物語設定の漢字。

テレビゲーム的な(って、表現が古いね)
疾走感、密度、やかましさ。

心を打つストーリー… たぶん、世間では。

自分の娘・息子より、さらに10歳以上若い大学生と、
そして違う業界の大人と出会わなければ、
「見なかった・味わえなかった」経験です。

ありがとうございます。

さて、そのきっかけになった
「学生と大人(社会人)が学び合うセミナー」とは下記。

また改めてご紹介しますけれど、
面白い試みで、私もずっと応援しています。
サイトを覗いて、参加してみてください(ご一緒します)。

■ジョブヨク(職欲の未来)
学生と大人が「働き方」と「生き方」を語り合うセッション
〜 十人十色だから、人生はおもしろい 〜
http://job-yoku.net/

うん、趣味趣向が違っても「覗いてみる」って大切ですよね。

たぶん、続編には行かないけれど、
私も「あー 鬼滅ね」と、上辺で言える爺さんになれました。

映画レッド・ツェッペリン初日へ!

はい、映画を観てきました。

タイトルは『レッド・ツェッペリン:ビカミング』。
新宿の歌舞伎町「TOHOシネマズ新宿」にて。

17時半〜20時前までの上映。
当然、その後はビールと、今日は日本酒!

レッド・ツェッペリン(LED-ZEPPELIN)とは、
イギリスのロックバンドで、
1968年結成で、1980年頃まで断続的に活動していました。

代表曲は
・胸いっぱいの愛を(Whole Lotta Love)
・天国への階段(Stairway To Heaven)
・ブラック・ドッグ(Black Dog) etc.

1957年生まれ=現在68歳の私は、
10代・20代の頃から耳にしたわけで、
その当時の「ハードロック」と言うのか…
音楽に詳しい人にはつっこまれるかもしれませんが

ディープ・パープルや
ピンク・フロイド
ローリングストーンズ
クリームなどと並べられる人気バンドです。

ところで、いまあげたこの人達、
みんなイギリスのバンドなんですよね。
私が、アメリカのバンドよりイギリス(ブリティッシュ)系が
好きなのは、なんでかなーと不思議です。

映画『レッド・ツェッペリン:ビカミング』
というタイトルは、ビカミングと付けた意味合いとして、
宣伝用の公式サイトによると:

「伝説的ロックバンドの知られざる“起源”がここに!
メンバー自身による貴重な証言やアーカイヴ映像満載!
4人のメンバーとともに当時を再体感する
没入型映画オデッセイ」。

■映画『レッド・ツェッペリン:ビカミング』公式サイト
https://zep-movie.com/

行ってよかったですよ、「ノレ」ました。
私は、ノリノリ体質の人間じゃないけど。

レッド・ツェッペリンのメンバー各人が影響を受けた
ミュージシャンの話から(このあたりロックの教科書的!)
結成当初の社会背景:例えば 第二次世界大戦後の復興や、
ベトナム戦争、人類が月に降り立ったアポロ11号の
ニュース映像も流れて。

イギリスの若者がバンドを組み、どう成功していくか。
日本で言う昭和史であり、
大画面・大音響でのロックコンサート的な臨場感もありました。

コンサートとか映画鑑賞の評論は、うまく書けませんし、
ネットで検索すれば山のように出てくるでしょうけれど、
ほんの一言だけ語っておくと…

バンド映画にありがちな「仲間同士の仲たがい」はいっさいなくて
(描かれていないだけかもしれませんが)
この4人でやれて幸せだった、という話。
ちょっと感激しました。

そして、iMaxシアターという音響設備の良さもあって、
ギターとボーカルはもちろん、ドラムス、
そしてベースがしっかり聴けて感激でした。

4人とも、あったりまえだけど、めちゃうまい。
楽曲は、LP(アルバム)の2枚目である
『レッド・ツェッペリン II』までみたいです。

そもそも私は、
レッド・ツェッペリンに詳しいわけではありません。
聴けば「あーこの曲」とわかるものの、
どの曲がどのタイトルだったっけ程度のファンです。
(英語の歌詞もわからないし!)

でもね、自分が一番多感な時期…「青春」ってやつですね、
そこでラジオやレコードで聴き、その後も
耳と体と、心に? 重ねてきた音楽だから、愛着はある。

酒に詳しくもないのに、スコッチウイスキーの
銘柄を少し言ってみる、みたいな感じかな。

今日は初日でしたが、
この映画が公開されることはまったく知らなくて、
2日前に偶然、近所のカフェに貼ってあったポスターを見て
(しかもほとんど行かない店の窓ガラス)
即 映画館の鑑賞券を予約しました。

上映初日に見られたのも
「ライブでロック」な感じがして、この投稿も
酔っ払って帰ってきたけど書いてます。

『レッド・ツェッペリン:ビカミング』。
何ら音楽評論・映画評論になっていなくて、すみません。

寝る前には、紙の本。

はい、夜 寝る・眠る前には、
電子画面を覗くのをやめて、なるべく紙の書籍を
読むようにしているというお話です。

私は、自宅を拠点とするフリーランスの広告屋。
クリエイティブディレクター・コピーライターとして
パソコン画面に向かうことが多いです。

デザイナーさんや、映像クリエイターさんほど
使いこなしているわけではないものの、
結構画面に張り付いている。

保有する機種は完璧にApple系で、
ノート型のMac Book Air 15インチを書斎の机に置き、
その背後に(Mac Book と縦に並ぶようにして)
画面位置を上げた27インチのモニター。

それとは別に、13インチのiPad Proと、
小ぶりのiPhone15を使っています。

1年ほど前からは、家でも外出先でも、
13インチのiPad Proがメイン機種になっており、
専用のカバー 兼 キーボードをつけて、四六時中 触っています。

iPadでは、仕事の書類作成はもちろん、
当然メールやSNS、YouTubeも見ています。
(流石に映画は大きなテレビ画面で鑑賞しますけどね。)

そして、読書もなるべく電子書籍で。

Appleの元プロダクト・デザイナー
「ジョナサン・アイブ」の本をもう一度読みたくなって、
書籍版を持っているというのに、そして外でも見たいと
AmazonでKindle版を買い、iPad Pro 13インチで
眺め直しているくらいです。

もちろん私は、印刷された紙の書籍が大好きです。
大きさも用紙の吟味も、文字組みも。
装丁全体に敬意を払いたいと思います。コレクションしたい!

でも、電子版が出ていない書籍や、美術系の大判のものを除いて、
電子版があるならそちらを選ぶ。

もう、物を(持ち物を≒家に置くものを)
極力増やさないと決めたのです。
妻と二人、1年半前にマンションに越してきた時のように
(せっかくそうしたのに、妻は死んでしまったわけですが…)
洋服は厳選したし、仕事の資料も、食器も、本も、
ギリギリのものにしてしまいました。

まだ、元の庭付き一戸建ては保持していますが、
そこを潰す時は中身の物も(娘と息子が拾い上げる物以外は)
一緒になくなっていいと本気で思っています。
かわいかった頃の子供達の、写真アルバムでさえね。

「もったいない」「売ったりもらってくれる人を見つけたら」
と言ってくださる方はいるものの(お気持ちはわかります)
そういうことも面倒くさい、いちいちやりたくない。

「私も、いつ死んでもいいと思っているから」などと言うと、
ちょっとドキッとさせちゃいますが…
別に暗く沈んでいるわけじゃなく、いまだに仕事先や
友達にもよくしてもらい、毎日を楽しく過ごしています。

いま68歳ですけれど、まだ物理的に死ねない雰囲気だし!
一人のマンションで、GeminiさんやChatGPTさんと
筆談するのも楽しい。

そんな風に電子活用が増え、
画面を眺めっぱなしになりがちなので、
「眠る前だけは」しばし、紙の本を読もうと。
目の休憩と(光る画面は、という意味ですけれど)
本を読む習慣、寝る前のクールダウンとしても。

ちなみに、ベッドの中までスマホ! という方もいらっしゃる中、
私はそこだけはガラケー時代から一貫して
「寝室には電子機器を持ち込まない」。
電子機器の光と、電磁波から遠ざかるようにしています。

読む紙の本は、仕方なく紙版で買ったビジネス書もあれば、
私に捨てられることなく、荻窪まで来る羽目になった
何十年も前のエッセーや写真集も。

夜、寝る前には、紙の本。

この投稿が終わったら、iPhone・iPadも閉じて、
本読んで、寝ます。

おやすみなさーい。

****************

【追記】2025/09/13
ところで、私がApple好きなのは確かですが…
ジョブズ亡き後の(そしてジョナサン・アイブが離れた頃からの)
プロダクトデザインはダメ!
iPhoneの「無骨なカメラの出っ張り」は典型で、
相変わらず全体的には美しいものの
「研ぎ澄まされた美意識」はもうない。
それは、高価なりに大衆メーカーになった企業の、
宿命かもしれないけれど。

【追記2】2025/09/18
知人との「飲み」で久しぶりの池袋へ。
早めに着いて東口の「ジュンク堂書店」を覗き、
その本の物量や内容にクラクラ。
どれも読みたい、これも読みたいと「手に取りたく」なる。
これは「電子書籍」にはぜったい出せないエネルギーですね。
妻の新刊(遺作)『仕事の壁はくぐるのだ』も、
1階と5階に数冊ずつ陳列でうれしい。

熱気の行き先:映画『国宝』を見て。

先週の木曜日=7月3日は、
妻が亡くなって「まる半年」の記念日(?)というのに
一人で日本映画の『国宝』を見に行って。

FacebookとBlogでは、チラッとだけ
鑑賞直後の「コメント欄への追記」で映画に触れました。

【友の死と重ね:妻を亡くして】 2025/07/03
BL
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55160796.html

FB
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid02HVwjoXqSoBQhAhKaq9JX7kYminGEYcKFqf6wTeX62CfzLktZw6JnRixfm92PuLCfl&id=100001246147727

【追記】いま、映画『国宝』を見終わった新宿三丁目。
一人でビール飲んでます(次は白ワインか…)。
3時間の上映でもトイレと足腰の心配は大丈夫でした(汗)。
でもスクリーンを横目に少し歩き回りたかった。
少し飽きかけて…「2時間40分」に縮めて編集しても
よかったかな(あ、私の好みです)。
『国宝』という題名を、私なりに内容で解釈すると「兄弟」。
脇役ながら、歌舞伎の興行社の社員を演じた
「三浦 貴大」さんが印象的でした。父は俳優の三浦友和さん、
母は元歌手・女優の山口百恵さんの次男だそうです。


さて、きょうは、あれから5日たってしまいましたが、
映画自体の感想を少しだけ書いてみようと思います。

映画の内容を一言で言うと、舞台は伝統芸能の歌舞伎。
家族や兄弟、血筋と才能、執念、愛憎、対立…。

大ヒット中の、当然ながらとても評価の高い映画で、
何人かの知り合いからも
「川島さん、どうでした? 見た感想は?」と聞かれました。
(こうして映画文化が盛り上がるのは良いことですよね。)

映画評論的な事は苦手ですので、まさに私の
「好みと感想レベル」でしかありませんが…

◎とても良い映画で、見た価値があった。
人に聞かれたら勧めるし、海外でもヒットして欲しい。
△しかし、私は大絶賛かというとそうではなく、
自分の評価(ほんと好みね!)は少し下がる。

なぜかなー(と、何度か考えてみたのですよ)。

スキッと言語化できないのですが… きっと私には
「華麗なる熱演が、いかにもドラマだったから」。

これが例えば
『ミッション・インポッシブル』のトムクルーズなら
(最新作はまだ見ていませんが評判のようですね)
「そんな所でぶら下がってたら落ちるだろう!」
というシーンで落ちない。それがドラマ。

しかし『国宝』は日常ドラマ。
めちゃくちゃな異世界を描いてはいるものの日常。

「でも川島さー、人間ドラマと言うだろう。
そこに想像もできないドラマがあるんだよ。」

うーむ。

昔から「体当たりの演技」や「感動の演出」が嫌いでした。
小学校の時に講堂で「体育座り」させられて見た、
皆が泣く「感動の映画や演劇」に涙せず、
「卒業生を送る言葉」の毎年流用される文面の
ワンパターンさに呆れていたような子供。

北野 武(たけし)監督の映画が(特に初期の)私は好きで、
北野さんは「演出の技術不足や気恥ずかしさがあったから」
と言うかもしれませんが、
・カメラが上へ下へと移動せず、ずーっと横に並行移動だけ。
・車のカーチェイス!と思いきやすぐにぶつかって停止。
・俳優の大袈裟な演技を嫌い、数テイクしか撮らなかった。

… 喝采です。

でも、「自然体」とか「自然な演技」(と感じさせるもの)
って何でしょうね。永遠の映画の課題と思います。

とにかく、国宝は私にとって「華麗なる過剰」。

本日の投稿タイトルを【華麗なる過剰】とせず、
【熱気の行き先:映画『国宝』を見て】としたのは、
流石に私の一方的な見解で、失礼だから。

そんな中、印象的だったのが、追記にも書いた
三浦 貴大(たかひろ)さんの軽妙で抑えた(?)演技と、さらに
「この人が主役かもしれない=助演男優賞でしょ」と感じるのが、
女形を演じた田中 泯(みん)さん(ダンサー80歳)。

田中さんの「熱演、体当たり」とは異なる
「役そのもの」のような演技と踊りに唖然としました。

まとめると…

よくできた原作・脚本・演出、一流俳優陣の演技、
美術の贅沢、カメラワーク。
でも、その「これでもか感」が、私は苦手だったのでしょう。

「ケレン味」という言葉が歌舞伎から出てきたように、
まさに今回は歌舞伎が舞台の大作。
大いに楽しみ、少し内省した映画となりました。

映画館から出ると、それがどんな小屋で、どんな映画を見ても、
「出てきた時の風景が違って見える」。
それも映画の「非 日常性、マジック」だと思います。

ところで、あれだけ長時間上映なのに、
「少年時代の襲撃」のエピソード割愛は、何だったのだろう!?

爺さんの音楽ルーツ70〜80年代。

本日は、いま68歳のおっさん・爺さんが(この私ね)
10代・20代・30代に影響を受けた、
1970年代・80年代の音楽話です。
まるで興味がない方には、すみません。

ちなみに、なんと20年前にBlogに書いた記事
「好きな音楽、海外篇」と「好きな音楽、日本篇」を
コメント欄に【参考】として貼っておきます。
20年前の投稿でも今日のネタは済んでしまうという進歩のなさ!
まぁ、若い・多感な時期に影響を受けた(刷り込まれた)ものは
強いと言うことで。

当然、その後に注目したミュージシャンもいますけれど
(歌謡曲のアイドルを含めて)
今日は70年代・80年代の音楽を中心に書いています。

前提として、「音楽は時代と共に」と言われるので、
改めて自己紹介を記すと、
私は1957年(昭和32年)3月3日生まれ、現在68歳。

そのあたりで想像される音楽界のレジェンド
「ビートルズ」の影響は、あまり受けていません。

ビートルズが人気絶頂で来日し、武道館公演を行ったのが
1966年(昭和41年)、私が9歳=小学4年生なので、
まだ意識する年齢ではなかったか。

それでも、「歳の離れたお兄さん・お姉さん」世代にあたる
「団塊の世代」が熱狂する様子は新聞やテレビで覚えています。
(いや、その記憶はリアルではなく、
後から刷り込まれたビジュアルかもしれませんが…)。

とはいえ、他のミュージシャンを通して、
私もビートルズの影響はすごく受けているのでしょうね。
でも、直接はそれほど聴いていません。
ソロのジョンレノン、ポールマッカートニーも。
(あ、ジョージハリスンがソロを含めて好きです!)

そして、まったくもって「おませ」な子ではなかったので、
高校・大学に入っても、今では音楽好きが誰もが
あげるようなトップミュージシャン:

ビーチボーイス、ブライアンウイルソン、
ザバンド、グレイトフルデッド、
ベルベットアンダーグラウンドなどは、
ちょいと遅れて齧った程度です。

それより私が影響を受けたのが、日本のミュージシャン。
アメリカ・イギリス系のロックに憧れ、学び、
時にはもろにパクって日本語に乗せていった人たち。

私は当初、フォークと言われる、吉田拓郎、泉谷しげる、
井上陽水、六文銭、小室等あたりを聴いていたのが、
フォーク系よりはややロック系に移行して…

チューリップ
遠藤賢司
荒木一郎
はっぴいえんど
細野晴臣
シュガーベイブ
大貫妙子
四人囃子
サディスティックミカバンド
加藤和彦
近田春夫
ティンパンアレー
ムーンライダーズ
高橋幸宏など。

アメリカ・イギリスロックに詳しい人からは
「日本製の真似っこロック」とバカにされながらも、
私の中では、このへんが音楽の原点と言えます。
(日本製を先に体験してから、
その元になった海外品を知るということも多々あり!)。

「日本語の翻訳本ばかり読んでいないで、たまには
英語の原書に向かいなさい」と、
どこかの先生に怒られそうな音楽遍歴です。

そんな中、今でも好きな外国ものは:

レッドツェッペリン
ピンクフロイド
ニールヤング
フリートウッドマック
10CC
トーキングヘッズ
スティーリーダン
ポリス
XTC
ロキシーミュージック
Japan
ブライアンイーノ あたり。
(リスト化し出すとキリがありませんけれど…)

ちなみに、ジャズは表面的なことしかわかりません。
若い頃は、新宿・歌舞伎町のカウンターに一人で座ったり、
JT(昔の日本たばこ)の野外フェスティバル
「セレクト ライブアンダー ザ スカイ」の告知ツール制作や、
ジャズ雑誌のスイングジャーナルに載せる広告にも
コピーライターとして参加したので
(ニューヨークのジャズバー取材で出張したなー)
ちょっとは齧ったものの、 ほんと表面だけです。

そして、ヒップホップやラップは、まるでわからず。

まして、クラシック音楽はチンプンカンプンなものの、
知人のピアノやバイオリンコンサートに行って、
楽しんではいます。

LP(レコード)時代から→CD(コンパクトディスク)
→音楽配信と聴いてきて、私は見た目は(年齢的にも)
いかにも「中古レコード店で棚を漁っている」ような
ひげの爺さんでしょうけど、音楽に詳しいわけではないし、
LPもCDも売っぱらってしまいました〜!

それでも、音楽にふれ、音楽を語るのは楽しいです。

ただしね、近所の居酒屋で
「90年代ジャパニーズポップス」が流れるのは、
勘弁してほしいです。

私より一世代若い「団塊ジュニア」がおっさんになり、
飲み屋で聴くには「ハマリ」の選曲かもしれないけれど
(小室哲哉ファミリーとかビーズとか…)うーん私は
いっそ「70年代、80年代歌謡曲」が希望です。

【追記】2025/06/23
上記ではアーティスト名をかなり絞って書きましたし、
バンドリーダーのソロも省いたり。
でも、スティーリーダンの「ドナルドフェイゲン」と
JAPANの「デビッドシルビアン」は加えさせていただきます。
そして大切な、ダイアーストレイツが抜けてた!!

ChatGPTで国籍を調べてみたら、私は圧倒的に「イギリス系」が多かった。
ニールヤングはカナダ出身で、トーキングヘッズとスティーリーダンは
アメリカなものの、かなり捻くれている(笑)。
こうした「好み」ってもろ音楽に出ますね。

【参考】川島の20年前のブログ記事:
◆好きな音楽、海外篇。2006/11/21
https://www.omotesando-ad.jp/archives/50674189.html

◆好きな音楽、日本篇。2006/11/22
https://www.omotesando-ad.jp/archives/50674790.html



映画「ゲッペルス」とプロパガンダ。

昨日の月曜日、5月5日(こどもの日)は、
またまた「新宿武蔵野館」へ。

わずか3日前、半年ぶりの映画館が「新宿武蔵野館」で、
その時は日本人の写真家と奥さんを描いた「レイブンズ」。
日本が舞台なものの、監督はイギリス人、
制作はフランス・ベルギー・スペイン・日本の合作映画。
1回前に投稿しているので、よろしければご覧ください。

さて、今度の映画も新宿武蔵野館の同じ部屋。
(小屋、と言うのがそれっぽいか…)タイトルは
「ゲッペルス:ヒトラーをプロデュースした男」。

第二次世界大戦のナチス・ドイツ時代に、
宣伝大臣だった主人公の、史実を元にした2時間10分。

見に行くきっかけは、
1年ほど前に音声配信で知ったパーソナリティ
「春木先生」の影響。

春木良且(はるき よしかつ)さん:
元フェリス女学院の教授で、今も各種大学で教鞭をとる、
情報化社会論・情報倫理の専門家。
昨今のITの進化やセキュリティ、教育論のこと、
はたまた日本の終戦をまたぐ昭和史やロックのことなど…
たまたま私と同い歳で、敬愛する方です。

スタエフとVoicy、それからSpotifyでも
中身の濃い語りが聴けるので、ぜひ!(※↓)

その春木先生が、「レイブンズを新宿武蔵野館で4回見た!」
と絶賛した後に語っていたのが「ゲッペルス」。

広告・宣伝を生業(なりわい)とする私としては、
見ないわけには行きません。

18年前に刊行された春木先生の著書
(これも1年前に放送で知りました)
『人を動かす情報術』(ちくま新書)も購入していたので、
映画への行き帰りの電車で予習復習!

映画の中では、主人公のゲッペルスがヒトラーに言った台詞、
いよいよドイツがソ連やヨーロッパ・アメリカに対して
敗北がはっきりした中でさえまだ
「すべての国民の意識を戦争に向かわせます」が印象的でした。

パレードで道端の少女がヒトラーに花束を渡すのも
前夜から練習を重ねた「仕込み」で、
そのシーンを映像に撮ってさらに国民を煽(あお)ったり。

映画のラスト。結局、ゲッペルスもヒットラーも、
捕えられる前に家族と共に自殺します。

プロパガンダは「宣伝」と訳されることが多いものの、
「煽動」「洗脳」が近いかな。さらに「情報操作」「世論操作」。

私は、そんな大層なことを仕掛けた経験もない
隅っこの広告屋ですが(Voicyで一部の方が言う底辺!?)
AI合成のフェイクが飛び交うネット社会にあって、
職業上も、いち日本人としても、何を考え生きるべきか。

ロシアがウクライナに侵攻し、北海道を諦めず、
中国が台湾や沖縄を、北朝鮮が韓国と日本を攻める危険性がある中、

「日本こそ核兵器を持たず、武器を持たず、
世界平和の模範となるべき」と言う言葉に
「理屈では/理想では」賛同しつつ、
「守りを固めなきゃダメだろ!」との思いも強いです。

日本人カメラマンの映画「レイブンズ」も、
少し自分の妻のことを重ねてしまってヘビーでしたけど、
ゲッペルスはもろ集団殺人の陰惨な映画で。

演技以外の現存するドキュメンタリー映像も重ね、
実写の死体がたくさん映り…
私は途中から薄目にして、あまり見ないようにしました。

何事も一致団結なんかしちゃダメだし、
戦争に向かっちゃダメだ。ほんとに。
それでも… 観賞して良かった映画です。

「偉大な戦略家」の印象があるゲッペルスは、
実際は「ビクビクしつつの小心者のアイデアマン」だった。
さらに、宣伝戦略やヒトラー用の原稿を書く以外に、
自らもマイクの前に(何度も文章を推敲し、練習を重ねて)
立って演説していました。

以上、映画の紹介はこんな所で。
私の評論もどきを読んだところで、参考にはならないと思うので。

さらに私は、最近何年か
ネットやマスコミの映画の紹介文を、鑑賞前はもちろん、
見終わった後もほとんど読まなくなりました。
せいぜい、印象に残った俳優やスタッフを調べる程度。
昔はパンフレットもコレクションしてましたが、もう買わない。

見た時に何かを感じ、自分の中に残るものがあれば、
それでいいのではないかと。

制作の意図や、自分とは違う解釈を知るのも学びですが、
年取って面倒くさくなったし(苦笑)、たまに一緒に
映画を見てくれた妻も4か月前から姿を消しちゃったし。

さて、次の映画館は何にしよ。
ここでまたお話しするかはわかりませんけれど。

やたらお名前を出した春木先生、
いまだお会いもしていないのに、すみませんです。


【※】 春木良且(はるき よしかつ)先生の音声配信

■スタンドエフエム「知のチルアウト・デジタルの砂漠にて」
https://stand.fm/channels/63bceea17655e00c1c353d52

■Voicy「知的好奇心チャンネル(情報化社会の歩き方)」
https://r.voicy.jp/o4p9q2q7Vlb

映画「レイブンズ」と新宿:妻を亡くして。

今日は、久しぶりに映画へ。
「映画館に行って」映画を見てきました。

「映画館で」と、わざわざ言いたくなるほど、
小屋の大小はあっても「2時間」スクリーンと音に集中する幸せ。

妻がいなくなって4か月(2025年1月3日逝去)。
その間は映画館に足を運ばなかったので、
新宿ピカデリーの「侍タイムスリッパー」以来、
なんと半年ぶりの鑑賞です(その時は一人で見たなー)。

しかも、きょうの演目はそろそろ上演がおしまいになるそうで、
午後や夕方の回がなく、朝9時45分のスタート。
朝は弱い私なのにねー。

その映画「レイブンズ:Ravens」。
新宿東口を出てすぐの、新宿武蔵野館にて。

内容は、新宿の歌舞伎町を中心とした
(その他、北海道、東京近郊と思われる団地、ニューヨーク)
男性写真家 深瀬 昌久(ふかせ まさひさ)の物語で、
深瀬を演じる主演俳優は浅野 忠信(あさの ただのぶ)。

舞台は主に、1950年代、60年代、70年代の日本。
ただし、日本映画ではなくて、
監督はイギリス人のマーク・ビルによる海外映画です。

昭和歌謡曲も流れますが、ロックバンドの
ヴェルヴェットアンダーグラウンドの曲が挿入され、
エンドタイトルはザ・キュアーによるもの。

昭和32年=1957年3月生まれの私にとって、
主人公の実年齢は23歳年上ですけれど、
映画に映し出される昭和の風景を知るものとして、
そして、1980年に広告業界に入り、隅っこのほうで
様々なカメラマンさんとの付き合いもある私としては、
心に染みるものがありました。

そして、これがどうしても避けられないのが、
主人公のパートナーとなる女性の名前。

俳優は龍内 公美(たきうち くみ)さんによる演技ですが、
映画での名前はYoko(洋子)。
漢字は違うけれど、亡くなった私の妻 蓉子
(お花の芙蓉のヨウコ)と同じ名前。

そして主人公の男性写真家の死因も、
頭を打ったことによる「急性硬膜外血腫」で私の妻と同じ。
色々と重ねてしまいます。

映画の構成は、史実・ドキュメンタリーに
演出や創作を混ぜた構成のようで、
60年代と70年代、そして80年代まで引きずっていた
「昭和の日本」と「歌舞伎町」を舞台に、
静かに、でも全体が暗ーく進む物語です。

カラーなのにモノクロームの印象。
一方、ラブストーリー映画とも言えるかな。

タイトルの「レイブンズ:Ravens/鴉:カラス」とは、
「ワタリガラス」や「オオガラス」と呼ばれる大型の種類だそうで、
実際のカメラマンによって写真集にもなっています。
主人公の「カラスは俺だ」と言う台詞が象徴的。

やたら飲む酒と、道路でもバーのカウンターでもベッドでも
吸い続けるタバコもすごいなー。

… これ以上は語りませんね。
ストーリーも映画評論的なことも(私には不得手だし)。

私は、若い頃から新宿にはまぁまぁ出かけていました。
西武新宿線に住まいと附属高校があり、
大学も新宿区高田馬場の早稲田大学(商学部)だったので。

ただ、当時は勢いのあった広告業界にいた割には、
「新宿歌舞伎町、さらにはゴールデン街」は、あまり知らないのです。

当然身近に、「歌舞伎町でぐだぐだ」みたいな人は、
先輩でも同年代でもたくさん知っていたものの、
私自身は「歌舞伎町のほんの入口付近にあったジャズスナック」が、
少しばかり馴染みだったことを除いては、
歌舞伎町には深入りしなかった。
できなかったし、入る気がしない別世界と思っていた節はある。

伏魔殿にしてラビリンス。
そして、きょうの主人公のような、芸術との葛藤も
狂気とも無縁に、私は平々凡々、地味に生きてきました。

映画館を出て、大塚家具の販売ショールーム
(YAMADA電機とのコラボ店)の前にある
イタリアンカフェに入り、昼の12時でしたがビール飲んで。

家に帰ってきてから本棚に目をやると、
写真家 荒木 経惟(あらき のぶよし)さんが
奥様の遺影を掲げたポートレイトが目につきました。

その奥様の名前も、漢字は違うけれどYoko陽子さん。

3人のヨウコさんに思いを馳せた独り身68歳のおっさんは、
映画1回1,300円で見られる「シニア割」にて
また映画館へまいります。


音声配信とは何か、そして私の場合。

本日は、大上段に(笑)
私が昨年7月から始めた「音声配信」の意味や意義について
考えてみたいと思います。

長いです!すみません。

テレビやラジオと言う時の「ラジオ」は、
放送法に基づく免許制の配信ですが、
ネットラジオとも言われる音声配信は、
SNSやYouTubeのように、個人で申し込みさえすれば、
誰もがインターネットを通じて発信できる
ブログのようなものです。

と、「ブログのようなものです」と
書いてしまいましたが、そこが今回のテーマ。

私は、音声配信会社のサービス
(音声プラットフォーム/音声メディア)の中から、
スタエフ(スタンドエフエム、stand.fm)を選び、
2024年7月から配信しています。

小さな広告屋から@川島CD
https://stand.fm/channels/60a08752b82bc5e1f38f5a19

「毎日、朝何時に配信!」なんてのはまるで無理なので、
数日に一度の気まぐれ放送。
それでも今日で88回になっています(自分を褒める!うん)。

さらに数回前からは、過去放送を含むスタエフのデータを
「RSS」という仕組みで自動転送し、
「SpotifyとApple Podcasts、そしてYouTube」でも
聴けるようにしています。いわゆるマルチプラットフォーム!

YouTubeでは当然、動画はなくてタイトルだけ。
音声のみ流れるという仕組みですけれど。

好きな音楽を聴くように好きな音声を登録して、
いつでも聴けるのが音声配信の良いところです。

そこに載る私のプロフィール(チャンネルの説明文)は以下:

【日々の広告制作で思うことを少々、そして
まったく広告と関係ない雑談をつらつらと。
「広告発想法」的な学びは、ほとんどないので御免なさい。
それでも、感じていただけることがあれば幸いです。】

私は昔からBlogとFacebookに投稿していて
(まったくもってSNSのオールドメディア!
noteくらいにしておけばカッコいいものを!!)
さらにBlogとFacebookは同文の使い回しときている。
よく言えば「文字投稿のマルチプラットフォーム」です。

【このstand.fmもその音声版と考えていますので、
たぶんネタはすべて同じになると思います。
オッサン広告屋の戯言(ざれごと)を、
お好きなツールで「覗き見」する程度にお付き合いください。】

そんなわけで、私の音声配信は「ブログ的な投稿」がベース。
ブログを始めた20年前に言われていた
「人に見せる日記」が今も合っているとすれば、
「音声日記の配信」が近いかもしれません。

ちなみに、BlogとFacebook、スタエフの3兄弟とはいえ、
読む用の原稿と聴く台本は、まさに書き言葉と話し言葉で
かなり変えています。録音する際は、さらにアドリブとか。

実は私、小学校高学年では図工クラブと放送部で(笑)
就職で広告業界に入ってからは若手の頃、
コピーライター・ディレクターとしてスタジオで
ラジオCMも作っていたのです。

従って、この68歳にもなって喋っている
滑舌の悪さや声質、喋りの不備は勘弁してもらうとして、
例えば言葉の順番や、「ソウゾウリョク」と言う場合は
「クリエイションの創造か、イマジネーションの想像か」
なんてことは語りでわかるように気をつけています。

そんな台本主義・構成主義なので(大袈裟〜)
広告のように短め。語りは5分か、せいぜい10分程度。

「川島CDの放送は、新聞や雑誌に小さく載っている
コラムやエッセイみたい」と言われたこともありますが、
淡々として破綻もなく、オールドな感じもするからでしょう。

反対に、台本なして長く喋ったり、
天から降りてくるような「思いつくままの喋り」はできません。

「深夜ラジオの一人語りみたい」との感想もいただいたなー。

私の放送が「日記に近い」としたら、
◎聴いてくれることを意識しつつの自分用の備忘録、メモ。
◎さらにメモを超えて、書くことで整理される思考の整理。

「他人と同時に自分にも」語りかけかけている音声配信は、
「精神の安定やセラピー効果」を感じる方もいるかもしれません。

なんだか「話すスタイル」と「発信の目的」「得られる意義」が
ごっちゃになってるのはお許しください。

音声配信を、「独り言」「雑談」「日記」「記録」
はたまた「エッセイ」と定義する人もいれば、

もう一段深め「創作活動の発表の場」… 例えばドラマや小説。
さらに「コンテンツ」と考える人もいる。

私が、「5分でわかるコピーライティング講座、入門シリーズ」
なんてことをしゃべるならコンテンツ的になります。
(似たような動画をYouTubeとVideo Spotifyに
載せていますので、よろしかったらご覧ください。)

一方、音声での語りは「集客の入口」であって、
放送自体の「受け具合」はもちろん「マーケティング」目的なら、
セミナーやコンサルへの誘致とリスト集めになるでしょう。
「今なら無料で、中小企業のブランド戦略をまとめた
勝ち組小冊子を差し上げています。LINE登録は〜」とかね。

本日は、「音声配信とは何か」という大上段のテーマを掲げつつ、
さらっと「うわべ」の感想に終わってしまいますが、

少なくとも、一人ひとり違う「声という個性」と、
顔もわからないで聴く「想像力」の面白さ。

各人の目的やスタイルがどこにあり、
聴き手が多くいるのかいないのか、
ためになるかならないか、
地味かキラキラか、
背中を押してくれるのかドツカレルのか… はさておき

皆さんの、そして私の音声配信が続くことを願います。

スタエフをSpotifyとYouTubeにも配信。

本日のタイトル
「スタエフをSpotifyとYouTubeにも配信」は、

そうです、ついに私も
マルチプラットフォーマーですー(パチパチパチ!笑)。

私は音声配信のスタエフ(stand.fm:スタンドエフエム)を
昨年=2024年7月19日に配信を始め、
更新は数日に一度のペースなものの…
本日で84回目のおしゃべりとなります。

さらにこうして、BlogとFacebookにも
同じ内容を「文字で」掲載しています。

自動の全文掲載や、AIによる文字起こしではなく、
読むコラムなりに少しは「整え直して」掲載はしています。
(順番は、スタエフの台本より文字版を先に書くこともあるなど色々。)

さて、スタエフ以外に、私が聴いている音声配信には
Voicy(ボイシー)という会社があって、
そのVoicyとスタエフから、パーソナリティの方が続々と、
他のポッドキャスト(Podcast)への引越しや
併用が始まっています。

例えば、目立つのがSpotifyやApple Podcasts。

私の場合は、スタエフをベースに、
SpotifyとYouTubeに飛ばしたわけですが…

「一度スタエフで録音した音源」を、RSS機能で
(素人的に考えると現住所の表記のようなものですかねー)
他のポッドキャストにも自動で配信できる素晴らしさ。

※Voicyには、トップパーソナリティの特権以外は、
RSS機能が使えない(許可されない)そうです。
それも、Voicyから離れる配信者を加速か?

スタエフの、これまでの配信データ84個が、
ザザザザッとSpotifyとYouTubeに並んだ喜び(笑)。

なぜ、数多くの音声プラットフォームから
この2つを選んだかと言うと:

◎Spotifyは、利用者が多くて音質もいいらしい。

◎YouTubeは2年ほど前に
自分の短い動画を3本だけアップしていて
(3分から6分程度のミニ広告講座みたいなもの)
そのような休眠状態のYouTubeなので、
そこにスタエフの音声ファイルを、
「アーカイブ」のように残しておくのもいいかなと。

1箇所だけの配信では、
そのプラットフォームが「営業終了」になった場合は困るのと、
さまざまなアプリを通じて聴いてもらうことにより、
新規を含む多様なユーザーの獲得につながる。
(いわゆる「リーチ」の増大)。

なーんて、私の場合の発信は、
自分用の日記・メモみたいな性格も強いので、
多くの視聴者を獲得してマネタイズ!
みたいなことは、ありえませんけど。

「マルチプラットフォーム化」について、
ちょっとだけ躊躇した理由は、まず…

プラットフォームごとの違いによる作業の手間。
これは、送り先の初期設定さえ確認しておけば、
スタエフからの自動流用で問題なしのようです。

次に、これがちょいと大きな課題で
(他のパーソナリティの方とは意見が違うかもしれませんが)
「コメントへの対応」について。

そもそも聴かれない、コメントもつかない
私のチャンネルであろうと(汗)
いろんなプラットフォームのコメント欄があると、
その閲覧や管理が大変かなーと… (生意気にも!)。

そんなわけで、スタエフのコメント欄はONですが、
SpotifyとYouTubeのコメント欄はOFF
(書き込めないよう)に設定しました。

スタエフの良さとは根本的に…
沢山のパーソナリティを聴いたわけではないですが、
愛聴している中村淳彦(なかむら あつひこ)さんが
おっしゃるように、運営側と配信者、リスナーを含めて
「ワチャワチャ、ウェイウェイ」が少ないのが良い。

私は、集団行動とか、一丸となってとか、
素敵にキラキラとか、まるでダメなので。

そしてコメント欄も、過剰な批判投稿ではなく、
いい具合のコミュニティ的・SNS的機能もあるかと。

今回、スタエフをSpotifyとYouTubeに流用して驚いたのは、
その配信先の「番組紹介欄」に
「stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・
レター送信ができます。→スタエフへのリンクはこちら」
の掲載があること。スタエフ、商売上手ですねー。

だから、私がSpotifyとYouTubeのコメント欄を
OFFにしても、スタエフへ誘導してくれるから大丈夫!

管理者・配信者としては基本的に、
通常はスタエフのお知らせだけ見ていれば良いと。

聴取状況を調べようと思えば、
Spotify単独での簡単な分析ツールも提供されています。

てなわけで、私もついに
「音声のマルチプラットフォーム化です」というお知らせまで。

ほかの場所での放送も、試しに聴いてみてくださいね。

音声は、スタエフよりSpotifyが良いとの噂ですが、
どうせ花粉症。鼻声・鼻水のいがらっぽい放送ですけど!

■スタエフ:小さな広告屋から@川島CD
https://stand.fm/channels/60a08752b82bc5e1f38f5a19

■Spotify:小さな広告屋から@川島CD
https://open.spotify.com/show/2wyZ4PozrCgw9Zrq4cynvf?si=_c9y51B3SiyB_H7jiGMaag

■YouTube:リプル川島の「小さな広告屋から」
https://www.youtube.com/@ripple-ad/videos


絵画を見る速度。

昨日の月曜日と、その前日の日曜日
11/24・25の一泊二日で、
岡山駅と倉敷駅周辺に夫婦で行ってました。

例によって、私の投稿を見てくださる方には
お馴染みの「美術館」がらみのミニ旅行。

我が家の場合、旅行メニューとしては たいてい:

・ホテルはいつも決めている所。
それがない場合は面白そうな新規ホテル。
・美術展や展覧会に絡めていくことが多い。
・一泊か、多くても二泊。

・観光巡りは、無理のない時間と距離の所だけ。
極端に言うと、ホテルと美術館、
その間の電車・バス・タクシーくらいで
帰って来てしまうことさえあります。
(チラと土地の雰囲気を楽しめれば、それで良し。)

定番は:
箱根のハイアットリージェンシーに泊まってポーラ美術館。
京都のACEホテルに泊まって京セラ美術館。

今回の倉敷では、ホテルは開業したばかり
(オープンまだ10日)の宿でしたけど、
110年前に建てられた呉服屋さんの広い敷地を、
日本やヨーロッパで活躍する著名な建築家の方が
柱や梁(はり)も生かしながらリノベーションしたもので、
13部屋しかない趣のある所でした。

そして美術館は、「大原美術館」に二度目。
特別な企画展ではなく、常設展です。

美術館の周辺=誰もがご存知の定番
倉敷駅近くの「美観地区」でお茶して
岡山駅に移り、妻の知り合いのお店と、
「後楽園の庭園」を少し眺めて帰って来ました。

そんな川島家は「美術に造詣が深いか」と言われると、
まーったくそんなことはなく、
東京でもいくらでも大小の美術館があるのに
ほとんど出かけていくこともない。

単に、旅行に行く「きっかけ」として美術展を選び、
ホテルの「建築や内装」もセットで見てくる感じです。

でもね、そろそろ、都内の美術館も、
空いてる時期に行こーかなー、とも思う。
行列してまで(そして人の頭ごしで無理して)
鑑賞したいとは思いませんけど。

東京以外の都市で見る時は、それがちょっと
緩和されていると感じるのは、思い過ごしでしょうか。

さて、今回の倉敷市・大原美術館は、
私は2度目の訪問で、前回は5年前くらい。

情けなかったのは、
すっかり「前回見た絵」を忘れていること。

多少の絵の掛け替えはあると思いますが、
常設展だったし「目玉」となる絵、
例えばモネの睡蓮とかピカソは変わらないでしょうから。
そんな著名な絵画さえ、そこで見たことを忘れている。

小説や映画のストーリーや場面を思い出せないのと
同じかもしれませんけれど、
自分の記憶力(の無さ)に愕然とします。

そして、記憶力はもちろん、そもそも
「ちゃんと見ていない」のだろうなーとも思う。

今日の投稿タイトルは「絵画を見る速度」としましたが、
通り過ぎる速さとか、見ている時間の早さ(長さ)とか、
離れて見る距離の具合とかね。

きっと、「鑑賞法」てな検索をすると
「アドバイス」が色々出てくるかもしれませんが、
ほんと「見ている気になっているだけで見ていない」事実。

とはいえ、一瞬で「わーっすご」「なにこれ」「綺麗」と
(嫌な絵だなーと思うことも含めて)感じる事は貴重で、
いちいち「絵の横の小さな解説文」を見ることで
理屈で分かった気になるのがいいとも思えない。

それでもね、もう少し「緩めよう」
=「見方のペースダウン」をしようかなと…。

自分の少ない脳みそのキャパシティーを超えて、
絵を「見た気になる」のは、やめようと。

そんなわけで最近は、
(ほんと、視力も感性も体力も落ちていくわけだし…汗)

「その建物にある絵を、全て鑑賞しよう」などとは思わず、
さーっと全体を眺めながら、
特に自分が「目についた絵」の前では意識して立ち止まり
(できればソファがあれば腰掛けて)眺めるようにしています。

1点でも2点でも「今日、どんな絵と出会えたか」。
またの再会の時、
会場が違っても「また会えたね」と思えるか。

繰り返しになりますけど、
近場の常設展にもね、行く機会を作ろうと考えました。

今日のテーマは「絵画を見る速度」。
(速さ、早さ /見る、視る、観る/距離/目、頭、心、体etc)

そして、意識と細胞に影響を与える「移動の速度」は、
東京・岡山間の新幹線、3時間15分の旅でございました。

映画「侍タイムスリッパー」楽しめました。

日曜日とはいえ、妻は終日出かけているので、
一人で映画を見に行ってきましたーー。

ここ荻窪から地下鉄丸ノ内線で新宿三丁目へ。

新宿ピカデリーにて、
話題の日本映画「侍タイムスリッパー」。

「侍」が「タイムスリップする」というお話です。
映画の案内サイトの文章をそのまま写すと:

「現代の時代劇撮影所にタイムスリップした
幕末の侍が、時代劇の斬られ役として奮闘する姿を
描いた時代劇コメディ」

とのことで、今年2024年8月に
「池袋の映画館一館のみ」で封切られたのが、
評判を呼び全国100館以上に広がっているそうです。

私は、SNS投稿のネタにしているように、
長い会議と、長い飲み会が苦手で、
それと同じく長い映画もダメなのですが、
席に座って(他の映画の予告編含め)2時間半。

ホットドックとコーラという、
いかにもの映画館セットとともに楽しめました。

当然、「ビール?」とも思いましたけど、
昼間だったし、おっさんは2時間半の
トイレの心配もしなきゃだし(汗)。

無事 見終わり、
いやー、面白かったです。

撮影場所を、まんま武士や町人が行き交う撮影所と、
お寺と、ビルの会議室と、少しの商店街に
おおむね絞った効率化とか、
手作り感・手弁当感も満載でしたけど、よく出来ていて、

海外からの引き合いも続々、って話もわかります。

安田淳一さんという監督が、
家業の米農家も続けながら資金調達して、
「監督・脚本・撮影・編集」を兼任するほか、
ラストに流れるテロップを見たら…
「宣伝ポスター制作」までご自分でやっていてびっくり!

ここでは細かなストーリーや、
映画評論みたいなことは控えますけど、
ぜひご覧くださいね。

テレビで(テレビの画面で)楽しむ映画もいいし、
今日の映画は「絶対映画館で見なければ」という
スペクタクルでありませんが、
「映画へ入り込む=没入感」は、映画館ならでは。

上映が終了し、
映画館の長いエスカレーターから降りて眺める
新宿の街は「見え方」が違って…
それは街が突然変わったわけではなく、
こちらの心が変化している証拠。

海外旅行で感じる
「日常との(特に視野の)切り替え」に似ています。

日本映画の金字塔「ゴジラ マイナスワン」の
出来ばえや感動とはまた異なる、
ふんわりにっこりした良い日本映画でした。

人の個性とは素晴らしい:例 音楽。

音楽は、その人の青春(若いという意味ではなく、
一番活動的だった時と定義)の影響が大きいです。

私の場合は、大学生〜社会人になってからの数年
=1970年代の終わりから1980年代のはじめ頃。

最も好きなミュージシャンは、国内では
「高橋幸宏さん」と「大貫妙子さん」ですけど…

同じ時期に活躍した女性も綺羅星!

・矢野顕子
・竹内まりや
・ラジ
・エポ
・吉田美奈子
・荒井(松任谷)由美

(その他バンドを含めて記載できなくて御免なさい!)

そうした顔ぶれを見て思うのは、
「それぞれ凄い、それぞれ違う」。

どんな仕事や業界にも言えることでしょうけれど、
さまざまに模索し苦労しながらも
「自分の世界」を確立してファンがいる人。

素晴らしいと思います。


引越後:テレビ(画面)を見るようになった。

どういうことかと言うとね…

マンション全体で「基本ケーブル」が引かれていた
J-COMを契約したのですよ。

いやー、これが便利なんだわ。

J-COMリモコンひとつで、

・地上波
・BS
・CS は、もちろんのこと

・WOWOW(放送&オンデマンド)
・NETFLIX、さらに

YouTubeも見られる。

パソコン画面もリンクできて、例えば
・YouTube Musicも流せる。
(J-COM契約に含まれるものではありません)。

くだらない、と私は思う
芸能人の「ひな壇」番組なんかより、
豊富な番組やYouTubeでの情報収集の方がいい。

これまで、ほとんどテレビを見なかったけれど
(妻がつけているのをチラ見するだけでした〜)
テレビ(画面)がすごく楽しい。

ただし、J-COMのネット(Wi-Fi)に関しては
大きな欠点もあって…。
それはまた書きますね。

30年前にいた三軒茶屋にコンサートで。

本日は妻と、大貫妙子さんのコンサートへ。
昭和女子大学 人見記念講堂。

この街「三軒茶屋」は、かつて長女が生まれた数年間、
それまでの恵比寿(住所は広尾)から移った場所です。

🔳私の家遍歴
実家:西武新宿線の練馬区上石神井 →
一人暮らし:五反田の賃貸マンション →
夫婦ふたり:恵比寿(広尾)の賃貸アパート→
長女誕生:三軒茶屋の賃貸マンション →
二人目(息子誕生):実家を二世帯住宅にして28年。

三軒茶屋は、1980年代後半から1990年代初頭。
夫婦共働きで、必死で仕事も子育てもしていた頃。
ベビーシッターさんと、実家の母の力も借りながら。

駅前の「キャロットタワー」もない時代でした。

今は、同居の父・母も亡くなり、
子供達も勝手気ままで … また夫婦二人の生活へ。

「家族の青春」とも言える三軒茶屋を、懐かしく思います。


悲しきサルタン(ダイアー・ストレイツ)と銀座の喫茶店の青春。

昨日から続く、長いタイトルと音楽ネタです。

大学(早稲田大学商学部)に、
付属高校(早稲田大学高等学院)から
ストレートで上がったものの…

「4年時」の就職活動がうまくいかず
(加えて、広告仕事の職種もよくわかっておらず)
結局「意図的留年」で5年生になりました。

授業は2つほど出れば良かったので、
夕方から「コピーライター養成講座」に通うことに。

それが私の方向を決めましたね!

大学では、クラスでもクラブでもゼミでも、
仲が悪かったわけではありませんけど、
「コピー講座」に行ったら、講師はもちろん
来ている生徒たちと ものすごく仲良くなった。
共感した。

大学では、一部の人を除いて、
音楽とか芸術とか服とか流行とか… の話が
できなかったのが、「コピー講座」の人たちとは
「そうだそうだ!」と、ドライブがかかっていった。

ダイアー・ストレイツ(イギリスのロックバンド)の
デビュー・シングル「悲しきサルタン」(1978年)
を聞いたのが、たぶん1979年。

私が1980年に「5年生新卒」として就職する※
1年前のことです(6年間勤務)。

※第一企画(DIK)=その後 アサツー(旭通信社)と
合併してアサツーディ・ケイ(ADK)になっています。

「悲しきサルタン」が流れていた喫茶店は、
コピー講座のあとに講師や生徒と良く行った
銀座のルノアール。
(さらに、有楽町ガード下でもよく飲んだなー!)。

一聴して「ボブ・ディランか?」と思った。
でも、違うな。
「エリック・クラプトン風?」とも。

渋い、でも軽快で すごく特徴的な
曲、ギター、ヴォーカル。

いまでも「悲しきサルタン」を聴くと、
そして「ダイアー・ストレイツ」を耳にすると、

広告クリエイターを目指した、
銀座のカフェが思い出されます。

高橋幸宏さんのドラムと今後のIT社会の人間力。

Chat GPT等の登場により(※)

※ChatGPTは、OpenAIが2022年11月に
公開した人工知能チャットボットであり、
生成AIの一種。原語の
Generative Pre-trained Transformerとは、
「生成可能な事前学習済み変換器」という
意味である。 (ウィキペディアより)

「人間の作業のほとんどはAIに置き換わる」と
言われて(恐怖されて)います。

ふと、「あ、その問題は、ユキヒロさんの
ドラムの価値とかぶる」と思ったのです。

私が最も好きな日本のミュージシャン
高橋幸宏さん(2023年1月 70歳にて没)は、
(ここでは詳しく紹介しませんが)
サディスティック・ミカ・バンド、YMO、
ビートニクス、pupa、ソロ等
数々のバンドで活動し、
作詞、作曲、アレンジ、プロデュース、
ボーカル、ドラムス、衣装
(ファッションデザイナー、ブランドオーナー
でもありました)。

まさに音楽からファッションセンスまで
大好きな人です。
(私は女性ミュージシャンでは大貫 妙子さん。)

そのユキヒロさんが、細野晴臣さん、
坂本龍一さんと結成したYMO
(イエロー・マジック・オーケストラ)は、
電子技術を大胆に導入した画期的バンド。

でもね、その面白いところは、
「電子=テクノバンド」だったら、
リズムパートは「コンピュータ演奏」に
任せればいいところを、ライブではユキヒロさんが
「生ドラム」を「人力演奏」している!

じゃ、まるで自由なテンポかと言うと、
コンピュータの正確なクリック
(タイミング指示:メトロノームのようなもの)
をヘッドフォンで聞きながら、叩いている。

なんだそりゃ!(笑)

どれだけAIが制御しても、
「高橋さんで なくてはならない」音色の演奏。

ChatGPT(等)が、広告コピーライターの仕事にも
侵食してくる(いる)時代に、
ふとユキヒロさんのドラム演奏を思いました。

★おまけ:
上記の文面(786文字)をChatGPT-4に
「200文字にまとめて」と依頼してみました。
(これでいいじゃん!大笑)

高橋幸宏さんは、AIの進化が進む現代での人間の価値を象徴するミュージシャンです。彼はYMOという電子音楽バンドで活躍しましたが、ライブでの演奏は生ドラムを人力で行い、コンピュータのタイミング指示に合わせて独自の音色を創出していました。AIが広告コピーライターの仕事にも影響を及ぼす今、高橋さんのような人間特有の感性と技術は依然重要で、未来のIT社会でも大切にされるべき人間の力を示しています。

聴く本:Audible 利用開始!

5月23日(火)から、本がスマホで聴ける
「AmazonオーディオブックAudible」の
「1か月無料体験」を始めました。

もちろんiPadやMac等のパソコンでも可能。

自宅では、それらの機器のスピーカー出力、
外出時はイヤホン(AirPods Pro)にて。

カセットテープの時代から、
「聴く本」は語学教材以外に存在していたものの
(そして車社会のアメリカではすごくポピュラー)
日本ではあまり普及していませんでした。

しかし、Voicy、stand.fm、ポッドキャストなどの
「ラジオ的メディア」が評判になって
( Clubhouseもそうですね!)

前々から「聴く本」に興味があったところに、
Voicyの「しゅうへい」さんや、
YouTubeの「勝間和代」さんもおすすめしている。

まずはミュージシャン「泉谷しげる」さんの
「キャラは自分で作る: どんな時代になっても
生きるチカラを: (幻冬舎新書)」書籍は2023年1月
(ナレーター: 小桧山崇さん)4時間16分

再生速度を1.2〜倍まで早められますけど、
たまーに試したものの、基本は等倍にて「読了」!?

そして次なるは、作家「村上春樹」さんの
「騎士団長殺し」書籍は2017年2月
第1部 顕れるイデア編(上)
9 時間 32 分を3時間聴いた(読んだ?)ところです。

紙の本はたしか分厚いのが2冊、文庫は4冊。
あと何時間聴くのだろう…。

でも、圧倒的な世界観と、読み手の素晴らしさ!

ナレーターは、俳優の「高橋一生」さん。
聴くだけなのに舞台劇を見ている(いや聴いている!)よう。

最近は紙の本を極力買わず、デジタル本(キンドル)を
iPadで読んでいる私ですけど、こりゃー はまります。

1か月後から「毎月1,500円で読み放題」いまから確定!

ほぼ日常のような旅。

4/30(日)〜5/1(月)は、妻と一泊で
「ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパ」へ
行ってきました。

10年ほど前からは、箱根と言えば
ここしか行かない定宿です。

たまたま、妻が(かつての)支配人と知り合いで、
私も広告販促物をお手伝いしたことがあるご縁。

行って、泊まって、
すこし贅沢な食事をして、帰ってくるだけ。
いちおう、どこか美術館に行くこともありますけど
(今回はポーラ美術館)それがすごい目的でもない。

基本、ホテルに泊まるだけの旅。

そして、夫婦それぞれの事情で、
きょうのように帰路が別々のこともあります。

ほぼ日常のような旅。
でも、夫婦にとって「共にいる」大切な時間。

★過去記事【ホテル旅、美術館旅】2022/09/17
BL
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55083858.html
FB
https://www.facebook.com/kawashima.ripple/posts/pfbid02W6sjGsJ4DaBmU6n6grCgjvUT2ZsFeW7w88X2164TBKxJN7LX3fk92eXsjf94Gz7sl

高橋幸宏さん死去:敬愛するミュージシャン。

高橋幸宏さんの訃報が入ってきました。

1952年6月6日生まれ、70歳。

「伝説のバンド YMOのドラマー」
「ライディーンのヒット」「テクノポップ」と
紹介されることが多いですが、

細野晴臣、坂本龍一と結成した
「YMO=イエロー・マジック・オーケストラ」
以前の「サディスティック・ミカ・バンド」や
ソロ活動、鈴木慶一(ムーンライダーズ)との
ユニットである「ビートニクス」など、
私が最も好きな音楽家です。

その作品作り、ドラムの音色、ボーカルは
もちろんのこと、ファッションや美意識など、
かなり影響された人です。

2020年8月に脳腫瘍の手術と聞いていたので、
演奏復帰は難しいと思っていましたが。

私の5歳上。残念です。
ご冥福をお祈りします。

■関連記事(古いBlogより)
【好きな音楽、日本篇】2006/11/22
https://www.omotesando-ad.jp/archives/50674790.html

夫婦で映画を見て新年スタート:アバター。

皆様、明けましておめでとうございます!

何(じゅう) 年も年賀状・年賀メール・
SNSメッセージをお送りしていない川島です。

筆不精のクリエイティブディレクター・コピーライター!

返信も追いつきそうにありません。ごめんなさい!!

さて、年初の挨拶かねて「決意」など …
と、思ったものの、
もう「ゆるく」生きると決めている65歳。
(3月で66歳!)

1/1 元旦は「夫婦で映画に行きましたー」
という話題で近況報告とさせていただきます。

『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が
2009年に公開した映画『アバター』の
14年ぶりの続編
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。

前作、見てませーーーーん。
そのうえ、新作の情報も何も調べずに
「とにかく正月映画気分」で映画館へ。

TOHOシネマズ新宿(3Dメガネ、字幕版)
シニア料金2,300円。夫婦で4,600円。

上映時間は予告を入れてなんと3時間半!
(11:50〜15:25 )。

会議やセミナー聴講でも、
1時間・2時間座っているのが限度の私。
立ち上がって運動して、「何かご質問でも?」
とか言われたりします。

当然、トイレだって行きたくなるだろうに。
(ビールの注文をぐっとがまんしてコーラ!)

さらに、老眼鏡のうえに3Dメガネを重ね、
かっと目を見開くドライアイのおっさん。

3時間半… 見切りましたよー。

地味に足腰を動かしながら、
エコノミー症候群も、ドライアイも(目薬1回)、
トイレのお呼びも回避して。

内容を感覚的に言うと:

インディアン等 先住民族への迫害・侵略と、
捕鯨問題と、部族紛争と、家族の絆と、
ディズニーランド・ディズニーシーと、
スターウォーズ。最後はタイタニック。

みたいな映画でした〜。

夫婦で楽しく、新年を迎えられて幸せです。

皆様のご多幸もお祈りします。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

リプル川島の小耳PR【金沢のイヴ・クライン展へ妻と】

以前の記事【ホテル旅、美術館旅】2022/09/17
https://www.facebook.com/kawashima.ripple/posts/pfbid02W3P7KmCopqsd38xF1VFXut4KS1h45VZhmiAisvym828ucEMUzzCUMVKtd1Uvc7vgl
にて予告した金沢の「イヴ・クライン展」へ
妻と行ってきました。

「リプル川島の小耳PR」第3弾としてご紹介しますね。

10/17(月)の昼過ぎに金沢駅に到着し、
その日は兼六園へ。
「日本三名園の一つに数えられる、廻遊式の庭園」
「加賀百万石の文化を映す、歴史的文化遺産」です。

あいにく小雨模様で、紅葉もほんの少しでしたけど、
ほんと美しかった。

その兼六園から「イヴ・クライン展」を開催している
「金沢21世紀美術館」までは徒歩数分ですので、
美術館とセットで組むのがおすすめです。

と、言いつつ、その日は月曜日なので美術館は休館。
さすがに調べて行ったので、宿泊ホテルのロビーで
妻の知人の工芸デザイナーの方とお茶してから、
妻と二人でイタリアンのビストロで夕食。

翌日の10/18(火)開館時刻の10時過ぎに
美術館に着いたら… 長蛇の列!

休館日明けということもあるでしょうけど、
学生さんから、日本人・外国人の団体、
私達のような中高年夫妻まで様々な人でいっぱい。

「青の作家」として知られるイヴ・クラインですが、
そこまで幅広い方に注目されているとは…。

「コロナ禍」を過ぎ、「お出かけ気分」が
高まっていることも要因かもしれませんね。

※会話のほとんどない室内鑑賞はもちろん、
屋外展示物の見学さえ皆さん「マスクを外さない」
のは、相変わらず「コロナ下」だけど!

今回の展示では、イヴ・クライン本人の作品に加えて、
その「空:くう」とも言える精神性や、
創作に使われた「金沢の金箔」、
影響を与えた「他の作家さんの作品」も多数展示し
(間違わないよう解説プレートで要確認!)
「イヴ・クラインを感じる・考える」的な
展覧会になっていました。

◎金沢21世紀美術館「イヴ・クライン展」
〜 時を超えるイヴ・クラインの想像力―
不確かさと非物質的なるもの 〜
2022年10月1日 - 2023年3月5日

展示会案内
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1798
特別サイト
https://www.kanazawa21.jp/yvesklein/

建物自体と環境も素晴らしい美術館ですので
(設計:妹島 和世=せじま・かずよ、
西沢立衛=にしざわ・りゅうえ)

秋の金沢巡りとともに、ぜひ訪れてみてください。

***************

■リプル川島の小耳PRとは:

「小耳にはさんだ」面白そうな情報を、
「軽く耳打ちする」感じでお知らせする掲示板。
知人の場合も、知人の知人で面識ない人の活動も。
川島の実際の参加具合はとにかく「耳がぴんときた」
応援したい情報を、随時発信してまいります。

2022/10/08記 川島孝之(株式会社リプルCD&C)
https://www.facebook.com/kawashima.ripple/posts/pfbid02X57TtPXiXnbUixmL4aDBsQtx7TCPdbwGPgmH9nmg5UPd8JjsAUtLBHerpeAFJwcXl

ホテル旅、美術館旅。

ここ数年、妻と一泊の国内旅行が増えました。

妻の出張日程にからめたり、新たに計画して。

夏に行った奄美大島(二泊)は別として、
都心部のホテルをとり、ちょっと贅沢に食事して、
周辺をすこし散策するだけ。

京都、大阪、名古屋、札幌、箱根 … 。

極端な時は、ホテルに泊まっただけで帰ってくることも!

「せっかく行ったのにもったいない」と言うこともできるけど、
新幹線や飛行機で移動して、違う空気の街にいるだけで旅。

夫婦とも名所旧跡にはほとんど興味がなく、
唯一、目的と日程として「美術館・美術展」はチェック。

5月は名古屋で「ミロ(Joan Miro )展」
6月は京都で「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」でした。

この投稿を書いているいま(朝10時半)は、
京都のエースホテルという所に昨日から一泊。

妻はもう、本来の出張仕事に出て、
私は、12時のチェックアウトまで部屋とロビーカフェで
仕事の業務連絡も(笑)。

昼からは、きょう初日の京セラ美術館
「アンディウォーホルKYOTO」を覗いて帰ります。

山下達郎ライブ 初!(前日)

明日、6/11(土)夜、ミュージシャン山下達郎さんの
ライブに行きます。
東京都西部(多摩地域)の八王子 J:COMホール。

タツローさんは、私より4歳上の69歳。

「シティポップ」の元祖と言われるバンド「シュガーベイブ」
(私と妻が大好きな大貫妙子さんもメンバー)の
リーダーとしてデビューし、アルバム1枚を出してからソロに。

奥様は、シンガーソングライターの竹内まりや さん。

ほんと、タツローさんは日本のスーパースターで、
何十枚というアルバムがあります。

ただ、私のソロへの思い入れは「七分」という感じで、
持っているLP・CDは数枚に限ります。

そして、ライブのパフォーマンスも大評判で
「チケットがとれない=プラチナ チケット」なので、
私はいちどもライブに「行こうとしない=とれないだろう」と
あきらめていました。

今回、ついに「応募してみたら」何倍の難関かはわかりませんが、
チケットがとれた〜っ。

明日、ライブ体験したあとは、いろんな感慨があるだろうし、
稚拙な「コンサートレポート」みたいになるのもさけたい。

そんなわけで、自分の記録・記念としても、本日 記述。

初体験の山下達郎ライブ、「前日」のご報告でした。

好きな時刻にNHKニュース、良し。

テレビ番組は、ほとんど見ない私。

仕事の合間の気分転換に
「ちょっとだけ」ワイドショーなどつけてみるものの、
Twitterのちら見と同じで長時間は見ません。
雑音・雑念の「マイナス度」が強すぎる。
(一種の社会勉強・人間観察にはなりますけどね!)

数日前から、ネットの「NHKプラス 」に加入しました。

2020年3月1日からNHK総合+Eテレ(教育)が、
ネット放送されるようになったそうなんです。

これ、良いですよー。

好きな時刻に、ニュースが見られる。
そして、過去の番組も(一部ですが)楽しめる。

アップル社のスティーブ・ジョブズのドキュメンタリーと
(民放が放送した)仮面ライダーの初回も見てしまった!

そうした「アーカイブ」と、
ほぼリアルタイム(やや遅れての受信)のニュース等
生番組(&録画)。

私はパソコン(MacBook Pro 13インチ +外部モニター)
ではなく、iPad Air 10.9インチにて視聴。

iPadの「ビューワー」としての手軽さとともに、
「NHKプラス 」新たな楽しみになっています。

かつてのフュージョン音楽に学ぶこと。

1970年代のなかばから1980年代かけて、
「フュージョン」とか「クロスオーバー」と言われる音楽が
流行りました。

解説的には、「ポップス・ロックに、
ジャズやリズム&ブルースを『融合』させ… 」
と、なるのですが…

即物的な私の捉え方は「超絶技巧の職人技音楽」。

「バンド」ではなく、「スタジオミュージシャン」が
脚光をあびた時代 = つまりは、「その演奏力で食っていく」
いまで例えると敏腕フリーランス的存在ですね。

好きなミュージシャンや好きな楽曲が山のようにあります。

従って、それを否定するものではないのですが…

最近、ネット配信でいろいろと「懐かしの音楽」を
聞いている中で思ったのは、
フュージョン風音楽で唄われている「ボーカル」は、
「おまけっぽく聞こえる」という気づき。

あくまで、私の感想ですよ!
すごくうまい演奏 + ボーカルもちゃんとしているのは事実。

でも、演奏の素晴らしさに対して「ボーカルは付け足し」
のように感じられてしまうんだな〜。

演奏・バックミュージック(ミュージシャン)が、
歌手や歌詞より「前に出過ぎて」いる感覚。

当たり前ですけど、演奏音がデカかったり、
やたらソロを披露するわけでない、
すごく押さえたクールな演奏をしているはずなのに。

歌を「おまけ」にしない演奏やアレンジとは?

その場、一度限りの関係では醸し(かもし)出されない、
「バンド」形態という熟成。

「グルーブ」というものの不思議。
(初対面同士の楽譜演奏でもアドリブでも、
そうした状態が起こるのは、単なる相性なのか!?)

広告制作クリエイターとして、
お客様の表現・伝播をお手伝いする技法とからめ、
ちょっと考えさせられることでした。

そんなに壊すなよ(映画とはいえ)。

ほーんのたまに映画を見ます。
最近は映画館ではなく、ネット配信でね。

スーパーヒーローが出てくるアクションもの
(コミックの実写版)なんて、まさに娯楽で良い。

ただね、何作も見ているうちに、だんだん、
「破壊シーン」がいやになってきた。

主人公が最近は複数出てきて、
さらに悪役もたくさん出てくるのが流行り。
戦いまくるのはいいけれど、ビルや橋や車を
(直接、間接に)壊しまくる!

ヒーロー周辺の人間も傷つき、時には亡くなるけど、
そこいらじゅうで「まきぞえ」の人々が、
(画面には映らないけれど)死んでいく。

そんなにビルの多い都心部で、
ぶつかり合わなくたっていいじゃない。
海に出るとか(あ、巨大津波が発生するか!?)
宇宙で戦うとか(超人なんだし!)。

あくまでみんなフィクションですよ、面白いですよ、
それにしても … 。

CG効果もあって「いくらでも壊せる」過激さ。
現実離れして、見る方もスカッとする効果は
あるのでしょうが、もうカタルシスのリミッターが
振れすぎではないのか。

「視聴の歳に、何歳以上の指定」とかあるけどね。

もちろん、私の心理状態で、「過剰さ」への反応も
違ってくるのでしょう。

同じくテレビで、アメリカ同時多発テロ事件
(ニューヨーク ワールドトレードセンター 2棟への
テロ飛行機追突 等)のドキュメントを多く目にします。
2001年「9.11」から20年。

ビルが煙をたてて崩れ、助からないと絶望した人が
窓からぽろぽろと落ちてくる。悲惨です。

2,977人が死亡、25,000人が負傷(ウィキペディアより)。

映画は楽しい。でもね!という感想でした。

つながない、ブックカバーチャレンジ。

回ってきました「7日間ブックカバーチャレンジ」!
でもすみません、私なりに変更解釈。

(以下、長文です)

本来の主旨とルールは:

◎読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ
◎FacebookやTwitterを通じて
◎好きな本の表紙画像をアップする
◎1日1冊 × 7日間に渡って紹介
(本についての説明「なし」説と「なくても良い」説)
◎随時参考リンクのハッシュタグ
◎毎日1人のFB友達等を招待してつなげていく

たぶん、上記の「決め事」にも
伝言ゲームで幅ができているのでしょう。

おふたりの方から誘われましたが…

私はネットで、「他の人につないでいく」という形式が
(活動自体の主旨は良くても)あまり好きではなくって。

例えば「地球の◯◯◯について、◯◯時刻に祈って、
次の方へ回してください」的なものとか。
自分のBlogやFacebookでご紹介はしても、
さらに複数の人に拡散することは避けています。

今回、私に声をかけてくださった女性おふたりも、
そんな偏屈な私を感じてか(笑)
「川島さんよろしいですか?」のお気遣いあってのお誘い。
お受けすることにしました〜っ。

ただし、次の方にバトンはつながない!
指名を放棄し、バトンを持ったままトラック外へ疾走&失踪!
しかもきょう一日で7冊アップ。

これじゃ、たんに投稿のネタですね(苦笑)。

とはいえ、ちょうど新型コロナ禍で(その半年ほど前から)
断捨離≒本棚の整理をはじめていたので、
本と自分を見つめ直すとても良い機会となりました。

大槻 由美さん、Eriko Roweさん、ありがとうございます!

■おふたりの記事へのリンクと川島のご紹介文

・大槻 由美さん
https://www.facebook.com/yumiryoku/posts/2563022887247456
今日バトンをお渡しするのはクリエイティブディレクター
株式会社リプルの 川島 孝之さん。
川島さんの強みは企業の魅力を「整理整頓」し「翻訳」して
シンプルに伝わるカタチに定着すること。
センスがキラリ💎と光るジェントルマンです😊✨

・Eriko Roweさん
https://www.facebook.com/eriko.rowe/posts/10219024607980841
今回のバトンはコピーライターの川島孝之さんに渡します。
2011年に一時帰国したときにたまたまブログを読んで共感し、
「女性のフリーコピーライター募集」とあったので
応募しに行ったら、彼の事務所は私がその数年前に昔
ジョンレノンと小野洋子さんから引き継いで
(養親募集の作文で当選し)飼っていた猫を死なせてしまい、
申し訳ないので自分でこっそり
いっぱいの草で火葬にした空き地のすぐそばの北青山にあり
(青山一帯が凄い匂いになりました。おすすめしません)ました。
で、会って話してたら、早稲田の同輩だっただけでなく
上石神井中学の同級生でもあり、なんと誕生日も同じ。
しかも新卒の採用試験で私が作文は褒められたけど面接で
「あなたはうちで採らなくてもどこかでコピーライター
してるよ」と言われ落とされた某広告代理店に採用されてた方、
という奇遇で、その後、時々英文コピーなどのお仕事を
させていただくようになった、言葉の匠です。


■私が選んだ「川島の仕事へと結びつく?7冊」

1)『少年のためのマンガ家入門』石森 章太郎/1967年頃:
小学校5年生あたり。
絵が好きで、マンガ雑誌創作が夏休みの自由提出だった時も。
ちらと「職業としての漫画家」への気持ちもあったけれど、
「自分にそこまでの才能はない」と感じ、
「努力もしない」冷めた川島少年。

2)『ルネ・マグリット展カタログ』毎日新聞社/1971年:
中学3年。親がとっていた毎日新聞に展覧会紹介があり、
作品「大家族」(海と空に大きな鳩)の絵柄。
それに魅せられて「展覧会に行けなかったのでカタログだけ」
取り寄せ。学校に持っていって「これはすごいよ」と
友達に見せたけど、誰も興味を持ってくれなかったなぁ。

3)『なぜぼくはここにいるのか』横尾 忠則/1976年:
大学2年生。横尾忠則は、その絵柄はもちろん、
瞑想や気、UFOについて語るエッセーや
その生き方にも惹かれました。

4)『ANDY WARHOL』洋書/1978年初版:
大学4年生。そこから80年代にかけて、ポップアートと
ニューヨークに対する憧れが出てくる。

5)『風の歌を聴け』村上 春樹/1979年:
大学を1年留年して、1980年4月に広告代理店に入社。
読んだのは、ちょうど入社直前だったような。
そこからずっとファン。文体の新しさ(特にリズム)は、
コピーライターとしての私に影響を与えていると思います。

6)『映画監督 北野 武』フィルムアート社/2017年:
1989年公開の「その男、凶暴につき」から、
「映画のお約束」をおちょくるような演出にびっくり。
例えば、「これからカーチェイス!」と思ったら、
すぐにぶつかって止まったり。延々の引きの画面に
「隅にぽつんと人」の画面の絵画的美しさなど。
見せ方・魅せ方・語り口に驚愕・共感する監督です。

7)『からだ という神様』保江邦夫、矢作直樹、迫恭一郎/2019年:
いま現在、広告・販促物のお手伝いをしているパワーストーン
「アルカダイアモンド」の迫 代表も参加している、
医学博士の矢作先生、理論物理学者の保江先生との共著。
私は書籍づくりには関与しておりませんが、
日頃お仕事する中で、アルカに集う方々からお聞きする内容
(心・体・霊性・宇宙・医療・生き方 など)が
1冊に凝縮されたエッセンス本です。

以上、長文にお付き合いくださりありがとうございます。

LPレコードを売ってみた(初)。

押入れにある300枚ほどのLP。
聴きもしないのにとってあります。

素敵なお部屋なら、ジャケットがインテリアに
なるでしょうけど、そんな家でもないし。

もういいかげん、すっきり処分しよう!
買取店で、すこしはお金になるだろうか?

ちなみに、書籍類はぜんぶ
「資源ごみの日」に出すことにして、
古書店・BOOK OFFにはいっさい持ち込まず。
私は、紙面の端を折ったり、書き込みをして読むので、
ほとんど価値がつかない(持ち込むほうが非効率)。

いざ、高田馬場にあるレコード系買取店へ。
本日、試しに12枚持ち込み。

※帯はない(捨ててしまった)ものがほとんど。
※ジャケットは、当然汚れが目立ちます。

さて、下記の顔ぶれでいくらになったでしょうか〜。
(LP名の横の数字は当時の購入価格)

■はっぴいえんど

はっぴいえんど(ファースト)2,200
風街ろまん(セカンド)2,200
CITY (ベスト)2,000
シングルス・はっぴいえんど 2,300
オン・ステージ 2,500

■大滝詠一

大瀧詠一 2,000
NIAGARA MOON 2,300
GO!GO! NIAGARA 2,300
Niagara CM Special Vol.1 2,000
Niagara TRIANGLE Vol.1 2,300
A LONG VACATION 2,700

■シュガー・ベイブ
songs 2,300

合計(当時)27,100円の古レコードを、
往復412円の電車賃をかけて売りに行き

:
:
:
:
:

17,500円でした〜っ。

いちばん高かったのが、
シュガー・ベイブ「songs」(帯なし、初版)4,000円!
帯があったら、買った時の倍以上の5,000円超か。

大滝詠一「大瀧詠一」(帯なし、初版)3,500円
はっぴいえんど「風街ろまん」(帯あり)3,000円。

いちばん安いのでも300円。
書籍よりは断然の売却価値。

また売ろ〜っ。

ちょっとした飲み代とともに、青春の思い出は遠くへ。

気持ちが暗くなった美術展。

気持ちが悪いくらいの、でも「興味深かった」美術展。

東京・乃木坂(六本木近く)の
国立新美術館で開催中
「クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime」展。

フランスの現代美術家(1944年生まれ)の、
写真や造形物など「日本で過去最大規模の回顧展」でした。

数年ぶりに会ったフランス人の知人男性と一緒に。

彼はフランス語訛りなりに流暢な英語、
私はメチャクチャな英語で、彼8割・私2割の会話。
オブコース!リアリー?

作品から「死、墓、宗教、霊魂、怨念」みたいな
ダークサイドのエネルギーがすごく来て
(知人のフランス人も同意見 )
長くいられないような展示会でした。

でも、素晴らしい視点と作品だったと思います。

彼いわく「恋人を連れてくるような美術展じゃないよね。」

興味深かったけれど、気持ちが沈んだ現実。

あ、お盆にふさわしかったか!

心の底から癒してくれる音楽は。

音楽を、四六時中流していることはありません。

外出中にイヤフォン・ヘッドフォンはしないし、
自宅事務所での作業中も、音楽はほんのたまにしか。

ところで、部屋はこんな様子です(笑)
2019/05/14 投稿【令和もこの自宅事務所から】再掲載
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2305246509526865&set=a.433603700024498&type=3&theater

かける時は、
70年代・80年代の日英ロック・ポップスと、
わからないなりにジャス。

そんな中、「心が疲れると」聞く曲の定番は:
「ブライアン・イーノ」と「エリック・サティ」。

ポップスやクラシックとも重なりますけど、
いわゆる「環境音楽:アンビエント・ミュージック」。
「空気のような音楽」ですね。

BGM(バック・グラウンド・ミュージック)と
何が違うかって?
うーん、いかにものメロディアスで甘口なのがBGMで、
シュガーレスなのが環境音楽(ってイメージ、私の場合)。

ミュージシャンの細野晴臣さんが、
若い頃・うつ状態の時、「ブライアン・イーノの
アンビエントシリーズばかり聞いていた」
という取材文を読み、
ブライアン・イーノを知ったんですけど。

エリック・サティの「ジムノペディ」のピアノも、
一瞬で空気を変える。

落ち込んだときは、
元気ロックも良いけれど、私の「薬」はアンビエント。

62才の、22才の別れ。

歌手 南こうせつさんの
「70才記念のエッセー集」を読んだのをきっかけに、
フォークグループ「かぐや姫」関連の楽曲を
YouTubeで聴きました。

たとえば「22才の別れ」。

伊勢正三による「かぐや姫」時代のバージョンが1974年。
新たに結成した「風」でのヒットが1975年。

私は、中学3年〜高校1年あたり。
(そんな時があったんだなー、我ながらじーん。)

その17〜18才の時には、
ずいぶん大人の曲に聞こえましたけど、
22才で「意中の人」を決めるのもつまんないよねー(笑)。

いろいろ体験し、さらに
「32才や42才の別れ」もいいじゃない、と今では思う。
(でも子供の親権がからんできたりして!!)

62才で聴く、22才の別れ。

青春はとうに過ぎたものの、さて老春にかけますか。

青山ブックセンターの興奮。

何年かぶりで青山ブックセンターに寄りました。
青山通りの表参道と渋谷の間、
青山学院大学そば、国際連合大学の奥。

私が、広告代理店勤務と制作会社勤務を経て
21年前に(株)リプルを立ち上げた時、
最初の数年間のオフィスはこのあたりでした。
(その後、表参道の「まい泉」そばに移動→
3年前から練馬区上石神井の自宅へ。)

ずいぶん足が遠のいていた「青山の」
青山ブックセンター(創業の六本木店はもうない)。

amazonで書籍を注文することが普通になり、
Kindle等の電子本でしか読めないものも
あるけれど、リアル書店の素晴らしさ。

特に「青山の」青山ブックセンターは
(結局、ここが本店となったのですね!)
デザイン関係の書籍も充実していて、目がうろうろ。

きょうは土曜日とはいえ、
渋谷と表参道で打合せがあったので資料の荷物も多く、
「あんまり買うと重い!」と思いながら
カートに「次々」本を乗せたくなって。

本の宇宙に、くらくら。

5冊ほど、1万円以内に抑えて帰宅しました。

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関連記事:
Kindle、買っちゃった!2018/09/05

エッセンスをすくいとって、後は切り捨てる。

いま読んでいる本が、とても面白くて共感します。

■世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
経営における「アート」と「サイエンス」
山口 周/光文社新書/2017年7月 初版発行

◎経営の意思決定には「アート」と「サイエンス」と
「クラフト」の3要素があり、これらを
バランスよく共存させないとクオリティの高い
経営はできない。

◎特に昨今の、論理的・理性的な情報処理スキルの限界。
→ 感性・直感、デザイン思考の大切さ。

等の内容なのですが、とりわけ印象深いのが
「経営者と、経営全般に関わるクリエイターの関係」。

自分の「クリエイティブディレクター&
コピーライター」としての仕事内容も、
クライアントとの接し方も「ここに集約してきた」
という思いがある。

へたなご紹介より、本の内容の一部を、
「そのまま」抜粋させていただきます。

・P78-79より

◎経営者に外部からアドバイスする仕事と聞けば、
一般的には経営コンサルタント。しかし今日、
多くの経営者は、コンサルタントではなく、
デザイナーやクリエイターを相談相手に起用しています。

◎デザインと経営というと、ロゴマークや
プロダクトデザインといった領域にしかないように
思われますが、私は「デザイン」と「経営」には
本質的な共通点があると思っています。

◎その本質とは何か? 一言で言えば

「エッセンスをすくいとって、後は切り捨てる」
ということです。
そのエッセンスを視覚的に表現すればデザインになり、
そのエッセンスを文章で表現すればコピーになり、
そのエッセンスを経営の文脈で表現すれば
ビジョンや戦略ということになります。

◎経営という営みの本質が「選択と捨象(しゃしょう)」
つまり「選択」したら、後は「捨てる」ということです。

(引用 以上)

私の仕事は、クライアントさんの課題を
「整理整頓し、しぼりこみ、大胆に捨て、
社内外に伝わるようシンプルに定着(表現)すること。」

言われたママを、ちょいとリライトして、
デザイナーとぎっしりと埋め込むことではない。
それは私が得意とする表現スタイルでもない。

社長さんから「川島さんに2時間も話したのに、
こんだけになっちゃうんだー」と感心される
(呆れられる?)ことがありますが、それが本質。

ただし、書籍にある文章
「デザインやクリエイティブの世界で一流の仕事を
している人が、経営者に対して付加価値の高い
アドバイスができるのです。」
ということに合致しているかは、要 努力!

卓上スピーカーのステレオ感。

自宅オフィスが基本なので、
誰に気兼ねなく音楽を流せる環境ですが、
「無音」の時が多いです。

たまーに、ネットラジオの「radiko」で
「ラジオNIKKEI第1」の株情報を聴いたり
(株、やってませんけど一般的な経済情報の一貫で)とか、
「AFN Tokyo」で在日米軍の音楽&DJを英語の勉強
(もどき)で聴いたり。

そして、You Tubeで「好きな=かつてLPやCDで買った」
アルバムを探す。これはいいですねー。
関連音楽も表示され、「音楽はあまり流さない」
なんていいながら、止まらなくなる。

最近、パソコン(13インチのMacBook Pro+
23インチの別モニター)で流す音の
「卓上外部スピーカー」を変えました。

BOSEの「SoundLink Mini」から、
鴻海の「DUOECHO」へ。

※解説やリンクは載せません。ご興味がございましたら
お調べください。

BOSEは、幅20センチほどの四角い横型の固まり1台。
いちおう「ステレオ=2つのスピーカーを搭載」してますけど、
その小ささ=左右スピーカーの間隔ですから、
ほぼモノラルのようなもの。

しかし、そのサイズからは想像できない(←紋切り台詞!)
素晴らしい音、特に低音が出て感激。

かつての表参道オフィスと自宅用に購入したほど
ほれ込んでいたのですが、欠点は「音に広がりがない」こと。

あたりまえです、その小ささですから。
でも贅沢とは思いますが、「ものすごくいい音の響きが」
機械20センチ+多少の広がりを感じても
イメージ30センチほどで鳴っている違和感。

「空気が鳴っている」のではなく、その箱自体が
単体で物理的に鳴っていることにとどまっている。

うーむ。これは、説明するのが難しいのですが、
本来の「音楽が空気として」伝わってきて、
その場が(少なくとも目の前1メートルくらいの空間が)
音で満たされる至福がない。

専門用語で言う「音場」とか「ステレオ感」の欠如。

「BOSEという箱」だけが、
素晴らしい音で鳴っている違和感がずーっと何年もあり、
結局、セパレートスピーカー(離れた2台)を
Bluetoothでつなげる「DUOECHO」へ。

空間全体が鳴っている幸せ。
左右に分かれた楽器のつぶだち。

低音の迫力は(まるで)BOSEほど望めませんけど、
セパレートスピーカーの音場に感激です。

理想は、BOSE最新の「円筒形全方位モノラルスピーカー」を
2台購入してステレオにする、という方法がありそうなのですが…

きりがないので(苦笑)しばらくは現状で。

ブレードランナー2049、滑り込み!

そろそろ上映が終わってしまう!
ってことで、『ブレードランナー2049』へ。

もう、夜のラスト回しかない新宿ピカデリー。
20:05予告開始〜23:00まで。

◎内容(映画.comから一部引用):
リドリー・スコット監督がフィリップ・K・ディックの
小説をもとに生み出した1982年公開の傑作SF
「ブレードランナー」から35年の時を経て生み出された続編。
スコット監督は製作総指揮を務め、
「メッセージ」「ボーダーライン」などで注目を集める
カナダ出身の俊英ドゥニ・ビルヌーブ監督がメガホンをとる。
前作から30年後の2049年の世界を舞台に…(略)。
前作の主人公を演じたハリソン・フォードが同役で出演。

*****

もう空いてるだろうと、ネット予約をせずに行ったら、

残席は前から2列目の並びのみ(席についたら隣も埋まった)!
こんな前で大型画面を眺めたのなんて、学生時代以来か。

本篇2時間43分。
その長さでも楽しめましたよ。

贅沢を言えば、結末は良いのだけれど、
その「伏線」が、もうちょっとだけ違う描き方(演出)
があっても=脚本むりやり感… とは思いましたけど。

元旦に見た『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』では
もう登場しなかった(前作で殺されていた)
ハリソン・フォードに再会できてうれしかったです(笑)。

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Profile
◎川島 孝之(Kawashima Takayuki): 株式会社flowers 代表取締役・クリエイティブディレクター・コピーライター。

◎1957年3月生まれ。早稲田大学商学部(マーケティングゼミ)を5年で卒業後、1980年第一企画(現ADK)入社。6年の勤務ののち、制作会社11年を経て、1997年(株)リプル(RIPPLE Inc.)を表参道に設立。数人規模で運営。

◎2016年1月、表参道のオフィスから、西武新宿線 上石神井(練馬区)のホーム・オフィスに変更(総務経理のみを残してのフリーランス化)。
さらに2023年12月、中央線・丸ノ内線 荻窪(杉並区)に移転。
ブログのタイトル「表参道の小さな広告屋から」を、リプル川島の「小さな広告屋から」に改題。

☆2025年5月、妻(ジャーナリスト川島 蓉子)の急浙(2025年1月3日 63歳)に伴い、(株)リプルは妻の会社(株)flowersへ5月に統合。
ブログのタイトルも「小さな広告屋から@川島CD」に再変更。

◎CD(クリエイティブディレクター)&C(コピーライター)として、企業の魅力を整理整頓し、ブレーンのグラフィック&Webデザイナーと共に表現化しています。


【実績の一部】 カルビーじゃがりこ(パッケージ)、ビデオリサーチ(ロゴ・Webサイト・インナーツール)、日立化成(カタログ・インナーツール)、介護のらいふ(ブランドブック)、武蔵高等学校中学校(学校案内)、アルカダイアモンド(広告・販促物)オークラヤ住宅(広告・販促物)、翻訳専門校フェロー・アカデミー(学校案内)、アドビ(会社案内)等
/その他 中小・個人企業さんとの直接のお取引。

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