リプル川島の「小さな広告屋から」

旧名【表参道の小さな広告屋から】: 表参道で1997年にスタートした(株)リプル:RIPPLE Inc. Tokyo Creative AgencyのBlogは、 2016年初頭から川島のホーム・オフィス「練馬区上石神井」→ さらに2023年末からは「杉並区荻窪」へ。タイトルも【リプル川島の「小さな広告屋から」】に変更。Facebookも同時掲載です。

広告制作・業界

競合プレ(コンペ)の功罪。

前回の投稿から6日ぶりで…。

いやー、珍しく風邪をひいてしまいまして。
咳・鼻水・微熱が数日。
まぁ、寝込むような酷さではないんですけど。

本日のテーマは、そんな体調を引き起こした
(かもしれない)「競合プレ(コンペ)の功罪」。

競合プレゼンテーション、別名コンペティションのお話です。

コンペには、広告表現はもちろん、
コンサルさんが経営戦略から関わるものや、
建築事務所のアイデアとか、さまざまあります。

ま、すべての仕事と業界にコンペあり!ですね。

そして、数社、多いと数十社を競わせれば
素晴らしい成果が出るかというと…

記憶に新しい東京オリンピックのごとく、
一度は決定を発表したものの…
ロゴマークは「パクリ」問題で もめ、別の人になり、
建築も「予算と斬新さ」にびびって、別の人になり。

すごかったですよね。

まぁ、国家関連、公共事業ものは、
「多数の提案から公式に選りすぐった」お墨付きが、
「内容以上に」重要ですし。

いち企業さんの場合も、
「業者を指名」 よりは <「競合させること」を選びたがる。

参加側は当然、はなから「あなたを信頼して」と
お願いされたいし、長いお付き合いを望む。

私は、広告業界に44年いますが(いやはや!)
広告代理店時代、制作プロダクション時代、
独立して数名の自分の会社を立ち上げ、
いまはフリーランスの「一人おっさん企業」ですけれど、
さまざまなコンペに関わってきました。

成功あり、失敗あり。
喜びあり、涙あり、怒りあり。

しかし、独立後 数年経ってからは、
コンペの参加を依頼されても、ほぼ断ってきました。

理由は「ちゃんと膝詰で担当者&できれば社長と」
話し合わなければ、オリエンテーション
(企業側からのコンペ内容の軽い説明)だけでは、
表面的な提案で終わる恐れがあり、それこそ
企業の根幹に関わる骨太の組み立てができないから。

そして、誤解していた部分があっても、
それを含めて会議室で一方的に伝えて終わる。
微妙なニュアンスの説明や、話し合って解釈し合う
キャッチボールのチャンスもない。

コンペでは本来大切な=まずは決めるべき
「戦略」部分より、案外「戦術」に目が行きがちで、
例えば「○ :マル」か「□:シカク」かが肝なのに、
「クレヨンで描くのがおすすめで、鉛筆と万年筆もあります。」
「パステルにすると、制作費が下がりますか」とかね。

表現のプレゼンなのだから、綺麗なクレヨンの
「○ :マル」を徹夜してでも作って持っていこう、
としがちなのだけれど、
そんなことより、手でサラッと書いた「○ と□」を見せて、
そもそも御社はどちらでしょー、と話し合うのが
本来だと、私は思うのですが。
(その上で、決定したのが△なら、それを徹底的に詰める!)

そんなわけで、ここ20年ほどはコンペ=競合はお断り。

コンペは大手企業の場合が多く、
勝てば制作費が大きく、目立つ仕事になるものの、
徒労に終わることが多くて、心身の徒労に終わりがち。

採用にならなければ(つまり勝たなければ)
プレゼンにかけた費用はまるで(ないしほとんど)払われず、
私から声をかけた仲間との関係が悪くなることさえある。

ぐちゃぐちゃと広告代理店が絡む仕事も嫌いですし。
(代理店さん、ごめんなさい!
大きなプロジェクトには、広告代理店的な
専属担当チームが必要なことは理解しております…。)

唯一、こちら側としても企業さんとしても、
「コンペにすることで新たな発想やチームを
見出すチャンス」というのがあります。

私も、会社案内冊子のコンペに勝って、
そこから10年、競合なしで、広報物全般のお手伝いが
続いた大手企業さんもあります。

そうした「コンペの意義」は認めるものの、基本は
「競合させること」より < 「業者を指名して話し合い」 を
選ぶなー。

当然、アイデアの開始前には、
自己紹介(自社紹介)と過去の制作例をお見せして、
「人と内容に興味を持ってくださったら」スタート。

必然的に、いまのお仕事は、知人の紹介で出会う
中小企業・個人企業さんがメイン。
当然コンペの混乱はない、平和な毎日です(笑)。

そんな中でね、数年(数十年?)ぶりに
「まだ関わったことのない業種」の声がかかって、
面白そうだったのでコンペに参加したんですよ。
5社とか6社とかの競合でしたけど。

企画に2か月かけて、プレゼン時間は20分!

私もプレゼンでしゃべって、
クライアント(候補)さんとのやりとりも、
新たに知り合ったメンバーとの作業も、
とても楽しかったんですけれど、
プレゼン当日を挟むように風邪状態。

いやー、慣れないことはするものではありませんね。

結果はどうあれ、声をかけてくださった方々とのご縁は、
今後も財産です。

久しぶりのコンペで、知恵熱が出ました!?
って話でございました。

QRコードは無骨だけれど。

はい、「QRコード」は
1〜2センチ四方の「読み取り用」マークですね。

改めてネットで検索すると、こんな解説があります。
(多少、はしょって抜書きします)

「QRコードとは、Quick Response
(素早く読み取って反応する)の意味で、
日本の自動車メーカー デンソーウェーブが
1994年に考案。(もう30年前なのですね!)
高速読み取りを重視した2次元コードの一種。
それまでのバーコードの制約(文字数等)を
解決するために開発された」とのことです。

ここ数年は電車の駅で、安全のために設置が進む
「ホームドア」にも活用されています。
汚れや光の影響にも強く、何よりその
「Quick Response」が大貢献しているそうです。

そのQRコードをね、
ついに「自分の名刺」に入れました(笑)。

Home PageとBlogとFacebook、
音声配信のスタンドFMのリンクをQRにして、
4つ四角いのを並べました。

これまではなるべく、QRコードは載せたくなかった。
だって、はっきり言って かっこ悪いもの!

名刺は、なるべく端正(シンプル)がいいと
私は思っていて、玄関の「表札」みたいなもの。
いろいろアピール要素を詰め込んだ「ミニチラシ」
みたいなものは好きではない。

名刺に、無骨な四角いマークは似合わないのですよ。

それでも、httpsだ、wwwだの(:// って何?)
長い文字列を載せるよりは、
いまどき皆さんスマホ閲覧がメインだし、
さっとQRコードを読み取る方が便利かなーと。

意を決して(苦笑)4つ並べました。

名刺作成をお願いしているデザイナーさんが
大きさや位置を数ミリ単位で調整して
綺麗にレイアウトしてくださいました。

この投稿を読んでくださっている皆さんと、
リアルにお会いすることがあれば
(昨年末に引っ越して住所も変わったし)
私の名刺、ぜひもらってくださいね!

さっそく2日前、セミナー受講の懇親会で
お会いした方にお渡ししたら、
その場合でFacebookのQRを読み取り、
友達申請してくださって。

ちなみに、QRコードのサイズは、
小さすぎると読み取りが困難になるので、
「理想的なサイズは一辺が1.5cm〜2.0cm程度」
とのこと。それでは流石に大きすぎるので、
私は気持ち小さくしましたけどね。

日々技術が進化する中で、
初めは違和感があるものを、どう取り入れるのか。

そりゃ、お客様にお作りする広告や販売促進物での
QRコード掲載は、私も日常的に行なっていますけれど、
自分の名刺となるとね…。

広告屋って、最先端を覗いているように思われがちですが、
「美意識の壁」みたいなものもあって
(著名な本で「バカの壁」というタイトルがありましたね)
案外 保守的だったりもするのですよ。

そして、よく「広告は半歩前=半歩先を表現」
なんてことも言いますが、新しすぎるものや、
ターゲットが「自分ごと」にできないことは、
理解されず浸透していかない。

… なーんてね、話が大袈裟になりました。

QRコードを自分の名刺に入れて、
無骨さには目をつぶりつつ、今さらながら
「ちょっと嬉しい&便利」というお話でした。

好きなコピー「1億使っても まだ2億」。

私は、大学を5年生で卒業して広告業界に入り、
「コピーライター 兼 クリエイティブディレクター」
として飯を食って来ました。

とはいえ、素晴らしいコンテストの受賞や、
テレビでバンバン流れたフレーズなんて
まるでありませんけれど…。

いま67歳。「定年年齢も とっくにすぎちゃった!」
ものの、おかげさまでお仕事も続いています。

このFaceBookやBlogなどのSNS、
そして7月から始めた音声配信「スタンドFM」では、
「小さな広告屋から」という番組名?で
発信させていただいていますが、

皆様が期待するであろう
「広告屋的、コンセプト発想法」とか、
「マーケティングとセールスの極意」とか、
「うまいコピーの書き方」なんてのは
ほーーーーーーんのたまにしかなくて…

自分の備忘録を含めた「一人語り」で失礼しています。

それでも、日々の仕事で
必死に企画やコピーを絞り出すベースとしては、
今まで見聞きしてきた
「素晴らしいコピーライティングの数々」があるわけで、

この投稿でも、私が「好きで」
「素晴らしいと思って」きっと「影響も受けた」
コピーライティング例「=フレーズ」を
たまーに紹介していこうと思い立ちました。

フレーズとともに、広告業界では著名な書籍
「TCCコピー年刊」から、その掲載年度と、
コピーライターさんのお名前を抜粋させていただきます。

さて、その第一回は:

「1億使っても、まだ2億。」

コピーライター:滝村泰史(たきむら やすし)さん
2000年度のTCCコピー年刊掲載。

今から24年前、
ドリームジャンボ宝くじに「3億円」が登場した時ですね。

1億円当たるのも超すごいのに、
それを「パーッと使った」としても、まだ2億円余る!
という、庶民にとっては「目が点」な お知らせ。

「ついに夢の3億円」なーんて、
チープでストレートなフレーズではなく、
本音に迫る、この臨場感!

宝くじが当たった人の「失敗の末路」
なんて書籍も読みましたけど、
いいなー、「1億使っても、まだ2億!」。

うーーーん。

ところで、これから妻と東京駅に向かい、
岡山県倉敷での一泊旅行です。

久しぶりの、大原美術館とかを覗いてきます。
またご報告しますね。

4色ボールペンの変則活用術。

きょうは「書く仕事」のコピーライターとして、
(誰でも書くこと・メモすることは欠かせないわけですけど)

「筆記具」についてお話ししてみますね。
題して「4色ボールペンの変則活用術」。

私は文房具オタクではありませんが、
筆記具は「書ければいい」
「その辺に転がっているものでいい」とは思いません。

流石に「手書きには万年筆のブルーインクの味わいが…」
なんて粋(イキ)なことは言えないものの、
昔は書き心地と多少の見栄えを考えて、
1万円以上するボールペンを使っていたこともあります。

もちろん、サインペンや鉛筆、シャープペンシルも、
山のように模索してきた。

そんな中、人生67年で絞られたのが(笑)
400円弱の4色ボールペンです。

何かの提出書類を、役所や銀行の窓口などで
「住所と名前程度を書く」場合は、
カウンターにあるボールペンでいいんですけど、
長めに記入するとなったら「自分の」ペンを取り出します。

だって、軸(手に持つ部分)がやたら細かったり、
インクの出が悪かったりすると、ほんと疲れるのですよ。

愛用品を言うと:
三菱鉛筆の油性ボールペン「ジェットストリーム」。
その0.7ミリ芯/黒・赤・青・緑の4色タイプ/
黒色の握り部分と透明ホルダー。

ペン先を0.7ミリにしたのは、0.5では細かすぎて、
1.0も試したけどちょいべたっとする感じで…
0.7がちょうどいいです。
4色タイプなので、ボディはやや太めで握りやすい。
特殊な油性インクで、通常の油性ボールペンよりなめらか。

三菱のこの製品はとても評判が良くて、
世界に誇る技術ですよね。

でも「4色」とはいえ、
使う色は黒がメインで、次は赤。
青はたまーにで、緑はまるで使わない(不要)。

「だったら3色ボールペンでいいじゃない」
となるはずのところを
(3色ボールペンも4色タイプも軸の太さは変わらないし、
3色ボールペンの方が安いし…)なぜ4色かと言うと…

緑の芯を抜いて、そこにも黒を差しているからです!
(最初の緑は捨ててます、ごめんなさい!)

つまり私の場合、指でカチッと下げて色選択する時に、
ノックする部分は黒でも緑でも「黒インク」が出る
というわけです。

そう、いちばん使用頻度の高い黒を多めに持っておく物量と、
書いている最中に黒がキレたら、
緑=黒に移れば良いという補助効果。

そんなわけで、見た目は決しておしゃれではない4色
(実際は3色+黒のスペア芯)のボールペンを、
書斎にもリビングにも置き、カバンにも2本入れて、
「メインの筆記具は、ほぼこれ!」の生活を送っています。

ついでに、「4色ボールペンの変則活用術」その2として、
「カバンに2本も」入れておく必要は…

打合せ先やカフェで忘れちゃう場合の予備の意味と、

カフェでクライアントさんから聞き取りをする際に、
私が紙にメモするのはもちろん
(用紙はA4サイズのコピー用紙と決めてきます)
相手にも紙とペンを渡して書いてもらう時があるからです。

商品の機能を図解して説明してもらったり、
ターゲットは三角ピラミッドのどこに想定するか、とかね。
いわゆる「筆談」的。

相手にボールペンを渡してしまうと、
私もそこに書き込んだり、手元でメモできないし。
そんなわけで、常に2本、持ってます。

消えるボールペン(消せるボールペン)なんかも
「便利だー」と感心して、いっとき使ったものの、
やめちゃいました。

それから、原稿用紙に鉛筆で書いていた時代の話とかねー。
あんなこと、よくできたなー(遠い目…)。

「キーボード操作」のこととか、
「アナログとデジタルの情報処理の差異」とかね、
いろいろ掘り起こしたいことはあります。

でも、今日の雑文はここまでに。

「なるほどー」と思われた方も、
「ボールペンに何を細かいこと言ってんだか」と感じた方も、
読んでくださってありがとうございます。

口下手でもコピーは書ける。

久しぶりに、広告制作のテクニックについてです。
題して「口下手でもコピーは書ける」。

言い方をちょっと変えると
「アドリブで面白いことが言えなくてもコピーは書ける」です。

私の職業を「コピーライターです」と紹介すると…
(兼任でクリエイティブディレクターでもありますけれど)

すごいヨイショしてくださる方は「言葉の魔術師」とか
「スピーチが得意」と思ってくださる方もいるのですが、
「しゃべること」は得意でありません。

まして、テレビのコメンテーターや、
雛壇に並ぶタレントさんのように、
アドリブ(一瞬の受け答え)なんて、とてもとても無理(汗)。

日頃、妻には
「あなたの話は、何を言っているのかわからない」
「言葉が足りない」とか「もっと整理して話してよ」と
散々に責められます。

それでもね、私の
「広告や販売促進物(販促物)のコピーライティング」は、

お客様(直接のクライアントさん=広告主と、
広告を実際に見る方の両方)に、おおむね
「わかりやすい」「読みやすい」と言っていただけます。

じゃー、なぜ「広告の文章は簡潔に」書けるのか。
それは、「時間をかけて構築するから」です。

そう言っちゃうと、なんのハウツーにもなりませんね!

でも、弁解半分、コピー術半分で話すと、
「構築・構成」があってのコピーライティング、
コピーライターだと思っています。

例えばテレビCMは、大抵は15秒、長くて30秒。
前後の他社のコマーシャルとの隙間を空ける必要があるので、
15秒コマーシャルでは「13.5秒」しか語れません。

しかも、ラストに「プレゼントキャンペーン実施中」
とか入れると、本文はもっと短くなる。

そんな中では、「事前の原稿が基本」
+「多少の現場のアドリブ」となります。
(現場で手直しする臨場感といったら大変ですけど、
それは置いといて!汗)

若い頃に、そんな経験を積んだ私なので、
「元原稿の詰め方」こそ大切で、そこに時間がかかる。

従って、アドリブで「軽やかにしゃべる」とか
「一瞬でコピーを捻り出す」なんてマジックは
私にはできません。頭も口も回転しない!

確かに、フレーズを一瞬で思いつくことはありますが、
あくまで「仮説」であって →それを「組み立てて」
→「検証し」 →「修正する」サイクルを繰り返す。

そうした観点で言うと、世間的には
「文化系」がコピーライターに適任と思われるかもしれませんが、
案外「理工系」の方が上達する。

それは、相手の話を「整理して分析する」能力が
基本にあるからです。

大切なのは、要素の「整理整頓」。
その上での「並べ方」や「リズム」。

以前の投稿【コピー&デザインは本棚を参考に】も
覗いてみてください。(→コメント欄※)

さらに、きょうのタイトル
【口下手でもコピーは書ける】に関連して思うことは、

【○○ベタでも、○○はできる】 例えば
口下手でも営業はできる。
引っ込み思案でもYouTuberになれる。

○○の中を色々考えることで、
物事の本質が見えてくるかもしれません。

本日は、「うまいことがすらすら言えなくても」
コピーライターになれるよ!

というお話を(言い訳半分で!笑)させていただきました。


※過去記事【コピー&デザインは本棚を参考に】2024/09/07
BL
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55140835.html

FB
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid02tkSc3iGduU2JuTEsSgNmK6XrGbb4gJXGqb5vgbW3NqMd8mE5Bvgq7gw1z8Wu6j8fl&id=100001246147727

若い頃が恥ずかしい、まともにコピーも書けなかったし。

青春の未熟と、コピーライティングについて。
そして、歳を取るのも悪くないという自己弁護(笑)。

数日前のこと、
私が若い時にお世話になったクライアントさんと、
35年ぶりくらいにお会いして記憶が蘇ったのですが…

相手の方は当時、ナショナルクライアントの企画宣伝担当。
私は制作会社の若手。

若手とは言っても、広告代理店から制作会社に移った
29歳か30歳くらいの時だから、
本来は「油が乗ってきて」「とっくに広告賞の一つや二つ」
とっているはずの年齢なのに、いいコピーが書けなかったし、
自信もなかった。

インターネットはまだない時代でしたが、
世の中はバブル経済の入口で景気も良かった。

私もポスターやテレビコマーシャルのコピーなど、
たくさん携わることができました。
当然、上司やクライアントのOKが取れて、
世の中にも出しているわけで… 大満足のはずがね〜。

野球に例えるなら、
ほぼレギュラーで打席に立たせてもらい
たまにヒットを(と言うとカッコいいけど)
どうにかポテンヒットやバント、
四球で塁には出ていたけれど、
バットの芯で捉えた手応えはまるでなかった。

社内・社外の他のコピーライターが
(まさにコピーライターブームでもありました〜)
快音を響かせていた時に、
企画書に毛が生えた程度の
(あ、企画書の言葉遣いってすごく重要なんですけどね)
コンセプトに忠実といえば聞こえがいいけど、
真っ当で固いコピーしか書けませんでした。

そしてついに… 冒頭で話したクライアントさんの
新製品に企画から(まさにマーケティング調査から)
携わっていた私は、そのままの流れで
全国キャンペーンのキャッチフレーズを書いて
テレビやポスター、店頭POPなどで響き渡るはずが…

書けない。
まるで良いフレーズが浮かばない。

締め切りが迫り、延長までしてもらって…
結局は、著名なコピーライターさんが代打に立ち、
見事に課題を打ち返してくださいました。

絶好機に打席に立ちながら「空振り三振!」ってやつです。
大きなセンターフライを取り損なった野手とも言える。

あー、リアルに思い出しちゃった(苦笑)。

そんな、トラウマになるような経験の後も、
私はコピーライターを続け、30歳を過ぎてからふと、
「打つコツ」を… 「コピーとはそういうことかー!」
と実感することが何度かあり、
職業として今でも続けられるレベルになれました。

決して、ホームランの飛距離は出せないけれど、
ヒットは打てる。少なくとも、バントでも塁には出る。

体力が衰えた最近でも(まったく ワハハですけど)
こうして引退せず打席に立っています。

よく言えば、私は歳を取るほどコピーライティングが
上手くなってきたと言えます(言っちゃうけどね)。

加えて、企画書の書き方、プレゼンの伝え方も。

コピーライティングには、
「何を言うか」のコンセプトがとても重要で、
そこにいたる整理整頓とまとめ方が7割と思っていますけど、
そこから「どう言うか」に変換する
「バットコントロール」がないと「伝わる言葉」になりません。

そして、コピーはとても個人的な作業だけど、
「投手との駆け引き」(=クライアントさんとの駆け引きと、
キザに言うと世の中との関係)のコツも身につかないと、
芯を捉えることができない。

おそらく、コピーライターでもいろいろなタイプや、
成長の仕方があると思うのです。
それはきっと、他の職業でも言えて、

若さの勢いのまま上昇していける人もいれば、
空回りして失速する人。そして

私のように「若いのに勢いもなく!?」
ずーっと滑走路にいたり、飛び立とうとしても
「ふわっとだけ」上がって落ちる人。

私の場合は、大型機のパイロット試験に何度か落ちて、
どうにか同期より遅れて飛べるようになった???

そして年月が経ち、
同じような年齢のコピーライターが引退しても、
「いまだに小型機のパイロットは楽しみながらやってます」
みたいな感じかな。

器用そうに見えてずっと不器用と言うか、
大器晩成型と言うか(またまた自分で言いますけど!)

若い頃を思い出すと、ほんと恥ずかしいです。

若い頃に戻りたい、「あの年齢にもう一度戻って
やり直せたら」みたいに願う人もいるようですが、

確かに私生活でも、
なんであんなこと言ったんだろうとか、したんだろーとか
やり直したいことは確かにいーっぱいあるけれど…

そもそも若い頃に帰りたくないわ、と思うのです。
いま現在の、このおっさん・爺さんでいいやと思う。

私は、「いまがいちばん」面白い。

そしてもう、さすがに「油は乗って」いないけれど、
油の抜けたヘルシーなコピーもいいですよー。
と、宣伝しておきます(笑)。

若さは、かけがえのないもの。
でも、齢を取るのも悪くないと、自分を正当化している
今日この頃です。

自分の主張はない、スタイルはあるけど。

前回の投稿
「整理するだけでは表現にならない」に続けて、
もしかしたら矛盾と思われることを書きます。

本日のタイトルは
「自分の主張はない、スタイルはあるけど。」

当然、私の「広告制作」についての場合ですけどね。
(でも、日常生活でも同じようなものかもしれない…)

さて、広告屋とは、あくまで黒子の存在です。

私は、広告制作と言っても「デザイナー職」ではなく、
文章担当のコピーライターであり、
同時に企画全体を見るので
生意気に「CD=クリエイティブディレクター」と
言わせていただいていますが、

広告(チラシや名刺、ランディングページひとつでも)は、
広告主(クライアントとかスポンサーとも言います)の
ものです。

たまーに、ちょっとアートっぽい表現もしますが、
芸術作品を作っているわけではなく、
あくまで商業活動の告知物を依頼され、作っている立場。

だから、前回の投稿でも述べたように、
「クライアントの訴求点の整理整頓が大半」であり、
そこに、スパイスのように「何を振りかけたら
魅力的になるか」を探すのが広告クリエイターの仕事です。

まぁ、その「技」を、「クリエイター」なんて
カタカナを使ってしまったように
こちら側=川島の才能と言えば少しは言えるんですけどね!

きょうのタイトルにした
「自分の主張はない、スタイルはあるけど。」は、

広告を自分の作品にしようなんて、
まるで思っていないものの、
どうしても私の「考え方とか手ぐせ」
気障に言うと「スタイル」のようなものは出てしまうと。

そして、そのスタイルのようなものを気に入っていただけて、
一回限りの関係でなく、
何回、何年でも続く「相性の良さ」になるかです。

良くも悪くも、仕事とは「個人と個人」
「会社と会社」の化学反応だと思うので、
良き「新発見」ができるといいなーと願ってやってます。

ほんのたまーに、
ビーカーからやばい煙が出ることもあるけれど。

整理するだけでは表現にならない。

きょうも、前回に続き、
広告制作のことを書いてみます。(珍しいかも… 涙)

前回は「地図くらい作れよなー 、そのチラシ」
というタイトルで、街で見かけたA4チラシのお話でした。

お店の地図が「わずか3センチ四方」くらいの
狭いスペースしかなくて、
しかもGoogle Mapか何かのコピペだった〜
って事で、まるで読めないし、なんだこの手抜きは!?

デザイナーなら、道路や目印となる建物を簡略化した、
オリジナルの地図を作成しなよ、という話でございました。

もしかするとこれは、地図欄は設けていなかった
オリジナルのデザインデータに、
後からデザイナーさんではなく、クライアントさんが
はめ込んだってケースも考えられますけどね。

きょうはそんな続きで
デザインよりコピーライター的な範疇のお話です。

「課題をまとめるだけ、整理整頓するだけでは、
広告表現にならない!」というテーマ。

ザクっとまとめて「広告」と言っていますけれど、
まさにチラシでも名刺でもWebサイトでも同じです。

パワーポイント等で作られた企画書でありがちなのは、
丸や四角の枠で課題が囲まれていて、
一部は重なっていて、矢印があって、
「ここが攻めるべき領域!」とか、
「要素はこの3つ123」!とか…。

企画の整理の仕方やプレゼンの手法で
「ポイントは3つ」っての、よくありますね。
それって結局、1と3はおんなじことを言っていて、
結局2つじゃない? なーんて。

それでも、課題の整理整頓=まとめはすっごく大切です。
私の仕事も、粋(いき)な言葉を考えつくと言うより、
「たくさん聞いて、最小に絞り込む」のが、
仕事の大半だったりします。

親しいクラアントさんが良く言ってくださるように、
「川島さんに2時間話したのに、
出てきた文章は10行なんですよー」って感じ(笑)。

問題は、整理したポイントは3つとして、
しかも関係者全員に異論はないとして、
じゃー結局、どうなのよ。という事なのです。

その3大特徴の1番が、まさにいちばん伝えたい
(&伝わる)ことなのか、並列なのか、
3つを合わせたら別の言い回しになるのか。

企画書とか議事録の面白い所は(弱点ともなりますが)
「現状の整理は確かにそう、理屈は合っていそうだけれど、
そこから導き出されるものは何なのか」があいまいで、
矢印を順番に追っていったら元に戻った… みたいな
「整理止まり」におちいりがち。

そうして、導き出されることは果たして、
発信者にとっても受け手にとっても
「理屈+心情的にも」ピンとくることなのか。

あいまいな言い方になってしまいますけれど、
「理論と感性」「機能価値と情緒価値」みたいな話で、
「合ってるけどつまらない」って
「美味しそうじゃない」のと同じです。

大切なのは、料理に例えると
整理(素材選び) →コンセプト(切口・レシピ)
→ 表現(調理・盛り付け)。

その結論≒言葉に、
なんか良さそう・行けそうと思わせる
魅力があるかどうか。

私たちコピーライターは、
(もちろんディレクターもデザイナーも)
そこの所が仕事であって、
整理整頓で止まってしまってはダメなんだと。

私がお手伝いする制作物は、
「わかりやすい、読みやすい」と言っていただけることが多いです。
それでも、課題のまとめ直しだけでは広告にならない。

整理を突破するものや、
現状を踏まえつつの新しい視点や切り口や…
そんなものを発想し、ワードにし、ご提案できるかどうか。

自戒を込めて、きょうは
「整理するだけでは表現にならない」というお話を
させていただきました。

地図くらい作れよなー、そのチラシ!

久しぶりに、本職の広告制作の話をしますね。

タイトルは、「地図くらい作れよなー 、そのチラシ」と
言うことで。

販売促進チラシ… 気取ってリーフレットとか
フライヤーとか言ったりもします。
「A4表裏」が一般的ですが、
サイズや折り方はいろいろです。

さて、街で見かけた ある新規開店のA4チラシ。
イラストふんだんで、書体もそれなり。

レイアウトは、やたら盛り込みすぎ、
字も斜めにしたりのよくあるパターンですけど
(なんですぐ、文字や写真を斜めにすると
デザインした気になるのかなー!?)

素人の手作りではなく、プロのデザイナーを
名乗る人が作成していると思われます。

用紙も贅沢に分厚い。

ここまで作りながらね、失礼ながら
「なにこれ?」と思ったのがお店の地図。

わずか3センチ四方くらいの大きさで、
そもそもそれでは小さいのに…

なんと、グーグルか何かの地図を
「そのまま」貼り付けているのですよー。

3センチ四方にGoogle Map。しかも
結構 広範囲だから、老眼でなくても読めやしない。

スマホやパソコンならいいですよ。
グーグル地図をそのまま見られたり、
たとえ固定した画像でも指で拡大できる。

でもねー、チラシになんで豆粒のような地図貼るの。

私は昔から、デザイナーの力量は「文字組でわかる」と
言ってますけど…
書体選びや余白の作りかたね。

それから、名刺が明快にデザインできるか、
簡潔な地図が作れるかもポイントです。

紙のチラシで、しかもターゲットとして中高年も
興味を持つであろうサービスで、
読み手のことを考えない地図制作の気遣いのなさ!

久しぶりに、批判的なことを喋ってしまいました。
失礼しました。

子供の名前も「プレゼン」のひとつ。

きょうは、
「名前=ネーミング」を決める時の考え方が、
ちょっと皆さんの企画や
プレゼンテーションの参考になるかも、と思い
恥を忍んで我が家のことを書いてみます。

私には、30歳の息子がいるのですが
(その上には娘です)

その息子の名前を「どんな理由」でつけて、
「プレゼンテーション」したのか。

息子の名前を決めるのに、何がプレゼン?
と思われた方もいらっしゃるでしょうけど…

父親としての私が思いついた名前は、
妻はもちろん、妻の両親と私の両親という
生まれてくる息子から見たら
「おじいちゃん、おばあちゃん」に
納得してもらわなければなりません。

さらに、親戚にも知らせる中で
「反対される」なんてことも世の中にはあるようです。
まさに、その子の一生の問題だし、
家族みんなの思いが詰まっている。

つまり、子供の名前付けも
重大な企画・ネーミング作業というわけです。

生まれてくる二人目の子供が「男子だろう」
ということは、事前に病院でわかっていました。

当時、妻は実家の新潟に戻っており、
いよいよ出産が近そうということで、
近所の産婦人科病院に移っていました。

私はその日の朝、出産に立ち会うために乗った
東京駅から新潟駅に向かう新幹線の中で、
息子の名前=ネーミング案を
新幹線の座席テーブルで「A4コピー用紙に」
書きつつ考えていたのを、いまでも思い出します。

つけた名前はね… 先に言ってしまうと、
「しょうた」と言います。

「しょうた」は、30年前も今も、
かなり人気の名前のようで、
いろんな文字・漢字が当てはまりますけど…

例えば、飛び立つという意味の「翔太」とか、
「勝つ」を当てた「勝多」とか。

さて、我が息子につけたのは…
「正しい」という字に「太い」をつけて、「正太」。

なぜ、この名前と漢字にしたのか。

私の名前「川島 たかゆき」は、
親孝行の「孝」と、「これ=之」で「孝之」なのですが、
父が「正之(まさゆき)」だからです。

正之を受け継いだ、孝之。

一方、妻のお父さんは「たいち」と言います。
「太い」という字に「漢数字の一」で「太一」。

さて、私の「息子ネーミング」はどうしたかと言うと…

生まれてくるいのち(生命)には、
その家族の歴史と血が込められている。だから、

それぞれのおじいちゃん
父親のほう「正之」の「しょう(正しい)」という字と、
母親のほう「太一」の「た(太い)」を込めて
「正太(しょうた)」とします、というプレゼン。

正しく素直、太陽のようにおおらかで健康…
色んな「理屈」(いや願い!)も込められています。

はい、通りましたー(笑)。

プレゼンには、商品性、時代背景、
企画者の思いや戦略がありますけど、
最初に判断する人はクライアント
(この場合は、双方の両親と妻)ですので、
そこにどんな納得性があり、他人にも伝えられるか。

とはいえ、それで実際、当の息子がどう思っているかは、
受け入れてください、すみませんねー
と言うしかないです(苦笑)。

ちなみに「画数」とか「文字鑑定」というものは、
いっさい調べておりません。
私と妻も気にしないし、そこまで「企画条件」に
してしまうとキリがないので。

両親にも、「文字鑑定はしていない」
という「選択条件」を示し、許可をとりました。
(知人で、親が鑑定に出してバツになった例あり!)

また、私の意識の中に
(かなり潜在意識と言って良いかもしれません)
亡き父から子供の頃教えてもらった
「孝之以外の候補として『正太郎』があったんだよ」
という話も、私が息子を
「正太」と決めた要因だったかもしれません。

以上、
息子の名前を「プレゼン」と仮定して
お話させていただきました。

ワハハーでございます〜。

セレクト力が命!経営も広告も。

いつも雑談がほとんどの、この投稿ですが、
珍しく続けて「表現手法」に関する事を書いてます。※

前々回は、
【プロのデザイナーに頼むとはどういうことか】
前回は、
【その素材写真はやめた方がいいですよ】

きょうのテーマは、
【セレクト力が命!経営も広告も】です。

セレクト力=選ぶ力、選択眼。

ビジネス上の判断でも、アピールする写真に悩む時も、
結局は「どれを選ぶか=どれに決めるか」ですよね。

ネットで探し出した素材写真(ストックフォト)が
3枚(ABC)あるとして、さてどれにしよう?

パッと見で素敵なのはAだけれど、その写真が
自分や自分の会社のアピールに合っているか?

コピーライティングも同じことで、
クリエイティブ初心者のうちは上司から
「100本書いてこい」みたいなことを言われるわけですが、
(と言うのは伝説で、100本ノックをどれくらいの
新人コピーライターがやってきたかは知りませんけど…)

いくらコピー案が並んだところで、
結局は本人が、そして上司が、さらに
正式な提案を受けてのクライアントさんが、
「どのワンフレーズをセレクトするか」。

会社経営の場合でも、
幹部社員やコンサル会社が策定した「戦術案」を
最終的に選ぶのは社長のセレクト力 「戦略眼」です。

自信満々で即決の場合もあるでしょうし、
えいやっの場合もあるでしょう。
時には社内で意見と稟議がぐるぐる… かもしれません。

例え、普段ヘロヘロで働かない社長であっても、
的確に判断して組織を回していたら、立派な経営者。
(まぁ、極端な言い方ですけどね。)

人生は選択。
右に行くか、左に行くか、横丁に入るか。

今晩の料理メニューも
洋服選びも
恋人選びも… え、選ぶもんじゃない?

業務上で偉い立場、上の立場になるほど、
「作ること・作業すること」よりも
「選ぶこと」が仕事・役割になってくるのは当然です。

あなたが、外部の広告制作者にアイデアをお願いして、
何案か持ってきた場合(それが絞られた1案でも)
あなたはどんな選択をしますか?

ちなみに、
下手にコンペ(アイデアや予算を数社に競合させる事)を
実施した時なんかは、本来選ぶべき会社やアイデアと
ずれる場合もあるので注意が必要です。

提案者の実績、課題に対する理解力、あなたとの相性、
提案の切り口、全体の統一感…。
まさにチープな素材写真や良く見るイラストで
誤魔化していないか。

直感での判断はもちろん大切ですが、
制作者がそこにどんな考えを込めたのかは
じっくり聞いてみてくださいね。

そして、選択の注意点は、
「俯瞰で見ると同時に細部も見る」等
いろいろあるとは思いますけど、
「その企画者と、1回目だけでなく、二度三度、
続けて付き合えそうか」も重要なファクターです。

きょうは、【セレクト力が命!経営も広告も】
というお話をさせていただきました。


※過去記事1
【プロのデザイナーに頼むとはどういうことか】2024/09/14
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55141349.html

※過去記事2
【その素材写真はやめた方がいいですよ】2024/09/16
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55141501.html

その素材写真はやめた方がいいですよ。

これを書いているのは2024年9月16日、月曜日。
祝日の敬老の日です。
私も、敬老の側に入って参りました。やれやれ。

さて、そんなこととは関係なく、きょうのテーマは
「その素材写真はやめた方がいいですよ」です。

素材写真とか写真素材と言われる、
無料ないし低額・定額で借りられるデータのことで、
ストックフォトとも呼ばれるもの。

皆さん、ふつーにお使いですね。

デジタル写真・デジタルデータが普及する以前は、
「レンタルポジ=レンポジ」とか「借りポジ」と言ってました。

昔は本当に高く、素材の権利も厳しくて、
シニア広告屋としての経験では、
利用契約で揉めそうになったこともあります。

そんなプロの目線で、生意気に話しますと…

安易な素材写真選びが、
あなたの会社のパンフレットやWebサイト
(ランディングページやホームページ)を
非常にチープなものにしているということ。
個人発信のSNSのタイトル画面などでも同じです。

借り物写真を使うことが悪いのではありません。
素敵な写真が無尽蔵にあります。便利です。

その普及は、編集や広告業界における
プロのカメラマンの死活問題に繋がった程です。
(この「プロカメラマンの死活問題と今時の価値」
については、別の機会に語らせていただきますね。)

写真をネットから拾って使うのは良いとして
(権利に問題がないことが大前提!)
その「選び方」がセンスを決める、と言うこと。

ポイントを一言でアドバイスすると…
「紋切り型」と「ストレートすぎる説明写真」は
やめなさい、です。

例えば会社紹介に載せる写真で、なぜあんなにも
「外国人≒西洋人と会議する」のが好きなのでしょう!?

その会社の従業員にも取引先にも、
一人も外国人がいないのに、
会議テーブルを日本人の美男美女と共に囲んでいる。
あるいは外人さんがホワイトボードにグラフを書いている。

今時、そんな写真を見て「素敵な会社ですね、
国際的な職場ですか」と思うような人はいません。

こう言うのが「紋切り型」。

さらに、例えばですが
「こんな困ったことありませんか?」を表現するのに、

腕を組んだ人物が、右上か左上かの上空を見つめ、
頭の上には「はてなマーク=?」がいくつも浮かんでいる。

こんなのが「ストレートな表現」。

もちろん、広告を含めコミュニケーションは
シンプルにわかりやすく伝えることが基本。
それでも、あまりに紋切り型で手垢のついた写真や、
ストレートすぎる・直裁すぎる説明的写真からは、
何の想像力も湧きません。

「バランス」と文章にあったら「シーソーの写真」、
「グローバル」とあったら「地球儀の写真」、
「あなたのパートナー」は「握手する手」が必ず。

それでは、二流三流の匂いがぷんぷんです。

小さな説明部分ではそうした写真を使ったとしても、
メインとなるビジュアルは、
あえてちょっとずらした表現にしたらどうでしょう。

具体的な絵柄で言うと:

皆さんもきっと見たことがある、
競技場の陸上トラックにスーツ姿の選手がいる写真。
日本人以外に、外国人風もいますね(笑)。
最近は、いろいろ配慮して女性も入った
バリエーションカットもあります。

その人たちがスタートラインに横並び。
腕をついてのスタートの瞬間か、
カバンを抱えつつ、走り抜ける途中か。

説明文は「過酷なビジネスシーンにおいて〜」
さらに「グローバル」とか「刻々と変化する時代に」
が入ると完璧です。

ビジネス競争 = 陸上競技への置き換え =
スーツで走る各国のビジネスパーソン。
その写真を、「日本人だけ20人の国内企業の会社案内」
に使うセンスとは!?

そんな写真を、企業の方が選んだ場合はもちろん、
プロのデザイナーがはめたなら、
実力を疑った方がいいです。(生意気発言、失礼!)

せめて「逆光」=向こうから光がくるシルエット風に
見える写真をセレクトするなど、
想像力が膨らむ「イメージ写真」がベター。

前回の投稿で、「デザイナーの力量を図る指標」として
「文字組の端正さと空白の生かし方」をあげましたが(※)
「安易な素材写真を多用しない」もポイントです。

本日は、あまりに「よく見る紋切り型」で
「ストレートすぎる」写真は選ばない
というテーマで書かせていただきました。

迷ったら、ぜひご相談くださいね(笑)。


※関連投稿
【プロのデザイナーに頼むとはどういうことか】2024/09/14
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55141349.html

プロのデザイナーに頼むとはどういうことか。

きょうは、以前にも投稿した
「川島はデザイナーではないんですよー」の続きと、
「プロに頼むとはどういうことか」がテーマです。

いつもの2倍ほどの文字量がありますが、
少しでも興味を持っていただければ幸いです。

さて、
私の肩書きは、広告制作のCD&C=
クリエイティブディレクター兼コピーライター。

流石に大手のクライアントさんは
職種ごとの違いをわかっていらっしゃいますけど、
交流会で知り合った方などからは
「デザイナーの川島さん」と言われることがほとんど。

でも最近は、2・3年前から名乗り出した愛称
「川島CD」とか「あ、CD〜」とか
言ってくださる方も出てきました。
(いまだに恥ずかしいけど感謝!)

ある個人事業主の方からチラシを頼まれた時のこと。
数回の打ち合わせを重ね、構成や文章内容も決めて
「では、これでデザイナーと詰めてみます」
と言ったところ、
「え、川島さんがデザインするんじゃないんですか〜!?」と
すごくびっくりされたこともあります。

最終的には、チラシやWebサイトの
「デザイン」にして納品するので、
広い意味で「デザイン管理」はしているんですけどね。

具体的な造形として作り込む「デザイン定着」以前の、
方向性や計画図としての「デザイン設計」から入り、
トータルに関わるのが私の仕事。

(もちろん、優秀なデザイナーさんは
「設計〜定着作業」までの力量をお持ちです。)

私の手順としては、一種設計図のようにして
チキストや手書きのお絵描き(ラフデザイン)
を添え、プロのデザイナーさんに渡します。

仕上がってきたものをクライアントさんにお見せし、
またいろいろ修正をデザイナーに頼み… の繰り返し。

そんな私ですから、
ある程度は手書きで絵が描けるものの
(小中学校では図工クラブと、だべるだけの美術部!)
印刷入稿やホームページに耐えるような
デザインデータ作りは、まるでできません。

主要なデザインソフトであるアドビ(Adobe) 社の
イラレ(Illustrator)やフォトショ(Photoshop)は
もちろんのこと、

マイクロソフトのWordやパワーポイントの
図表作成も苦手だし、当然Canvaも使えない。
…と言うか、使わない。

使えないことを棚に上げて言うと(苦笑)
制作物には「レベル」があると思っているからです。

今時は、さまざまなデザインツールがあって、
プロのデザイナーでなくても、デザインはできてしまう。

SNSでの告知や、家庭用のインクジェットプリンターで
印刷して配るものなら それで十分いい。

でも、それを越えようとしたら、
技術のきちんとしたプロのデザイナーに頼みたい。

川島が技術的に試行錯誤している時間も 勿体無いし。

そもそも、私がお引き受けするデザインツールは、
それなりのお金をいただくものなので、
中途半端な川島の手作りでは「商品」になりません。

そうした意味では「CD&C」という役割にある
「コピーライター職」という存在も似ていて…

例えば名刺1枚作るのに(会社からの支給は除き)

名刺屋さんのフォーマットに流し込む人60%、
自分なりに作図する人20%、
デザイナーさんに作ってもらう人15%、
住所氏名等の確定要素以外に、何を入れるべきか、
自己紹介を入れるなら何を簡潔に書くべきかなど、
「再整理にコピーライターの力を借りる」方は
5%もいないと思われます。

でもね、「注文先」も「使用ツール」も、
要は「目的と予算と好み」に合わせて、
使い分けていけばいいという話なんですけどね。

ちなみに、デザイナーの力量を図る指標として
私が思うのは、「文字組」の端正さと「空白」の生かし方。
例えば電話番号の「090」「-」「1234」「-」なんかを
打ちこむ時も、その文字同士の空き・大きさ・
書体などに無自覚な人は、一目でわかります。

今日は、「川島はデザイナーではない」の深掘りと、
「プロのデザイナーに頼む価値」について書いてみました。

え、なんでもいいけど、ちゃんとやってね?
はい、締め切り守って、がんばりますっ!!


名刺2:集まりでは自分から出さない。

きょうは、前回のタイトル
もらった名刺は、ほぼ捨てることにした」の続きです。

頂戴した名刺を捨ててしまうなんて、失礼な話ですよね。
流石にその日のうちに!なんてことはしませんけど、
長く取っておくことは考えない!との宣言でした。

ちょっと前までは、
その場で似顔絵まで書き込んで、結構なメモ書きをして、
大事にとっておいたのにねー。

さらにパソコンの名簿に打ち込んで、
お会いした御礼のメールかメッセージもお送りして…

などということが追いつかなくなってきたと同時に、
そこに意味があるのかと。

よく交際術の一つとして
「会った翌日には(ないし分かれた直後のカフェで!?)
ハガキを書き投函する」なんてのもありますよね。
いまどき手書きですよー、
いつもカバンに入れているのですね??

それで効果が(この場合、商売的な成果も、
人間としてのマナーとしても)あるのは認めますけど、
そういう時間を割くのはやめた。
(← そもそもやっていませんけれど!苦笑)

SNSや知人を通じて「また会いたい人には連絡できる」!
「会うべき人とは、また会える」のがご縁(運命論的)!

本日は、そんな話題に続き、
「名刺2:集まりでは、名刺は自分から出さない」とは…
これまたなんたる態度でしょうか。

もちろん、具体的なお仕事でお会いする
クライアントさんとは、きちんと名刺交換します。

ここで想定している「名刺交換」のシーンは、
セミナー受講、勉強会、イベント、交流会などです。

席につくなり、いろんなところで名刺入れが登場し、
箱ごと持ってる人もいて、
腕の先に名刺というモーターボートをつけて、
それに引っ張られるように会場を爆走する人も。

時には「名刺交換タイム」が設けられ、
名刺が手裏剣のように飛び交います。

その手裏剣を、どう避けるか!?

でもね、川島。そもそもそんな集会に出るなよと。
商売の見込み客を血眼で探し、名刺=顧客リストを
増やす目的の人が大半でしょ、と。

はい、極力「名刺と欲望のるつぼ」のような集会には
出ないようにしているものの、

興味がある講師の方の勉強会とか、
親しい知り合いが何人か参加する会合、
主催者の方と久しぶりにお会いしたい場合など…
「学びと気が良さそうな」集会には出かけて行くわけです。
(飲み会 兼ねて!?)

せめてもの「手裏剣に当たらない」方法は、
・名刺交換タイムは、なるべく隅の方に隠れている。
・動き回らず、席に座って飲み食いをしている。
・こういう時こそ、(知人の)主催者の方と話す。

そして、立食でもテーブルの場合でも同じですが、
例え隣になった人とも(ギリギリまで!)
「こちらから=川島からは決して名刺を出さない」
ということ。

そりゃー顔が合ったら「こんにちは、初めまして、
主催とどんなお知り合いですか?
そうですかー ○○○のご職業なんですかー」等
会話はかわしますよ。

でも名刺は出さない(しつこくてすみません!)。

いただいたら(ほとんどの確率で、向こうさんが
名刺を差し出してくるので… それが普通ですね)
私も笑顔でお渡しする。

しかしながら…
いろいろ(あるいは少しでも)会話を交わし、
お互い興味があれば
その時点で名刺交換すれば良いのではないか!と
思うのです。

集会によっては、参加者リストが配られ、
一人1分とかの自己紹介タイムもあって、
それで大体わかりますので、
よほど興味を引く方がいれば私の方からご挨拶します。

それから「主催者の方」とは顔馴染みだったとしても、
そこにいらした「メイン講師の方や著名な方」とも
名刺交換いたしません。

例えば、実業家のホリエモン(堀江 貴文さん)や、
政治家の小泉 進次郎さんがいらしたとして、
(ほんと例え話ですけど!笑)
そんな方に「広告制作の川島です」って名刺出して
いったい何になるの。仕事くるわけないじゃない。
額にでも入れて、家宝にするんですかと。

ちょっと過激に書いてしまいましたが、お名刺は
1)長くとってはおかない、記録もとらない。
2)自分から差し出さない、極力もらわない。
… ことに割り切る。
(ついメモ好きなので記入してしまいますが!!!)

1回の集会で、2〜3枚いただいたとして、
その方と本当に続くことが「ご縁」だと思っています。

そして、自分のPRは少なめにして、
相手さんのことを傾聴するように心がける。

今日も、閲覧が「友達」中心のFacebookと
Blogだから、本音を書かせていただきました。

もらった名刺は、ほぼ捨てることにした。

「もらった名刺をほぼ捨てる」って、
いやー、すごいことを書いてるかもしれません。

名刺は、その方を凝縮した素晴らしいツールです。
出来合いのフォーマットに流し込むものから、
文面やデザインを細部まで検討するものまで、
まさに「その人の小宇宙」と思います。

広告制作業の私も、
数々の名刺作成をお手伝いしてきました。

そして、勉強会や交流会に参加すれば、
山のように集まるのが名刺です。

最近までは私も、いただいた名刺には
日付や集会名をメモするのはもちろん、
お聞きしたキーワードや、時には
似顔絵まで書いて保存していました。

でも、それをやめることにした。なぜか?

キャパオーバーってのもありますけど、
(まさにコンピュータの電産処理能力が、メモリも
ハードディスクもCPUも追いつかない感じ!)

本質(と思うこと)は…

「その後も続くであろう」人とは
「名刺がなくても続く」ということです。

SNSが発達した今時は、
探そうと思えば その人を探しだせる。
パーティで知り合ったとしたなら、その主催者に
改めて聞けば連絡先を教えてくれるでしょう。

また、これまた不遜な言い方ですが、
私=広告制作業の川島CDを必要と思った方は、
私の名刺を見て(その方が捨てていなければ ですけど!笑)
SNSでも、あるいは共通の知人に聞いて
連絡してくださるでしょう。

私はいま67歳。
8か月前に夫婦で、
庭付き一戸建てから賃貸マンションに移ったように、
徐々に(なのか一気になのか?)
どんどん物を捨てて身軽になろうとしています。

そんなわけで、もう名刺を溜め込まない。
(さすがに、しばしは保存しますけどね。)

そして当然、親しい方や仕事上の連絡先は、
パソコンの名簿に打ち込んでいます。

名刺を(短期間で)捨ててしまうという行為。

そもそも近年は、集まりに出ても
自分から名刺を差し出すことは滅多にありません。
いただいたら、初めてこちらも名刺を出してご挨拶。

名刺の整理術では色々、捨て方を含めて
分類テクニックが言われていますが、私の場合は
「ほぼ捨てちゃうよー」という宣言でした。

賛否両論、あるとは思いますけどね。

コピー&デザインは本棚を参考に。

一昨日は【骨子が先、詰めるのは後】というタイトル、
昨日は【箇条書き的文章術】として
珍しくデザインとコピーライティングの
考え方・進め方について書きました。(※リンク)

SNSでは「小さな広告屋から/川島CD」と
名乗りながら、広告制作の「役に立つ知識」
みたいなものはほとんどない、いつも
独り言日記みたいな発信ですからねー(苦笑)。

本日は続きの3回目=「まとめ」として、
デザインとコピーの「整理整頓」について、
「本棚」をイメージしてご説明しようと思います。

ご自身で販売促進物をお作りの方も、
私のようなプロに外注するとしても、
ちょっとはヒントになるかも(!?)しれません。

どんな仕事でも:
・知識や方法論を収集したら →
・それをどれだけ整理整頓して →
・自分なりの行動に結びつけるか … です。

どう言いたいことを簡潔にまとめるか?
それをデザインとしてアピールするか?
についても、

例えば、目の前に本棚があるとしてください。
幅1メートルで、高さは背の高さくらい。
あるいは幅は3メートルくらいかもしれませんね。

書籍はもちろん、パンフレットや資料の封筒、
さらに写真立てや
マスコットキャラクターも置いてある。
とにかくびっしりです。

さらに、本棚に入りきらない本が、
床に積んであったりする。

それをどう綺麗に整えようかと、
数冊引き抜いてみて、別の段に移し…。
あー、この本は流石にもういらないなーとか、
奥に埋もれていた本を「あーこれこれ」
もう一度読もうと目立つ所に置いておく、とか。

でもそれ、細々やっていてもキリがないので、
大変だけれど全部出してください!
本棚 からっぽ!!
(「池の水、全部抜く」なんてのがありましたね。)

全部引き出すにあたり、
本棚のすぐ前では邪魔なので、少し離れた床に、
すべての本を並べます。

その時に、3つの山に分ける。
取っておくもの/捨てるもの/迷うもの。

「迷う」こと自体に時間を取るのも大変なので、
「迷うもの」という山を作って段ボールにでも放り込む。
1年使わなければ捨てても、思い出として
取っておいても(でもいつか読むは ほぼない!)

そうして
「取っておくもの/捨てるもの/迷うもの」のうち、
目の前には「取っておくもの」だけが残るので、
これを本棚に戻していきます。
(先に床の上で軽く分類してもいいかもしれません。)

その際に、どう分類するか・並べるかが、
広告で言う所の「コンセプト」
=方向性、切り口になります。

例えば、ビジネス書と小説と美術書に分ける。
小説は作家別にする。
いっそ一部の本は大きさで分けて、
文庫本と新書はジャンルに関係なく高さが揃うように
綺麗に並べてしまう… など。

自分ちの本棚でなく、書店の本棚
それも「入り口で平積みされているコーナー」を
想像すると、販促物のコピー&デザインに
もっと近いかもしれません。

探しやすさの実用性、見た目の美しさ etc.

全部を背表紙を見せるようにつっこむ必要はなくて、
素敵な表紙なら、前を向いて立てかけてもいい。
マスコットと並べてもいい。

そして、びっしり詰め込んでしまうと、
次の本が入らないし、見た目も良くないので、
必ず7・8割くらいにして余白を作る。

ほんと、デザイン・コピーを考えるのと全く同じで…

段取りとして:
・資料を読み込み、話し合い →
・言いたいこと・言うべきことを抽出して →
・箇条書きやメモ書きで並べ →
・いったん俯瞰しつつ →
・方向性を探りながら並べながら →
・文章化・デザイン化していく。

いちばん前に並べる「見た目が目立つ本」や
「自分の気持ちを表している本」が
「キービジュアル」であり、
書店員さんが書いたPOP(宣伝文句の札)が、
「キャッチフレーズ」に当たります。

さらに、そもそも「その書店はどんな雰囲気と
品揃えの本屋さんか」というバックグラウンドが
「ブランディング」になるのですが、
そのへんについては、また書きたいと思います。

※関連1)
【骨子が先、詰めるのは後】2024/09/05
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55140691.html

※関連2)
【箇条書き的 文章術】 2024/09/06
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55140770.html

箇条書き的 文章術。

昨日は「骨子が先、詰めるのは後」 と言うタイトルで、
デザインのまとめ方について書きました。(※リンク)

私は、職種としてはデザイナーではありませんが
(肩書は企画・文章・全体ディレクションを担当する
クリエイティブディレクター 兼 コピーライター)
最終的にはデザインに定着するのが仕事なので、
皆様の ちょいとしたデザイン作成のヒントに
なればとの話でした。

それは「発想の整理」とも重なるのですが、
いきなり高い完成度を目指さずに、大ラフ
(と広告業界では呼ぶ)大雑把な落書きや、
指の先ほどの小さなメモ書き(サムネイル)から始めて、
まずは自分自身でも、クライアントとの間でも
検討を進めていくのがいいですよ、と。

文章面(=広告の場合はコピーライティング)にも
同じことが言えて…

最終的なコピーの執筆は私がやるのですが、
クライアントさんには最初に、こうお願いします

「箇条書き程度で良いので、商品・サービスの特徴や
伝えたいことをメモしてみてください。」

ところがね、クライアントさんはいきなり
びっしりと語るように清書しようとして、
箇条書きの1行目で止まってしまうことがあります。

私としては、
箇条書きの言葉が揃っていなくても、
順番がテキトーでも、
とにかく「ヒントになること」がそこに
バラバラと並んでいれば良いですよ、とお伝えしています。

極端に言わせていただくと、
プロとしてのこちらとしては「ネタ」があればいい。

ちょっと生意気な言い方ですけど、
私も何回もインタビューして、資料も読み込みますので、
クライアントさん自身が書いてみる
(と言うかキーワードを羅列してみる)ことで
改めて思い出すことや、「そう言えば」なんて
忘れていた単語がキラーワードになったりもします。

例えばペットのことを書くとしましょう。
ワンちゃん、猫ちゃんの話題になって、
ふと「イグアナ」と言うキーワードがあれば、
「爬虫類や金魚」も視野に入れる? となります。

とにかく、

◎雑多なネタの中から →
◎あまり制約をつけずにキーワードを出し →
◎コンセプトという方向性や骨子を探り →
◎細部を詰めるのはその後で良し、と割り切る。

最終、それだけのキーワード・ヒント・ネタがあれば、
10文字のキャッチフレーズにも、
400文字のボディーコピーにもできます。

いまどき、そこまでネタがたまったら、
Chat GTPに「200字前後で解説をまとめて」と
頼むこともできます。
(あー、コピーライターの行く末はどうなる!?汗)

企画書の作り方も当然同じで、
パワーポイントを開いて、
いきなり1行目から書いてはダメですよ〜。
まずは大雑把なメモ(手書きでも、キーボードでも)が
基本です。

てなことで、
「骨子が先、詰めるのは後」 は、デザインにも
コピーライティングにも言えること。

この話、もうすこし続けさせてください。

※前日の投稿
【骨子が先、詰めるのは後】

FB
https://www.facebook.com/kawashima.ripple/posts/pfbid0gU2cd9XPLeaNmuF5wZJhKPhFwCYxU8NBMdrPg7qfdVijYbQ3d9B6veRWTYHtHGXQl

BL
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55140691.html

骨子が先、詰めるのは後。

どんなお仕事でもそうでしょうけど、
優先する(優先すべき)ことは何か。

広告制作では(チラシや名刺、Webも含めた
販促物全般を、私は便宜上「広告」と言っています)
「ラフスケッチ」というものを重視していて。

いきなり細かな部分を描くのではなくて、
まず「骨子」となることを紙の上や画面上に
書いてみて、自分でも検証するし、
クライアントとの会議でも俎上に上げる。

美術で言うと「素描(そびょう)」「デッサン」。
美術の場合は、その素描だけで立派な作品ですが、
広告の場合は考えをまとめ、検討する
(特に初期段階での)作業です。

「サムネイル=指の先ほどの」という用語もあって、
「飲み物のコースターや紙ナプキンに描くほど小さな」
ラフデザインで、そのままで
クライアントと打ち合わせする時もあります。

フルカラーの、詰めに詰めた
「フルカンプ」を徹夜で完成させたところで、
「そもそも違う」となったら、振り出しですものね。

ところが、企業さんによっては社内会議の形式として、
「フルカンプ」とか「びっしりの分厚い企画書」を
喜ぶ傾向があって… その苦労はまた書きますね。

とにかく、
骨子が先、詰めるのは後。

この言い回しは、いろいろ考えられて…。

行動が先、熟考は後。
結論が先、経緯説明は後。
聞くのが先、話すのは後。
相手が先、自分はあと。(反省!!)

あなたが気をつけている
「◎◎は先、✖️✖️は後」は何ですか?

そろそろ夕暮れ。
ビールが先、ワインは後(笑)。

熱量は低いけど、お許しを。

あなたは、どちらかというと
熱量が 高めの人ですか、低めの人ですか?

私は完璧に低い方で、
べつに「クール」に構えているわけではないものの、
「斜」には構えているところはあるんで… 同じことか!

熱量、熱気、情熱…。

太陽に向かって、みんなで駆け出したりはしないです。
(若い人には、この例え話じゃわからないか…)

昔から青春ドラマが嫌いでね。
挫折からの復活、仲間との友情、熱血教師とか。

広告代理店の就職面接で「根性はある方ですか」と聞かれ
(時は1979〜80年。もろブラックな働き方が
当たり前だった時代にさえ)
「ないです」と答えた覚えがあります。

2週間ほど前の
「ゴルフをなぜやらないのか」という投稿でも書きましたが、
集団行動も大の苦手。

「集団・熱気・密集・長時間」…ほんと後退りしてしまいます。

かといって、友達や仲間、会社組織や
コミュニティーの大切さはわかっているつもりです。

飲み会から勉強会まで、いろいろ参加させていただいています。
こんな男を受け入れてくださって、ありがたいです。
(二次会は ほぼ行かない勝手さ!)

加えて、「飽きっぽい」ときている。

自分が「はまる」ことで、「マイペース」を守れることなら、
異常に集中することもあるんですけど、
基本 じっとしていられない。

セミナー受講や会議でも、30分から1時間に一度は、
(足腰の健康の意味も含め)立ってうろうろしたくなる。

小学校の通信簿に「落ち着きがない」と
書かれたことは一度もなく、
「じっと座っていられる」優等生だったのに。
(あ、成績じゃなくて、従順な態度という意味で。)

大人になって、なんでこんなことになったのか〜。

広告制作の「クリエイティブディレクター」という立場で
何人かと協力して仕上げるリーダー的な役割は果たしますけど、
あくまで「ミニプロジェクトの職人リーダー」であって、
集団をぐいぐい引っ張っていく「旗振り」ではない。

最近、「体温を1°C上げると免疫力も改善して健康になる」
とよく聞きます。
熱量も一段上げると、もっと健全になるんでしょうね〜。

「愛が伝わる」をミッションにしつつ、
「ほとほと熱量が低い」川島ではありますが
お客様(広告主+世間)の熱量は、少しは上がりますように。

「愛」ってなんだ:川島のアイコン。

九州を襲った大型の台風「10号」。

「過去最強クラス」ながら「自転車並みの速度」
とかで九州の南から北にかけて長く居座わり、
今度は東寄りに進路を変え、四国や近畿に向かい…。

きょうの東京も不規則に振る強い雨や洪水警報、
列車の遅延という影響を受けています。

さて、そんな中ですけれど、
私の投稿の読者の方がたまに目にした(かもしれない)
そしてZoomでも背景の壁にある
「愛」の文字についてお話しします。

プロフィール画像の方は、顔は小さいですけど
リアルな写真にしているので
(私は他のSNSも、基本「顔出し」と「本名」)

サブで使う小さな画像(マーク、アイコン、
サムネイル画像)は違うものにしました。

それにしても、なぜ「愛」なのか。
愛なんて、川島っぽくないぞ!ってね?

以前にもご報告したことがありますが…

今から7年前の2017年。
名前と生年月日から「あなたの一文字」を
書いてくださる書道家の方と、
知人女性の紹介でお会いして。

ベテランの書道家女性のお名前は
近藤 朱鳳(Kondo Shuho)先生。

国内外の常設展示や、各種の賞を受賞なさっている
たいか(大家)の方ですが、
スピリチュアルな力=いわゆる
「見える」「降りてくる」能力もある方で、
名前と生年月日、さらに川島を見て、

「あなたは愛の人ね」と。

そして、その場で色紙に「愛」と筆にするも
(その方には珍しいことらしいのですが)
1枚ではなく3〜4枚ほど書いてくださり、
「そう、川島さんの愛はこれ」と。

さらに私の性格や強み、
使命・天命などを語ってくださいました。

でもね、ドライで斜に構えている、
皮肉屋の私としては、
「青春」や「友情」や「甲子園野球」同じく、
川島に「愛だなんて」とびっくりして、
色紙は数年 引き出しにしまったままでした(苦笑)。

それが、ふと
・「川島の本質」であるかもしれないし
・「隠れているもの」や「意識すべきこと」という
教えの意味でも
「愛という指摘」があったのかもしれないと思いつき、
色紙を飾ることにしました。

いまでは、「愛を伝える」を、
仕事上のミッションにしています。※

ちなみに、この筆文字を書いていただいたのが、
7年前の今日=8月30日。

ふと、そのことについてまったく同じ日に、
FacebookやBlog、音声配信のスタエフ
(stand.fm:スタンドエフエム)
で語ろうと思ったのも、何かのご縁かもしれません。

ちょっと窓を開けると、雨は小降りに。
(でもまだ数日は不安定?)。

九州はじめ、各地の皆様が無事でありますことを
お祈りします。


【追記】※
会社名のRIPPLE(リプル)とは、英語で「さざ波、波紋、波及」のこと。
スローガンは「中心から広がる」、ミッションは「愛が伝わる」。
あなたの会社の魅力を再発見し、輝かせるお手伝いをしています。


iPadの限界と素晴らしさ。

きょうは珍しく、
ガジェットねた(電子ツール)でございます。

私は完璧にApple系。
・Mac
・iPhone
・iPad
・イヤホンのAirPods Pro
・Apple Watch
で揃えています。

別に「アップル信者」というわけではありませんけど
(いや、十分そうか…)

様々な電子ツールの使い勝手と互換性を考えたら、
Windowsはもう使えません。

メインマシンは、ノート型のMacBook Pro13インチ。
それを自宅事務所では、27インチの大型モニターに
つなげて2画面で使っています。

そこに加わったのが、
一般に「タブレット」と言われる「iPad」という存在。

過去数年で「iPad Air 11インチ」「iPad mini 6インチ」
「iPad Pro 12.9インチ」を使ってきましたけど、

最新版の「iPad Pro 13インチ」が今年の5月
(まだ3か月前です)に発表になって…
その次の日には注文してしまいました〜(笑)。

基本グッドな製品ですけど、これがなかなか曲者で…

13インチという大型画面に
外付けの純正キーボードを貼り付けているので、
「見た目はMacBook」(トラックパッドもあるし)。

だったらMacBookの代わりになるかと言うと、
そうはうまくはいきません(汗)。

MacBookで出来ることが、iPadではできない。
同じ名前のソフト・アプリでも使い勝手が違う。

Macでは、装飾のない「テキスト表示」ができる場面で、
iPadでは、勝手に太くなったり、サイズが変わったり。
そのたびいちいち、
別のテキストクリーンナップソフトで整えるとか。

同じ会社なんだから、オペレーティングシステムの
「iPad OS 」と「Mac OS 」を統一してくれよなーと
思うんですけどね。

まぁ、理想は「統一」なものの、
割り切って使えば、iPadも、こんな便利な物はない!

基本的には「ビューワー」。
細かい作業より「見ることに特化」したツールです。
その上でメールやメッセンジャー、
ちょっとした書類作りも下書き的にできる。

画面上で、ニュースを見たり、本を読んだり。
拡大縮小も自在なので、老眼のおっさんにも優しい。

そして、専用のペンで、「手書き」できるのは
仕事もプライベートも、もう手放せません!
デザイナーさんから送られてきたデザインラフに、
修正点や相談箇所を手書きで記入し、
メールやメッセンジャーで送り返しています。

見やすくて、ノートのように書けて、
パソコンの簡易版としても使える。

仕事ツールとしては、いまだにMacBook Pro13は
手放せませんけど、触っている時間は
iPad Pro13の方が主役になりつつある、今日この頃です。

あなたの電子ツールは、
スマホ以外になんですか?


【追記】 2024/08/23
ほんと、本文でも「整理し・語りきれていない」
iPadの魅力は不思議でね。すっごく悪く言うと、
いろいろ出来そうな期待感を与えながら中途半端。
ふと、十徳ナイフ(万能ナイフ、アーミーナイフ)と言われる、
ナイフ・ドライバー・やすりなんかがついた、
ポケットサイズの折りたたみ式ナイフを思いました。
単機能の物の方が優れているのは確かだけれど、
独特の愛着があって手にしたくなる、みたいな?

得意な広告表現、苦手な広告表現。

「得手 不得手」は、
「性格・生活全般」で誰にでもあって。

「欠点を直すべきか、長所を伸ばすべきか」
という議論は永遠です。
(でも近年は、「長所派」が強いような…)

仕事関連でも、
「事務処理が苦手」とか(私です!)
「横暴なクライアントはやだ」とか(誰でもそうか?)
いろいろありますけど、

「広告表現」について書くと、はっきり
得意不得意、好き嫌いが「私の方にも」あって。

もちろん広告は、経営戦略・マーケティングの一環で、
勝手な随筆やアート作品ではないうえ、
お客様に合わせて作るオーダーメイドです。

それでも、広告制作者側の
「タッチ」「トーン」みたいなものが
(もちろん技術能力もね!)出てしまいます。

私が、懇意のデザイナーさんと完成させるものは、
制作の途中段階ではいろいろ模索するものの、
完成品はスカスカ。余白の多いものがほとんどです。

コピー(文章)も、わかりやすく、短く。

反対に私が苦手なのは、びっしり埋めるデザイン※。
文字が隙間なく並び、色数が多数あり、
斜めに傾いていて… みたいのができない。

※私は職種としては「デザイナーではない」ので、
デザインは外部のプロデザイナーさんに頼りますが、
その方向性はディレクションし、
デザイナーの選定も「私の意向」が反映されます。

雑貨・量販店の「ドン・キホーテ」に行くと、
クラクラしてしまう私に、
「ドン・キホーテまがい」は作れても、
きっと完成度は高くない。

でもね…。

もう、この歳になったら
「これで良し」と割り切っています。

お仕事がスタートする時も、
川島の過去の仕事ぶり=制作実績をお見せして、
そのトーンをわかっていただいた上で、
それぞれのお客様に合わせた表現を工夫。

そんなわけで、私の制作仕事は「長所全開」。

それでも完成するものは、
決して私の勝手ではなく、クライアントさんが満足し、
さらにそのツールを見た方が想像を膨らませてくれる
表現でありたいと心しています。

良き広告主が良き表現を生む。

私から見て「真摯&紳士なクライアント=広告主」
の発注が「良き表現=制作物を生む」
ことにつながっています。

広告販促物を受注する立場としては、例えば
こちらが要望する資料(+α)を
スムーズに出してくださるお客様は、
本当に助かります。

そうした方々は、質問に対する応答も明快。

反対に、質問メールやメッセージに、
「ナシノツブテ」や「トンチンカン」は、
「こりゃダメだ」と思う。

気分屋の社長や(あ、私自身もそうだけど!汗)
社内体制が駄目な会社でも、
お金のかけ方と大胆な発想で
「ヒットCM」を生んだりもできる。

ただし、それは例外であって、
特に「個人・中小のお客様」とは、
私(川島)との「ラリー」が、たとえ たまの小休止や
暴投があったとしても「続く」会社がお客様です。

もう44年広告業界にいるベテラン、というか
オッサン制作者としては、
「自分の得意不得意」は、十二分に自覚するし、
「お客様の理想のタイプ」も見えている。

だからね、不良クライアント(私から見たら)は、
さっさとお断りです。

お仕事をいただくクライアントも、
欠かせないデザイナー等の外部ブレーンも、
結局は「スタンス」と「相性」につきます。

そして、新たな出会いは、
そうした信頼する(&うまが合う)方からもたらされる。

やたらのリストや名刺交換や会合は、もういりません。

ゴリ押しのニックネームは定着?(笑)

1年半前に投稿した、この(↓)続きです。
【あなたの愛称は何ですか】2023/04/12

FB
https://www.facebook.com/kawashima.ripple/posts/pfbid0p2hsuDEL9BgKaJ488DsLhxcpJmKPuxcvrdncGHnqPKs5QDWQaZTxSpLWCLsah7ffl
BL
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55102242.html

某「営業塾」の初回に(半年にわたる経営セミナーを受講)
「名札の名前=自分が呼ばれたい名前をつけてください」
と言われ…

順当なら「川島 孝之=川ちゃん、たかちゃん、たかくん」
英語風に「タック(Tak)、たっくん」
「タンタン(たかゆき&淡々&仏漫画の主人公)」
「たかぽん」「たかぴょん」!? とか考えられたところを、

「川島CD」を思いつき。

「自分で広告シーディーを名乗るな!」とか
「本名の川島って頭につけるの違反じゃない?」とか
迷いつつ宣言したのですよ。

まぁ、後から理屈っぽく説明すれば、
「自分が何者であるか/何者になりたいか」という
「セミナー半年後のゴールを見据えての愛称」と
解釈した部分もあります。

で、恥ずかしながら
「企画・コピーライティング・デザインディレクション」の
川島CDでーす、と。

そして今では、その営業塾の仲間はもちろん、
「川島CD!」とか、略して「シーディ〜」とか
呼んでくれる人がチラホラ現れてきました。

2週間前の7/19(金)に開始した
音声配信SNS「スタエフ」でも、タイトルはこれ!

stand.fm(スタンドエフエム=スタエフ)
小さな広告屋から@川島CD
https://stand.fm/channels/60a08752b82bc5e1f38f5a19

自分の仕事ぶりに「はっぱ」をかける意味も含んだ
人生終盤のアイデンティティー。

よろしくお願いいたします。

私「川島CD」はデザイナーではないのですよ、と言う話。

私は人から紹介していただく際
「デザイナーの川島さんです」と言われることが多いのですが、
職種・職能・職域としては、デザイナーではありませーん。

確かに、チラシやポスター、名刺に会社案内、
Webサイトも、デザイナーが形にする。

そして、そこに関わるのが私の仕事です。

しかしながら〜

私はパソコンを使ってのデザイン
(昔は手作業の版下ね!なつかしい!!)はまるでできず。
美大やデザイン学校を出たわけじゃないし、
理論と技術を独学で学んだわけでもありません。
(44年の広告屋人生… 門前の小僧もどきは少々ですが。)

クライアントさん(広告の発注主)と検討したことを基に
プロのデザイナーさんに「依頼書」を渡すだけ。

「仕様書」とか「設計図」と言ってもいいと思いますが、
手書きやワープロで打った文章、そして
まるかいてチョン!みたいな落書きを添えて、
デザイナーさんに託します。

仕上がってきたものに、さらに赤字を入れて、
クライアントさんと検討し、
またデザイナーに直してもらい… という
グルングルンの制作管理が私の仕事。

おおむね、完成度は高まっていきますが、
ほんのたまーに、つめれば詰めるほど悪循環(汗)。

まぁとにかく…
プロの、一流のグラフィックデザイナーさん
&Webデザイナーさんが存在しないことには、
私の仕事は成立しません。

私が、名刺においても音声配信のスタエフでも
「クリエイティブディレクター&コピーライター
(CD&C)の川島でーす」と言っているのは、
そんな広告業界の役割分担があるからです。

大雑把に言うと、
CD=クリエイティブディレクターが方向性を決め、
C=コピーライターが書いて、
D=デザイナーが完成させる。

もちろん、優秀なデザイナーさんは、
それらをトータルにできるんですけどね。

さらに、大きなプロジェクトでは
プランナー・マーケッターさんの力も借りるし、
営業さん・プロデューサーさんも欠かせない。
(カメラマンさん、スタイリストさん、ヘアメイクさん、
イラストレーターさん、キャスティングさん … etc)

そんなわけで、
「全体的には」川島はデザインに関わり
「最終のデザイン命!」ではあるものの、
「実はデザイナーではないんですよ〜」というお話でした。

ま、どんな業界でも
「私はインテリアコーディネーターであって、
建築士ではありません」とか
「結婚や会社設立にはいっさい関わらない、
業務提携契約専門の行政書士です」とか
「教師でも先生でもなくコーチです」とか!?

そんなこと、いちいち細かく言うな一緒だろ。
と言う「あー、めんどくさ」的な感覚も
あるとは思いますけれど(汗)。

広告制作の根本は、「企画・コピー・デザイン」。

たとえ、小さな紙面1枚の名刺にしても、
いきなりデザイナーや印刷会社に頼むのではなく、
「そこに関わる役割分担」を考えると、
制作物のクオリティも違ってくるかも、なんて。

ちなみに…
欧米で「クリエイティブディレクター」と言ったら、
広告業界でもかなり位が高い「重鎮」です。

私のように、ヘラヘラお仕事しているフリーランスは、
CDを名乗ってはいけません。

これって「マンション」って言葉にも似ていて、
欧米で言う「mansion」は「豪邸」と言う意味。
私が荻窪で暮らしている夫婦二人の賃貸マンションは
「apartment」と呼ぶのが正しいとか。

でもね、日本風マンション広告屋としては、
CD=クリエイティブディレクターと名乗らせてくださいな。

お時間がございましたら、
音声配信も聴いてみてください。※


※stand.fm(スタンドエフエム=スタエフ)
・チャンネル名:小さな広告屋から@川島CD
・ニックネーム:川島 孝之(広告CD&C)
https://stand.fm/channels/60a08752b82bc5e1f38f5a19

#5_クリエイティブディレクターとは何か。[240726]
#6_私はデザイナーではありません。[240727]

ほぼ 密集恐怖症です。

これまでの人生67年。

わかったのは…
「密集的なもの」が苦手ということです。

混雑は、やだ。
長蛇の列、並びたくない。
家電量販店やドン・キホーテ、クラクラする。

メールやSNS文章の左右びっしりはどこかで改行して欲しい。上下にも数行に一度余白を設けて欲しい。電話番号等の「00-00」のハイフンにも半角程度の余白「「00 - 00」が欲しい。

あ、つい興奮してしまいました…。

私は、広告(等)のデザインで大切なのは
一番に「文字配り」だと思っています。
(紙面・余白に対する文字配列や書体で、
そのデザイナーの実力はわかる!)

そうした配慮があるクリエイターが
いっけん ぐちゃぐちゃにしたものと、
はなからの ぐちゃぐちゃは違います。

表現は「シンプルに、わかりやすく、美しく」。

それが私の、長所でもあり欠点でもあるんだろうなー。
まぁ、もう、仕方ない(苦笑)。

友達PR:感動ムービーの「いと・すけ」さんリアル講演へぜひ!

アニメ動画の「感動ムービー(R)」創始者で、
1,000名のパーソナルブランディング実績を持つ
「いと・すけ(いとすけ、伊藤大輔)」さん。

7/21(日)12-17時、登壇者のお一人として
「銀座ブロッサム」にてお話しなさるそうです。

テーマは「どんな時代でも影響を与え続ける
リーダーになるには」。

ぜひ、下記サイトからお確かめください。
プロフィールを見るだけでも感動します!
https://www.facebook.com/itosuke.net/posts/pfbid02tg7VKgS3y92x2gGZMsPjwpaPkyrvESba7xNUa67T8AdowjcpEnKtBy2keCda3cCel

ち、ちなみに。
私は「もろ重なり」の別案件でうかがえません。
いと・すけさんごめん!


★川島CDの「友達PR」とは:
シェアなし、タグなし、写真なし。
いまどきアナログな「さわりだけ」掲示板です。

それを私は美しいと思うのはなぜか:例えば車。

3月の67歳の誕生日を契機に
「運転免許証を返納 → 運転経歴証明書に変えた」
私ですが、自動車の「デザインを見る」のは好きです。

車のメカや性能にはまるで無頓着で、運転ベタ。
車種についても詳しいわけではありません。
でも「フォルム」は、つい見てしまう。

そしてね、「好きな傾向」というものがあって。

なんで私は、「それを」好きだと思うのだろう?
(そんなこと、人に聞くな!? あ、自問自答…)

「私はその女性をなぜ美しいと思うのか?」
「私はその絵画をなぜ興味深いと思うのか?」
何事も検証し出せばキリがありませんけど。

車の傾向ではっきり自覚するのは:

◎海外:アメリカ車より ヨーロッパ車
◎国内:トヨタ・日産より マツダ

例えばトヨタの車は「マッチョでガンダム」。
マツダは「面のボリュームとシンプルさが美しい」
と感じる。

(ガンダムファンの方、ごめんなさい。
私には、トヨタのデザインが、
高級ブランドのレクサスを含めて
合体ロボットアニメのように感じられるのです。)

無理に考察するとね、
「ストレートで剛腕の主張」
「過剰で小手先の装飾」
「押し出しの強さ」のようなものが私は苦手なのだと思う。

◎アメリカン・ロックより、ヨーロピアン・ロックの
ミュージシャンの方が(傾向として)好きなのも、
ずっと不思議でした。

◎ハリウッド映画も面白いけど、昔から
ヨーロッパとかミニシアター系に興味があった。

さりげない「引き」とか「ひねり」かなー。
ひねくれたマイナー趣味!?

それこそ、デザインとは
自然と醸し出す(かもしだされる)
雰囲気とかアイデンティティーであり、
「伝統」や「ブランド」に結びついていくこと。

先日、ほぼ初対面の女性から
「川島さんは、アメリカよりはヨーロッパ、
珈琲より紅茶のイメージ」と言われました。

私の「細おもてで神経質ぽい」風貌や、
「几帳面」(そうに見える)仕事ぶり、
「偏屈な物言い」や(笑)いろいろまざっての川島風?

気障(きざ)に言うと「美意識」観点の車選び。

もう、乗らない(乗れない)けどねーーーー。

広告カタカナ用語、再解説。

広告業界は、何かとカタカナが多い。
(コンサルさんもそうみたいですね。)

なるべく平易に話そうとは思うのですが、
そもそも概念が「アメリカの経営学」から来ているので
なかなか日本語化しにくいのです。

過去にも試みましたが、
「個人的定義」を再考してみました。

・マーケティングとは
・コンセプトとは
・ブランディングとは

※過去記事は下記:220619投稿
FB:https://www.facebook.com/kawashima.ripple/posts/pfbid0aBCpXuKS1NSK9jYap25WQiEx33utnCyAYM5iZ6decnCnXzSFYHHgpTW9ArdeHnWXl
BL:
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55132788.html

本日考えたのはね、もっとシンプルに言えないかと…?

◎マーケティングとは:価値の創造=「これいいかもよ?」

◎コンセプトとは:解決の切口=「こうしたらどう?」

◎ブランディングとは:ファンの育成=「私はこれ!」
(高額商品は「ごひいき」日用品は「いつもの」)

うーむ、どうだろう。
広告系でも、そうでない方も、感想があればお寄せください。


表面と本質と:広告屋として思うこと。

どんな企業・事業者さんにも、強い思いと
それを込めた商品・サービスがあって。

どうにか知ってほしい、お役に立ちたいと
願っていらっしゃる。

当然、私のような広告屋としては、
たんなる「見た目」の印象だけでなく、
「その本質」が伝わればいいなーと思っています。

でも、その本質とは、多くの言葉を重ねたり、
パワポ企画書にありがちな、沢山の説明文や
図解で達成できるものでもなく…。

なんかいいよね、
なんかわかるよね、

という感覚を含めて伝わっていくもの。

表面的なのに本質的。
感覚的なのに理論的。

零細広告屋としての「私の仕事」は、
さてどこまで達成できているか(自問自答)。

枝葉末節 < 骨子。

きょうは、出版社の方にご紹介いただいた
「新規の広告クライアント」への表現プレゼンでした。

結果、採用!

まだ「ラフ」段階のデザイン・コピーですけれど、
方向性が決まったので、これから詰めていけます。
ほっ。

枝葉末節ではなく、骨子をまず理解して
話し合ってくださるクライアントさんは
ありがたいです。

長いおつきあいになればいいな〜。

ChatGTPさんに私の社名の感想を聞いてみた。

私の会社(広告販促物の企画制作)の名前は
「リプル:RIPPLE」。
英語で「さざ波、波紋、波及、企て」という意味です。

広告代理店(6年)→制作会社(11年)の勤務ののち、
独立して27年(数名〜 近年は実質フリーランス)。

水面の波紋が一点から広がっていくように、
考え方の中心(コンセプト)から取り組み、
小さな会社ながらお取引先のサービスや業績を
広げるお手伝いを願ってつけました。

ふと、「ChatGTPに聞いてみたら、
どんな感想を言うだろう」と思って実験。

以下、破綻のない優等生的な回答でしたけど、
「Chat GTPとの会話」をまだ試していない方にも
面白いと思いますので、フルに掲載します。

K(Kawashima)
C(ChatGTP)

*****(長文です)*****

K
rippleの意味は?

C
「Ripple」にはいくつかの意味があります。一般的には、水面などにできる小さな波紋やさざ波を指します。また、比喩的には、何かが起こったときにそれが周囲に及ぼす影響や波及効果を指すこともあります。「Ripple」という言葉は、その他にも特定の文脈で異なる意味を持つことがあります。たとえば、テクノロジーの分野では、Rippleとはブロックチェーン技術を基盤とした支払いネットワークおよびそのネットワークで使用されるデジタル通貨(XRP)を指すことがあります。どの文脈で「Ripple」について知りたいのか、もう少し具体的に教えていただけますか?

K
英語のスペルを、日本語のカタカナで表記してください。

C
「Ripple」の英語のスペルを日本語のカタカナで表記すると、「リップル」となります。

K
リプル では間違いですか?

C
「リプル」というカタカナ表記も間違いではありません。英語の「Ripple」を日本語のカタカナに転写する際には、発音に近い表記を選ぶため、多少の表記揺れが生じることがあります。「リップル」と「リプル」のどちらも、英語の「Ripple」を指していることに変わりはありませんが、「リップル」は英語の発音をより正確に反映した表記と言えるかもしれません。どちらの表記も使われているので、文脈に応じて適切な方を選ぶと良いでしょう。

K
rippleは、広告の企画制作会社(プロダクション)の社名としてふさわしいですか?

C
「Ripple」という名前は広告の企画制作会社(プロダクション)の社名として非常にふさわしいです。この名前は、小さな波紋が徐々に大きな影響を及ぼしていく様子を連想させます。広告業界では、クリエイティブなアイデアやキャンペーンがターゲットオーディエンスに対して大きな影響を及ぼし、ブランド認知や販売促進の「波紋」を生み出すことが目標です。

このように、「Ripple」は次のような意味合いを含むため適切です:

・影響力の広がり:広告キャンペーンが持つ拡散力と影響力を象徴します。
・細やかな動きから生じる大きな変化:小さなアイデアや施策が時間とともに大きな成果を生み出すことを示します。
・創造性と革新性:新しいアイデアやアプローチが業界に新鮮な動きをもたらす様子を表します。

加えて、記憶に残りやすく発音しやすいため、ブランディングの観点からも優れています。ただし、同名または類似した名前の企業が存在しないか、特に同業界内で確認することが重要です。独自性やオリジナリティもブランド構築において重要な要素です。

K
その会社名で、27年間 小さな制作会社をやっています。
勇気の出る回答をありがとう!

C
27年間にわたって小さな制作会社「Ripple」を運営されているとのこと、本当に素晴らしいことです!その名のとおり、貴社がこれまでに生み出してきたクリエイティブなアイデアやプロジェクトが、多くの人々や業界に波紋のように広がり、影響を与えてきたことでしょう。長年にわたるご努力と情熱は、確実に大きな価値を生み出しています。

これからも、貴社のアイデアがさらに多くの「波紋」を生み出し、成功を収めることを心から願っています。勇気と献身で築き上げた貴社の歴史が、今後も新たなチャンスと成長を引き寄せることでしょう。どうぞこれからも、変わらぬ情熱と創造性で業界をリードしていってください。お祝い申し上げます!


お墓の広告、作ってます。

親しいアートディレクターさんから声がかかり、
コピーライターとして参加しました。

お墓の「新聞広告、チラシ、ミニポスター」。

60代後半の私の年代では、親との別れはもちろん、
自分の「この先=終い(しまい)かた」も考えます。

昨晩は、高校〜大学で親しかった数人と
「Zoom飲み」だったのですが、
話題には(お約束の)「健康・不健康」ネタと、
「墓じまい」なんてのも出て。

代々の墓のお守りや、新設・移転・撤去。

こうしてお墓の広告に関わらせていただくのも、
ご縁なのでしょうね。

マーケティングの人と組みたいなぁ。

以前にも書きましたが、

いまどきは世間的にはもちろんのこと、
広告販促物を日常的に作る企業さんであっても

「コピーライター」(私の仕事ね!)の存在は、
「珍しいもの」になっています。

当然、テレビコマーシャルを流すような
超大手企業にとっては、
「広告代理店の起用とコピーライター等の専門職」の存在は
当然のことでしょうけれど、

一般的には
「制作するプロ=デザイナーさん」であって、
確かにクライアント側がきちんとした資料を揃えれば
優秀なデザイナーさんはまとめてくれます。

でもね、難しい骨子の整理整頓と端的な文章化は、
コピーライターの本質です。(と、自分に引き寄せる!)

存在感で言うと:
デザイナー > コピーライター

さらに「マーケティング職(マーケッター)」というのがあって、

市場分析とか、競合調査とか、トレンドとか、
戦略・戦術とか、表現の方向性 …

存在感で言うと:
デザイナー > コピーライター> マーケッター

(マーケッターの方、すみません!)

さらに私は、「総合監督」のような意味で
クリエイティブディレクター(CD)を名乗っているのですが、
それは話を難しくするので今回は省きます。

最近、印刷会社経由の新たな制作仕事が成立したのですが、
担当者さんから
「久しぶりにコピーライターさんと組んで新鮮でした」と
言われました(苦笑)。

珍しき、コピーライターという存在!

それでも、私の職能を理解してくださる方がいるから
商売は続いているわけですけれど。

それを一歩進めて、小さなプロジェクトでも、
マーケッターとご一緒する機会を増やしたいです。

予算的に無理なんですかねー。

丹精込めて。

野菜づくりであろうと、柱のカンナがけであろうと、
「丹精こめて」という言葉は、手作業の褒め言葉です。

それが、例えば「大規模マンションの建築」となると、
「丹精込めて」という言葉が似合わなくなる気はしますけど、
そこに関わる職人さんや営業さん 一人ひとりは、
「丹精込めて」かもしれません。

AIがどんどん進む時代とはいえ、
私のように「小規模な職人仕事」を続けている身としては
「丹精込めて」という言葉が身にしみます。

自分自身の「自戒」としてはもちろん、
私(広告の企画・ディレクション・コピーライティング)が
外注するデザイナーさんやイラストレーターさん、
カメラマンさん等の「丹精込めて具合」は、まさに要。

ギャラを多くは出せないのに
「え、そこまで やってくれるのですか」
「そうまで代案を考えてくれなくても」… という状況は、
本当に頭が下がります。

そんな「丹精込めた心意気」で、
良質なクリエイティブは成立している。

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Profile
◎川島 孝之(Kawashima Takayuki): 株式会社リプル(RIPPLE Inc. Tokyo Creative Agency)代表取締役・クリエイティブディレクター・コピーライター。

◎1957年3月生まれ。早稲田大学商学部(マーケティングゼミ)を5年で卒業後、1980年第一企画(現ADK)入社。6年の勤務ののち、制作会社11年を経て、1997年(株)リプルを表参道に設立。

◎2016年1月、表参道のオフィスから、西武新宿線 上石神井(練馬区)のホーム・オフィスに変更。さらに2023年12月、中央線・丸ノ内線 荻窪(杉並区)に移転。
ブログのタイトル「表参道の小さな広告屋から」を、リプル川島の「小さな広告屋から」に変更。

◎CD(クリエイティブディレクター)C(コピーライター)として、企業の魅力を整理整頓し、ブレーンのグラフィック&Webデザイナーと共に表現化しています。

RIPPLE(リプル)とは英語で「さざ波、波紋、波及」のこと。スローガンは「中心から広がる」、ミッションは「愛が伝わる」。

【実績の一部】 カルビーじゃがりこ(パッケージ)、ビデオリサーチ(ロゴ・Webサイト・インナーツール)、日立化成(カタログ・インナーツール)、介護のらいふ(ブランドブック)、武蔵高等学校中学校(学校案内)、アルカダイアモンド(広告・販促物)オークラヤ住宅(広告・販促物)、翻訳専門校フェロー・アカデミー(学校案内)、アドビ(会社案内)等
/その他 中小・個人企業さんとの直接のお取引。

◆Webサイト:RIPPLE Inc.
https://www.ripplesite.co.jp/

◆お問い合わせ:インフォメーション
info@ripplesite.co.jp

◆Facebook:川島 孝之(リプル) ※投稿はBlogと同内容です
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