きのう8/5(水)の夕方は、知人と展覧会を観てきました。

と、書き始めたものの… 例によって
私に映画評論や美術評論なんてできませんから、
軽いインフォメーションと
感想程度のお喋りでございます。

展覧会の正式名称は
「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」。

パリの国立ピカソ美術館が所蔵するパブロ・ピカソの作品
(その中からほぼ絵画)を、初期から晩年まで
時系列に従って展示しています。

その会場構成を担当したのが、
英国人の服飾デザイナー、ポール・スミス。
ピカソとポール・スミスによるコラボレーションです。

英語のタイトルは
「Picasso, through the Eyes of Paul Smith」。

「ポール・スミスの目を通したピカソ」
といった意味でしょうか。
こちらの方が、日本語タイトルよりピンときました。

場所は、東京・乃木坂(港区六本木)の国立新美術館。

3か月前にここで観たのは、
「90年代英国アート」を取り上げた「テート美術館展」。
私としてはポール・スミスによるイギリス続き!

ポール・スミスは、コム・デ・ギャルソンとともに、
とても好きなブランドです。

筋の通ったシルエットでありつつ、
見た目はもちろん、裏地ひとつにも、
まさに展示会タイトルのような「遊び心」があって
大人のヤンチャさを感じる。

アメリカンなヤサグレとは違うというか…。

私に服飾評論もできませんけどね。
そして、日常着にするにはハイプライス(汗)。

選ばれたピカソの絵画は、
素直に年代順に並んでいるのが良かった。

「青の時代」から「キュビスム」、
「第二次世界大戦の重さ」、そして「晩年」など、
時代性や他の作家からの影響、
画風の変化が、とてもよくわかりました。

私はスピリチュアルな感受性は強くありませんけれど、
戦時コーナーの、ある絵画からは、
すごいマイナスのエネルギーを受けて、
観続けていられませんでした。
それほどの絵の強さ。

ところで、前も展覧会ネタで話した覚えがありますが、
展覧会… 特に絵画展は、空間が命。

感じるのは「絵そのもの」だけではないのです。

どんなに素晴らしい絵画でも、
額縁に加え(額縁の選定センスってすごいと思います!)
絵画が置かれた「壁」と「広さ」と「空間」がなければ、
その絵の価値は半減する。

私が美術館を好きなのは、
極端に言うと「絵画そのもの」より、
「それを含む空気」…

時代と場所を超えた「時空」を、
感じに行っている気がします。

美術館に行くきっかけは、
有名作品の展示情報だったりしますが、
少しでも気を引かれたら、それはどんな絵画でも
構わない(ってのは言い過ぎですけど!苦笑)。

だから、美術館のロビーや吹き抜け、廊下やカフェなど、
建築全体を散策するのも楽しみです。

その意味でも、今回のポール・スミスによる展示、
具体的に言えばコーナーごとの「壁の造形」は、
入り口の真っ白から始まり、
紺色、ピンク、花柄、各種ストライプカラーなど、
「絵画と空間」を見事に組み合わせた、
大好きな展覧会でした。

ピカソ meets ポール・スミス。

会期は9月21日まで。
ご興味があれば、ぜひ乃木坂の新国立美術館へ。


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【追記】関連する過去記事:
【テート美術館展:青春のイギリス記憶】 2026/05/10
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55178016.html