きょうのタイトルは… 長いですねーー。

ほぼ同内容をアップしている
音声配信の「スタエフ:stand.fm」では、
タイトルのお尻が「切れて」掲載されています。反省!

私のBlogとFacebookはまったくの同文。
さらに音声も多少のアドリブはありながらも同原稿。
それでもよろしければ、私の「声」もお聞きください(笑)。
https://stand.fm/episodes/67c1757eb0296763c91c635e
(スマホでは専用アプリをダウンロード)

本日は珍しく、仕事内容について書かせてもらいます。
そして、ちょっとだけ広告論みたいなことも。

Blogには「小さな広告屋から」
というタイトルをつけているものの、
「広告制作やコミュニケーションの知識・ノウハウ」を
語っているかと言えば、ほとんどなく。

「広告屋の日常」という雑文としても、
「コラムとかエッセー」と言うには軽すぎるし。

結局、他人に発信する(見てもらう・聴いてもらう)を
前提とすることで(縛りというかポーズというか)
漠然とした自分の考えや日々の生活の記録が
「何百文字か何分かにまとまる」という、
自分用の「メモ・備忘録」のような存在価値です。

当然、私にも承認欲求はあって(笑)、
公開している限りは覗いてくださる方がいて嬉しいです。
お付き合いくださり、本当にありがとうございます。

SNSの発信者さんによっては大きな目標である
フォロワー数増大と収益化(マネタイズ)も、
私の場合はまるで考えていませんし、無理です!

言わんや私に、学校の先生のように
(それが大学でも専門学校でもカルチャースクールでも)
「広告の発想法」や「企画術」
「コピーライターのテクニック」などを
論理立てて教える能力はありません。

まぁ過去にも、リアルでミニセミナーを引き受けたり、
SNSでも「ヒントのようなもの」は発信してきましたけれど、
「ひとコマ90分 ✖️ うん十回」なんてできない。

そうした意味で、私が拝聴している(Voicy&スタエフ)
春木先生(元フェリス女学院大学教授、情報化社会論・
情報倫理)なんて、濃さと語りがすごいです。

まぁ私も、広告屋として、食い逃げみたいな
薄い「情報商材」なら作れるかもですけど(笑)。

さて、「引き出すこととまとめることは少しできる」
という部分は…

前提として:
世間の方からすると広告や販売促進物は(昨今はネット)
「デザイナーが作る」「デザイナーに頼む」との認識がありますよね。

印刷物や Webは「デザインが完成してなんぼ」なので、
「デザイナーの仕事」と思われるのは当然です。

しかし、デザイン以前には、全体の方向性や、
文章(コピーライティング)をまとめることも重要で、

地味ながら私は、
◎全体をまとめる「クリエイティブディレクター=CD」と
◎文章をまとめる「コピーライター=C」を仕事にしています。

そして、私がクライアントさんと合意した文章や、
大まかなレイアウトを、
それこそ「プロのデザイナーさん」にカタチにしてもらう。

もちろん、優秀なデザイナーさんは、
企画や文章への造詣もあるので、一人で作れてしまいますけど、
ひどい場合は、クライアントさんから渡されたママの文章を、
長かろうが短かろうが、内容が中途半端であろうが、
ただ綺麗にレイアウトして、さらに「斜めにしたり」
「いらぬ飾り」をつけることをデザインだと思っている節がある。

あ、ちょっと喧嘩売っちゃいました。(春木先生の口癖!)

デザインする前には、「方向性と、文章化」が絶対に必要となる。
それは、大手の宣伝部なら当然のことですけれど、
中小企業や個人企業など、日頃「会社の言語化」をしていない
会社さんほど大切になるのです。

よく、「コピーライターは物知りで国語にも強い」と
誤解されるのですが、私は漢字も知らないし、
いろんなことの知識もスカスカです!

それでも長年、商売になってきている理由は…

「引き出すこと」 と「まとめること」のノウハウが、
論文や大層なセミナーにはできませんけれど、
職業(職能)としては持っているから。

クライアントさん(スポンサー、広告主とも言います)
の話をじっくり聴いて、資料もいろいろ見せてもらい、

「それはこういうことでしょうか」と整理し、
「世の中との接点や業界の中ではどうですか」と問いかけ、
「こんな言い方もできますね」と文章化する。
そして、デザインに落とし込む。

アイデアも絵柄も文章も「自分の作品」とかではもちろんなく、
広告表現は芸術と異なるビジネスサポートですけれど、
自分の中を伝わって出ていく「巫女(みこ)さんの口寄せ」
みたいに感じる時はあります(オカルト!)。

大切なのは、大きな方向性とともに、
軸となるものを見据えて、その企業や個人の魅力を
「引き出すこと・まとめること」。

カッコいいキャッチフレーズや
目を引くタレントさんもいいですが、
根本のところが広告制作の醍醐味であり大切な部分
(もちろんチラシや名刺一つでも)… というお話でした。

きょうも「まとまりきらない自分のまとめ」に、
お付き合いくださり、ありがとうございます。