きょう2025年2/16(日)は、
亡くなった妻の「四十九日法要」と「お墓への納骨」でした。

「四十九日」と言うように、
亡くなった日を初日として「49日め」が理想の日取りだそうです。
それにはあと4日あるのですが、
日程の「繰上げ」は構わないとのことで
(繰り下げはしないのが一般的だそうです)
家族の都合で本日=日曜日の午前中に行わせていただきました。

お墓は東京都の西東京市。
田無駅やひばりヶ丘駅、ひばりが丘団地に近い
「本願寺ひばりが丘霊園」です。

妻の実家である新潟市の両親はすでに亡くなり、
妻は一人っ子なので、新潟は「墓仕舞い」する予定。
すでに生前から決めていたので私の「川島家の墓」に入りました。
(こういうのを夫婦で決めておくのも重要ですよね!)

過去の投稿と重なりますが、
ちょっとだけ亡くなった経緯を振り返ると:

妻は、年末の12/27(金)まさに仕事納めの日の早朝、
マンション前の道路で転倒して「右のこめかみあたり」を強打。
救急車で運ばれ、すぐ昏睡状態。
そのまま年を越して、まるまる1週間眠ったままで、
1/3(金)に息を引き取りました。

12月1日生まれですので、63歳になったばかりでした。

生前から希望していた
◎70代・80代になる前に=60代の(それなりに若い)うちに
◎夫より早く=自分が夫に取り残されるのは絶対嫌と言って
◎不必要な延命処置もなく(必ず断ってと頼まれていました)
1週間だけ「お別れの期間」をくれて、
1/3(金)の夜8時半「はい、ここまで!」と逝ってしまいました。

お見事! 鮮やかなものです。

とはいえ、妻は編集記事や本の執筆、
名の通った企業さんのブランディングにも関わっていたので、
残された方は大混乱!
(ネットニュースや新聞にまで訃報が載りました:過去記事参照)

そんなことも、妻からしたら
「あ、ごめんごめん。あとはよろしくっ」てな感じでね。
こちらからしたら「おいおい! 」です。

私は、広告のコピーライター・ディレクターなものの、
妻の仕事には「いっさい」関わってきませんでしたので
その対応はけっこう大変でした。

妻のスケジュール帳の「年末年始の予定」を見たり、
パソコンやスマホのメールを開いて「1月○日の打合せ」
みたいな通信には「突然ですが夫です」と返信したり。
(受信した方はびっくりしますよね)。

打合せや、お茶する予定のお友達から
「何か電車の遅れですか」のメッセージや留守電が入ったり。

私も、コミュニケーション商売の端くれにいる者として、
どう相手の方に「亡くなりました」との事実を切り出そうかと
悩みました。

しかし、大きなプロジェクトの収拾に関しては、
生前の妻からチラチラとお名前をお聞きしていた
プロジェクトメンバーや企業さんの営業部・広報部、
編集者の方々に助けられ… 本当にありがとうございます。

川島蓉子が、どれだけ素晴らしい方々と親交を持ち、
支えていただいたことか。

本来でしたら、大きなお葬式や「お別れの会」を
実施することも可能でしたが、
(それこそ綺羅星のような「葬儀委員会」が編成できました!)
失意の娘や息子、そして生前からの私と蓉子の約束もあり、
家族のみの見送りとさせていただきました。

それでも今後、妻の遺影と、残された一人暮らしの夫と
語らってくださる方がいらっしゃいましたら、
個別にご連絡をお寄せください。

人間は、生まれてくる時は簡単でも
(産んでくれるお母さんには多大な苦労をかけますけど!)
「死に方」は難しいです。

「ピンピンころり※が理想! 」と言うものの、
意図しても、なかなかそうはなれません。

※由来と意味:Chat-GPTの回答
「ピンピン(PP)」は、日常生活を自立して元気に過ごす様子を指し、
「ころり(K)」は、寝たきりや長期間の闘病を経ることなく、
短期間で亡くなることを意味します。
この言葉は、1980年代に長野県小布施町の住職・鈴木秀子氏
(医師の鈴木秀子氏とは別人)が広めたとされています。

はい、自らのオッチョコチョイのせいで、冗談のように、
しかし(たぶん)理想の形で亡くなった妻。

いよいよ四十九日の空に「あっぱれ」と送りだすしかありません。

今日の住職さんの言葉
「亡くなった方のカタチはもうないものの、
残された それぞれの方の、心の中に生きています。」

みなさま、本当に本当にありがとうございます。
(36年連れ添った夫より)

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★投稿のタイトルに「妻を亡くして」と記入するのは、
今回で一区切りとします。

今後も、蓉子の事を
「つい」語ってしまうこともあるでしょうけれど、
メインのネタ(苦笑)にするのは、四十九日を終えた本日までと。

暗い話題にも関わらず、
聴いてくださった方や、読んでくださった方に感謝です。

それから、妻のFacebookから私の方へ飛んでくださった方にも、
心より御礼申し上げます。

本来の「小さな広告屋から」という雑談
(コラムと言うか、かっこよく言うとエッセーというか、
しかも広告談義はほとんどなし!)
そんな投稿に戻りますけれど、
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