きょうは「書く仕事」のコピーライターとして、
(誰でも書くこと・メモすることは欠かせないわけですけど)

「筆記具」についてお話ししてみますね。
題して「4色ボールペンの変則活用術」。

私は文房具オタクではありませんが、
筆記具は「書ければいい」
「その辺に転がっているものでいい」とは思いません。

流石に「手書きには万年筆のブルーインクの味わいが…」
なんて粋(イキ)なことは言えないものの、
昔は書き心地と多少の見栄えを考えて、
1万円以上するボールペンを使っていたこともあります。

もちろん、サインペンや鉛筆、シャープペンシルも、
山のように模索してきた。

そんな中、人生67年で絞られたのが(笑)
400円弱の4色ボールペンです。

何かの提出書類を、役所や銀行の窓口などで
「住所と名前程度を書く」場合は、
カウンターにあるボールペンでいいんですけど、
長めに記入するとなったら「自分の」ペンを取り出します。

だって、軸(手に持つ部分)がやたら細かったり、
インクの出が悪かったりすると、ほんと疲れるのですよ。

愛用品を言うと:
三菱鉛筆の油性ボールペン「ジェットストリーム」。
その0.7ミリ芯/黒・赤・青・緑の4色タイプ/
黒色の握り部分と透明ホルダー。

ペン先を0.7ミリにしたのは、0.5では細かすぎて、
1.0も試したけどちょいべたっとする感じで…
0.7がちょうどいいです。
4色タイプなので、ボディはやや太めで握りやすい。
特殊な油性インクで、通常の油性ボールペンよりなめらか。

三菱のこの製品はとても評判が良くて、
世界に誇る技術ですよね。

でも「4色」とはいえ、
使う色は黒がメインで、次は赤。
青はたまーにで、緑はまるで使わない(不要)。

「だったら3色ボールペンでいいじゃない」
となるはずのところを
(3色ボールペンも4色タイプも軸の太さは変わらないし、
3色ボールペンの方が安いし…)なぜ4色かと言うと…

緑の芯を抜いて、そこにも黒を差しているからです!
(最初の緑は捨ててます、ごめんなさい!)

つまり私の場合、指でカチッと下げて色選択する時に、
ノックする部分は黒でも緑でも「黒インク」が出る
というわけです。

そう、いちばん使用頻度の高い黒を多めに持っておく物量と、
書いている最中に黒がキレたら、
緑=黒に移れば良いという補助効果。

そんなわけで、見た目は決しておしゃれではない4色
(実際は3色+黒のスペア芯)のボールペンを、
書斎にもリビングにも置き、カバンにも2本入れて、
「メインの筆記具は、ほぼこれ!」の生活を送っています。

ついでに、「4色ボールペンの変則活用術」その2として、
「カバンに2本も」入れておく必要は…

打合せ先やカフェで忘れちゃう場合の予備の意味と、

カフェでクライアントさんから聞き取りをする際に、
私が紙にメモするのはもちろん
(用紙はA4サイズのコピー用紙と決めてきます)
相手にも紙とペンを渡して書いてもらう時があるからです。

商品の機能を図解して説明してもらったり、
ターゲットは三角ピラミッドのどこに想定するか、とかね。
いわゆる「筆談」的。

相手にボールペンを渡してしまうと、
私もそこに書き込んだり、手元でメモできないし。
そんなわけで、常に2本、持ってます。

消えるボールペン(消せるボールペン)なんかも
「便利だー」と感心して、いっとき使ったものの、
やめちゃいました。

それから、原稿用紙に鉛筆で書いていた時代の話とかねー。
あんなこと、よくできたなー(遠い目…)。

「キーボード操作」のこととか、
「アナログとデジタルの情報処理の差異」とかね、
いろいろ掘り起こしたいことはあります。

でも、今日の雑文はここまでに。

「なるほどー」と思われた方も、
「ボールペンに何を細かいこと言ってんだか」と感じた方も、
読んでくださってありがとうございます。