久しぶりに、広告制作のテクニックについてです。
題して「口下手でもコピーは書ける」。
言い方をちょっと変えると
「アドリブで面白いことが言えなくてもコピーは書ける」です。
私の職業を「コピーライターです」と紹介すると…
(兼任でクリエイティブディレクターでもありますけれど)
すごいヨイショしてくださる方は「言葉の魔術師」とか
「スピーチが得意」と思ってくださる方もいるのですが、
「しゃべること」は得意でありません。
まして、テレビのコメンテーターや、
雛壇に並ぶタレントさんのように、
アドリブ(一瞬の受け答え)なんて、とてもとても無理(汗)。
日頃、妻には
「あなたの話は、何を言っているのかわからない」
「言葉が足りない」とか「もっと整理して話してよ」と
散々に責められます。
それでもね、私の
「広告や販売促進物(販促物)のコピーライティング」は、
お客様(直接のクライアントさん=広告主と、
広告を実際に見る方の両方)に、おおむね
「わかりやすい」「読みやすい」と言っていただけます。
じゃー、なぜ「広告の文章は簡潔に」書けるのか。
それは、「時間をかけて構築するから」です。
そう言っちゃうと、なんのハウツーにもなりませんね!
でも、弁解半分、コピー術半分で話すと、
「構築・構成」があってのコピーライティング、
コピーライターだと思っています。
例えばテレビCMは、大抵は15秒、長くて30秒。
前後の他社のコマーシャルとの隙間を空ける必要があるので、
15秒コマーシャルでは「13.5秒」しか語れません。
しかも、ラストに「プレゼントキャンペーン実施中」
とか入れると、本文はもっと短くなる。
そんな中では、「事前の原稿が基本」
+「多少の現場のアドリブ」となります。
(現場で手直しする臨場感といったら大変ですけど、
それは置いといて!汗)
若い頃に、そんな経験を積んだ私なので、
「元原稿の詰め方」こそ大切で、そこに時間がかかる。
従って、アドリブで「軽やかにしゃべる」とか
「一瞬でコピーを捻り出す」なんてマジックは
私にはできません。頭も口も回転しない!
確かに、フレーズを一瞬で思いつくことはありますが、
あくまで「仮説」であって →それを「組み立てて」
→「検証し」 →「修正する」サイクルを繰り返す。
そうした観点で言うと、世間的には
「文化系」がコピーライターに適任と思われるかもしれませんが、
案外「理工系」の方が上達する。
それは、相手の話を「整理して分析する」能力が
基本にあるからです。
大切なのは、要素の「整理整頓」。
その上での「並べ方」や「リズム」。
以前の投稿【コピー&デザインは本棚を参考に】も
覗いてみてください。(→コメント欄※)
さらに、きょうのタイトル
【口下手でもコピーは書ける】に関連して思うことは、
【○○ベタでも、○○はできる】 例えば
口下手でも営業はできる。
引っ込み思案でもYouTuberになれる。
○○の中を色々考えることで、
物事の本質が見えてくるかもしれません。
本日は、「うまいことがすらすら言えなくても」
コピーライターになれるよ!
というお話を(言い訳半分で!笑)させていただきました。
※過去記事【コピー&デザインは本棚を参考に】2024/09/07
BL
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55140835.html
FB
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid02tkSc3iGduU2JuTEsSgNmK6XrGbb4gJXGqb5vgbW3NqMd8mE5Bvgq7gw1z8Wu6j8fl&id=100001246147727
題して「口下手でもコピーは書ける」。
言い方をちょっと変えると
「アドリブで面白いことが言えなくてもコピーは書ける」です。
私の職業を「コピーライターです」と紹介すると…
(兼任でクリエイティブディレクターでもありますけれど)
すごいヨイショしてくださる方は「言葉の魔術師」とか
「スピーチが得意」と思ってくださる方もいるのですが、
「しゃべること」は得意でありません。
まして、テレビのコメンテーターや、
雛壇に並ぶタレントさんのように、
アドリブ(一瞬の受け答え)なんて、とてもとても無理(汗)。
日頃、妻には
「あなたの話は、何を言っているのかわからない」
「言葉が足りない」とか「もっと整理して話してよ」と
散々に責められます。
それでもね、私の
「広告や販売促進物(販促物)のコピーライティング」は、
お客様(直接のクライアントさん=広告主と、
広告を実際に見る方の両方)に、おおむね
「わかりやすい」「読みやすい」と言っていただけます。
じゃー、なぜ「広告の文章は簡潔に」書けるのか。
それは、「時間をかけて構築するから」です。
そう言っちゃうと、なんのハウツーにもなりませんね!
でも、弁解半分、コピー術半分で話すと、
「構築・構成」があってのコピーライティング、
コピーライターだと思っています。
例えばテレビCMは、大抵は15秒、長くて30秒。
前後の他社のコマーシャルとの隙間を空ける必要があるので、
15秒コマーシャルでは「13.5秒」しか語れません。
しかも、ラストに「プレゼントキャンペーン実施中」
とか入れると、本文はもっと短くなる。
そんな中では、「事前の原稿が基本」
+「多少の現場のアドリブ」となります。
(現場で手直しする臨場感といったら大変ですけど、
それは置いといて!汗)
若い頃に、そんな経験を積んだ私なので、
「元原稿の詰め方」こそ大切で、そこに時間がかかる。
従って、アドリブで「軽やかにしゃべる」とか
「一瞬でコピーを捻り出す」なんてマジックは
私にはできません。頭も口も回転しない!
確かに、フレーズを一瞬で思いつくことはありますが、
あくまで「仮説」であって →それを「組み立てて」
→「検証し」 →「修正する」サイクルを繰り返す。
そうした観点で言うと、世間的には
「文化系」がコピーライターに適任と思われるかもしれませんが、
案外「理工系」の方が上達する。
それは、相手の話を「整理して分析する」能力が
基本にあるからです。
大切なのは、要素の「整理整頓」。
その上での「並べ方」や「リズム」。
以前の投稿【コピー&デザインは本棚を参考に】も
覗いてみてください。(→コメント欄※)
さらに、きょうのタイトル
【口下手でもコピーは書ける】に関連して思うことは、
【○○ベタでも、○○はできる】 例えば
口下手でも営業はできる。
引っ込み思案でもYouTuberになれる。
○○の中を色々考えることで、
物事の本質が見えてくるかもしれません。
本日は、「うまいことがすらすら言えなくても」
コピーライターになれるよ!
というお話を(言い訳半分で!笑)させていただきました。
※過去記事【コピー&デザインは本棚を参考に】2024/09/07
BL
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55140835.html
FB
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