久しぶりに、本職の広告制作の話をしますね。

タイトルは、「地図くらい作れよなー 、そのチラシ」と
言うことで。

販売促進チラシ… 気取ってリーフレットとか
フライヤーとか言ったりもします。
「A4表裏」が一般的ですが、
サイズや折り方はいろいろです。

さて、街で見かけた ある新規開店のA4チラシ。
イラストふんだんで、書体もそれなり。

レイアウトは、やたら盛り込みすぎ、
字も斜めにしたりのよくあるパターンですけど
(なんですぐ、文字や写真を斜めにすると
デザインした気になるのかなー!?)

素人の手作りではなく、プロのデザイナーを
名乗る人が作成していると思われます。

用紙も贅沢に分厚い。

ここまで作りながらね、失礼ながら
「なにこれ?」と思ったのがお店の地図。

わずか3センチ四方くらいの大きさで、
そもそもそれでは小さいのに…

なんと、グーグルか何かの地図を
「そのまま」貼り付けているのですよー。

3センチ四方にGoogle Map。しかも
結構 広範囲だから、老眼でなくても読めやしない。

スマホやパソコンならいいですよ。
グーグル地図をそのまま見られたり、
たとえ固定した画像でも指で拡大できる。

でもねー、チラシになんで豆粒のような地図貼るの。

私は昔から、デザイナーの力量は「文字組でわかる」と
言ってますけど…
書体選びや余白の作りかたね。

それから、名刺が明快にデザインできるか、
簡潔な地図が作れるかもポイントです。

紙のチラシで、しかもターゲットとして中高年も
興味を持つであろうサービスで、
読み手のことを考えない地図制作の気遣いのなさ!

久しぶりに、批判的なことを喋ってしまいました。
失礼しました。