あ、お仕事の話ね。

「細くて軽い」吹けば飛ぶような私ですが、
広告代理店に新卒入社以来、立場を変えて43年
(代理店6年、制作会社11年、独立して26年)
クライアントさんやスタッフに
「つっかかった」そして「決裂した」ことは
何度か(何度も?)あって。

見た通り温和で従順、
人をたてる性格なんですけどねー。
(え、言ったら聞かない独断人間!)

制作会社時代、著名なお菓子メーカーの
宣伝部長の言動に切れて会議室を出たり。
(間に入っていた代理店の人が
血相変えて追いかけてきたなー。)

経営コンサル会社のWeb制作でともめて、
私が手配する外部ブレーンも3回取り替えて、
結局こちらが違約金を払わされたり。

あーあ、思い出すんじゃなかった(苦笑)。

時を置いて冷静に考えれば、各案件で
私にも悪い所はあったし、すきもあった。

「対応の仕方」というものもあったでしょう。
(それでも「やっぱりあのクライアントは異常だった」
と思うこともなきにしもあらず。)

しかし何より「相性」だなーと思う。

議論が「検討」に収まる相手と、
議論が「口論」に発展する相手。

まさに「気持ちが収まらない」ってやつ(笑)。

私は、ひとつのクライアントさんと
5年10年と長く続くことが多いです。

それは、社名のリプル(RIPPLE Inc.)
ripple= さざ波、波紋、波及… にあるように、
その企業・サービスの「中心・骨子・核」から
お手伝いしているつもりだから(←ちょっと宣伝!)。

クライアントさんの社風や技術、そして
制作会社側の発想や創造力が相まって、
「そのチーム」だからこその「振動」が生まれる。
音楽に例えると、その個性的な楽曲に
共振するお客さま(ファン)がつく。

さらに、いっけん自分とは「タイプが違う」人とも
一瞬で(ないし徐々に)響き合っていく面白さ。

合う会社と仕事をする。
共感・尊敬し合える人と組む。

それが一番だと、最近ますます感じています。