きょうは、まったくの雑談投稿。

(あ、はい、いつも〜!)

「具がごろごろ入っている味噌汁」って、
おいしそうで食べごたえがあって、
プラスイメージですよね。

ところが私は、好きではない。

正月のお雑煮も同じで、妻の実家の新潟は
「小さく切った里芋、人参、こんにゃく、鶏肉」
などが満載の「のっぺ汁」。

とーってもおいしいのですが
(当然、家庭によって味付けは異なるでしょうけど)
それだけで「お腹も目も満腹」になってしまう。

◎なにせ私は小食(少食)で、
一度に沢山は食べられないうえに、

◎どんと一点物はあきて、いろいろ種類が食べたい。

◎味付けの濃いもの、過剰な調味料は嫌い。

… という面倒な男です(妻に感謝!)

一般的には「気遣い・サービス心で」
「具を沢山」よそってくれる味噌汁やお雑煮も、
私は「あ、具は少しで … 」と偏屈な注文。

食卓に山のように食べたいものが並んでいたら、
味噌汁・雑煮はシンプルがベスト!
汁ものは汁として飲みたい(私の場合は)。

豪華にするなら、いっそ「豚汁定食」風に
割り切ったほうが良いとも。

そんな私ですが、家で一人の時に
「手軽に使える」と思って買った
インスタント味噌汁(個別包装の生味噌タイプ)が、
まるで(ほぼ)「具」が見えなくてびっくり。

表示の「わかめ」や「あさり」はどこに消えたのか。
たっぷり「溶け込んで」いるのでしょうね。

コピーライターのレジェンド「仲畑貴志」さんの話しに
「海老のしっぽ論」というのがあります。
キャッチフレーズは思い切りしぼっていくものだけど、
そこに一見 不必要な言葉が入る(残る)ことで、
魅力や伝わり方も変わってくると。

例)新潮文庫の広告(女優の顔とともに)
「知性の差が、顔に出るらしいよ … 困ったね。」

本来なら、「知性の差は、顔に出る。」で完結。
でも、そこにキャラクター(桃井かおりさん)の
ものうげな写真とあいまって、大ヒットしました。

エビフライに実質、海老のしっぽはいらない。
でも、あとから継ぎ足してでも良いので
「しっぽ」があることでエビフライのシズルが生まれる!

私の食事の好みが、
コピー論まで行ってしまいました … 困ったね。

「具の少ない味噌汁」が好きだけど、
「具の見えない味噌汁」は、さすがに不安ですねー。

やっと新型コロナの恐怖も緩和されてきて
(でも、まだ外でマスクしてるんかい!)
リアル飲み会も復活基調の中、

私への「味噌汁」と「料理のお取り分け」は、
少量で結構でございます。