企業の、消費者を対象にした商取引を
“Business to Customer /Consumer”=B to C、
企業から企業(業務用の提供など)を
“Business to Business”=B to B と言います。
広告でも、「これは消費者に向けたB to Cの広告」とか、
「本来B to Bで商売している企業で、
一般向けの広告は必要ないけれど、リクルート(新卒確保)
や、お取引先にアピールする意味でも
B to Cのメディア:例えば朝日新聞に出しますか」
なんて使い方をします。
唐突な用語解説ですが(笑)
「あ、私の仕事ってB to Bなんだ!」ときょう気付いて、
ははーと思ったから書かせてもらいます。
広告は、(業界紙・誌に掲載する)B to Bも多いですが、
一般の方から見たらB to C。
そりゃ、“消費者に気に入られようと”
やっきになっているのが広告ですね。
ところが、「商売」という観点から見た場合
(←日本語へんですね)
“企業のB to Cの広告を作っている” 我々の商売は、
“企業に気に入られようとするB to B(クライアント)”
の活動である!
我々にとってのクライアント(企業の宣伝部や広告代理店)が
「これで出しましょう」と言ってくれないかぎり、
Cには届かない。
「Cはこれで反応してくれるだろう」という計算があっても、
B(クライアント)が論理的に承諾しない、あるいは
社内の事情的に・担当者の好み的にだめなら、
どうしたってだめである。没!
広告制作者の永遠の課題として、(理想はともかく)
「消費者・生活者を見て作るべきか、企業の顔色を見て
作るべきか」というのがありますが、
商売的・経営者的に言えばはっきりしている。
企業を見て作る。それは、広告制作の成立が
「B to B」だから。
B to Bの商売とはっきり認識することで、
見えてくることがいろいろあります。(続きは、また…)
でもまぁ、
「おっしゃる通りにいたします、ハハーッ」の結果が、
「出稿の評判悪かったよー、そちらの企画良くなかったねぇ」
なんてことになるのも、広告業の難しいところでして。
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No one is wise at all times .
どんな時にも常に賢い人というのは、いないものだ。