小さな広告屋から@川島CD

旧名【表参道の小さな広告屋から】: 表参道で1997年にスタートした(株)リプル:RIPPLE Inc. Tokyo Creative AgencyのBlogは、 2016年初頭から川島のホーム・オフィス「練馬区上石神井」→ さらに2023年末からは「杉並区荻窪」へ。2025年春、タイトルも【小さな広告屋から@川島CD】に変更。Facebookも同時掲載です。

紅葉の京都一泊、建仁寺他。

前回の投稿から、
ちょうど1週間、空いてしまいました。

風邪をひいていて…
もう治ったんですけれど、
咳と鼻水・微熱が、結構長くかかりました。
全部で10日ほど引きずりました。

さて、今は京都のホテル(土曜日の午前中)。
恒例の(笑)夫婦で一泊ミニ旅行です。

ホテルは、3年前からは「ここ」と決めている、
烏丸御池(からすま おいけ)の「エースホテル:Ace Hotel」。

すべての客室に、LPレコードとレコードプレーヤー、
ギターが置いてあって、従業員はスニーカーという
カジュアルなホテルです。
(建築家は隈 研吾+Commune Design)

もう、2021年の年末から8回目なので…
3年で8回ということは、
1年に2〜3回は来てるということですね。

昨日の金曜日、昼頃に京都駅に着いて、
東山地区の祇園四条(ぎおんしじょう)にある
建仁寺(けんにんじ)へ。

ホームページによると
「京都最古の禅寺」とのことで、
俵屋宗達(たわらや そうたつ)の「風神雷神図」が
あることで有名なお寺です。

お庭は小ぶりなものの、ちょうど紅葉が綺麗な中庭と、
白い砂に描かれた模様=「砂紋(さもん)」とか
「箒目(ほうきめ)」と呼ぶらしですね、それが描かれた庭の
それぞれが美しく、心が洗われる感じがしました。

そんな建仁寺から、
すごそばのライカギャラリー(カメラのLeica)に寄り、
瀧本幹也(たきもと みきや)さんの写真展。
京都とはまったく関係ない、
モナコをテーマにした小さな個展でしたけれど、
これまた目と心を洗われる美しさ!

町屋をリノベしたケーキ屋さんでお茶して
(建物を見るのも、旅の楽しみのひとつです)

そこから徒歩5分ほどの八坂神社へ。
ちょうど、屋台がたくさん出ていました。

てなことでホテルに到着し、夕食はそこでのイタリアン。
ここもしょっちゅう。

いまは朝の10時過ぎですけど、
妻はもう大阪での打ち合わせに出てしまい、
私は一人、ロビーのカフェ
「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ:
Stumptown Coffee Roasters」
(アメリカ合衆国オレゴン州 ポートランドの
コーヒーショップの日本一号店とか)にてカフェラッテ。

ちなみに、建仁寺の敷地内にも、
「ブルーボトルコーヒー:BLUE BOTTLE COFFEE」の
移動式カフェ「ブルーボトル コーヒートラック」があって、
近年のコーヒー屋さんの進出はすごいですね。

そうしていまは、部屋に戻って、こうして配信しています。

窓の外はちょい小雨。

もう観光地に行くことはしないで、
このまま昼近くまで部屋にいて、京都駅に直行し、
東京に戻ろうと思います。

ビールを飲みながらね。
(真昼間だけど!←新幹線乗車の「パブロフの犬」状態)

はい、今回も、ゆるいミニ旅。
京都東山地区をぶらぶらした川島夫婦でございました。

競合プレ(コンペ)の功罪。

前回の投稿から6日ぶりで…。

いやー、珍しく風邪をひいてしまいまして。
咳・鼻水・微熱が数日。
まぁ、寝込むような酷さではないんですけど。

本日のテーマは、そんな体調を引き起こした
(かもしれない)「競合プレ(コンペ)の功罪」。

競合プレゼンテーション、別名コンペティションのお話です。

コンペには、広告表現はもちろん、
コンサルさんが経営戦略から関わるものや、
建築事務所のアイデアとか、さまざまあります。

ま、すべての仕事と業界にコンペあり!ですね。

そして、数社、多いと数十社を競わせれば
素晴らしい成果が出るかというと…

記憶に新しい東京オリンピックのごとく、
一度は決定を発表したものの…
ロゴマークは「パクリ」問題で もめ、別の人になり、
建築も「予算と斬新さ」にびびって、別の人になり。

すごかったですよね。

まぁ、国家関連、公共事業ものは、
「多数の提案から公式に選りすぐった」お墨付きが、
「内容以上に」重要ですし。

いち企業さんの場合も、
「業者を指名」 よりは <「競合させること」を選びたがる。

参加側は当然、はなから「あなたを信頼して」と
お願いされたいし、長いお付き合いを望む。

私は、広告業界に44年いますが(いやはや!)
広告代理店時代、制作プロダクション時代、
独立して数名の自分の会社を立ち上げ、
いまはフリーランスの「一人おっさん企業」ですけれど、
さまざまなコンペに関わってきました。

成功あり、失敗あり。
喜びあり、涙あり、怒りあり。

しかし、独立後 数年経ってからは、
コンペの参加を依頼されても、ほぼ断ってきました。

理由は「ちゃんと膝詰で担当者&できれば社長と」
話し合わなければ、オリエンテーション
(企業側からのコンペ内容の軽い説明)だけでは、
表面的な提案で終わる恐れがあり、それこそ
企業の根幹に関わる骨太の組み立てができないから。

そして、誤解していた部分があっても、
それを含めて会議室で一方的に伝えて終わる。
微妙なニュアンスの説明や、話し合って解釈し合う
キャッチボールのチャンスもない。

コンペでは本来大切な=まずは決めるべき
「戦略」部分より、案外「戦術」に目が行きがちで、
例えば「○ :マル」か「□:シカク」かが肝なのに、
「クレヨンで描くのがおすすめで、鉛筆と万年筆もあります。」
「パステルにすると、制作費が下がりますか」とかね。

表現のプレゼンなのだから、綺麗なクレヨンの
「○ :マル」を徹夜してでも作って持っていこう、
としがちなのだけれど、
そんなことより、手でサラッと書いた「○ と□」を見せて、
そもそも御社はどちらでしょー、と話し合うのが
本来だと、私は思うのですが。
(その上で、決定したのが△なら、それを徹底的に詰める!)

そんなわけで、ここ20年ほどはコンペ=競合はお断り。

コンペは大手企業の場合が多く、
勝てば制作費が大きく、目立つ仕事になるものの、
徒労に終わることが多くて、心身の徒労に終わりがち。

採用にならなければ(つまり勝たなければ)
プレゼンにかけた費用はまるで(ないしほとんど)払われず、
私から声をかけた仲間との関係が悪くなることさえある。

ぐちゃぐちゃと広告代理店が絡む仕事も嫌いですし。
(代理店さん、ごめんなさい!
大きなプロジェクトには、広告代理店的な
専属担当チームが必要なことは理解しております…。)

唯一、こちら側としても企業さんとしても、
「コンペにすることで新たな発想やチームを
見出すチャンス」というのがあります。

私も、会社案内冊子のコンペに勝って、
そこから10年、競合なしで、広報物全般のお手伝いが
続いた大手企業さんもあります。

そうした「コンペの意義」は認めるものの、基本は
「競合させること」より < 「業者を指名して話し合い」 を
選ぶなー。

当然、アイデアの開始前には、
自己紹介(自社紹介)と過去の制作例をお見せして、
「人と内容に興味を持ってくださったら」スタート。

必然的に、いまのお仕事は、知人の紹介で出会う
中小企業・個人企業さんがメイン。
当然コンペの混乱はない、平和な毎日です(笑)。

そんな中でね、数年(数十年?)ぶりに
「まだ関わったことのない業種」の声がかかって、
面白そうだったのでコンペに参加したんですよ。
5社とか6社とかの競合でしたけど。

企画に2か月かけて、プレゼン時間は20分!

私もプレゼンでしゃべって、
クライアント(候補)さんとのやりとりも、
新たに知り合ったメンバーとの作業も、
とても楽しかったんですけれど、
プレゼン当日を挟むように風邪状態。

いやー、慣れないことはするものではありませんね。

結果はどうあれ、声をかけてくださった方々とのご縁は、
今後も財産です。

久しぶりのコンペで、知恵熱が出ました!?
って話でございました。

パンツのたたみ方と多様性。

本日は「パンツやのたたみ方から人間の多様性を見る」
という、なんともなテーマでございます(笑)。

川島家には、30歳を超えた娘と息子がいて、
もう娘は結婚し、息子はまだ独身です。

私たち夫婦は、ずっと広告制作業の私と
(私は、新卒で広告代理店に入り、
そこからプロダクションに勤めてから独立し、
数名の会社でしたけど、いまは一人のフリーランスです)

妻は、ファッション系の商社でマーケティングに関わり、
いまはフリーランスのライター・ジャーナリストとして
仕事をしています。

そんな「共働き」の夫婦だったので
(ともばたらき!いまは言わないですよね、当たり前過ぎて。
昭和・平成の時代には「奥さんも働いている=共働き」
という言葉がありました!)

ちなみに妻は、1985年に制定された
「男女雇用機会均等法」の第一号の世代です。

改めて調べてみると「男女雇用機会均等法」とは
「企業の雇用における男女の均等な機会・待遇の確保を
目的とした法律」とのこと。

すでに女性は、「お茶汲み」を超えて活躍していたものの、
妻が一人めを妊娠し、大きなお腹を抱えて
打合せに行くと(会社でも取引先でも)驚かれ、

さらに二人目を産む時には
「二人目も産むのに、まだ働いてるのー」
「もう今度こそ、辞めるんだよねー」と言われたそうです。
今や昔、ですね。

さて、そんな我が家でしたので、
子供の一人目と二人目が生まれた頃は
私たち夫婦以外に、年配女性のベビーシッターさんと、
たまに私の母親の「大人4名」で子育てしていました。

先ほどもご紹介したように、私は制作会社
(プロダクション)勤めの頃で、忙しくはあったものの
フレックス制で(このフレックスってのも、
共働きと同じく、コロナ以降 無くなった言葉かな?)
朝は比較的遅めに出勤できました。

だから、妻はめちゃくちゃ早い時刻に起きて
仕事に行き(朝6時とか7時には会社にいるとかね)
妻が家を出てから私が起き出して、
しばし小さな子供達と過ごしてから、
ベビーシッターさんがやってきて、
私が出勤した後は妻が夕方早めに帰ってくる。

夕方、妻が残業で帰れない時は、私が都合をつけるか、
同じ東京にいた私の母が来てくれる… てな感じで、

カレンダーに毎月、大人4人
「妻、私、ベビーシッターさん、私の母」の
「ローテーション表」を書き込んでいました。

シッターさんと母は、洗濯物の取り込みや、
料理も担当してくれて(ありがたいことです!)
我が家の娘と息子は、4人の大人、特に
「おばあちゃん=私の母」と「ばあば=シッターさん」に
育てられたようなものです。

さて、前置きが長くなりましたが、
4人の大人の、洗濯物のたたみ方や、
引き出しへのしまい方も、各人各様。

パンツだって、タオルだって、ワイシャツもね。

最初は、たたみ直したり、
入れ直したりしていたこともあるけれど、
そのままで支障があるわけでもなし。

仕事で、人のやり方(進め方や癖)に
反発したりすることは今も昔もいろいろあって、
自分の方式で進めたいと思う傾向は当然だけれど、

例えば部下や、外部のお取引先が
「ちょっと意図したものと違う」ものを持ってきたとしても、
「骨子があっていて、それなりにアップしてくれたなら」
ありがたいことだし、自分が気付けなかった視点や
方法論がそこにあったりもする。

「あー、これは ばあば流のたたみ方だな」
「次は真似しようかな」… とかね。

長年の夫婦生活なんて、反発と調整の連続ですよね(苦笑)。

そして、時間と場所に縛られない働き方や、
パワハラ、セクハラの防止、LGBTQへの理解など、
世の中は「多様性」について
(いろんな意味があるけれど、他人と他人のやり方を
認めるという理解において)
20年前、30年前より確実に進歩していると思います。

「パンツのたたみ方もいろいろだよな」と
洗濯物を見ながら感じた「あの日」は、
小さくて可愛かった子供達の思い出と共に、
日々過ぎていく生活シーンの中でも
不思議に記憶に残っている風景です。

QRコードは無骨だけれど。

はい、「QRコード」は
1〜2センチ四方の「読み取り用」マークですね。

改めてネットで検索すると、こんな解説があります。
(多少、はしょって抜書きします)

「QRコードとは、Quick Response
(素早く読み取って反応する)の意味で、
日本の自動車メーカー デンソーウェーブが
1994年に考案。(もう30年前なのですね!)
高速読み取りを重視した2次元コードの一種。
それまでのバーコードの制約(文字数等)を
解決するために開発された」とのことです。

ここ数年は電車の駅で、安全のために設置が進む
「ホームドア」にも活用されています。
汚れや光の影響にも強く、何よりその
「Quick Response」が大貢献しているそうです。

そのQRコードをね、
ついに「自分の名刺」に入れました(笑)。

Home PageとBlogとFacebook、
音声配信のスタンドFMのリンクをQRにして、
4つ四角いのを並べました。

これまではなるべく、QRコードは載せたくなかった。
だって、はっきり言って かっこ悪いもの!

名刺は、なるべく端正(シンプル)がいいと
私は思っていて、玄関の「表札」みたいなもの。
いろいろアピール要素を詰め込んだ「ミニチラシ」
みたいなものは好きではない。

名刺に、無骨な四角いマークは似合わないのですよ。

それでも、httpsだ、wwwだの(:// って何?)
長い文字列を載せるよりは、
いまどき皆さんスマホ閲覧がメインだし、
さっとQRコードを読み取る方が便利かなーと。

意を決して(苦笑)4つ並べました。

名刺作成をお願いしているデザイナーさんが
大きさや位置を数ミリ単位で調整して
綺麗にレイアウトしてくださいました。

この投稿を読んでくださっている皆さんと、
リアルにお会いすることがあれば
(昨年末に引っ越して住所も変わったし)
私の名刺、ぜひもらってくださいね!

さっそく2日前、セミナー受講の懇親会で
お会いした方にお渡ししたら、
その場合でFacebookのQRを読み取り、
友達申請してくださって。

ちなみに、QRコードのサイズは、
小さすぎると読み取りが困難になるので、
「理想的なサイズは一辺が1.5cm〜2.0cm程度」
とのこと。それでは流石に大きすぎるので、
私は気持ち小さくしましたけどね。

日々技術が進化する中で、
初めは違和感があるものを、どう取り入れるのか。

そりゃ、お客様にお作りする広告や販売促進物での
QRコード掲載は、私も日常的に行なっていますけれど、
自分の名刺となるとね…。

広告屋って、最先端を覗いているように思われがちですが、
「美意識の壁」みたいなものもあって
(著名な本で「バカの壁」というタイトルがありましたね)
案外 保守的だったりもするのですよ。

そして、よく「広告は半歩前=半歩先を表現」
なんてことも言いますが、新しすぎるものや、
ターゲットが「自分ごと」にできないことは、
理解されず浸透していかない。

… なーんてね、話が大袈裟になりました。

QRコードを自分の名刺に入れて、
無骨さには目をつぶりつつ、今さらながら
「ちょっと嬉しい&便利」というお話でした。

絵画を見る速度。

昨日の月曜日と、その前日の日曜日
11/24・25の一泊二日で、
岡山駅と倉敷駅周辺に夫婦で行ってました。

例によって、私の投稿を見てくださる方には
お馴染みの「美術館」がらみのミニ旅行。

我が家の場合、旅行メニューとしては たいてい:

・ホテルはいつも決めている所。
それがない場合は面白そうな新規ホテル。
・美術展や展覧会に絡めていくことが多い。
・一泊か、多くても二泊。

・観光巡りは、無理のない時間と距離の所だけ。
極端に言うと、ホテルと美術館、
その間の電車・バス・タクシーくらいで
帰って来てしまうことさえあります。
(チラと土地の雰囲気を楽しめれば、それで良し。)

定番は:
箱根のハイアットリージェンシーに泊まってポーラ美術館。
京都のACEホテルに泊まって京セラ美術館。

今回の倉敷では、ホテルは開業したばかり
(オープンまだ10日)の宿でしたけど、
110年前に建てられた呉服屋さんの広い敷地を、
日本やヨーロッパで活躍する著名な建築家の方が
柱や梁(はり)も生かしながらリノベーションしたもので、
13部屋しかない趣のある所でした。

そして美術館は、「大原美術館」に二度目。
特別な企画展ではなく、常設展です。

美術館の周辺=誰もがご存知の定番
倉敷駅近くの「美観地区」でお茶して
岡山駅に移り、妻の知り合いのお店と、
「後楽園の庭園」を少し眺めて帰って来ました。

そんな川島家は「美術に造詣が深いか」と言われると、
まーったくそんなことはなく、
東京でもいくらでも大小の美術館があるのに
ほとんど出かけていくこともない。

単に、旅行に行く「きっかけ」として美術展を選び、
ホテルの「建築や内装」もセットで見てくる感じです。

でもね、そろそろ、都内の美術館も、
空いてる時期に行こーかなー、とも思う。
行列してまで(そして人の頭ごしで無理して)
鑑賞したいとは思いませんけど。

東京以外の都市で見る時は、それがちょっと
緩和されていると感じるのは、思い過ごしでしょうか。

さて、今回の倉敷市・大原美術館は、
私は2度目の訪問で、前回は5年前くらい。

情けなかったのは、
すっかり「前回見た絵」を忘れていること。

多少の絵の掛け替えはあると思いますが、
常設展だったし「目玉」となる絵、
例えばモネの睡蓮とかピカソは変わらないでしょうから。
そんな著名な絵画さえ、そこで見たことを忘れている。

小説や映画のストーリーや場面を思い出せないのと
同じかもしれませんけれど、
自分の記憶力(の無さ)に愕然とします。

そして、記憶力はもちろん、そもそも
「ちゃんと見ていない」のだろうなーとも思う。

今日の投稿タイトルは「絵画を見る速度」としましたが、
通り過ぎる速さとか、見ている時間の早さ(長さ)とか、
離れて見る距離の具合とかね。

きっと、「鑑賞法」てな検索をすると
「アドバイス」が色々出てくるかもしれませんが、
ほんと「見ている気になっているだけで見ていない」事実。

とはいえ、一瞬で「わーっすご」「なにこれ」「綺麗」と
(嫌な絵だなーと思うことも含めて)感じる事は貴重で、
いちいち「絵の横の小さな解説文」を見ることで
理屈で分かった気になるのがいいとも思えない。

それでもね、もう少し「緩めよう」
=「見方のペースダウン」をしようかなと…。

自分の少ない脳みそのキャパシティーを超えて、
絵を「見た気になる」のは、やめようと。

そんなわけで最近は、
(ほんと、視力も感性も体力も落ちていくわけだし…汗)

「その建物にある絵を、全て鑑賞しよう」などとは思わず、
さーっと全体を眺めながら、
特に自分が「目についた絵」の前では意識して立ち止まり
(できればソファがあれば腰掛けて)眺めるようにしています。

1点でも2点でも「今日、どんな絵と出会えたか」。
またの再会の時、
会場が違っても「また会えたね」と思えるか。

繰り返しになりますけど、
近場の常設展にもね、行く機会を作ろうと考えました。

今日のテーマは「絵画を見る速度」。
(速さ、早さ /見る、視る、観る/距離/目、頭、心、体etc)

そして、意識と細胞に影響を与える「移動の速度」は、
東京・岡山間の新幹線、3時間15分の旅でございました。

好きなコピー「1億使っても まだ2億」。

私は、大学を5年生で卒業して広告業界に入り、
「コピーライター 兼 クリエイティブディレクター」
として飯を食って来ました。

とはいえ、素晴らしいコンテストの受賞や、
テレビでバンバン流れたフレーズなんて
まるでありませんけれど…。

いま67歳。「定年年齢も とっくにすぎちゃった!」
ものの、おかげさまでお仕事も続いています。

このFaceBookやBlogなどのSNS、
そして7月から始めた音声配信「スタンドFM」では、
「小さな広告屋から」という番組名?で
発信させていただいていますが、

皆様が期待するであろう
「広告屋的、コンセプト発想法」とか、
「マーケティングとセールスの極意」とか、
「うまいコピーの書き方」なんてのは
ほーーーーーーんのたまにしかなくて…

自分の備忘録を含めた「一人語り」で失礼しています。

それでも、日々の仕事で
必死に企画やコピーを絞り出すベースとしては、
今まで見聞きしてきた
「素晴らしいコピーライティングの数々」があるわけで、

この投稿でも、私が「好きで」
「素晴らしいと思って」きっと「影響も受けた」
コピーライティング例「=フレーズ」を
たまーに紹介していこうと思い立ちました。

フレーズとともに、広告業界では著名な書籍
「TCCコピー年刊」から、その掲載年度と、
コピーライターさんのお名前を抜粋させていただきます。

さて、その第一回は:

「1億使っても、まだ2億。」

コピーライター:滝村泰史(たきむら やすし)さん
2000年度のTCCコピー年刊掲載。

今から24年前、
ドリームジャンボ宝くじに「3億円」が登場した時ですね。

1億円当たるのも超すごいのに、
それを「パーッと使った」としても、まだ2億円余る!
という、庶民にとっては「目が点」な お知らせ。

「ついに夢の3億円」なーんて、
チープでストレートなフレーズではなく、
本音に迫る、この臨場感!

宝くじが当たった人の「失敗の末路」
なんて書籍も読みましたけど、
いいなー、「1億使っても、まだ2億!」。

うーーーん。

ところで、これから妻と東京駅に向かい、
岡山県倉敷での一泊旅行です。

久しぶりの、大原美術館とかを覗いてきます。
またご報告しますね。

映画「侍タイムスリッパー」楽しめました。

日曜日とはいえ、妻は終日出かけているので、
一人で映画を見に行ってきましたーー。

ここ荻窪から地下鉄丸ノ内線で新宿三丁目へ。

新宿ピカデリーにて、
話題の日本映画「侍タイムスリッパー」。

「侍」が「タイムスリップする」というお話です。
映画の案内サイトの文章をそのまま写すと:

「現代の時代劇撮影所にタイムスリップした
幕末の侍が、時代劇の斬られ役として奮闘する姿を
描いた時代劇コメディ」

とのことで、今年2024年8月に
「池袋の映画館一館のみ」で封切られたのが、
評判を呼び全国100館以上に広がっているそうです。

私は、SNS投稿のネタにしているように、
長い会議と、長い飲み会が苦手で、
それと同じく長い映画もダメなのですが、
席に座って(他の映画の予告編含め)2時間半。

ホットドックとコーラという、
いかにもの映画館セットとともに楽しめました。

当然、「ビール?」とも思いましたけど、
昼間だったし、おっさんは2時間半の
トイレの心配もしなきゃだし(汗)。

無事 見終わり、
いやー、面白かったです。

撮影場所を、まんま武士や町人が行き交う撮影所と、
お寺と、ビルの会議室と、少しの商店街に
おおむね絞った効率化とか、
手作り感・手弁当感も満載でしたけど、よく出来ていて、

海外からの引き合いも続々、って話もわかります。

安田淳一さんという監督が、
家業の米農家も続けながら資金調達して、
「監督・脚本・撮影・編集」を兼任するほか、
ラストに流れるテロップを見たら…
「宣伝ポスター制作」までご自分でやっていてびっくり!

ここでは細かなストーリーや、
映画評論みたいなことは控えますけど、
ぜひご覧くださいね。

テレビで(テレビの画面で)楽しむ映画もいいし、
今日の映画は「絶対映画館で見なければ」という
スペクタクルでありませんが、
「映画へ入り込む=没入感」は、映画館ならでは。

上映が終了し、
映画館の長いエスカレーターから降りて眺める
新宿の街は「見え方」が違って…
それは街が突然変わったわけではなく、
こちらの心が変化している証拠。

海外旅行で感じる
「日常との(特に視野の)切り替え」に似ています。

日本映画の金字塔「ゴジラ マイナスワン」の
出来ばえや感動とはまた異なる、
ふんわりにっこりした良い日本映画でした。

思いつきの情報化&日付の記載法。

今日のタイトル
「思いつきの情報化&日付の記載法」は、
「記録の情報化」とも言えるもので、

過去の投稿の続編でもあります。
※【メモで最も大切なのは日付である】2024/07/24

その投稿では:

・書類は(紙でも画面上の文字打ちでも)いつの記載か…
例えば今日の日付である「11月15日」と言っても、
すぐ捨てて構わない短期的なメモなら問題ないが、
ずっと後では何年の11月15日かわからなくなる。

・人間は、会話した場所や相手の「周辺情報」
を含めて覚えている=つまり思い出せるので、
最低で日付、さらに会議やメモの場所などの
記録があるとベター… と解説しています。

そんなわけで私は、「日付フェチ」とも言えるほど、
ブログもフェイスブックも音声配信のスタエフも…
「西暦を含めた日付」を正確に書くようにしています。

それは仕事用の書類だけでなく、
酔っ払って書いた思いつきのメモにも
(いちいち書くのは私でも面倒臭いですけど!)
西暦を含めた日付の記載が必須。

ちなみに、もう和暦「令和」はいらないです。
西暦だけで良いです。
天皇陛下を象徴とする日本の文化は、
和暦を含めて継承していきたいと思いますが…
日常の事務的な効率では、西暦だけあればいい。

私のSNS発信に関して、いったい何人の方が
「後からでも見よう・聴こう」
「過去の投稿・放送のアーカイブをさかのぼる」かは
わかりませんけど、

「あー、この話題は2024年11月15日ね」
「そう言えば世の中ではちょうどトランプが大統領に当選し、
自民党の石破はガタガタで国民民主党が伸びてきた時で…」
などと、日付と共に思い出せればいいなーと。

たとえ、くだらない思いつきメモであっても
(それが残っていたとして:資料はなるべく捨てるのが
本や洋服とともに私の最近の決意ですけれど!)

「この時代を生きている」「その時代を生きていた」
ってのは重要だと思うのです。大袈裟ですけどね。

そして、今日のテーマの後半となりますが…
「日付自体の書式」も大切。

皆さんいろいろ工夫されていると思いますが…

イギリス英語とアメリカ英語では、
日付の書き方が違うと言われます。

・アメリカ式では「月/日/年」の順、
・イギリス式では「日/月/年」だそうです。

10/11が、10月11日か11月10日なのか、
アメリカ人とイギリス人のやり取りで
混乱しないんですかね〜(笑)。

私は素直に「年・月・日」の順にしています。

その場合も「2024年11月15日」とフルで書くは大変。
数字だけの省略形としては、
一般的には「2024/11/15」ですが…

あるいはスラッシュも省略して「20241115」。
この書式は、メール等で見かける
「ファイルの名前」に使われる数字形式に多いです。

ただし、この数字8桁の羅列「20241115」は、
私の場合ですけど、
「数字の並びが多すぎてチラチラし、瞬時に読みとれない」。

聞いたところによると(今も改めて検索しましたが…)
認知心理学では『マジカルナンバー』という学説があり、

「ポイントは3つ」とか「人気ベスト5」とか
数字を入れることで印象的になるものの、
その数の基本は「7つ程度」=「7 ±2」だそうです。

従って、8桁ある「20241115」は、
許容範囲だけれど7桁は超えていて、
「私には」認知しづらいのかも知れません。

そんなわけで、2024を24と省略して
「241115」と記載しています。

ではね、ここで問題(課題)です。
2000年代ではなく、
例えば私が生まれた1957年はどう表記するか。
(1957年・昭和32年3月3日生まれ、67歳でございます!)

1957年は、頭の19を省略して57。
それって、2057年のことと思われる恐れはないのか?

うーーーん、
「67年前」の57と、「いまから33年後」の57は、
前後の文脈や資料の形態などで、
さすがに区別はつくのではないか。

そして、自分が100歳になった日付なんか、
もう知ったこっちゃないし、自分でもわからないはず。
そもそも生きてないし。

本日「2024年11月15日」=241115
(ニジュウヨン ジュウイチ ジュウゴ/
ニーヨン イチイチ イチゴウ)の記録が、
もしももしも まだ33年後にあったら、見てくださいね。

「思いつきの情報化」ないし「記録の情報化」と
「日付の記載法」というテーマが、
人生100歳のすごい話に発展してしまいました。

長文へのお付き合いを、ありがとうございます。


※過去記事【メモで最も大切なのは日付である】2024/07/24

BL
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55137686.html
FB
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0Yry8wmVnwCMnzTMFTHjfaCQbbUbnoPTzgSX875iWDGW23dvYUrPTeaQX6u5svhoTl&id=100001246147727

4色ボールペンの変則活用術。

きょうは「書く仕事」のコピーライターとして、
(誰でも書くこと・メモすることは欠かせないわけですけど)

「筆記具」についてお話ししてみますね。
題して「4色ボールペンの変則活用術」。

私は文房具オタクではありませんが、
筆記具は「書ければいい」
「その辺に転がっているものでいい」とは思いません。

流石に「手書きには万年筆のブルーインクの味わいが…」
なんて粋(イキ)なことは言えないものの、
昔は書き心地と多少の見栄えを考えて、
1万円以上するボールペンを使っていたこともあります。

もちろん、サインペンや鉛筆、シャープペンシルも、
山のように模索してきた。

そんな中、人生67年で絞られたのが(笑)
400円弱の4色ボールペンです。

何かの提出書類を、役所や銀行の窓口などで
「住所と名前程度を書く」場合は、
カウンターにあるボールペンでいいんですけど、
長めに記入するとなったら「自分の」ペンを取り出します。

だって、軸(手に持つ部分)がやたら細かったり、
インクの出が悪かったりすると、ほんと疲れるのですよ。

愛用品を言うと:
三菱鉛筆の油性ボールペン「ジェットストリーム」。
その0.7ミリ芯/黒・赤・青・緑の4色タイプ/
黒色の握り部分と透明ホルダー。

ペン先を0.7ミリにしたのは、0.5では細かすぎて、
1.0も試したけどちょいべたっとする感じで…
0.7がちょうどいいです。
4色タイプなので、ボディはやや太めで握りやすい。
特殊な油性インクで、通常の油性ボールペンよりなめらか。

三菱のこの製品はとても評判が良くて、
世界に誇る技術ですよね。

でも「4色」とはいえ、
使う色は黒がメインで、次は赤。
青はたまーにで、緑はまるで使わない(不要)。

「だったら3色ボールペンでいいじゃない」
となるはずのところを
(3色ボールペンも4色タイプも軸の太さは変わらないし、
3色ボールペンの方が安いし…)なぜ4色かと言うと…

緑の芯を抜いて、そこにも黒を差しているからです!
(最初の緑は捨ててます、ごめんなさい!)

つまり私の場合、指でカチッと下げて色選択する時に、
ノックする部分は黒でも緑でも「黒インク」が出る
というわけです。

そう、いちばん使用頻度の高い黒を多めに持っておく物量と、
書いている最中に黒がキレたら、
緑=黒に移れば良いという補助効果。

そんなわけで、見た目は決しておしゃれではない4色
(実際は3色+黒のスペア芯)のボールペンを、
書斎にもリビングにも置き、カバンにも2本入れて、
「メインの筆記具は、ほぼこれ!」の生活を送っています。

ついでに、「4色ボールペンの変則活用術」その2として、
「カバンに2本も」入れておく必要は…

打合せ先やカフェで忘れちゃう場合の予備の意味と、

カフェでクライアントさんから聞き取りをする際に、
私が紙にメモするのはもちろん
(用紙はA4サイズのコピー用紙と決めてきます)
相手にも紙とペンを渡して書いてもらう時があるからです。

商品の機能を図解して説明してもらったり、
ターゲットは三角ピラミッドのどこに想定するか、とかね。
いわゆる「筆談」的。

相手にボールペンを渡してしまうと、
私もそこに書き込んだり、手元でメモできないし。
そんなわけで、常に2本、持ってます。

消えるボールペン(消せるボールペン)なんかも
「便利だー」と感心して、いっとき使ったものの、
やめちゃいました。

それから、原稿用紙に鉛筆で書いていた時代の話とかねー。
あんなこと、よくできたなー(遠い目…)。

「キーボード操作」のこととか、
「アナログとデジタルの情報処理の差異」とかね、
いろいろ掘り起こしたいことはあります。

でも、今日の雑文はここまでに。

「なるほどー」と思われた方も、
「ボールペンに何を細かいこと言ってんだか」と感じた方も、
読んでくださってありがとうございます。

口下手でもコピーは書ける。

久しぶりに、広告制作のテクニックについてです。
題して「口下手でもコピーは書ける」。

言い方をちょっと変えると
「アドリブで面白いことが言えなくてもコピーは書ける」です。

私の職業を「コピーライターです」と紹介すると…
(兼任でクリエイティブディレクターでもありますけれど)

すごいヨイショしてくださる方は「言葉の魔術師」とか
「スピーチが得意」と思ってくださる方もいるのですが、
「しゃべること」は得意でありません。

まして、テレビのコメンテーターや、
雛壇に並ぶタレントさんのように、
アドリブ(一瞬の受け答え)なんて、とてもとても無理(汗)。

日頃、妻には
「あなたの話は、何を言っているのかわからない」
「言葉が足りない」とか「もっと整理して話してよ」と
散々に責められます。

それでもね、私の
「広告や販売促進物(販促物)のコピーライティング」は、

お客様(直接のクライアントさん=広告主と、
広告を実際に見る方の両方)に、おおむね
「わかりやすい」「読みやすい」と言っていただけます。

じゃー、なぜ「広告の文章は簡潔に」書けるのか。
それは、「時間をかけて構築するから」です。

そう言っちゃうと、なんのハウツーにもなりませんね!

でも、弁解半分、コピー術半分で話すと、
「構築・構成」があってのコピーライティング、
コピーライターだと思っています。

例えばテレビCMは、大抵は15秒、長くて30秒。
前後の他社のコマーシャルとの隙間を空ける必要があるので、
15秒コマーシャルでは「13.5秒」しか語れません。

しかも、ラストに「プレゼントキャンペーン実施中」
とか入れると、本文はもっと短くなる。

そんな中では、「事前の原稿が基本」
+「多少の現場のアドリブ」となります。
(現場で手直しする臨場感といったら大変ですけど、
それは置いといて!汗)

若い頃に、そんな経験を積んだ私なので、
「元原稿の詰め方」こそ大切で、そこに時間がかかる。

従って、アドリブで「軽やかにしゃべる」とか
「一瞬でコピーを捻り出す」なんてマジックは
私にはできません。頭も口も回転しない!

確かに、フレーズを一瞬で思いつくことはありますが、
あくまで「仮説」であって →それを「組み立てて」
→「検証し」 →「修正する」サイクルを繰り返す。

そうした観点で言うと、世間的には
「文化系」がコピーライターに適任と思われるかもしれませんが、
案外「理工系」の方が上達する。

それは、相手の話を「整理して分析する」能力が
基本にあるからです。

大切なのは、要素の「整理整頓」。
その上での「並べ方」や「リズム」。

以前の投稿【コピー&デザインは本棚を参考に】も
覗いてみてください。(→コメント欄※)

さらに、きょうのタイトル
【口下手でもコピーは書ける】に関連して思うことは、

【○○ベタでも、○○はできる】 例えば
口下手でも営業はできる。
引っ込み思案でもYouTuberになれる。

○○の中を色々考えることで、
物事の本質が見えてくるかもしれません。

本日は、「うまいことがすらすら言えなくても」
コピーライターになれるよ!

というお話を(言い訳半分で!笑)させていただきました。


※過去記事【コピー&デザインは本棚を参考に】2024/09/07
BL
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55140835.html

FB
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid02tkSc3iGduU2JuTEsSgNmK6XrGbb4gJXGqb5vgbW3NqMd8mE5Bvgq7gw1z8Wu6j8fl&id=100001246147727

アメリカは大統領の独裁国家になるのか。

すごいタイトルにしてしまいました(汗)。

普段は政治ネタは書かないし、ノンポリの私ではありますけど、
3日前(日本時間の2024年11月9日 土曜日の夜)に決着した
アメリカ大統領選挙に絡めて
思うところを書いてみたいと思います。

さて…

選挙開票前の予想では、共和党トランプと民主党ハリスは接戦。
トランプが勝つとしても、ギリギリ5.5対4.5くらいと
思われていましたが、イメージ的には
トランプ6対4とか7対3くらいの勢いでした。

大統領に決定したトランプさんは、今後の方針として

海外からの輸入関税の引き上げや移民政策、
イスラエル紛争などへの対応が課題ですが…

ウクライナとロシアの戦争については
(私はロシアのウクライナへの一方的侵略と理解しています)
「あっというまに終わらせる」と宣言。

ロシアがゴリ押しした侵略地帯は、
「そのままウクライナはあきらめて」=つまりは譲歩して
シャンシャンせよ、との説があります。

まったく、とんでもないことです。

しかしそのウクライナ問題は、いまは語ることはせず…

「ウクライナ・ロシア」に関する
「トランプ政権」のニュースを見て衝撃的だったのが、

終結プランはブレーンによって5つほど予測されるものの、
「ここで周りの我々が考えても仕方ない。
トランプ本人は細かな検討などせず直感で決めるから」との台詞。

えーっ、結局はトランプの「独断」なのかよーと。

私は、チャットGPTにこんな質問をしてみました。
「アメリカは大統領の独裁国家ですか?」

答えは… (コピペしますね)

「いいえ、アメリカは大統領の独裁国家ではありません。
アメリカは民主主義国家であり、
厳格な三権分立の仕組みが導入されています。
大統領は強い権限を持っていますが、
その権限は議会と司法によって制限され、
独裁的な行動が取れないようにされています。」
との優等生回答。

そりゃ確かに、
トランプさんの暴走を抑えるシステムはあるでしょうけど、
想像以上の「アメリカ大統領権限」の大きさと、
「トランプならさらに暴走しそう」な危うさ。

以前の選挙の際の「議会襲撃事件」や
大統領時代の「機密文書持ち出し事件」など、
複数の犯罪が確定しても
「大統領になったら自分でチャラにできる」って、何それ!

ロシア・中国・北朝鮮と同じじゃない。

私は、アメリカ選挙については、トランプ vs. ハリス
どちらの肩を持つものでもありませんでした。

あえて言えば、
・ハリスでは物足りない
・トランプでは過剰すぎ

対して、この日本の
「誰が首相になろうが変わらないでしょ」と言っている状況は、
日本が情けないのか平和ということなのか!?

「日米同盟」とは、結局は「米に日が従う」属国ということです。

それでもアメリカが、世界が、そして日本が、
良き方向に向かうことを願います。

トランプさんが、優れたビジネスマンとしての
合理性を発揮して、まさに一部の方々が信奉するように
「救世主」であってくれるなら、ほんとーに良いです。

人間観察:カフェとスポーツ新聞。

これを書いている今は、
2024年11月6日、水曜日。夕方5時半。

アメリカ大統領選の開票が大詰めで、
民主党ハリスと共和党トランプは大接戦!
でも、トランプが勝つかなー、案外 少し余裕を持って…。

トランプを選ぶ人、ハリスを選ぶ人、
州ごとの投票者の傾向(人物像など)は、
マーケティング的(消費者分析的)にも面白いです。

そんな中、世間に何の影響も与えないこの投稿は、
「カフェとスポーツ新聞」というタイトルで
カフェ(喫茶店、珈琲専門店など)の「客層」に関する
人間観察のメモでございます。

取り上げるのは「スタバ」と「ドトール」。

日本で店舗数が多いコーヒーチェーンは、
一番が「スターバックス コーヒー 」
二番が「ドトールコーヒー」だそうです。

ここ、東京都杉並区の荻窪駅周辺にも、
スタバが2軒、ドトールが3軒。

私は自宅が事務所を兼ねたフリーランスなので、
外部との打ち合わせがない時は、気分変えで
日に2回は近所のカフェに行きます。

妻は 基本 外との仕事なので、
自宅のリビングでも自分の書斎でも、
私は誰にも邪魔されずに仕事ができるんですけどね。

すっごく飽きっぽいし、ずっと机に(椅子にか!)
座っていられないので、
散歩と買物を兼ねてカフェに出向くというわけです。

色々なお店・チェーン店に行きますけど、
スタバとドトールも頻繁に利用。

でも、これは皆さんもおっしゃっていることですけれど、
じっくりと「珈琲の味を味わいたくて」
スタバとドトールに行く人は、いまや少数派。

珈琲や軽食のおいしさではなく、
フラペチーノであり(私は紅茶か珈琲のラテ系)
もっというと座席と空間を買っているようなもの。
(スタバは「家庭と職場の間にあるサードプレイス」との
コンセプトでしたが、現在も言ってますかね?)。

さらに、ノートパソコンとスマホが、
カフェでの過ごし方を完全に変えました。
ほぼ全面的な禁煙もね。

また、カフェって人間観察の場としても面白い。
一人ひとり、どんな人かなーとか、
素敵なファッションだなーとか、
姿勢や歩き方が美しいオーラのある人だなぁと。
(あ、女性客を中心に語ってしまいました…。)

スタバとドトールの客層の違いの典型が
(お店の雰囲気や、メニューや、値段、年齢層でも
見えてくるんでしょうけど、あと喫煙室も重要ですね)

「スポーツ新聞を読んでるかどうか」です!
「競馬新聞」「タブロイド夕刊紙」もそこに含まれます。

ドトールでは耳にする、競馬や競艇の話しは、
スタバでは皆無。たまーに新聞を見かけても日経。

同じ男性・シニア客でも、
スポーツ新聞を読む人はスタバには来ない(行かない)。
すっごくわかりやすいです。

そして、男女含め、
スタバでは女子高校生とママ友のおしゃべりで、
声は「キラキラかん高く」
ドトールはシニア系のおしゃべりが多く「声がでかい」。
「ん、ん、ぐふふ」という咳払いが続くのもドトール。

ヘッドホン・イヤホンつけて、
Zoom等のオンライン会議をしている若手男女は
スタバの方が多いかな。
夢中になって大声でね、恥ずかしくないのかと。

ちなみに、荻窪の(まだ入っていなかった)
珈琲店に入ったら、「喫煙、スポーツ新聞・週刊誌、
カウンターで馴染み客が店主とおしゃべり」と
3拍子揃った店で、怯み(ひるみ)ました。
(オーナーの方針で、そういう店があっても
ほんと良いと思いますけどね。)

さてさて、こうして語っているこの私は、
ドトールにも行くし、スタバにも行く。

パソコン(最近はキーボード付きの大型iPadですけど)を
叩いている「この」おっさん・爺さんは、
どんな風に見られて(観察されて)いるのでしょうか。

★川島の【Facebook】はこちら
https://www.facebook.com/KawashimaCD
・FB内検索→kawashimacd または 川島CD

友達申請には必ずメッセージを添えてください
フォローのみも可能です
★川島の【音声配信】はこちら
https://stand.fm/channels/60a08752b82bc5e1f38f5a19
・検索→小さな広告屋から@川島CD

スタエフ(stand.fm)をベースにSpotifyとApple Podcastsにも配信中です
こんなBlogです
日々の広告制作やビジネスのこと、雑談を書き連ねています。
近年はFacebookと同文を「アーカイブ」として掲載。「過去記事」や「テーマ別」にご覧になるには便利だと思います。
(コメント欄は閉鎖しております)
月別バックナンバー
ブログ内の記事検索
Profile
◎川島 孝之(Kawashima Takayuki): 株式会社flowers 代表取締役・クリエイティブディレクター・コピーライター。

◎1957年3月生まれ。早稲田大学商学部(マーケティングゼミ)を5年で卒業後、1980年第一企画(現ADK)入社。6年の勤務ののち、制作会社11年を経て、1997年(株)リプル(RIPPLE Inc.)を表参道に設立。数人規模で運営。

◎2016年1月、表参道のオフィスから、西武新宿線 上石神井(練馬区)のホーム・オフィスに変更(総務経理のみを残してのフリーランス化)。
さらに2023年12月、中央線・丸ノ内線 荻窪(杉並区)に移転。
ブログのタイトル「表参道の小さな広告屋から」を、リプル川島の「小さな広告屋から」に改題。

☆2025年5月、妻(ジャーナリスト川島 蓉子)の急浙(2025年1月3日 63歳)に伴い、(株)リプルは妻の会社(株)flowersへ5月に統合。
ブログのタイトルも「小さな広告屋から@川島CD」に再変更。

◎CD(クリエイティブディレクター)&C(コピーライター)として、企業の魅力を整理整頓し、ブレーンのグラフィック&Webデザイナーと共に表現化しています。


【実績の一部】 カルビーじゃがりこ(パッケージ)、ビデオリサーチ(ロゴ・Webサイト・インナーツール)、日立化成(カタログ・インナーツール)、介護のらいふ(ブランドブック)、武蔵高等学校中学校(学校案内)、アルカダイアモンド(広告・販促物)オークラヤ住宅(広告・販促物)、翻訳専門校フェロー・アカデミー(学校案内)、アドビ(会社案内)等
/その他 中小・個人企業さんとの直接のお取引。

◆Facebook:川島 孝之(Kawashima CD) ※投稿はBlogと同内容です
https://www.facebook.com/KawashimaCD
別の会社に勤める妻の本
別の会社に勤める妻の本
別の会社に勤める妻の本
チャーミングな日用品365日
川島 蓉子
ハースト婦人画報社
2012-10-25

別の会社に勤める妻の本
別の会社に勤める妻の本
別の会社に勤める妻の本
別の会社に勤める妻の本
別の会社に勤める妻の本
別の会社に勤める妻の本
別の会社に勤める妻の本
イッセイミヤケのルールイッセイミヤケのルール
著者:川島 蓉子
販売元:日本経済新聞出版社
発売日:2009-03
おすすめ度:2.5
クチコミを見る
別の会社に勤める妻の本
別の会社に勤める妻の本
別の会社に勤める妻の本
別の会社に勤める妻の本