小さな広告屋から@川島CD

旧名【表参道の小さな広告屋から】: 表参道で1997年にスタートした(株)リプル:RIPPLE Inc. Tokyo Creative AgencyのBlogは、 2016年初頭から川島のホーム・オフィス「練馬区上石神井」→ さらに2023年末からは「杉並区荻窪」へ。2025年春、タイトルも【小さな広告屋から@川島CD】に変更。Facebookも同時掲載です。

娘と息子がいてくれたから:妻を亡くして。

本日も「妻ネタ」となりますけど、
しんみりしたお話ではないのでお許しください。

さて、妻を突然亡くして、1か月と1週間。
来週の日曜日には四十九日法要とお墓への納骨を行います。

過去の投稿と被るものの説明させていただくと:

妻の蓉子は年末の仕事納めに当たる日
=12/27(金)早朝、ゴミ出しと軽い散歩に出ようとして
マンションの前で自ら転倒し頭を打って…

右側の側頭部、こめかみのあたりを強打。
ここは骨が薄いわりに太い動脈もあるらしく、
一気に内出血が脳全体に広がったようです。

ストライク!バッター、アウト。

それでも救急車では、奇跡的に痛がることもなく
(もう麻痺が始まっていたのでしょう)
転倒した状況や住所・名前も救急隊員に伝えることができて、
「あなた、水持ってる?」と私がいつもカバンに入れている
ペットボトルの水を飲み、車内のエアコンを
「もう少し暖かくできますか」とまで言って。

救急隊員の「静かに横になっていましょう」の声に
目をつむって、そのまま病院の処置室に入り…。
完全昏睡状態で1/3(金)に亡くなりました。

「突然のことで…」とは良く聞く台詞ですけれど、
年末年始のお別れ時間は用意してくれたうえ、
「はい1週間。もう行っていいかな、ごめん」
「あとはよろしく!」みたいにサクッと逝ってしまった。

生前の希望であった「70、80歳になる前に/
夫より先に/長患いすることもなく」63歳にて。

妻のお仕事先やお友達もおっしゃるように、
「嘘でしょ」「信じられない」が本当で、
夫の私としても、こうして淡々と(冷静を装って!?)
書いてはいますが、
まだ「マジックの種明かし」があるような気分です。

それでも現実は現実。

そんな中で、きょうのタイトル
「娘と息子がいてくれたから」を話したかったのは、

私が妻と二人だけの生活で子供がいなかったら、
私はもっと妻がいない喪失感を、
受け止める比重が高くなったであろうと。

31歳の独身の息子と、
32歳で2年前に結婚している娘。さらにその旦那や、
私の妹。

直接の家族がいてくれたことで、
病院の手続きや葬式の段取りをやってくれたり、
もちろん、精神的にどれだけ助かったか。

独身の方やお子さんのいらっしゃらない方にはすみませんが、
家族がいて良かったなーと、つくづく感じる次第です。

そして、これも前に話した気がしますが、
実は我が家は「すごくドライ」な家族でして…

例えば新幹線の座席をくるっと回して
「4人がけ」にするのが大嫌い。子供達が幼少の頃は除き、
席は2人・2人の前向きでいいし、ずっと話してなくていいし、
たとえ予約の関係で電車や飛行機の席が離れても、
何も気にしない。各人好きに時間を過ごせばいい。

夫婦での旅行も、現地集合・現地解散とか、
朝早めに妻はホテルを出るけれど、私は
チェックアウトギリギリまで部屋やロビーカフェにいるとかね。

そんな「各自勝手」な家族ですけど、
あー、大きくなった娘と息子がいてくれて良かったと。

家族の絆とか言っちゃうと、川島家には似合わないですけど!

多くの皆様から悲しみとお気遣いの言葉をいただきました。
本当にありがとうございます。あらためて感謝です。

【追記】私は、あまりLINEでのやり取りが
好きじゃなかったのですが(多少使ってましたけど)、
妻の入院中の対応と、葬儀などのやり取り用に
子供達が「私・娘・息子」3名の連絡用グループを作ってくれて。
ドライで疎遠な川島家で、四十九日の段取りにも
絵文字スタンプが飛び交う仲良しさ。

煌々(こうこう)と輝く室内光ではなく:妻を亡くして。

妻が亡くなって、ちょうど1か月となりました。

きょうも、重めの話題となり、すみません。
徐々に「妻ネタ」から切り離して行きますけど、
しばしは(どうしてもねー)ご勘弁ください。

亡くなったのは1/3(金) でした。

その1週間前= 仕事納めともなる年末
12/27(金)の早朝に近所で転倒し、
右の側頭部(こめかみあたりの弱い部分)を強打して救急車。

そこから1週間、年末年始を昏睡状態ながら生きて、
1/3(金) 1月3日 金曜日が命日となりました。

・1か月と1週間前に倒れ、
・1か月前に亡くなり、
・親族だけの葬式からは約3週間という流れです。

つい数日前の出来事のような、
永遠の昔のような気もして不思議です。

今日のタイトルは
「煌々(こうこう)と輝く室内光ではなく:妻を亡くして。」
としましたけれど…

妻と二人で、杉並区荻窪のマンションに移ったのは
1年ちょっと前のことでした(2023年の12月)。

それまでの庭付き一戸建(広めの3階建)から、
老後のライフスタイルを考えてのマンション移住で、
家具も整い、整理整頓もして、
部屋や近隣の環境にも慣れてきたところでした。

部屋の照明って、ヨーロッパ調の黄色い電球と
間接照明がおしゃれですけど、
日本の室内は直接照明の蛍光灯(最近はLED)が大半です。

良く言えば合理的、悪く言えば
なんの深みも陰影もないペラペラのイメージ。

移ったマンションも、築34年ながら
リフォームされているので、テカテカの光。

しかも妻が「暗いのがキライ」だったので
(寝室以外が暗いと、不安になると言ってたなー)
バッチリ白く、まさに煌々と光らせていました。
私もそれで、問題はなかった。

ところがね、私の元来の好みもあるかと思いますけど、
妻がいなくなってしまったという心理的な影響もあるのか
明るい照明が、ちょいとキツイ感じがしてきて。

蛍光灯なりに、スイッチオンの箇所を減らし、
照度(明るさ)を落とせる所は落として。

その分、手元を明るくするために、
スタンド式のスポットライトも買いました。

皆さんから「奥様が亡くなって落ち込んでいませんか」と
心配いただくのですが… 私は元気です。ありがとう!

元から「ブイブイ言わせる」「ウェイウェイはしゃぐ」
タイプではないし(←昭和・平成的な言い方ですね!)
淡々とマイペースな人間なので一人暮らしを楽しんでいます。
お仕事の打合せも復活してますし。

そして、まだ元の家にいる独身の息子も、
結婚した娘も、30分以内で会える距離です。

ところで、
妻が亡くなって1か月となるきょう(2月3日)は、
たまたま「立春」。

正確に言うと(いま検索してみたら)
「2025年の立春は、2月3日22時10分」だそうです。

夜の10時過ぎから新しい年=春が始まるのですね。

照明をやや落とした部屋で(リビングも仕事用の書斎も)
妻との生活に思いを馳せながら、旧暦(太陰太陽暦)で言う
「春=新しい1年」の始まりを迎えます。

例によって、夜は酔っ払いながらですけど!(笑)。

皆様も、「適度に明るい人生を」(なーんて)
それぞれの輝きで、生きて行ってくださいね。

Facebookへのコメントや、個別のたくさんのメール、
お手紙などをありがとうございます。
すべてには返信できませんが、心より御礼申し上げます。


いなくなってからの方が、妻のことを考える。

前回、前々回と、皆様を驚かせるすごい発表となりました。

そして、お悔やみのお言葉(本当にありがとうございます!)
と共に、当然のことながら、
「嘘でしょ」「信じられない」とのフレーズを多数いただきました。

妻が亡くなった経緯を「あからさまに」見た私としては、
皆様に(特に妻と親しかった方々や、お仕事を中断した方々に)
どうお伝えしたら適切か…

こうしたBlog・Facebookのような
「半分オオヤケ」のメディアに加え、
個別のメール・メッセージ・お電話にても悩み
(一応 コピーライターという仕事柄もあり!?)
長短いろいろお送りしてはおりますが、
ご報告や返礼が追いつかぬ部分をお許しください。

さて、きょうは妻が倒れた12/27(金)からちょうど1か月です。

昨年末12/27(金)の早朝に救急車に乗り、
数時間・数日の命を宣告されながらも
お正月を迎える1週間、昏睡状態ながら生きてくれて、
息を引き取ったのが3週間前の1/3(金)。
ほぼ家族だけの葬式からは2週間が経ちました。

約4週間(1か月ジャスト)、
約3週間、
約2週間。

朝 まだ暗い早朝に、ちょいとマンションを出て
自らの「転倒」で頭部の弱い部分を「ストライク!」で打ち、
生前の希望通り「70歳・80歳になる前に/夫より先に/
長患いもなく」逝ってしまった63歳の妻。

ほんと冗談のような亡くなり方で、
一種「生き急いだ」とも言える人生です。

でもまぁ、「お見事!鮮やか!」な死に方だったと思います。
ほんの1週間、語りかける時間をくれたりね。

だから私も、「そりゃ早すぎるでしょ、私はどうすんのよー」
という思いはあれど、妻への不満はありません。

それでもね、今日のタイトル
「いなくなってからの方が、妻のことを考える。」は本当で、

家に帰っても妻がいないなー(出張だっけ?)とか、
朝が早い妻からの「にんじん、きゅうり、牛乳」
なんて書いた買物メモが置いてないなーとか、
お惣菜売り場で「あー、このお弁当 蓉子が好きだったなー」とか、
たまたまテレビに映る映画が「これ見てたなー」とか、
ダブルベッド、こんなに広かったっけとか。

いなくなる前に、もっと妻のことを考えておけよなー!と。

皆さん、奥様や恋人のこと、大切にしてあげてくださいね。
そして、もっと「見て・考えて」あげてくださいね。

妻より5学年上、67歳の独り身おっさんは(3月で68歳)、
もう少し人生を楽しんでいきます。

これからも、よろしくお願いいたします。


追記:妻「川島 蓉子」への御礼と訃報のメディア掲載。

夫です。
皆様、本当に多くの閲覧と
お悔やみの言葉をありがとうございます。

※前回の投稿
【妻「川島 蓉子」についてのお知らせ:夫より】2025/01/16
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55150022.html

天国で(いや四十九日の前なので、まだそこらへんにいるのか)
蓉子は「やっちまったー」と舌を出しながらもニコニコしております。

蓉子が倒れてから(12/27金曜日の早朝でした)4週間、
亡くなってから(1/3 金曜日の夜でした)3週間、
葬儀から(1/11土曜日でした)約2週間が過ぎました。

いまは、四十九日法要と納骨(川島家の墓に入ります)の
準備中です。
知人やお取引先の多さから、
本来でしたら大きなお葬式やお別れの会も考えられましたが、
家族だけの見送りというワガママを言わせていただきました。

また、新聞やネットニュースにも訃報を載せていただきました。
蓉子の業績と人柄を偲ぶ意味でも、よろしければご覧ください。

■YAHOOニュース(セブツーからの転載)
https://article.yahoo.co.jp/detail/922eeb4b4288858f3ed4598ba0d814d32c5e5f8d

■朝日新聞(デジタル)
https://www.asahi.com/articles/AST1K45GMT1KUCVL03PM.html

■讀賣新聞(オンライン)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250117-OYT1T50101/

■偏愛百貨店(蓉子が店長を務めたオンラインサロン)
https://henai.jp/

川島蓉子を愛してくださった皆様、本当にありがとうございます。

妻「川島 蓉子」についてのお知らせ:夫より。

3週間と数日ぶりの投稿となります。
突然のご報告を失礼します。

私も驚いておりますが、皆様も信じられないであろう、
「嘘みたいな」内容となります。

年に1〜2回は、パリを中心とする海外出張があった妻なので
「あれー、まだ帰ってこない…数日延長かな」くらいの気分なものの、
蓉子は永遠に本当に、帰ってこない存在となりました。

↓↓↓↓↓

★12月27日(金)に緊急入院した妻 川島蓉子は、
1月3日(金)に帰らぬ人となりました。


<経緯>

12/27(金)早朝、夫婦二人で一年前から過ごす
杉並区荻窪のマンションにて。

超早起きの妻は、まだ暗い5時半頃のゴミ出しと
散歩に出た際、マンション前のコンクリート道路で
右後方に激しく転倒。頭(右の こめかみあたり)を強打。

救急車を呼んでくださった方があり、私が同乗して
7時頃に新宿区戸山の「国立国際医療研究センター病院」に
入りました。

救急車内で妻は、痛みは訴えず(すでに麻痺かと)、
自分の名前や転倒の経緯を話すなどしてくれましたが、
処置室に入ってからは急激に意識が遠のき、昏睡状態に。

医師からは(外観の傷は大袈裟に見えないが)
脳しんとうと脳幹の出血が激しく、内部を圧迫。
当然検討した頭の手術の実施も、
手のほどこし用のない状態との判断に変わりました。
急性 硬膜外血腫。

たとえ手術を早めにした場合でも(悲しい言い方ですが)
植物状態、良くて かろうじて反応するかどうかでした。

当初は数時間の命を宣言されましたが、やや持ち直し、
12/27(金)〜1/3(金)までの正月を含む1週間(まる8日間)
昏睡状態とはいえ、親族が語りかける時間をくれました。

1/3(金)20時半頃、逝去。
1961年(昭和36年)12月1日生まれの63歳でした。

新潟市出身でライター・ジャーナリストの妻は一人っ子。
昨年4月に母も亡くし、直接の親族はいません。

日頃から、妻の口癖は、
・いま63歳だけど、70歳なんて絶対に嫌よ。
・5歳上のあなたもいるから、もう少しは生きるけど。
・あなたより後に死にたくない、取り残されるより私が先。
・何かで入院することがあっても、延命治療は絶対にしないで。

そんな話を、事故の前日にもしており、
「でもお互い70歳と75歳を過ぎたら次は養老マンションか」
などと言っておりました。

入院に際しては、親族以外のお見舞いはご遠慮させていただきました。
ご容赦ください。


<葬儀>

葬儀は1/11(土)午前中に行わせていただきました。
家族・親族を中心とする十数人だけの式で、
「通夜・告別式・初七日」もまとめた、本当に簡素な一日葬でした。

多くのお友達やクリエイター、編集者、
大手企業の皆様とも交流のあった妻ですので、
壮大なお式にてお見送りいただくことが本来ではございますが、
生前の蓉子の希望もあり、このようなワガママとさせていただきました。

浄土真宗(大谷派=お東)の住職から頂いた法名は
「釋尼光蓉」(しゃく に  こう よう)で、
「お釈迦様の仲間となった/女性の(昨今は省くこともあるようですが)
/光り輝く/蓉子」との意味。

皆様の胸にも、明るく輝く蓉子を残していただければ幸いです。

お香典 お花等も、ご遠慮いたしております。


<御礼>

自ら大きく転倒し、良く言われるフレーズでありますが
「頭の打ち所が悪かった」なんて…
そして昏睡状態1週間の「見送り」期間を経て、
さっさと逝ってしまうなんて、まったく冗談のようです。

しかし、夫である私や、娘、息子からしましたら
「母さんらしいよねー」という「やらかし」で、自らが望んだ
「夫から取り残されるより先、自分が60代でいなくなる」を
見事に実現してくれました(やや早かったですが…)。

自分でも「バタバタのサザエさん」と称するほど
おっちょこちょいの蓉子を、笑ってお許しください。

蓉子は編集・ライター・ジャーナリスト系、
私は広告・コピーライター・ディレクター系で、
よく「企画や本の内容、帯のコピーなど協力なさっているのですか」と
聞かれることがありましたが、我が家はお互いの仕事に不干渉。
まっすぐの妻と、マイペースの夫。
一緒に進めたら喧嘩になりました、多分!?

それでも、「今日はこんな個性あふれる方とお会いした」と、
ちょっとずつですが、皆様のことはお聞きしておりました。

私から訃報を差し上げることは忍びないのですが、
皆様のこれまでのご愛顧に、心より感謝申し上げます。

そして、蓉子がお仕事を突然停止した方々にお詫びいたします。

以上、ご報告と御礼とさせていただきます。(夫より)


■川島 蓉子:ジャーナリスト
1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、
文化服装学院マーチャンダイジング科修了。
伊藤忠ファッションシステムに入社し、取締役、
ifs未来研究所所長などを歴任。2021年退社。
元 多摩美術大学非常勤講師、Gマーク審査委員。
伊勢丹、虎屋、ビームス、資生堂などの取材本ほか、
エッセーを含めた30冊の執筆と、「街・店・人」に関する
各種連載、及び企業のプランニングに携わる。


即レスはそんなに良いこと?

メールや各種SNSでの「やりとり」に関して、
「返信」は どの程度の速さですべきかという課題です。

結論を言えば、
基本「早く返せればそれが望ましいと思う、努力すべき」
でも「そんなの各人が勝手にすれば」ですよね(苦笑)。

「仕事ができる人はメールやメッセージへの反応が早い」
との説があり、さらに
「秒速返信」とまで宣言されている方もいます。

秒速返信!?

うーむ、「できる経営者は必ずと言っていいほど超早起き」
という常識(?)とも似てます。

私はねー、「できる人」じゃないのでしょう、
早起きはイヤだし毎回 即レスなんてできない、したくもない。

「秒速返信」の人は、「その時 何をしていようが、
呼吸するように返信する」のでしょうね(想像)。

送られてきた文面に対して、何日も放置はまずいですよ。
マナーとしても、特に仕事の円滑な進行としても、
「受理しました、いついつまでお待ちを」等の
「第一報」はすべきだと思っています。

それでも、「何時間か」以内なら上等じゃないですか。
超緊急なら、きっと相手も電話をかけてくるでしょう。

こちらは、一人の時間でも仕事に集中している時がある。
遊んでいる時もある。
他人と会議や、会食している時もある。

いちいち、スマホ見ている必要はないでしょうに!
と、思うわけです。
(いや世の中の大半は四六時中スマホを見ている人か!?)

営業の極意として言われる(ま、色んな説があるわけですが)
ごちゃごちゃ こねくり回して時間を要するよりも、

・すぐに答える
・素直に答える
・相手に合わせる

は、大切なことだと思っています。

自分自身でも、変に溜め込んでストレスにするより、
手離れ良く前へ進める処理能力は大切。

それでも「即レス」というのには、なんだか
「コスパ」「タイパ」と同じものを感じて。

あと、連絡対応による遂行作業の(集中力の)中断や、
マルチタスク・シングルタスクの問題もありますね。
それについてはまた書きたいと思いますが…。

たまーに、「了解」とか「ぜひに」とか、
一言返ってくる言葉は めちゃ早いのに中身が薄く、
具体的な行動が伴わない人もいるよなー。

はい、そんなわけで、
「即レス」しないし、できない時がある私を許してね!
という投稿でした。

とはいえ、くれぐれも
チャチャっと進めるものは進めましょうね(笑)。

加湿器遍歴、結局この方式この製品!

いよいよ年末。
そして東京も本格的な寒さ。

こうなってくると気になるのは、暖房はもちろんのこと
「加湿」問題。湿度の低下です。

そんなわけで、今日のテーマは
「加湿器遍歴、結局この方式この製品!」
アフィリエイトしようかって程の商品推しとなります(笑)。

私は1年前までは一軒家に住んでいて(庭付きの3階建)、
夫婦で杉並区荻窪(天沼地区)のマンションへ
引っ越してきて感じたのは「気密性の良さ」。

今年で二度目の冬になるわけですが、
室内は寒さが緩(ゆる)んだ気がします。
外気の影響の少なさや、
一度温めた室内のキープ度が高いのでしょう。

湿度は、何もしなくても50〜60%はある。
ところが暖房エアコンを使うと、一気に30%を切る。

エアコンの「乾燥の影響」ってすごいんですね。
一軒家とはまさに環境が違うものの、
加湿器が必需品なのは変わりません。

ちなみに冬の室内の適切な湿度は、
一般的に40%〜60%が理想的だそうです。

で、昨年使っていた機種を引っ張り出したものの、
フィルターはガビガビだし、どう設定しても動かない!

こまめに掃除しない私も悪いんでしょうけど、
加湿器のフィルター掃除は(もちろんボディ全体もね)
めちゃ大変で、その手間を考えたらいっそ、
ばかみたいに安い機種を、
毎シーズン使い捨てにするかー! とまで考えました。

何を買おうかと数日油断していたら、肌がカサカサ。
何年振りかで風邪までひいてしまって!!

加湿器は、かなり選び方が難しいです。
いまネットを見ながら解説すると、加湿する方式には:

1_スチーム式:ヒーターで水を加熱して蒸発させ、
「水蒸気を発生」させる仕組み。

2_気化式:水を含ませたフィルターに風をあてて、
「水分を気化」させる仕組み。

3_超音波式:超音波で水を振動させ、
「ミストを発生」させる仕組み。

4_ハイブリッド式:「加熱+水分を気化」させるタイプと、
「加熱+超音波式」タイプがあるそうです。

私も長年、いろんなメーカーと製品を試してきました。
空気清浄機と一緒になった10万円近くするやつとかね。

加湿方式と部屋に応じた能力はもちろん、
音のうるささ・静かさ、空気の綺麗さ、
給水の便利さ、窓や壁の結露の問題とか。
そしてお手入れ。

書斎では特に、
パソコンやプリンターに与える水分の問題もある。

そんな中、改めてネットで調べつつ、
近所の家電量販店で購入したのが…

◎象印の「スチーム式加湿器」 EE-Rシリーズ。
約16,000円!

「象印の魔法瓶」で想像がつくように、
見た目も機能も、まさに湯沸かしポット。
ボディは丸い寸胴で、しかも白を買ったのでそのまんまです!

ホームページの歌い文句も
「清潔な蒸気のスチーム式で快適なうるおい。
まるでポットみたいに、お手入れ簡単。」

ってねー… 台所にある象印ポットと同じジャン。
押すとお湯が出てくるか、自動で湯気を振りまくか?

デザインもですね、最近は日本の家電は
パソコンのAppleやトースターのBALMUDAの真似で、
かなりおしゃれになってきましたけど、象印はなんとも無骨。
ボディの「丸型の筒(つつ)」自体はシンプルと言えますが、
ボタンの配置とか書体とかがなんとも。

購入した家電店の加湿器コーナーで、
たまたまご夫婦の方に店員さんが説明していて…

「この象印、デザインは見ての通りで
アイリスとかの方がおしゃれですけど、
構造がシンプルでおすすめです。うちの店長なんか、
自宅に3台も置いてますから」と言ってました(笑)。

何より優れているのは、そして私も気に入っているのが
◎水を沸とうさせるスチーム式のため雑菌が繁殖しづらい。
◎電気ポットと同じ構造を採用することでフィルター不要。
(象印のホームページより)

つまり、お手入れ簡単!

電気ポット技術を活かして、加湿器という分野でも
ベストセラー製品となっている象印。

ちょい、沸騰の時の音は大きめですけど、
別にそれは気にしません。

ごちゃごちゃといろんな方式が「しのぎ」を削る世の中で、
「Simple is best」の大成功例と思います。

本日は、ショッピングサイトみたいな投稿で失礼しました。

シーズンじゅう使ってみての感想も、またアップしますね!

スマホケース付けた、情けな!

本日のタイトル「スマホケース付けた、情けな!」は、

スマホを落として傷つけたからケース(カバー?)を
買ったという話ではなく、
つけた製品が情けなかったという事でもなく、

「ケースをつけることにした自分が情けない」
という雑談でございます。
期待しないで、読んでくださいね(笑)。

さて、私はiPhoneやMac、その他 道具いろいろ…
とにかく「ケース、カバー」をつけるのが大嫌いで。

飾りは極力排し、製品そのままで使う「裸派」。
iPhoneも「本体そのまま」が美しいのであって、
なんでケースなんかつけるの! と思うのですよ。

Apple製品が好きなのは、
iPhoneとiPadとMacノートとApple Watchを
使ってますけど(完璧にApple社に取り込まれている!)
使い勝手とともに、デザイン!
ボディもアプリも、箱の造りも。

一般的に(世間的に)家庭でも企業でも
パソコンはWindowsが基本なのは確かで、
プログラム作業や、エクセルなどの「Officeソフト」は、
Mac版では文字化けや微妙な位置のズレなど
不都合を生じる部分もあります。
(ナーンて、ほとんどエクセルもワードも
使いこなさない私には、関係ない話ですけれど…)。

そして、Windows系の製品
(というか、ほとんどのメーカーがそうですが)
シールがベタベタと貼ってあるのも嫌で。

製品がWindowsパソコンなのは明白なのに、
本体にWindowsマークとか、インテルがどうしたの、
注意事項やバンドルソフトのお知らせだの。

Appleにはそんなシール、一つもない! ミニマム。
「デザインへの美意識」が徹底している。

我が家のベッドサイドにある目覚まし時計は、
小さな「BRAUN:ブラウン」のものですけど、
このドイツの家電メーカーは、
美術館のコレクションに収まるほどシンプルで美しい。
SEIKOやCITIZENでも探したけど、ひどかった!

私の「好み」と言ってしまえば、それまでですけどね。
変な飾りがついた過剰なデザインは大嫌い。

ケース・カバーの話に戻りますが、
「道具として使う」ものに… 例えばハサミの取手に、
毛糸のカバーなんてつけますか〜?と。

ハサミは大袈裟としても、スマホは8割の人が
ケースをつけていて。
さらに、画面の保護フィルム(液晶シート)まで必須。
家電店で「フィルムを綺麗に貼ってくれる有料サービス」
まであります!

「傷や破壊から保護したい」気持ちはわかるけれど、
「汚れるのが嫌」って、どうせシールの表面は汚れるし、
道具なんだから多少は仕方ないだろうって。

落として割れたら、それはそれ。
傷つく時は、大なり小なりつくでしょう。

「売る時・下取りに出す時に、綺麗な方が価格が高い」
と言って、外箱や付属品までなるべく汚さないように、
梱包材まで保存して…という方もいらっしゃいますが…
うーん「いま十分に使いこなす」事が大切で、
私なんか、覚えの日付を外箱にマジックで書いたり、
不要な説明書や梱包材は迷わず捨てるし。

例えば車のバンパーやボディも、傷がつくのは仕方ない。
本も、ページを折ったり書き込んだりシミがついたり、
汚しながら読んで、それでなんの支障もない。

(見た目、すごい神経質で几帳面に見えるらしい私なので、
こんなことを言うとびっくりされるかもしれませんけど!)

Apple社としても、デザインへのこだわりに加え、
製品への集中という意味で、
ケースや電源コードなどのアクセサリー類は最低限にし
(純正品はえらくお高い殿様商売!)
周辺機器は外部の企業に競わせ
「ライセンス料で儲けている」というのもあるでしょう。

さてこのように、ずーーーーーーっとiPhoneを
(現在はiPhone15の白)裸で持ってきた私ですけれど…

長々 偉そうなことを書いてきたわりに、
なぜケースを買ったのか、つけたのか!?

実はね…
汚れの心配とか、落としたらとか、自分好みの装飾とか…
ぜんぜん そういうことではなく、
「コツコツ、ガタガタ」が気になってきたからなのです。

コツコツとは、ボディのアルミ合金が、
テーブルに置く時に結構うるさい。

ガタガタとは、裏面にカメラの出っ張りがあって、
平(たいら)に置けずに、机での操作でカタカタする。

ちなみに、この「カメラの出っ張り」は、
高性能と薄さのバランスで「致し方なく」でしょうけれど、
「スティーブ・ジョブズが生きてたら、デザインの美観上
絶対に許可しなかったろう」
と言われるほど、iPhone最悪のパーツですね。

そんな中、ふと、
「ケースをつけてみるとどうなるかなー」と思いついて(笑)。

しかも、「いちばんシンプルなお試し方法」として、
100均ショップの「Can Do:キャンドゥ」で見つけ、
税込110円!

やや柔らかい素材の「ソフトケース」(ハードケースではなく)。
透明度も高くて綺麗。

テーブルでの「コツコツ、ガタガタ」は、
かなり解消されたし、手のひらでの
ホールド性がアップして滑りにくくなりました。

いやー、長年のこだわりが、110円に破れたりっ!

今回は情けない(でも嬉しい)結果のご報告でしたが、
あなたは基本的に「裸派」ですか「カバー派」ですか?

なんの学びもない長話を聞いてくださって、
ありがとうございます。

紅葉の京都一泊、建仁寺他。

前回の投稿から、
ちょうど1週間、空いてしまいました。

風邪をひいていて…
もう治ったんですけれど、
咳と鼻水・微熱が、結構長くかかりました。
全部で10日ほど引きずりました。

さて、今は京都のホテル(土曜日の午前中)。
恒例の(笑)夫婦で一泊ミニ旅行です。

ホテルは、3年前からは「ここ」と決めている、
烏丸御池(からすま おいけ)の「エースホテル:Ace Hotel」。

すべての客室に、LPレコードとレコードプレーヤー、
ギターが置いてあって、従業員はスニーカーという
カジュアルなホテルです。
(建築家は隈 研吾+Commune Design)

もう、2021年の年末から8回目なので…
3年で8回ということは、
1年に2〜3回は来てるということですね。

昨日の金曜日、昼頃に京都駅に着いて、
東山地区の祇園四条(ぎおんしじょう)にある
建仁寺(けんにんじ)へ。

ホームページによると
「京都最古の禅寺」とのことで、
俵屋宗達(たわらや そうたつ)の「風神雷神図」が
あることで有名なお寺です。

お庭は小ぶりなものの、ちょうど紅葉が綺麗な中庭と、
白い砂に描かれた模様=「砂紋(さもん)」とか
「箒目(ほうきめ)」と呼ぶらしですね、それが描かれた庭の
それぞれが美しく、心が洗われる感じがしました。

そんな建仁寺から、
すごそばのライカギャラリー(カメラのLeica)に寄り、
瀧本幹也(たきもと みきや)さんの写真展。
京都とはまったく関係ない、
モナコをテーマにした小さな個展でしたけれど、
これまた目と心を洗われる美しさ!

町屋をリノベしたケーキ屋さんでお茶して
(建物を見るのも、旅の楽しみのひとつです)

そこから徒歩5分ほどの八坂神社へ。
ちょうど、屋台がたくさん出ていました。

てなことでホテルに到着し、夕食はそこでのイタリアン。
ここもしょっちゅう。

いまは朝の10時過ぎですけど、
妻はもう大阪での打ち合わせに出てしまい、
私は一人、ロビーのカフェ
「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ:
Stumptown Coffee Roasters」
(アメリカ合衆国オレゴン州 ポートランドの
コーヒーショップの日本一号店とか)にてカフェラッテ。

ちなみに、建仁寺の敷地内にも、
「ブルーボトルコーヒー:BLUE BOTTLE COFFEE」の
移動式カフェ「ブルーボトル コーヒートラック」があって、
近年のコーヒー屋さんの進出はすごいですね。

そうしていまは、部屋に戻って、こうして配信しています。

窓の外はちょい小雨。

もう観光地に行くことはしないで、
このまま昼近くまで部屋にいて、京都駅に直行し、
東京に戻ろうと思います。

ビールを飲みながらね。
(真昼間だけど!←新幹線乗車の「パブロフの犬」状態)

はい、今回も、ゆるいミニ旅。
京都東山地区をぶらぶらした川島夫婦でございました。

競合プレ(コンペ)の功罪。

前回の投稿から6日ぶりで…。

いやー、珍しく風邪をひいてしまいまして。
咳・鼻水・微熱が数日。
まぁ、寝込むような酷さではないんですけど。

本日のテーマは、そんな体調を引き起こした
(かもしれない)「競合プレ(コンペ)の功罪」。

競合プレゼンテーション、別名コンペティションのお話です。

コンペには、広告表現はもちろん、
コンサルさんが経営戦略から関わるものや、
建築事務所のアイデアとか、さまざまあります。

ま、すべての仕事と業界にコンペあり!ですね。

そして、数社、多いと数十社を競わせれば
素晴らしい成果が出るかというと…

記憶に新しい東京オリンピックのごとく、
一度は決定を発表したものの…
ロゴマークは「パクリ」問題で もめ、別の人になり、
建築も「予算と斬新さ」にびびって、別の人になり。

すごかったですよね。

まぁ、国家関連、公共事業ものは、
「多数の提案から公式に選りすぐった」お墨付きが、
「内容以上に」重要ですし。

いち企業さんの場合も、
「業者を指名」 よりは <「競合させること」を選びたがる。

参加側は当然、はなから「あなたを信頼して」と
お願いされたいし、長いお付き合いを望む。

私は、広告業界に44年いますが(いやはや!)
広告代理店時代、制作プロダクション時代、
独立して数名の自分の会社を立ち上げ、
いまはフリーランスの「一人おっさん企業」ですけれど、
さまざまなコンペに関わってきました。

成功あり、失敗あり。
喜びあり、涙あり、怒りあり。

しかし、独立後 数年経ってからは、
コンペの参加を依頼されても、ほぼ断ってきました。

理由は「ちゃんと膝詰で担当者&できれば社長と」
話し合わなければ、オリエンテーション
(企業側からのコンペ内容の軽い説明)だけでは、
表面的な提案で終わる恐れがあり、それこそ
企業の根幹に関わる骨太の組み立てができないから。

そして、誤解していた部分があっても、
それを含めて会議室で一方的に伝えて終わる。
微妙なニュアンスの説明や、話し合って解釈し合う
キャッチボールのチャンスもない。

コンペでは本来大切な=まずは決めるべき
「戦略」部分より、案外「戦術」に目が行きがちで、
例えば「○ :マル」か「□:シカク」かが肝なのに、
「クレヨンで描くのがおすすめで、鉛筆と万年筆もあります。」
「パステルにすると、制作費が下がりますか」とかね。

表現のプレゼンなのだから、綺麗なクレヨンの
「○ :マル」を徹夜してでも作って持っていこう、
としがちなのだけれど、
そんなことより、手でサラッと書いた「○ と□」を見せて、
そもそも御社はどちらでしょー、と話し合うのが
本来だと、私は思うのですが。
(その上で、決定したのが△なら、それを徹底的に詰める!)

そんなわけで、ここ20年ほどはコンペ=競合はお断り。

コンペは大手企業の場合が多く、
勝てば制作費が大きく、目立つ仕事になるものの、
徒労に終わることが多くて、心身の徒労に終わりがち。

採用にならなければ(つまり勝たなければ)
プレゼンにかけた費用はまるで(ないしほとんど)払われず、
私から声をかけた仲間との関係が悪くなることさえある。

ぐちゃぐちゃと広告代理店が絡む仕事も嫌いですし。
(代理店さん、ごめんなさい!
大きなプロジェクトには、広告代理店的な
専属担当チームが必要なことは理解しております…。)

唯一、こちら側としても企業さんとしても、
「コンペにすることで新たな発想やチームを
見出すチャンス」というのがあります。

私も、会社案内冊子のコンペに勝って、
そこから10年、競合なしで、広報物全般のお手伝いが
続いた大手企業さんもあります。

そうした「コンペの意義」は認めるものの、基本は
「競合させること」より < 「業者を指名して話し合い」 を
選ぶなー。

当然、アイデアの開始前には、
自己紹介(自社紹介)と過去の制作例をお見せして、
「人と内容に興味を持ってくださったら」スタート。

必然的に、いまのお仕事は、知人の紹介で出会う
中小企業・個人企業さんがメイン。
当然コンペの混乱はない、平和な毎日です(笑)。

そんな中でね、数年(数十年?)ぶりに
「まだ関わったことのない業種」の声がかかって、
面白そうだったのでコンペに参加したんですよ。
5社とか6社とかの競合でしたけど。

企画に2か月かけて、プレゼン時間は20分!

私もプレゼンでしゃべって、
クライアント(候補)さんとのやりとりも、
新たに知り合ったメンバーとの作業も、
とても楽しかったんですけれど、
プレゼン当日を挟むように風邪状態。

いやー、慣れないことはするものではありませんね。

結果はどうあれ、声をかけてくださった方々とのご縁は、
今後も財産です。

久しぶりのコンペで、知恵熱が出ました!?
って話でございました。

パンツのたたみ方と多様性。

本日は「パンツやのたたみ方から人間の多様性を見る」
という、なんともなテーマでございます(笑)。

川島家には、30歳を超えた娘と息子がいて、
もう娘は結婚し、息子はまだ独身です。

私たち夫婦は、ずっと広告制作業の私と
(私は、新卒で広告代理店に入り、
そこからプロダクションに勤めてから独立し、
数名の会社でしたけど、いまは一人のフリーランスです)

妻は、ファッション系の商社でマーケティングに関わり、
いまはフリーランスのライター・ジャーナリストとして
仕事をしています。

そんな「共働き」の夫婦だったので
(ともばたらき!いまは言わないですよね、当たり前過ぎて。
昭和・平成の時代には「奥さんも働いている=共働き」
という言葉がありました!)

ちなみに妻は、1985年に制定された
「男女雇用機会均等法」の第一号の世代です。

改めて調べてみると「男女雇用機会均等法」とは
「企業の雇用における男女の均等な機会・待遇の確保を
目的とした法律」とのこと。

すでに女性は、「お茶汲み」を超えて活躍していたものの、
妻が一人めを妊娠し、大きなお腹を抱えて
打合せに行くと(会社でも取引先でも)驚かれ、

さらに二人目を産む時には
「二人目も産むのに、まだ働いてるのー」
「もう今度こそ、辞めるんだよねー」と言われたそうです。
今や昔、ですね。

さて、そんな我が家でしたので、
子供の一人目と二人目が生まれた頃は
私たち夫婦以外に、年配女性のベビーシッターさんと、
たまに私の母親の「大人4名」で子育てしていました。

先ほどもご紹介したように、私は制作会社
(プロダクション)勤めの頃で、忙しくはあったものの
フレックス制で(このフレックスってのも、
共働きと同じく、コロナ以降 無くなった言葉かな?)
朝は比較的遅めに出勤できました。

だから、妻はめちゃくちゃ早い時刻に起きて
仕事に行き(朝6時とか7時には会社にいるとかね)
妻が家を出てから私が起き出して、
しばし小さな子供達と過ごしてから、
ベビーシッターさんがやってきて、
私が出勤した後は妻が夕方早めに帰ってくる。

夕方、妻が残業で帰れない時は、私が都合をつけるか、
同じ東京にいた私の母が来てくれる… てな感じで、

カレンダーに毎月、大人4人
「妻、私、ベビーシッターさん、私の母」の
「ローテーション表」を書き込んでいました。

シッターさんと母は、洗濯物の取り込みや、
料理も担当してくれて(ありがたいことです!)
我が家の娘と息子は、4人の大人、特に
「おばあちゃん=私の母」と「ばあば=シッターさん」に
育てられたようなものです。

さて、前置きが長くなりましたが、
4人の大人の、洗濯物のたたみ方や、
引き出しへのしまい方も、各人各様。

パンツだって、タオルだって、ワイシャツもね。

最初は、たたみ直したり、
入れ直したりしていたこともあるけれど、
そのままで支障があるわけでもなし。

仕事で、人のやり方(進め方や癖)に
反発したりすることは今も昔もいろいろあって、
自分の方式で進めたいと思う傾向は当然だけれど、

例えば部下や、外部のお取引先が
「ちょっと意図したものと違う」ものを持ってきたとしても、
「骨子があっていて、それなりにアップしてくれたなら」
ありがたいことだし、自分が気付けなかった視点や
方法論がそこにあったりもする。

「あー、これは ばあば流のたたみ方だな」
「次は真似しようかな」… とかね。

長年の夫婦生活なんて、反発と調整の連続ですよね(苦笑)。

そして、時間と場所に縛られない働き方や、
パワハラ、セクハラの防止、LGBTQへの理解など、
世の中は「多様性」について
(いろんな意味があるけれど、他人と他人のやり方を
認めるという理解において)
20年前、30年前より確実に進歩していると思います。

「パンツのたたみ方もいろいろだよな」と
洗濯物を見ながら感じた「あの日」は、
小さくて可愛かった子供達の思い出と共に、
日々過ぎていく生活シーンの中でも
不思議に記憶に残っている風景です。

QRコードは無骨だけれど。

はい、「QRコード」は
1〜2センチ四方の「読み取り用」マークですね。

改めてネットで検索すると、こんな解説があります。
(多少、はしょって抜書きします)

「QRコードとは、Quick Response
(素早く読み取って反応する)の意味で、
日本の自動車メーカー デンソーウェーブが
1994年に考案。(もう30年前なのですね!)
高速読み取りを重視した2次元コードの一種。
それまでのバーコードの制約(文字数等)を
解決するために開発された」とのことです。

ここ数年は電車の駅で、安全のために設置が進む
「ホームドア」にも活用されています。
汚れや光の影響にも強く、何よりその
「Quick Response」が大貢献しているそうです。

そのQRコードをね、
ついに「自分の名刺」に入れました(笑)。

Home PageとBlogとFacebook、
音声配信のスタンドFMのリンクをQRにして、
4つ四角いのを並べました。

これまではなるべく、QRコードは載せたくなかった。
だって、はっきり言って かっこ悪いもの!

名刺は、なるべく端正(シンプル)がいいと
私は思っていて、玄関の「表札」みたいなもの。
いろいろアピール要素を詰め込んだ「ミニチラシ」
みたいなものは好きではない。

名刺に、無骨な四角いマークは似合わないのですよ。

それでも、httpsだ、wwwだの(:// って何?)
長い文字列を載せるよりは、
いまどき皆さんスマホ閲覧がメインだし、
さっとQRコードを読み取る方が便利かなーと。

意を決して(苦笑)4つ並べました。

名刺作成をお願いしているデザイナーさんが
大きさや位置を数ミリ単位で調整して
綺麗にレイアウトしてくださいました。

この投稿を読んでくださっている皆さんと、
リアルにお会いすることがあれば
(昨年末に引っ越して住所も変わったし)
私の名刺、ぜひもらってくださいね!

さっそく2日前、セミナー受講の懇親会で
お会いした方にお渡ししたら、
その場合でFacebookのQRを読み取り、
友達申請してくださって。

ちなみに、QRコードのサイズは、
小さすぎると読み取りが困難になるので、
「理想的なサイズは一辺が1.5cm〜2.0cm程度」
とのこと。それでは流石に大きすぎるので、
私は気持ち小さくしましたけどね。

日々技術が進化する中で、
初めは違和感があるものを、どう取り入れるのか。

そりゃ、お客様にお作りする広告や販売促進物での
QRコード掲載は、私も日常的に行なっていますけれど、
自分の名刺となるとね…。

広告屋って、最先端を覗いているように思われがちですが、
「美意識の壁」みたいなものもあって
(著名な本で「バカの壁」というタイトルがありましたね)
案外 保守的だったりもするのですよ。

そして、よく「広告は半歩前=半歩先を表現」
なんてことも言いますが、新しすぎるものや、
ターゲットが「自分ごと」にできないことは、
理解されず浸透していかない。

… なーんてね、話が大袈裟になりました。

QRコードを自分の名刺に入れて、
無骨さには目をつぶりつつ、今さらながら
「ちょっと嬉しい&便利」というお話でした。

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◎川島 孝之(Kawashima Takayuki): 株式会社リプル(RIPPLE Inc. Tokyo Creative Agency)代表取締役・クリエイティブディレクター・コピーライター。

◎1957年3月生まれ。早稲田大学商学部(マーケティングゼミ)を5年で卒業後、1980年第一企画(現ADK)入社。6年の勤務ののち、制作会社11年を経て、1997年(株)リプルを表参道に設立。

◎2016年1月、表参道のオフィスから、西武新宿線 上石神井(練馬区)のホーム・オフィスに変更。さらに2023年12月、中央線・丸ノ内線 荻窪(杉並区)に移転。
ブログのタイトル「表参道の小さな広告屋から」を、リプル川島の「小さな広告屋から」に変更。

◎CD(クリエイティブディレクター)C(コピーライター)として、企業の魅力を整理整頓し、ブレーンのグラフィック&Webデザイナーと共に表現化しています。

RIPPLE(リプル)とは英語で「さざ波、波紋、波及」のこと。スローガンは「中心から広がる」、ミッションは「愛が伝わる」。

【実績の一部】 カルビーじゃがりこ(パッケージ)、ビデオリサーチ(ロゴ・Webサイト・インナーツール)、日立化成(カタログ・インナーツール)、介護のらいふ(ブランドブック)、武蔵高等学校中学校(学校案内)、アルカダイアモンド(広告・販促物)オークラヤ住宅(広告・販促物)、翻訳専門校フェロー・アカデミー(学校案内)、アドビ(会社案内)等
/その他 中小・個人企業さんとの直接のお取引。

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川島 蓉子
ハースト婦人画報社
2012-10-25

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