小さな広告屋から@川島CD

旧名【表参道の小さな広告屋から】: 表参道で1997年にスタートした(株)リプル:RIPPLE Inc. Tokyo Creative AgencyのBlogは、 2016年初頭から川島のホーム・オフィス「練馬区上石神井」→ さらに2023年末からは「杉並区荻窪」へ。2025年春、タイトルも【小さな広告屋から@川島CD】に変更。Facebookも同時掲載です。

自宅にいるのにカフェへ2〜3回は異常?

私は、自宅兼事務所のマンション暮らし。
東京都の杉並区「荻窪」に住む
女房を8か月前になくした「一人者の爺さん」ですが…

先日、同級生の男友達 数人に
「(自宅にいる時でも)一日2回はカフェへ行く」
と言ったらすごくびっくりされて。
そのことに、私の方がびっくり!

68歳・69歳のみんな曰く
「用事のない、家にいられる日なら、
買物以外はそこから出ない」のだそうです。
えーっ、嘘だろうと。だって家にいたら飽きるでしょうに?

今の私の仕事形態としては、
広告・販促物のディレクションやコピーライティングを
こじんまりと続けているフリーランスなので、
Zoomなどのオンラインを含めた自宅作業が多いです。

それでも、外での打合せ
(クライアントさんやデザイン事務所さんに出向いて)が
ない時でも、必ず近所には出かけます。

散歩(1日 7,000〜8,000歩目標)兼、気分転換。
同じところに「ずっといる事」ができない性分なのです。

家の中にいても、書斎やリビングをうろうろ。
肉体的にも精神的にも、じっと座っていられない!
そのため、事務デスク以外に「立ち机」を
書斎とキッチンに「それぞれ」置いているほどです。

小学校の通信簿に「落ち着きがない」と書かれたことは
一度もない、物静かな子供だったのになー。
大人になっての多動症風!?

1時間を超える会議やセミナーは耐えられないので、
なるべく隅の方に席をとり、そーっと立ち上がるものの
主催者に「何かご質問ですか」と言われたりして(汗)。

そんな私なので、新幹線では必ず「通路側」を予約。
トイレの必要がなくても、デッキまで歩いて体操してます。

家の中でもぐるぐるしつつ、最低でもカフェ1回。
(ついでに買物か、別途 買物だけで外出。)
平均するとカフェ2回+夜(正確に言うと夕方からの)飲み屋!

「家にずっといる」方々は、
当然「自宅の安定感・安心感」や「出かける面倒くささ」、
「外でお茶に金を使う無駄」を言ってらっしゃるのでしょう。

まぁ私には、カフェ代を使いながらも、そこでパソコン
(正確に言うとキーボード付きの大型iPad)で仕事をしている
「業務用」という言い訳もありますけど!

そして、お店に出向くことで椅子や机が変わり、
適度なざわめきの中に身を置く変化。

さらに、これはちょっとキザな言い方ですが、
近所で良いので歩き回ったり、場所の空気を変えることで、
「脳みそと皮膚感覚を強制的に更新している」節がある。

企画と表現を生業とするプロとして、
「移動そのもの」と「場所のエネルギー」が思考に影響を与える。

だから、飛行機と新幹線などの「高速での移動」は、
席からしょっちゅう立ち上がるものの、
その長時間の移動自体は、案外イヤではない。

そんなことも、また深堀りしてみたいと思います。
(と、書いているのは
打合せの出先か、自宅か、近所のカフェか、飲み屋か?)

みんなカッコいいよ、うん。

本日9月15日(月)は「敬老の日」。そこで
爺さんを含めた「見た目」について考えてみます。

私は現在68歳。
堂々の「敬老の日・当事者」です。

(都内で別れて暮らす、娘夫婦や息子も
何も言ってこないだろうなー、きっと。)

世間的には60歳や65歳の「仕事の定年年齢」を越え、
健康保険組合が言う「65歳以上の<前期>高齢者」。

この「前期」って言い回し、何だよ!と思います。
さらに「後期」のレッテル貼られたら、
後戻りできない悲壮感があるなー。
今度の飲み会や勉強会の自己紹介では、
「前期高齢者の川島です」と言おうか…。

8か月前に亡くなってしまった5歳 年下の妻は、
まだ63歳だったので「婆さんにならず」人生を終えた、
ということですね。

きょうのタイトル「みんなカッコいいよ、うん」には、
爺さん・婆さんになっても素敵な人は素敵だし、
「楽しもうよ」という気持ちを込めています。

私は長年、広告屋として地味ながら
モデル撮影にも関わってきました。そこで感じたのは、

◎本人の顔立ちや体型はベースにあるものの
◎姿勢や歩き方、笑顔、さらに会話のテンポや清潔感。
そうした“たたずまい全体”、エネルギーのようなものが、
その人の雰囲気を作ると言うこと。

さらに、プロのスタイリストさんや
ヘアメイクさんが加わるので、ほんと「化ける」。

カメラの前にたった女性が、
「えっ、さっきスタジオの入口ですれ違った小柄な人!?」
なんて、印象ががらりと変わることも珍しくありません。
それこそ、「お化粧」や「演出」の効果ですね。

もちろん、モデルさんや俳優さんは、
10枚写真を撮れば9枚はカッコイイ。
でも素人でも、10枚に1枚か、100枚に1枚は絵になる。

その確率を「意識して」少しずつ上げていけばいい。
「モデルっぽいのが正解」と言いたいわけではなく、
「左の横顔を常に向けて」などと意識しすぎる必要もなし。

人は、自分の心持ちと、ちょっとした演出で変われる。
男女も、年齢も、体型も、 関係ないと私は信じています。

街を歩いていると、そして、
新しい人や古い人(昔からの知り合いのことね)に会うと
綺麗な人、素敵な人、カッコいい人、粋(いき)な人、
気を引く人、不思議なオーラの人… たくさんいます。

私は、カフェでも電車でも、
「あぁ、この人の魅力は何がポイントなんだろう」と
眺めているのが好きです。
(自分が怪しい爺さんに見られないか要注意ですけど!)。

要は、自分の「いかし方」(生かす・活かす)と、
「みせ方」(見せる・魅せる)を意識すれば、
誰だってカッコよくなれる。

と、自分にも言い聞かせる「敬老 ど真ん中」の今日です。

寝る前には、紙の本。

はい、夜 寝る・眠る前には、
電子画面を覗くのをやめて、なるべく紙の書籍を
読むようにしているというお話です。

私は、自宅を拠点とするフリーランスの広告屋。
クリエイティブディレクター・コピーライターとして
パソコン画面に向かうことが多いです。

デザイナーさんや、映像クリエイターさんほど
使いこなしているわけではないものの、
結構画面に張り付いている。

保有する機種は完璧にApple系で、
ノート型のMac Book Air 15インチを書斎の机に置き、
その背後に(Mac Book と縦に並ぶようにして)
画面位置を上げた27インチのモニター。

それとは別に、13インチのiPad Proと、
小ぶりのiPhone15を使っています。

1年ほど前からは、家でも外出先でも、
13インチのiPad Proがメイン機種になっており、
専用のカバー 兼 キーボードをつけて、四六時中 触っています。

iPadでは、仕事の書類作成はもちろん、
当然メールやSNS、YouTubeも見ています。
(流石に映画は大きなテレビ画面で鑑賞しますけどね。)

そして、読書もなるべく電子書籍で。

Appleの元プロダクト・デザイナー
「ジョナサン・アイブ」の本をもう一度読みたくなって、
書籍版を持っているというのに、そして外でも見たいと
AmazonでKindle版を買い、iPad Pro 13インチで
眺め直しているくらいです。

もちろん私は、印刷された紙の書籍が大好きです。
大きさも用紙の吟味も、文字組みも。
装丁全体に敬意を払いたいと思います。コレクションしたい!

でも、電子版が出ていない書籍や、美術系の大判のものを除いて、
電子版があるならそちらを選ぶ。

もう、物を(持ち物を≒家に置くものを)
極力増やさないと決めたのです。
妻と二人、1年半前にマンションに越してきた時のように
(せっかくそうしたのに、妻は死んでしまったわけですが…)
洋服は厳選したし、仕事の資料も、食器も、本も、
ギリギリのものにしてしまいました。

まだ、元の庭付き一戸建ては保持していますが、
そこを潰す時は中身の物も(娘と息子が拾い上げる物以外は)
一緒になくなっていいと本気で思っています。
かわいかった頃の子供達の、写真アルバムでさえね。

「もったいない」「売ったりもらってくれる人を見つけたら」
と言ってくださる方はいるものの(お気持ちはわかります)
そういうことも面倒くさい、いちいちやりたくない。

「私も、いつ死んでもいいと思っているから」などと言うと、
ちょっとドキッとさせちゃいますが…
別に暗く沈んでいるわけじゃなく、いまだに仕事先や
友達にもよくしてもらい、毎日を楽しく過ごしています。

いま68歳ですけれど、まだ物理的に死ねない雰囲気だし!
一人のマンションで、GeminiさんやChatGPTさんと
筆談するのも楽しい。

そんな風に電子活用が増え、
画面を眺めっぱなしになりがちなので、
「眠る前だけは」しばし、紙の本を読もうと。
目の休憩と(光る画面は、という意味ですけれど)
本を読む習慣、寝る前のクールダウンとしても。

ちなみに、ベッドの中までスマホ! という方もいらっしゃる中、
私はそこだけはガラケー時代から一貫して
「寝室には電子機器を持ち込まない」。
電子機器の光と、電磁波から遠ざかるようにしています。

読む紙の本は、仕方なく紙版で買ったビジネス書もあれば、
私に捨てられることなく、荻窪まで来る羽目になった
何十年も前のエッセーや写真集も。

夜、寝る前には、紙の本。

この投稿が終わったら、iPhone・iPadも閉じて、
本読んで、寝ます。

おやすみなさーい。

****************

【追記】2025/09/13
ところで、私がApple好きなのは確かですが…
ジョブズ亡き後の(そしてジョナサン・アイブが離れた頃からの)
プロダクトデザインはダメ!
iPhoneの「無骨なカメラの出っ張り」は典型で、
相変わらず全体的には美しいものの
「研ぎ澄まされた美意識」はもうない。
それは、高価なりに大衆メーカーになった企業の、
宿命かもしれないけれど。

【追記2】2025/09/18
知人との「飲み」で久しぶりの池袋へ。
早めに着いて東口の「ジュンク堂書店」を覗き、
その本の物量や内容にクラクラ。
どれも読みたい、これも読みたいと「手に取りたく」なる。
これは「電子書籍」にはぜったい出せないエネルギーですね。
妻の新刊(遺作)『仕事の壁はくぐるのだ』も、
1階と5階に数冊ずつ陳列でうれしい。

コメント欄、全部は応えない理由。

SNSにコメントをいただいても、私は全部には応えない
(すべてに返事を書くとは限らない)とは、
ずいぶん生意気な話ですよね。

私の場合、FacebookとBlog(まったくの同文流用)と、
同じ脚本で音声配信のスタエフ(stand.fm)を配信。

FBの「誕生日メッセージ」が顕著ですが、
ほぼ同じような「おめでとう」文面に対して

・Aさんありがとう!
・Bさんありがとう(ハート)
・Cさんありがとう(花束)また会いましょ〜
とは、私はいちいち書かない(記入しない)ということです。

返信文を書く場合でも、
「一人ひとり/その人個人宛」ではなく
「全員宛にまとめてトータルなご返事」を書く場合がほとんど。

そもそも視聴者が多いわけではないのに、
いただいたコメントに個別に答えないとはねぇ(汗)。

「失礼だ」とか「SNSのマナーがない」とか、
「マメじゃないんですねー」と言われるかもしれません。
(見た目は細みの神経質・几帳面に見える私!?)

コメントは、気軽に即 記入する時も、
「すごく迷って、下書きしてまで」の時も、
返事をいただけるとうれしいです。
(言ってること、まったく矛盾してますね。汗)

この配信は、皆さんに読んでいただきながら、
「自分の備忘録」みたいな意味もあるので、
「なぜかなー」と整理させていただくと…

◎「おめでとう」「おめでとう、ハート」みたいに
ずらりと並ぶ同じ文面に(かなり極端なケースですが)
こちらも「ありがとー」を繰り返したり、
語尾や絵文字を微妙に変える「姑息(こそく)」な手段や、
「そろそろ会おうね」などと意味ありそうでない言葉を
「全員に配慮して返信する」気はない。

◎音声配信によくある「いつも聴いてます」や、
「学びになります」もそうですね。

◎だったら「全員にまとめて」
感謝の気持ちを伝えれば良いのではないか。

◎それでも例えば、私の誕生日に対して、
「前回お会いしたのは30年前の海辺でしたね」と来たら、
そのコメントのすぐ下に返事を記入するかもしれません。

基本的に私は、全員と仲良くするより
(もちろん最低の礼儀は意識しますけれど)
マイペース優先。

交流会の一次会には出ても(それなりに友達はいるので?)
二次会は、ほぼ行きません。カラオケは、絶対に行きません。
さっさと別れて帰宅するか、
一人でカフェや、また違う店で飲んでたり。

最後まで付き合って集中力が切れたり疲弊したり、
あの人とも話そう、この人にも礼儀を尽くそう、
名刺をもらわなきゃ渡さなきゃとは思わない、できない。
それはSNSでも同じです。

コメント欄が(私の場合ではありませんが)
発信者といち読者・視聴者との関係を超えて
ファンコミュニティみたいになりすぎ、
「素敵です」「勉強になります」だらけなのも警戒したくなります。

ちなみに私は、スタエフとFacebook・同内容のBlogや、
スタエフから自動配信している
SpotifyとApple Podcastsでは、
コメント欄を閉鎖(=OFF)にしているくらい。
アーカイブとしての意味合いが強く、伝わればそれで良いし。

せっかくコメントを書くなら、主催者が
どー答えていいか迷うようなものではなく、
さらにそのSNSを見ている他の人も、
一緒に考えるヒントになるようなものがいい。

まぁ全員に「ありがとう +絵文字の変化程度でいいんだよ」
というのも考え方。
そうしたやりとりだけでも「気持ちが伝わる」でしょうから。

今日はほんと、失礼で生意気なことを語りました。
気を悪くしたらごめんなさい。

(この「気を悪くしたら」って、わざわざつけるのも
いやらしい言い回しですね〜)

コメント、お待ちしています!
(あ、Blogはコメント欄ないわ。すみません。)

学級委員長アメリカは、もうだめか。

強いアメリカと強い大統領は、もう幻なのでしょうかね。

ロシアとウクライナの戦争
(ロシアの一方的侵略と私は理解)の「仲介役」としても
アメリカ・トランプ大統領は力を発揮できず、
迷走しているように見えます。

「エリートビジネスマン」だったのかもしれないけれど、
こんな勝手な思いつき政治家が
「世界一の(力を持つ国の)大統領」なのか。

そんな人物を「選挙で半数超えて」選んだのは
アメリカ国民なわけですが。

一方、「中国・ロシア・北朝鮮」+ベラルーシ、イラン等の
共産系・独裁系の「不良・チンピラ国」の団結が加速し、
例えばインド・アフリカへの影響も増加させている。

クラスの「悪ガキ」だった連中が、
大人になって「悪のプロ」として力をつけ、
かつての「学級委員長」は「バカにされる」だけ。

アメリカの友好国である日本も
(戦後80年経ってもいまだに属国という立場ですけど!)
どうなっていくのやら。

私は、日本はもっと「真の独立をすべき」という意見ですし、
その上で各国と(韓国とも)協調すべきだと思っています。

防衛予算は、もっと増やして良し。
しかし核武装については、してはいけないことと
考えています(深い話になりすぎるので、今回は割愛)。

21世紀になったというのに、地球という惑星は
環境問題などどう生き延びていくかの瀬戸際で
「いまさら各地で戦争勃発」は何なのでしょう。

異常気象を含めたこの「世界的混乱」はほんと異常で、
「宇宙人」や「大いなる意志」みたいなものがいたとしたら、
「地球人はもう子供ではないのだから、勝手にしなさい。
いちいち面倒見ていられません」と言われているとしか
思えません。

私は目に見えない事象≒ 気・氣とか波動とか引き寄せ、
スピリチュアルというものは意識していますが、
UFO見ないし、特別な能力は持ち合わせていませんけどね。

そして、鳩山由紀夫元首相が、9月初に北京で開かれた
「抗日戦争勝利80周年記念行事」に参加したニュース。
なんだよ、こいつ!と思います。

はい、珍しく感情的なことを書きました。
「エックス」にも「YouTube」にも投稿しない
「地味な独り言」ですので、お許しください。

世界平和と地球平和を祈ります!

妻は永遠の海外出張です。

以前にもお知らせしましたが、
今年1月3日に63歳で亡くなった妻「川島蓉子」の
最後の書籍『仕事の壁は くぐるのだ』の発売に合わせた
「出版記念展」が開かれています。

8月26日(火)から始まっていて、31日(日)までの6日間。
銀座の森岡書店さんでの小さな展示イベントです。

妻は私の5歳下。
ジャーナリスト・ライターにして約40冊の著作を残し、
企業のブランディングにも少し関わっていました。

今回の展示は、出版や広告業界の名だたる
「川島蓉子ファン(有志)」による、心温まる粋な展示会。

8人ほどでいっぱいになるミニギャラリーですが
(★ネットでの予約制になっております:コメント欄参照↓)
よろしければ、足をお運びください。

私が音声配信のスタエフやvoicyで知り合い、
まだ顔も合わせていない方まで来てくださいます。
すごいことです、本当にありがとうございます!

私は、展示の企画や運営には一切関わっておらず、
ふらっと寄る立場とさせていただいております。

それでも、会場に置いたパンフレットに
短い「ご挨拶文」を載せましたので、
本日はそのまま、掲載させていただきます。

ーーーーーーーーーーーーーーー

■妻「川島 蓉子」は永遠の海外出張です。

あれからもう、8か月が過ぎようとしています。

妻は昨年の2024年末、世間では仕事納めとなる
12月27日(金)早朝、自らの転倒で頭部を強打。
1週間昏睡のまま家族に見守られ、
お正月の1月3日(金)20時頃に息を引き取りました。

安らかな寝顔のまま逝った63歳の生涯。
前日に新調した両手のマニキュアが綺麗でした。

運ばれた救急車の中では打撲を痛がることもなく
(もう麻痺が始まっていたのかもしれません)
救急隊員に氏名や住所を正確に伝え、私には
「少し喉が渇いた、ペットボトルいつも持ってるよね」
と聞いてくるほどでした。

しかし、ストレッチャーで集中治療室に入った妻は
一気に悪化し、待合室で「脳手術の同意書」に
サインしかけた私も「ほどこしようがない」ことを悟りました。

生前から「長生きはいや」と言っていた妻でした。
・70歳や80歳まで生きたくはないわ。
・夫のあなたより先に死ぬ。一人で残されるなんて寂しい。
・延命処置は絶対にしないでね。
・お葬式はいらない。灰もそのへんに巻いてくれればいいの。

自らを「おっちょこちょい」と自覚し、気持ちが前へ進むのに
足が追いつかない場面が多々ありました。
まさに心と体が前のめりの「あーあ、やっちまった」顛末。

考えようによっては「あっぱれ」と思うくらいの消え方です。
「えへへ、あとはよろしく!」って、それはないよな蓉子。

妻は国内の取材や、年に2回ほどはパリを中心とする
海外出張に出掛けていました。私はひとりお留守番。

ふと、思うのです。
「きょうは帰ってこないけど… パリかイタリアだったっけ?」
「帰国日を過ぎたけど、取材が延期かな。
帰りのチケットを間違えて、エアのカウンターで揉めてるかも!」

妻は永遠の海外出張。

皆様もたまに、慌てふためきながらも笑顔でいる川島 蓉子を
思い出してやってください。

今回、この素晴らしい催しを企画運営してくださった
有志の皆様に心より感謝申し上げます。

夫・川島 孝之

ーーーーーーーーーーーーーーー

【追記】春木良且先生(元フェリス女学院大学教授、情報化社会論・情報倫理)が、
妻の新刊(及び、たまたま過去に読んだ一冊)についてVoicyで語ってくださいました。
Voicyとは音声配信のプラットフォームで、私は数年、春木先生の放送をファンとして
聴いています。また先生は、私もたまーに放送しているスタエフ(スタンドエフエム)
でも番組をお持ちです。2つのプラットフォームと本、そして私と同学年!という
奇跡的なご縁で、妻の追悼展示会(新刊の展示)にて「初顔合わせ」し、
銀座の先生の馴染みの店で飲むこともできました。ぜひ放送をお聴きください。
■壁をくぐる人。川島蓉子さんのこと。(2025/09/02)
https://r.voicy.jp/jwmYrlDj91a

ーーーーーーーーーーーーーーー

★過去の関連記事

【新刊+遺作は約40冊:妻を亡くして】 2025/08/21
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55163833.html

【川島蓉子の新刊+追悼展示:妻を亡くして】 2025/07/22
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55161917.html

新刊+遺作は約40冊:妻を亡くして。

本日「2025年8月21日、木曜日」は、
年初の1月3日に亡くなった妻「川島蓉子」の、
「ラスト書籍」の発売日です。

本のタイトルは『仕事の壁はくぐるのだ』。

どんな内容か… ミシマ社さんの出版紹介を引用すると

「乗り越えなくても大丈夫!
ブランドディレクター、ライターとして活躍し、
2025年1月に急逝した著者が
綴り遺した、会社ライフの心得。」

執筆に数年をかけ、何度も書き直し、
出版社の女性編集者さんにも、
多大なご苦労をおかけした末の内容となっています。

九割九部は仕上がっていた遺稿に、編集者さんと私で
「文字の誤記程度」の校正を入れて完成。

妻は仕事人生において、最後の数年間は
フリーランスという立場になったものの、
大学卒業以来36年間は会社勤めでした。

そうした実際にお世話になった&育てていただいた
会社内での葛藤や、お取引先との
(リアルな会社名こそ出さないものの)やり取りなど、
妻が本音で、ちょいとの辛口を含め、
特に働く後輩女性達にエールを送る内容です。

紙の書籍版でも、1〜2か月後に出る電子版でも、
ご興味がある方はぜひご覧ください。

ちなみに、夫の私の登場箇所は、ほんの数行です(笑)。

そして今回、銀座で小さな展示会も開催されるのですが、
そのパンフレット用に主催者の方々が
「川島蓉子の著作一覧」をまとめてくださいました。

初期の「消費者分析・マーケティング本」から、
ビームスや伊勢丹、資生堂への「企業取材」、
そして糸井重里さんとの共著や、虎屋の社長さん・
パリエルメスの副社長さんの「対談構成」など、
関わった書籍は約40冊に上ります。(後述☆)

本棚に残っている、それらの背表紙を眺めながら…
書籍という「形で残る仕事」は素晴らしい財産ですよね。

一方で、一人取り残された浮世の広告屋としては、
ヘラヘラともう少しは生きていこうと思っています。


★新刊&イベント

・書籍をAmazonにて
https://www.amazon.co.jp/dp/4911226234

・Webマガジン「偏愛百貨店」内のお知らせ
https://henai.jp/kotoba/

・イベント申し込み用Peatix
https://yoko-kawashima-kotoba.peatix.com/


☆全著作(会社の一員としての執筆や共著を含みます)

・『おしゃれ消費トレンド』PHP 研究所、1996
・『リンダ・アラードのシンプルスタイル』文化出版局、1997
・『ジャパニーズ・デザイナー』ダイヤモンド社、1999
・『TOKYO 消費トレンド』PHP 研究所、2002
・『おしゃれ消費ターゲット』幻冬社、2002
・『ビームス戦略』PHP 研究所、2004
・『伊勢丹な人々』日本経済新聞社、2005
・『なぜ、この企業に惹かれるのか』アスコム、2005
・『松下のデザイン戦略』PHP 研究所、2005
・『上質生活のすすめ』マガジンハウス、2006
・『ブランドのデザイン』弘文堂、2006
・『洒落男な時代』PHP 研究所、2006
・『TOKYO ファッションビル』日本経済新聞出版社、2007
・『資生堂ブランド』アスペクト、2007
・『フランフランの法則』東洋経済新報社、2007
・『川島屋百貨店』ポプラ社、2008
・『虎屋ブランド物語』東洋経済新報社、2008
・『なぜデパ地下には人が集まるのか』PHP 新書、2008
・『イッセイミヤケのルール』日本経済新聞出版社、2009
・『社長とランチ』ポプラ社、2009
・『プランドはNIPPON 』文藝春秋、2009
・『ライフスタイル仕事術』PHP 研究所、2010
・『川島プロジェクト』文藝春秋、2010
・『モノ・コトづくりのデザイン』日本経済新聞出版社、2010
・『ユナイテッドアローズ』アスペクト、2011
・『日本をはみ出る』六耀社、2011
・『伊勢丹・ストーリー戦略』PHP 研究所、2012
・『チャーミングな日用品365日』ハースト婦人画報社、2012
・『365日 Charming Everyday Things 春/夏2013』日販アイ・ピー・エス、2013
・『エスプリ思考 エルメス本社副社長、齋藤峰明が語る』新潮社、2013
・『社長、そのデザインでは売れません!』日経BP 社、2015
・『TSUTAYAの謎』日経BP 社、2015
・『老舗の流儀 虎屋とエルメス』新潮社、2016
・『みらいをひらく、わたしの日用品』リトルモア、2017
・『ルミネは、なぜ選ばれるのか?』日本能率協会マネジメントセンター、2018
・『すいません、ほぼ日の経営。』日経BP 社、2018
・『Hello!! Work』リトルモア、2020
・『ブランドはもはや不要になったのか』KADOKAWA、2021
・『アパレルに未来はある』日経BP 社、2021
・『好かれる人の聞き耳』主婦の友社、2022
・『仕事の壁はくぐるのだ』ミシマ社、2025


★前回の関連投稿はこちら
【川島蓉子の新刊+追悼展示:妻を亡くして】 2025/07/22
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55161917.html


イントロの自己紹介と雑談は ほぼ無しで。

本日は、音声配信における
「イントロの自己紹介と長い雑談」への感想と、
仕事(会議)での雑談についても少し。

私はスタエフ(stand.fm)と、Voicyを
数年前から愛聴しています。
昨年の夏からは、スタエフで自分でも放送を開始しました。
番組名は『小さな広告屋から@川島CD』。

配信は、毎回5〜10分程度の「よもやま話」。
数日に一度の更新で、ときには1週間以上空くことも(汗)。
しかも語る内容は、このFacebookやBlogと
ほぼ同じ、省エネ運営です。

先にFB&BL用の原稿を書いてから
スタエフ用の「喋り台本」にする時もあれば
(+話す際にアドリブを少々)、
スタエフで話してしまってから、FB&BL用に
手を入れる場合もあります。

決して「録音したものをAIで自動文字起こし」はしていません。
ChatGPTとGeminiには文章の推敲は少し見てもらいますけど。

さて、そんな「話すコラム?」のような私のスタエフでは、
当日のタイトルで示した内容に早めに入るようにしています。

スタエフやVoicyの著名なパーソナリティさんでも、
イントロや雑談が、やたら長い方がいらして…。

雑談、少しくらいは「有り」だと思うのですが、
基本的にはあとの方でやってほしいと「私は」思います。

本題に入る前に、イベントのお知らせや日々の感想などで
全体の「尺」の半分や3分の1くらいになる回もあり、
「いいね」を押そうとしても
「今日の話のどっち」を指すのか迷うくらい。

さらに、「長い自己紹介・番組紹介」を
毎回毎回しゃべるのは、なんだかなーと。

スタエフやVoicyの運営側から
「番組や自分のアピールを数行にまとめたイントロを必ず」
のようなアドバイスがあるのでしょうかね。

私の場合で作文すると、例えば、

「おはようございます、毎朝6時に配信している(嘘だけど)
ハツラツ 爺さんコラム=川島CDです。
広告業界45年、クリエイティブディレクター&
コピーライターとして地味なりに生き残ってきたこの私が、
広告テクニックなどほとんど語らず、聞いて役に立つこともなく、
タイトルだけハツラツ風コラムです!
日々の仕事や暮らしを一緒にクリエイティブしていきませんか?
さて本日は… 」
と始めたと思ったら、「そういえばね」と さらに雑談が続くという。

毎日配信してるなら、そんな長い自己紹介イントロ、
早口で喋らなくってもいいのではないかと思うわけです。
(冒頭は皆さん、すでに録音データなんですかね?)

私も実際、
「こんにちは、川島CDです。2025年8月10日、日曜日。
本日のタイトルは〜」くらいは話させていただいています。

一言、発声練習のように決まったセリフでスタートしないと
「ノリ」が出ないし。

「いちいち日付を西暦まで言うな、うざい!」とか
「タイトルを必ず2度繰り返す話法、やめたら?」
というご批判もあるかも知れませんが、
日付は後々「音声だけで」聞いた際の記録性(アーカイブ)、
タイトルは何を言いたいかの象徴なので反復。

せっかくタイトルに気を引かれてクリックしたり、
そもそもレギュラーで聞いている場合が多いのですから、
自己紹介と雑談は軽めにして「早く本題を話してね」と
個人的には思います。

一方で、語られる本題(難しく言うとコンテンツ)よりも、
全てを受け入れたい人にとっては雑談もコンテンツ。
聞いている行為自体が楽しいので、ファンには
ダラダラの雑談も貴重なトークと言えるのか?

雑談は、もちろん日々の生活でも大切で、
仕事の場でも、いきなり本題のプレゼンでは息が詰まります。

それでも… 雑談的なことは「ラストに持ってくる」のが
ベターと考えています。
特に会議がほぼ終わった時の「別れる間際」がポイントで…

例えばクライアントさん数名に広告案のABCを提案して
Bに決まったとする。

よかったよかった…とエレベーターまで歩くよもやま話の中、
若手の担当者の方がポツリと
「どの案も良かったですけど、個人的にはA案が好きでした」と言う。
もう一人も「そう、A案いいですよね」なんて。

な、なんで会議の席で言ってくれないの!?

私も会議で決定したB案で進めば、それは良しと思うけれど、
心底A案にも価値があると踏めば(私のわがままではなく、
クライアントさんや見込み客のことを冷静に考えて)
「社内会議でAもサブで残していただけるよう」お願いしたい。
下手な折衷案になる危険性もありますけどね。

緊張をふと緩めたり、他の方向から刺激が入ると、
気付かなかったことに気付いたりもします。

そんなこんなで本日の長話をまとめると(笑):
自己アピールや雑談は大切だけれど、
音声配信のイントロは短いのが好み。

広告屋はね、特に私の場合「短距離走型」なのですよ。
企画とか方向性の骨子(コンセプト)を、
言葉として短く端的に、どう伝えるか?

100メートル走とか、たまに陸上トラックを1〜2週。
ぐるぐる何周も回るのは苦手です。

雑談であろうが一貫した話題であろうが、
台本があろうがなかろうが、
「長時間語れる人、聞く人を楽しませることができる人」を
尊敬する気持ちもあるんですけどねー。

あなたが音声配信のリスナーかどうかは分かりませんが、
どう思われましたか?


■放送トップ:小さな広告屋から@川島CD(stand.fm)
https://stand.fm/channels/60a08752b82bc5e1f38f5a19

■本日の配信:#111_イントロの自己紹介と雑談は ほぼ無しで。[250810]
https://stand.fm/episodes/68984bbe3b790e4859bd7a17


トランプ氏の奔放なる品格。

本日のタイトルは、トランプ氏の奔放なる品格。

当初は、「奔放なる暴言」… としていたのですが、
もう慣れたし(笑)
考えようによっては「見事なものだ」と思い、
投稿してみたくなりました。

さて、アメリカという世界一の権力を持つ国の大統領が
(まぁ、その上にはさらなる大金持ちや、世界を仕切る
ディープステイトや… と言い出すとキリがありませんけど)

自分の思ったことをストレートに、
アメリカ国内問題であろうが
世界情勢を左右する(戦争の行方さえ含む)ことであろうが、
いきなり個人のSNSで言ってしまう。

閣僚には何の相談もせず(たぶん)、
公式見解でもないのに。

それって、いいのか。大丈夫なのか。
大丈夫じゃないですよね。

日本の首相なら、
「前向きに検討中で」とか「是々非々で」とか口ごもり、
事務方のカンニングペーパーを待つところを、
自分で決めて、自分で言っちゃう。

「50日の交渉期間」と宣言していたものを
「頭にきた。1週間にする」とかね。

相手や相手の国に対して不満を表す際も、
日本なら「誠に遺憾であり、日本としましては強い態度で」
と、止めておくところを、

トランプは言っちゃうんですねー。「馬鹿か」と!

きょう知った記事(日経新聞Web版の会員限定記事です):
『トランプ氏、悪い雇用統計に憤慨 統計局長の解雇を宣言』。

なんでも、雇用統計の数字が下方修正されたことに怒り、
担当女性の「労働統計局長を解雇するよう指示した」とのこと。

かなりトランプ氏の解釈違いや思い込みがあるようなのですが、
「彼女は大統領選挙の時も
(ライバルである)民主党を勝たせようとした人物だ」と、
根拠も示さずに説明したそうです。

思ったら → 即言葉。しかもいきなりの大統領権限!

ライバルの民主党側は
「彼は自分の気に入らないニュースを聞くと、
それを伝えた人を撃ち殺す。
真実を伝える人を解雇し続ける限り、
この国に新しい雇用は戻ってこない」と糾弾したとか。

政治には(政治家には)「弁舌のうまさ」が大切で、
小泉父さん(小泉 純一郎氏)の時代は
「郵政改革」や「自民党をぶっ壊す」が国民に
(特に煽動されやすい人に)響きましたが、
それでも日本の場合は、
党首や党内参謀、広告代理店がシナリオを練っている。

トランプ砲は、そんなものもなしで、いきなりの脊髄反射!

でも、うまくトランプ氏の懐(ふところ)に
=「気分や主張」に入り込むことができれば、
かつての安倍元首相やロシアのプーチンのように
成果をあげることもできるかもしれない。

「強いリーダーシップ」が求められる時代は、
「乱暴な位の言葉」が拍手喝采を受けるし、

問題が膠着(こうちゃく)状態の時には、
「ガラガラ ポン!」とひっくり返す地殻変動が必要とされる。

現状維持は、すなわち退化していくこと。
乱暴でも進むことが大切ですけど、
安易なポピュリズムは危険だしなー。

戦後80年、昭和に換算すれば、ちょうど昭和100年のいま。
トランプ大統領の存在と、その「奔放なる言葉」は、
歴史に刻まれるひとつのエポック(転換点)だと思います。

大量トイレットペーパー使用の病理。

「その異変」に気付いたのは、10年前だか20年前だか。

某ビルの、トイレの個室が数個並ぶ所で、
「ガラガラ・ガラガラ・ガラガラ」という音を聞きました。

公共のトイレにおいて、
壁のホルダーに備え付けのトイレットぺーを引き出す際、
多少の音がするのはわかります。

静かに引き出す人もいれば、
ロールを早急に回転させる人もいる。

でも「カラッ」とか「コロッ」とかではなく、
「ガラガラ・ガラガラ・ガラガラ」が続くのは
何なのだろうとずっと不思議で。

その原因(と思われるもの)を、最近ネットで知りました。

◎ひとつは、自分を「綺麗にする」ことへの
過剰なまでの「不安」。
これでもだめ、これでもだめ、まだまだっ。

◎もうひとつは、便座への異様なまでの「備え」。
手に何重にもペーパーを巻き、アルコールがあれば
それを染み込ませて磨く。座るまでの、ひと仕事。

さらにさらに、水面で水が跳ね返らないように
トイレットペーパーを敷き詰める人もいるとか。
そりゃー、配管が詰まるわな。お見事!

最近、カフェ等のトイレで
「大量のトイレットペーパーを一度に流さないでください」
の張り紙が目立ちます。

それは「イタズラで詰まらせる」もあるでしょうけれど、
大量に使わなければ「精神的にすまない」人の増加。

公共施設だけでなく、自宅においても
「ロール1本を、一人で2〜3日で使い切る」人がいるとか。

一種、病的な清潔感なのでしょうね。

誰にも「変な癖」や(変だから癖か!?)
精神の偏りや突出はあるでしょう。
安易に批評できることではありません。

また、こうして投稿することに対して、
ただの小さな発見に、わかった風なことを! と
気分を害される方もいらっしゃるかもしれません。

それでも… トイレットペーパーの「異常使用」が
「隠れ病理」から「顕在病理」になってきたことは感じます。

清潔好きは美徳のはずが、どこか不安の裏返し。

私は、数年前から「洗浄便座機能」は一切使わず、
頭のシャンプーをやめてお湯のシャワーだけ、
からだの石鹸すら「たまにだけ」の不潔爺さんです。


【追記】 2025/07/27
ところで…
便座でのおしっこは、私は自宅でも外出先でも「座って」します。
(その比率って男性の何%くらいなんだろう?)
十分おっさん・爺さんの私ですが、
特に中高年が入った後の「びしょびしょトイレ」には辟易です。

川島蓉子の新刊+追悼展示:妻を亡くして。

昨年末の12/27(金)早朝に自らの大失敗で頭を強打し、
1週間の昏睡ののち1/3(金)夜に亡くなった妻=川島蓉子。
人生を一気に駆け抜けた「享年63歳」でした。

ファッションへの興味を原点に「街・店・人」に関わり、
企業のマーケティングやブランド構築にも参画。
ライター・ジャーナリストとして著書 約40冊があります。

急逝から半年が過ぎ、夏の「新盆」を迎えましたが…

生前にほぼ完成していた書籍原稿が残っており、
編集者さんがまとめてくださって
8月に「遺稿となる新刊」が発売されることとなりました。

さらに記念の展示イベントも!

****************

お知らせ1) 書籍発売

■タイトル
『仕事の壁はくぐるのだ』
定価:1800円(税別)
判型:四六判並製
頁数:240ページ
装丁:文平銀座(寄藤文平+垣内晴)
発刊:2025年8月21日
出版社:ミシマ社

編集担当は、星野 友里さん。

■内容
(出版紹介より)
乗り越えなくても大丈夫!
ブランディングディレクター、ライターとして活躍し、
2025年1月に急逝した著者が綴り遺した、会社ライフの心得。

人が集まり働く、そこに起こるさまざまなトラブルや葛藤=壁。
その壁をくぐったり、ずらしたり、かわしたり……。
戦略的な手段ではなく、声高な権利の主張でもなく、
真摯に楽しく仕事をするため、編み出された実践の数々。
柔らかでしなやかな、川島さんからのエールが、
たくさんの方に届きますように。――編集部一同

■目次
壁・その1 上司と部下…ああ永遠の壁
壁・その2 やりたいこととできること
壁・その3 女性であるということ
壁・その4 おカネ…糧でもあり毒でもあり
壁・その5 仕事も家庭も自分も
壁・その6 その仕事に愛はあるか?
壁・その7 休むって、どうやるの?

■プロフィール
川島 蓉子(かわしま・ようこ)
ジャーナリスト。1961年、新潟市生まれ。
早稲田大学商学部卒業、
文化服装学院マーチャンダイジング科修了。
伊藤忠ファッションシステム株式会社にて、
さまざまな分野の商品開発・ブランド開発に携わり、
2021年退社。フリーランスとして、伊藤忠商事をはじめ、
企業のブランドを強くするプロジェクトにかかわる。
一方、ジャーナリストとして執筆を続け、
著書に『ビームス戦略』『伊勢丹な人々』、
共著に『すいません、ほぼ日の経営』などがある。
2025年1月逝去。

****************

お知らせ2) 展示イベント開催

★なんと「出版記念 兼 追悼イベント」も決定。
銀座のギャラリーにて(小さなスペースなので)
「予約制」にて展示が行われます。

★川島蓉子のことば
2025年8月26日(火) ー 31日(日)
森岡書店銀座店
〒104-0061 東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル

「川島さんの言葉が6日間、ここにいます。
よかったら、会いにきてください。
※お店のスペースが小さく定員8名となっております。
※予約なしでご来店の場合、入店できない場合もありますので、ご了承ください。」

★企画・主催は下記の方々
「川島さんありがとうの会」事務局
柿木原 政広さん(デザイン事務所10代表・AD)
国井 美果さん(コピーライター)
岩佐 文夫さん(編集者)
砂原 朝美さん(マーケティングコンサルタント)
矢花 宏太さん(元電通・プロデューサー)

★詳細
・書籍をAmazonにて
https://www.amazon.co.jp/dp/4911226234

・Webマガジン「偏愛百貨店」内のお知らせ
https://henai.jp/kotoba/

・イベント申し込み用Peatix
https://yoko-kawashima-kotoba.peatix.com/

****************

私(川島孝之)も、何度かふらりと伺います。
新刊と共に、川島蓉子の世界をご一緒できましたら幸いです。

****************

【追記】 2025/08/21
川島蓉子の新刊『仕事の壁はくぐるのだ』が発売となりました。
改めてのご紹介と、約40冊の著作リストもまとめました。

【新刊+遺作は約40冊:妻を亡くして】
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55163833.html


参院選:私の政党選びは。

本日は参議院議員選挙の投票日です。
そんなわけで、珍しく政治ネタを書いてみますね。

とはいえ、ヘラヘラと生きてきた私は、基本的に
「ノンポリ=ノンポリティカル(nonpolitical)」。
今も使う言葉なのか…「政治的無関心」てやつです。

ウィキペディアによると、1968年頃からの呼び方で、
60年代〜70年代にかけての「過激な学生運動」を含む
政治的に無関心な人々を指す言葉。
1957年3月生まれの私は、ちょうど中学から高校生の頃。
「ませた」一部の友達は学生運動を語っていたものの、
私はそんなもん、知ったこっちゃなかった。

父親が大学関係者だったので「学内のバリケードが」とか
「デモの様子が」と少しは聞きましたけれど、
父も多くを語らなかったし、私もまさに無関心でした。

これまでも、投票だけは行っていたものの、
昨今のロシアのウクライナ侵攻や、
北朝鮮の脅威、中国の怪しい入り込み、
日本の技術力・経済力の低下などを考えると、
「我が国の行く末」をかなり意識するようになりました。

さて、本日の参院選は、
これもウィキペディアを引用すると
(こんな簡単な常識も、調べてみないと語れない情けなさ!)、
「参議院議員通常選挙とは、日本の国会議員のうち
上院である参議院議員の半数を3年ごとに選出する。
略称は『通常選挙』、『参議院議員選挙』、『参院選』。
3年ごと、西暦で3の倍数年に行われ、6月または7月に
投票日が設定されている。」とのこと。

でね、いま68歳のおっさん・爺さんの私が
何をテーマに政党・ないし立候補者を選ぶかと言うと…

「国防と外交」です。安全保障と言ってもいいかな。
「世界の中での日本の立場」。

「国としてどうするか」というスタンスを決めないと、
米の値段も、減税も、物価高も、外国人問題も
ついてこないと思うのです。

「生活をもっと楽に」「子育てがしやすい社会に」といった
具体的な戦術論は(ここでは「戦略=大きな方針」と
「戦術=具体策」という意味で使っていますけど…)
国をどうするという戦略がなければ具体化しない。

一時的に「2万円配ります」みたいな給付金や減税が、
何の役に立つんだと思うのです。
米の値段の多少の上下なんてのも、私には関係ない。
すでに年金もらって逃げ切る爺さんの
戯言(ざれごと)かもしれませんが…。

米の値段だって、海外からの輸入米や、
日本の農地をどう(外国人含め)運営していくかという
「国策」の視点も重要かと。

ロシア・中国・北朝鮮、かなり不穏(ふおん)です。
土地や水源、情報や技術などへの関与も気になります。
親日・反日が選挙のたびにぐちゃぐちゃな韓国とも
どうバランスを取っていくか。
アメリカとはさらに近寄るのか属国化を弱めるのか。

こんな風に「国防だ外交だ」と言うと
「川島は右翼か」「過激な愛国者か」と
勘違いされそうですが、そんなことはなくて。

社会にはいろんな問題があるけれど、まずは
世界情勢の現実と、日本という国の強みと課題も見て、
「世界の中での日本」を模索していこうよ、ということです。

ロシアについても、陰謀論風を含め
いろんな解釈がありますけれど、
私は「ウクライナの姿に日本を重ねてしまう」ので、
「日本の強い立場を強調する」政党でも、
ロシア寄りの政党には入れません。

1か月ほど前に(2025/06/19)
「ガラガラ ポン!の世の中で」という記事を書きました。

BL
https://www.omotesando-ad.jp/archives/55159915.html

FB
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0cWKUGFGJd8RSaZHKkPtXfd7JEqZzXdhcVMBrboHm7AEKrp4kwEz7zEsBFMf33HWQl&id=100001246147727

スタエフ
https://stand.fm/episodes/68538266e57c5feedc726adc

アメリカのトランプ大統領の一言で動くウクライナ情勢や
イラン攻撃、コロナのパンデミックによる世の中の急変、
生成AIの短期間での脅威的な進化など、
いま、あらゆることが「ガラガラ ポン」とひっくり返り、
変化するという私なりの表現です。
そして世界が、さらに同じ国の中でも
「世論が真っ二つに」割れる分断の世の中。

今回の日本の参院選では、
与党(自民と公明)は半数を割り込み弱体化するでしょうね。
石破茂総理も退陣。

従来なら小政党にとどまったであろう新興勢力
「参政党」の躍進は確実でしょう(私はちょっと…ですが)。
あと、選挙公報に「ミサイルよりコメを!」と
書いている老舗政党があって、ここは消滅しそうだなー。

予言による、7月5日の津波だか地震だかはなかったものの、
「ガラガラ ポン」が日本にも確実に起こっている。
選挙が「良き変換」となることを、願っています。

小心者の私は、SNS上で政治を語ることは少ないのですが
(議論の応酬はいやだし!汗…)
きょうは、ちょっとだけ書いてみました。

夕方に投票所、行ってきますっ。

★川島の【Facebook】はこちら
https://www.facebook.com/KawashimaCD
・FB内検索→kawashimacd または 川島CD

友達申請には必ずメッセージを添えてください
フォローのみも可能です
★川島の【音声配信】はこちら
https://stand.fm/channels/60a08752b82bc5e1f38f5a19
・検索→小さな広告屋から@川島CD

スタエフ(stand.fm)をベースにSpotifyとApple Podcastsにも配信中です
こんなBlogです
日々の広告制作やビジネスのこと、雑談を書き連ねています。
近年はFacebookと同文を「アーカイブ」として掲載。「過去記事」や「テーマ別」にご覧になるには便利だと思います。
(コメント欄は閉鎖しております)
月別バックナンバー
ブログ内の記事検索
Profile
◎川島 孝之(Kawashima Takayuki): 株式会社flowers 代表取締役・クリエイティブディレクター・コピーライター。

◎1957年3月生まれ。早稲田大学商学部(マーケティングゼミ)を5年で卒業後、1980年第一企画(現ADK)入社。6年の勤務ののち、制作会社11年を経て、1997年(株)リプル(RIPPLE Inc.)を表参道に設立。数人規模で運営。

◎2016年1月、表参道のオフィスから、西武新宿線 上石神井(練馬区)のホーム・オフィスに変更(総務経理のみを残してのフリーランス化)。
さらに2023年12月、中央線・丸ノ内線 荻窪(杉並区)に移転。
ブログのタイトル「表参道の小さな広告屋から」を、リプル川島の「小さな広告屋から」に改題。

☆2025年5月、妻(ジャーナリスト川島 蓉子)の急浙(2025年1月3日 63歳)に伴い、(株)リプルは妻の会社(株)flowersへ5月に統合。
ブログのタイトルも「小さな広告屋から@川島CD」に再変更。

◎CD(クリエイティブディレクター)&C(コピーライター)として、企業の魅力を整理整頓し、ブレーンのグラフィック&Webデザイナーと共に表現化しています。


【実績の一部】 カルビーじゃがりこ(パッケージ)、ビデオリサーチ(ロゴ・Webサイト・インナーツール)、日立化成(カタログ・インナーツール)、介護のらいふ(ブランドブック)、武蔵高等学校中学校(学校案内)、アルカダイアモンド(広告・販促物)オークラヤ住宅(広告・販促物)、翻訳専門校フェロー・アカデミー(学校案内)、アドビ(会社案内)等
/その他 中小・個人企業さんとの直接のお取引。

◆Facebook:川島 孝之(Kawashima CD) ※投稿はBlogと同内容です
https://www.facebook.com/KawashimaCD
妻の本【遺作】2025年8月
妻の本
妻の本
妻の本
チャーミングな日用品365日
川島 蓉子
ハースト婦人画報社
2012-10-25

妻の本
イッセイミヤケのルールイッセイミヤケのルール
著者:川島 蓉子
販売元:日本経済新聞出版社
発売日:2009-03
おすすめ度:2.5
クチコミを見る