リプル川島の「小さな広告屋から」

旧名【表参道の小さな広告屋から】: 表参道で1997年にスタートした(株)リプル:RIPPLE Inc. Tokyo Creative AgencyのBlogは、 2016年初頭から川島のホーム・オフィス「練馬区上石神井」→ さらに2023年末からは「杉並区荻窪」へ。タイトルも【リプル川島の「小さな広告屋から」】に変更。Facebookも同時掲載です。

妻「川島 蓉子」についてのお知らせ:夫より

3週間と数日ぶりの投稿となります。
突然のご報告を失礼します。

私も驚いておりますが、皆様も信じられないであろう、
「嘘みたいな」内容となります。

年に1〜2回は、パリを中心とする海外出張があった妻なので
「あれー、まだ帰ってこない…数日延長かな」くらいの気分なものの、
蓉子は永遠に本当に、帰ってこない存在となりました。

↓↓↓↓↓

★12月27日(金)に緊急入院した妻 川島蓉子は、
1月3日(金)に帰らぬ人となりました。


<経緯>

12/27(金)早朝、夫婦二人で一年前から過ごす
杉並区荻窪のマンションにて。

超早起きの妻は、まだ暗い5時半頃のゴミ出しと
散歩に出た際、マンション前のコンクリート道路で
右後方に激しく転倒。頭(右の こめかみあたり)を強打。

救急車を呼んでくださった方があり、私が同乗して
7時頃に新宿区戸山の「国立国際医療研究センター病院」に
入りました。

救急車内で妻は、痛みは訴えず(すでに麻痺かと)、
自分の名前や転倒の経緯を話すなどしてくれましたが、
処置室に入ってからは急激に意識が遠のき、昏睡状態に。

医師からは(外観の傷は大袈裟に見えないが)
脳しんとうと脳幹の出血が激しく、内部を圧迫。
当然検討した頭の手術の実施も、
手のほどこし用のない状態との判断に変わりました。
急性 硬膜外血腫。

たとえ手術を早めにした場合でも(悲しい言い方ですが)
植物状態、良くて かろうじて反応するかどうかでした。

当初は数時間の命を宣言されましたが、やや持ち直し、
12/27(金)〜1/3(金)までの正月を含む1週間(まる8日間)
昏睡状態とはいえ、親族が語りかける時間をくれました。

1/3(金)20時半頃、逝去。
1961年(昭和36年)12月1日生まれの63歳でした。

新潟市出身でライター・ジャーナリストの妻は一人っ子。
昨年4月に母も亡くし、直接の親族はいません。

日頃から、妻の口癖は、
・いま63歳だけど、70歳なんて絶対に嫌よ。
・5歳上のあなたもいるから、もう少しは生きるけど。
・あなたより後に死にたくない、取り残されるより私が先。
・何かで入院することがあっても、延命治療は絶対にしないで。

そんな話を、事故の前日にもしており、
「でもお互い70歳と75歳を過ぎたら次は養老マンションか」
などと言っておりました。

入院に際しては、親族以外のお見舞いはご遠慮させていただきました。
ご容赦ください。


<葬儀>

葬儀は1/11(土)午前中に行わせていただきました。
家族・親族を中心とする十数人だけの式で、
「通夜・告別式・初七日」もまとめた、本当に簡素な一日葬でした。

多くのお友達やクリエイター、編集者、
大手企業の皆様とも交流のあった妻ですので、
壮大なお式にてお見送りいただくことが本来ではございますが、
生前の蓉子の希望もあり、このようなワガママとさせていただきました。

浄土真宗(大谷派=お東)の住職から頂いた法名は
「釋尼光蓉」(しゃく に  こう よう)で、
「お釈迦様の仲間となった/女性の(昨今は省くこともあるようですが)
/光り輝く/蓉子」との意味。

皆様の胸にも、明るく輝く蓉子を残していただければ幸いです。

お香典 お花等も、ご遠慮いたしております。


<御礼>

自ら大きく転倒し、良く言われるフレーズでありますが
「頭の打ち所が悪かった」なんて…
そして昏睡状態1週間の「見送り」期間を経て、
さっさと逝ってしまうなんて、まったく冗談のようです。

しかし、夫である私や、娘、息子からしましたら
「母さんらしいよねー」という「やらかし」で、自らが望んだ
「夫から取り残されるより先、自分が60代でいなくなる」を
見事に実現してくれました(やや早かったですが…)。

自分でも「バタバタのサザエさん」と称するほど
おっちょこちょいの蓉子を、笑ってお許しください。

蓉子は編集・ライター・ジャーナリスト系、
私は広告・コピーライター・ディレクター系で、
よく「企画や本の内容、帯のコピーなど協力なさっているのですか」と
聞かれることがありましたが、我が家はお互いの仕事に不干渉。
まっすぐの妻と、マイペースの夫。
一緒に進めたら喧嘩になりました、多分!?

それでも、「今日はこんな個性あふれる方とお会いした」と、
ちょっとずつですが、皆様のことはお聞きしておりました。

私から訃報を差し上げることは忍びないのですが、
皆様のこれまでのご愛顧に、心より感謝申し上げます。

そして、蓉子がお仕事を突然停止した方々にお詫びいたします。

以上、ご報告と御礼とさせていただきます。(夫より)


■川島 蓉子:ジャーナリスト
1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、
文化服装学院マーチャンダイジング科修了。
伊藤忠ファッションシステムに入社し、取締役、
ifs未来研究所所長などを歴任。2021年退社。
元 多摩美術大学非常勤講師、Gマーク審査委員。
伊勢丹、虎屋、ビームス、資生堂などの取材本ほか、
エッセーを含めた30冊の執筆と、「街・店・人」に関する
各種連載、及び企業のプランニングに携わる。


即レスはそんなに良いこと?

メールや各種SNSでの「やりとり」に関して、
「返信」は どの程度の速さですべきかという課題です。

結論を言えば、
基本「早く返せればそれが望ましいと思う、努力すべき」
でも「そんなの各人が勝手にすれば」ですよね(苦笑)。

「仕事ができる人はメールやメッセージへの反応が早い」
との説があり、さらに
「秒速返信」とまで宣言されている方もいます。

秒速返信!?

うーむ、「できる経営者は必ずと言っていいほど超早起き」
という常識(?)とも似てます。

私はねー、「できる人」じゃないのでしょう、
早起きはイヤだし毎回 即レスなんてできない、したくもない。

「秒速返信」の人は、「その時 何をしていようが、
呼吸するように返信する」のでしょうね(想像)。

送られてきた文面に対して、何日も放置はまずいですよ。
マナーとしても、特に仕事の円滑な進行としても、
「受理しました、いついつまでお待ちを」等の
「第一報」はすべきだと思っています。

それでも、「何時間か」以内なら上等じゃないですか。
超緊急なら、きっと相手も電話をかけてくるでしょう。

こちらは、一人の時間でも仕事に集中している時がある。
遊んでいる時もある。
他人と会議や、会食している時もある。

いちいち、スマホ見ている必要はないでしょうに!
と、思うわけです。
(いや世の中の大半は四六時中スマホを見ている人か!?)

営業の極意として言われる(ま、色んな説があるわけですが)
ごちゃごちゃ こねくり回して時間を要するよりも、

・すぐに答える
・素直に答える
・相手に合わせる

は、大切なことだと思っています。

自分自身でも、変に溜め込んでストレスにするより、
手離れ良く前へ進める処理能力は大切。

それでも「即レス」というのには、なんだか
「コスパ」「タイパ」と同じものを感じて。

あと、連絡対応による遂行作業の(集中力の)中断や、
マルチタスク・シングルタスクの問題もありますね。
それについてはまた書きたいと思いますが…。

たまーに、「了解」とか「ぜひに」とか、
一言返ってくる言葉は めちゃ早いのに中身が薄く、
具体的な行動が伴わない人もいるよなー。

はい、そんなわけで、
「即レス」しないし、できない時がある私を許してね!
という投稿でした。

とはいえ、くれぐれも
チャチャっと進めるものは進めましょうね(笑)。

加湿器遍歴、結局この方式この製品!

いよいよ年末。
そして東京も本格的な寒さ。

こうなってくると気になるのは、暖房はもちろんのこと
「加湿」問題。湿度の低下です。

そんなわけで、今日のテーマは
「加湿器遍歴、結局この方式この製品!」
アフィリエイトしようかって程の商品推しとなります(笑)。

私は1年前までは一軒家に住んでいて(庭付きの3階建)、
夫婦で杉並区荻窪(天沼地区)のマンションへ
引っ越してきて感じたのは「気密性の良さ」。

今年で二度目の冬になるわけですが、
室内は寒さが緩(ゆる)んだ気がします。
外気の影響の少なさや、
一度温めた室内のキープ度が高いのでしょう。

湿度は、何もしなくても50〜60%はある。
ところが暖房エアコンを使うと、一気に30%を切る。

エアコンの「乾燥の影響」ってすごいんですね。
一軒家とはまさに環境が違うものの、
加湿器が必需品なのは変わりません。

ちなみに冬の室内の適切な湿度は、
一般的に40%〜60%が理想的だそうです。

で、昨年使っていた機種を引っ張り出したものの、
フィルターはガビガビだし、どう設定しても動かない!

こまめに掃除しない私も悪いんでしょうけど、
加湿器のフィルター掃除は(もちろんボディ全体もね)
めちゃ大変で、その手間を考えたらいっそ、
ばかみたいに安い機種を、
毎シーズン使い捨てにするかー! とまで考えました。

何を買おうかと数日油断していたら、肌がカサカサ。
何年振りかで風邪までひいてしまって!!

加湿器は、かなり選び方が難しいです。
いまネットを見ながら解説すると、加湿する方式には:

1_スチーム式:ヒーターで水を加熱して蒸発させ、
「水蒸気を発生」させる仕組み。

2_気化式:水を含ませたフィルターに風をあてて、
「水分を気化」させる仕組み。

3_超音波式:超音波で水を振動させ、
「ミストを発生」させる仕組み。

4_ハイブリッド式:「加熱+水分を気化」させるタイプと、
「加熱+超音波式」タイプがあるそうです。

私も長年、いろんなメーカーと製品を試してきました。
空気清浄機と一緒になった10万円近くするやつとかね。

加湿方式と部屋に応じた能力はもちろん、
音のうるささ・静かさ、空気の綺麗さ、
給水の便利さ、窓や壁の結露の問題とか。
そしてお手入れ。

書斎では特に、
パソコンやプリンターに与える水分の問題もある。

そんな中、改めてネットで調べつつ、
近所の家電量販店で購入したのが…

◎象印の「スチーム式加湿器」 EE-Rシリーズ。
約16,000円!

「象印の魔法瓶」で想像がつくように、
見た目も機能も、まさに湯沸かしポット。
ボディは丸い寸胴で、しかも白を買ったのでそのまんまです!

ホームページの歌い文句も
「清潔な蒸気のスチーム式で快適なうるおい。
まるでポットみたいに、お手入れ簡単。」

ってねー… 台所にある象印ポットと同じジャン。
押すとお湯が出てくるか、自動で湯気を振りまくか?

デザインもですね、最近は日本の家電は
パソコンのAppleやトースターのBALMUDAの真似で、
かなりおしゃれになってきましたけど、象印はなんとも無骨。
ボディの「丸型の筒(つつ)」自体はシンプルと言えますが、
ボタンの配置とか書体とかがなんとも。

購入した家電店の加湿器コーナーで、
たまたまご夫婦の方に店員さんが説明していて…

「この象印、デザインは見ての通りで
アイリスとかの方がおしゃれですけど、
構造がシンプルでおすすめです。うちの店長なんか、
自宅に3台も置いてますから」と言ってました(笑)。

何より優れているのは、そして私も気に入っているのが
◎水を沸とうさせるスチーム式のため雑菌が繁殖しづらい。
◎電気ポットと同じ構造を採用することでフィルター不要。
(象印のホームページより)

つまり、お手入れ簡単!

電気ポット技術を活かして、加湿器という分野でも
ベストセラー製品となっている象印。

ちょい、沸騰の時の音は大きめですけど、
別にそれは気にしません。

ごちゃごちゃといろんな方式が「しのぎ」を削る世の中で、
「Simple is best」の大成功例と思います。

本日は、ショッピングサイトみたいな投稿で失礼しました。

シーズンじゅう使ってみての感想も、またアップしますね!

スマホケース付けた、情けな!

本日のタイトル「スマホケース付けた、情けな!」は、

スマホを落として傷つけたからケース(カバー?)を
買ったという話ではなく、
つけた製品が情けなかったという事でもなく、

「ケースをつけることにした自分が情けない」
という雑談でございます。
期待しないで、読んでくださいね(笑)。

さて、私はiPhoneやMac、その他 道具いろいろ…
とにかく「ケース、カバー」をつけるのが大嫌いで。

飾りは極力排し、製品そのままで使う「裸派」。
iPhoneも「本体そのまま」が美しいのであって、
なんでケースなんかつけるの! と思うのですよ。

Apple製品が好きなのは、
iPhoneとiPadとMacノートとApple Watchを
使ってますけど(完璧にApple社に取り込まれている!)
使い勝手とともに、デザイン!
ボディもアプリも、箱の造りも。

一般的に(世間的に)家庭でも企業でも
パソコンはWindowsが基本なのは確かで、
プログラム作業や、エクセルなどの「Officeソフト」は、
Mac版では文字化けや微妙な位置のズレなど
不都合を生じる部分もあります。
(ナーンて、ほとんどエクセルもワードも
使いこなさない私には、関係ない話ですけれど…)。

そして、Windows系の製品
(というか、ほとんどのメーカーがそうですが)
シールがベタベタと貼ってあるのも嫌で。

製品がWindowsパソコンなのは明白なのに、
本体にWindowsマークとか、インテルがどうしたの、
注意事項やバンドルソフトのお知らせだの。

Appleにはそんなシール、一つもない! ミニマム。
「デザインへの美意識」が徹底している。

我が家のベッドサイドにある目覚まし時計は、
小さな「BRAUN:ブラウン」のものですけど、
このドイツの家電メーカーは、
美術館のコレクションに収まるほどシンプルで美しい。
SEIKOやCITIZENでも探したけど、ひどかった!

私の「好み」と言ってしまえば、それまでですけどね。
変な飾りがついた過剰なデザインは大嫌い。

ケース・カバーの話に戻りますが、
「道具として使う」ものに… 例えばハサミの取手に、
毛糸のカバーなんてつけますか〜?と。

ハサミは大袈裟としても、スマホは8割の人が
ケースをつけていて。
さらに、画面の保護フィルム(液晶シート)まで必須。
家電店で「フィルムを綺麗に貼ってくれる有料サービス」
まであります!

「傷や破壊から保護したい」気持ちはわかるけれど、
「汚れるのが嫌」って、どうせシールの表面は汚れるし、
道具なんだから多少は仕方ないだろうって。

落として割れたら、それはそれ。
傷つく時は、大なり小なりつくでしょう。

「売る時・下取りに出す時に、綺麗な方が価格が高い」
と言って、外箱や付属品までなるべく汚さないように、
梱包材まで保存して…という方もいらっしゃいますが…
うーん「いま十分に使いこなす」事が大切で、
私なんか、覚えの日付を外箱にマジックで書いたり、
不要な説明書や梱包材は迷わず捨てるし。

例えば車のバンパーやボディも、傷がつくのは仕方ない。
本も、ページを折ったり書き込んだりシミがついたり、
汚しながら読んで、それでなんの支障もない。

(見た目、すごい神経質で几帳面に見えるらしい私なので、
こんなことを言うとびっくりされるかもしれませんけど!)

Apple社としても、デザインへのこだわりに加え、
製品への集中という意味で、
ケースや電源コードなどのアクセサリー類は最低限にし
(純正品はえらくお高い殿様商売!)
周辺機器は外部の企業に競わせ
「ライセンス料で儲けている」というのもあるでしょう。

さてこのように、ずーーーーーーっとiPhoneを
(現在はiPhone15の白)裸で持ってきた私ですけれど…

長々 偉そうなことを書いてきたわりに、
なぜケースを買ったのか、つけたのか!?

実はね…
汚れの心配とか、落としたらとか、自分好みの装飾とか…
ぜんぜん そういうことではなく、
「コツコツ、ガタガタ」が気になってきたからなのです。

コツコツとは、ボディのアルミ合金が、
テーブルに置く時に結構うるさい。

ガタガタとは、裏面にカメラの出っ張りがあって、
平(たいら)に置けずに、机での操作でカタカタする。

ちなみに、この「カメラの出っ張り」は、
高性能と薄さのバランスで「致し方なく」でしょうけれど、
「スティーブ・ジョブズが生きてたら、デザインの美観上
絶対に許可しなかったろう」
と言われるほど、iPhone最悪のパーツですね。

そんな中、ふと、
「ケースをつけてみるとどうなるかなー」と思いついて(笑)。

しかも、「いちばんシンプルなお試し方法」として、
100均ショップの「Can Do:キャンドゥ」で見つけ、
税込110円!

やや柔らかい素材の「ソフトケース」(ハードケースではなく)。
透明度も高くて綺麗。

テーブルでの「コツコツ、ガタガタ」は、
かなり解消されたし、手のひらでの
ホールド性がアップして滑りにくくなりました。

いやー、長年のこだわりが、110円に破れたりっ!

今回は情けない(でも嬉しい)結果のご報告でしたが、
あなたは基本的に「裸派」ですか「カバー派」ですか?

なんの学びもない長話を聞いてくださって、
ありがとうございます。

紅葉の京都一泊、建仁寺他。

前回の投稿から、
ちょうど1週間、空いてしまいました。

風邪をひいていて…
もう治ったんですけれど、
咳と鼻水・微熱が、結構長くかかりました。
全部で10日ほど引きずりました。

さて、今は京都のホテル(土曜日の午前中)。
恒例の(笑)夫婦で一泊ミニ旅行です。

ホテルは、3年前からは「ここ」と決めている、
烏丸御池(からすま おいけ)の「エースホテル:Ace Hotel」。

すべての客室に、LPレコードとレコードプレーヤー、
ギターが置いてあって、従業員はスニーカーという
カジュアルなホテルです。
(建築家は隈 研吾+Commune Design)

もう、2021年の年末から8回目なので…
3年で8回ということは、
1年に2〜3回は来てるということですね。

昨日の金曜日、昼頃に京都駅に着いて、
東山地区の祇園四条(ぎおんしじょう)にある
建仁寺(けんにんじ)へ。

ホームページによると
「京都最古の禅寺」とのことで、
俵屋宗達(たわらや そうたつ)の「風神雷神図」が
あることで有名なお寺です。

お庭は小ぶりなものの、ちょうど紅葉が綺麗な中庭と、
白い砂に描かれた模様=「砂紋(さもん)」とか
「箒目(ほうきめ)」と呼ぶらしですね、それが描かれた庭の
それぞれが美しく、心が洗われる感じがしました。

そんな建仁寺から、
すごそばのライカギャラリー(カメラのLeica)に寄り、
瀧本幹也(たきもと みきや)さんの写真展。
京都とはまったく関係ない、
モナコをテーマにした小さな個展でしたけれど、
これまた目と心を洗われる美しさ!

町屋をリノベしたケーキ屋さんでお茶して
(建物を見るのも、旅の楽しみのひとつです)

そこから徒歩5分ほどの八坂神社へ。
ちょうど、屋台がたくさん出ていました。

てなことでホテルに到着し、夕食はそこでのイタリアン。
ここもしょっちゅう。

いまは朝の10時過ぎですけど、
妻はもう大阪での打ち合わせに出てしまい、
私は一人、ロビーのカフェ
「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ:
Stumptown Coffee Roasters」
(アメリカ合衆国オレゴン州 ポートランドの
コーヒーショップの日本一号店とか)にてカフェラッテ。

ちなみに、建仁寺の敷地内にも、
「ブルーボトルコーヒー:BLUE BOTTLE COFFEE」の
移動式カフェ「ブルーボトル コーヒートラック」があって、
近年のコーヒー屋さんの進出はすごいですね。

そうしていまは、部屋に戻って、こうして配信しています。

窓の外はちょい小雨。

もう観光地に行くことはしないで、
このまま昼近くまで部屋にいて、京都駅に直行し、
東京に戻ろうと思います。

ビールを飲みながらね。
(真昼間だけど!←新幹線乗車の「パブロフの犬」状態)

はい、今回も、ゆるいミニ旅。
京都東山地区をぶらぶらした川島夫婦でございました。

競合プレ(コンペ)の功罪。

前回の投稿から6日ぶりで…。

いやー、珍しく風邪をひいてしまいまして。
咳・鼻水・微熱が数日。
まぁ、寝込むような酷さではないんですけど。

本日のテーマは、そんな体調を引き起こした
(かもしれない)「競合プレ(コンペ)の功罪」。

競合プレゼンテーション、別名コンペティションのお話です。

コンペには、広告表現はもちろん、
コンサルさんが経営戦略から関わるものや、
建築事務所のアイデアとか、さまざまあります。

ま、すべての仕事と業界にコンペあり!ですね。

そして、数社、多いと数十社を競わせれば
素晴らしい成果が出るかというと…

記憶に新しい東京オリンピックのごとく、
一度は決定を発表したものの…
ロゴマークは「パクリ」問題で もめ、別の人になり、
建築も「予算と斬新さ」にびびって、別の人になり。

すごかったですよね。

まぁ、国家関連、公共事業ものは、
「多数の提案から公式に選りすぐった」お墨付きが、
「内容以上に」重要ですし。

いち企業さんの場合も、
「業者を指名」 よりは <「競合させること」を選びたがる。

参加側は当然、はなから「あなたを信頼して」と
お願いされたいし、長いお付き合いを望む。

私は、広告業界に44年いますが(いやはや!)
広告代理店時代、制作プロダクション時代、
独立して数名の自分の会社を立ち上げ、
いまはフリーランスの「一人おっさん企業」ですけれど、
さまざまなコンペに関わってきました。

成功あり、失敗あり。
喜びあり、涙あり、怒りあり。

しかし、独立後 数年経ってからは、
コンペの参加を依頼されても、ほぼ断ってきました。

理由は「ちゃんと膝詰で担当者&できれば社長と」
話し合わなければ、オリエンテーション
(企業側からのコンペ内容の軽い説明)だけでは、
表面的な提案で終わる恐れがあり、それこそ
企業の根幹に関わる骨太の組み立てができないから。

そして、誤解していた部分があっても、
それを含めて会議室で一方的に伝えて終わる。
微妙なニュアンスの説明や、話し合って解釈し合う
キャッチボールのチャンスもない。

コンペでは本来大切な=まずは決めるべき
「戦略」部分より、案外「戦術」に目が行きがちで、
例えば「○ :マル」か「□:シカク」かが肝なのに、
「クレヨンで描くのがおすすめで、鉛筆と万年筆もあります。」
「パステルにすると、制作費が下がりますか」とかね。

表現のプレゼンなのだから、綺麗なクレヨンの
「○ :マル」を徹夜してでも作って持っていこう、
としがちなのだけれど、
そんなことより、手でサラッと書いた「○ と□」を見せて、
そもそも御社はどちらでしょー、と話し合うのが
本来だと、私は思うのですが。
(その上で、決定したのが△なら、それを徹底的に詰める!)

そんなわけで、ここ20年ほどはコンペ=競合はお断り。

コンペは大手企業の場合が多く、
勝てば制作費が大きく、目立つ仕事になるものの、
徒労に終わることが多くて、心身の徒労に終わりがち。

採用にならなければ(つまり勝たなければ)
プレゼンにかけた費用はまるで(ないしほとんど)払われず、
私から声をかけた仲間との関係が悪くなることさえある。

ぐちゃぐちゃと広告代理店が絡む仕事も嫌いですし。
(代理店さん、ごめんなさい!
大きなプロジェクトには、広告代理店的な
専属担当チームが必要なことは理解しております…。)

唯一、こちら側としても企業さんとしても、
「コンペにすることで新たな発想やチームを
見出すチャンス」というのがあります。

私も、会社案内冊子のコンペに勝って、
そこから10年、競合なしで、広報物全般のお手伝いが
続いた大手企業さんもあります。

そうした「コンペの意義」は認めるものの、基本は
「競合させること」より < 「業者を指名して話し合い」 を
選ぶなー。

当然、アイデアの開始前には、
自己紹介(自社紹介)と過去の制作例をお見せして、
「人と内容に興味を持ってくださったら」スタート。

必然的に、いまのお仕事は、知人の紹介で出会う
中小企業・個人企業さんがメイン。
当然コンペの混乱はない、平和な毎日です(笑)。

そんな中でね、数年(数十年?)ぶりに
「まだ関わったことのない業種」の声がかかって、
面白そうだったのでコンペに参加したんですよ。
5社とか6社とかの競合でしたけど。

企画に2か月かけて、プレゼン時間は20分!

私もプレゼンでしゃべって、
クライアント(候補)さんとのやりとりも、
新たに知り合ったメンバーとの作業も、
とても楽しかったんですけれど、
プレゼン当日を挟むように風邪状態。

いやー、慣れないことはするものではありませんね。

結果はどうあれ、声をかけてくださった方々とのご縁は、
今後も財産です。

久しぶりのコンペで、知恵熱が出ました!?
って話でございました。

パンツのたたみ方と多様性。

本日は「パンツやのたたみ方から人間の多様性を見る」
という、なんともなテーマでございます(笑)。

川島家には、30歳を超えた娘と息子がいて、
もう娘は結婚し、息子はまだ独身です。

私たち夫婦は、ずっと広告制作業の私と
(私は、新卒で広告代理店に入り、
そこからプロダクションに勤めてから独立し、
数名の会社でしたけど、いまは一人のフリーランスです)

妻は、ファッション系の商社でマーケティングに関わり、
いまはフリーランスのライター・ジャーナリストとして
仕事をしています。

そんな「共働き」の夫婦だったので
(ともばたらき!いまは言わないですよね、当たり前過ぎて。
昭和・平成の時代には「奥さんも働いている=共働き」
という言葉がありました!)

ちなみに妻は、1985年に制定された
「男女雇用機会均等法」の第一号の世代です。

改めて調べてみると「男女雇用機会均等法」とは
「企業の雇用における男女の均等な機会・待遇の確保を
目的とした法律」とのこと。

すでに女性は、「お茶汲み」を超えて活躍していたものの、
妻が一人めを妊娠し、大きなお腹を抱えて
打合せに行くと(会社でも取引先でも)驚かれ、

さらに二人目を産む時には
「二人目も産むのに、まだ働いてるのー」
「もう今度こそ、辞めるんだよねー」と言われたそうです。
今や昔、ですね。

さて、そんな我が家でしたので、
子供の一人目と二人目が生まれた頃は
私たち夫婦以外に、年配女性のベビーシッターさんと、
たまに私の母親の「大人4名」で子育てしていました。

先ほどもご紹介したように、私は制作会社
(プロダクション)勤めの頃で、忙しくはあったものの
フレックス制で(このフレックスってのも、
共働きと同じく、コロナ以降 無くなった言葉かな?)
朝は比較的遅めに出勤できました。

だから、妻はめちゃくちゃ早い時刻に起きて
仕事に行き(朝6時とか7時には会社にいるとかね)
妻が家を出てから私が起き出して、
しばし小さな子供達と過ごしてから、
ベビーシッターさんがやってきて、
私が出勤した後は妻が夕方早めに帰ってくる。

夕方、妻が残業で帰れない時は、私が都合をつけるか、
同じ東京にいた私の母が来てくれる… てな感じで、

カレンダーに毎月、大人4人
「妻、私、ベビーシッターさん、私の母」の
「ローテーション表」を書き込んでいました。

シッターさんと母は、洗濯物の取り込みや、
料理も担当してくれて(ありがたいことです!)
我が家の娘と息子は、4人の大人、特に
「おばあちゃん=私の母」と「ばあば=シッターさん」に
育てられたようなものです。

さて、前置きが長くなりましたが、
4人の大人の、洗濯物のたたみ方や、
引き出しへのしまい方も、各人各様。

パンツだって、タオルだって、ワイシャツもね。

最初は、たたみ直したり、
入れ直したりしていたこともあるけれど、
そのままで支障があるわけでもなし。

仕事で、人のやり方(進め方や癖)に
反発したりすることは今も昔もいろいろあって、
自分の方式で進めたいと思う傾向は当然だけれど、

例えば部下や、外部のお取引先が
「ちょっと意図したものと違う」ものを持ってきたとしても、
「骨子があっていて、それなりにアップしてくれたなら」
ありがたいことだし、自分が気付けなかった視点や
方法論がそこにあったりもする。

「あー、これは ばあば流のたたみ方だな」
「次は真似しようかな」… とかね。

長年の夫婦生活なんて、反発と調整の連続ですよね(苦笑)。

そして、時間と場所に縛られない働き方や、
パワハラ、セクハラの防止、LGBTQへの理解など、
世の中は「多様性」について
(いろんな意味があるけれど、他人と他人のやり方を
認めるという理解において)
20年前、30年前より確実に進歩していると思います。

「パンツのたたみ方もいろいろだよな」と
洗濯物を見ながら感じた「あの日」は、
小さくて可愛かった子供達の思い出と共に、
日々過ぎていく生活シーンの中でも
不思議に記憶に残っている風景です。

QRコードは無骨だけれど。

はい、「QRコード」は
1〜2センチ四方の「読み取り用」マークですね。

改めてネットで検索すると、こんな解説があります。
(多少、はしょって抜書きします)

「QRコードとは、Quick Response
(素早く読み取って反応する)の意味で、
日本の自動車メーカー デンソーウェーブが
1994年に考案。(もう30年前なのですね!)
高速読み取りを重視した2次元コードの一種。
それまでのバーコードの制約(文字数等)を
解決するために開発された」とのことです。

ここ数年は電車の駅で、安全のために設置が進む
「ホームドア」にも活用されています。
汚れや光の影響にも強く、何よりその
「Quick Response」が大貢献しているそうです。

そのQRコードをね、
ついに「自分の名刺」に入れました(笑)。

Home PageとBlogとFacebook、
音声配信のスタンドFMのリンクをQRにして、
4つ四角いのを並べました。

これまではなるべく、QRコードは載せたくなかった。
だって、はっきり言って かっこ悪いもの!

名刺は、なるべく端正(シンプル)がいいと
私は思っていて、玄関の「表札」みたいなもの。
いろいろアピール要素を詰め込んだ「ミニチラシ」
みたいなものは好きではない。

名刺に、無骨な四角いマークは似合わないのですよ。

それでも、httpsだ、wwwだの(:// って何?)
長い文字列を載せるよりは、
いまどき皆さんスマホ閲覧がメインだし、
さっとQRコードを読み取る方が便利かなーと。

意を決して(苦笑)4つ並べました。

名刺作成をお願いしているデザイナーさんが
大きさや位置を数ミリ単位で調整して
綺麗にレイアウトしてくださいました。

この投稿を読んでくださっている皆さんと、
リアルにお会いすることがあれば
(昨年末に引っ越して住所も変わったし)
私の名刺、ぜひもらってくださいね!

さっそく2日前、セミナー受講の懇親会で
お会いした方にお渡ししたら、
その場合でFacebookのQRを読み取り、
友達申請してくださって。

ちなみに、QRコードのサイズは、
小さすぎると読み取りが困難になるので、
「理想的なサイズは一辺が1.5cm〜2.0cm程度」
とのこと。それでは流石に大きすぎるので、
私は気持ち小さくしましたけどね。

日々技術が進化する中で、
初めは違和感があるものを、どう取り入れるのか。

そりゃ、お客様にお作りする広告や販売促進物での
QRコード掲載は、私も日常的に行なっていますけれど、
自分の名刺となるとね…。

広告屋って、最先端を覗いているように思われがちですが、
「美意識の壁」みたいなものもあって
(著名な本で「バカの壁」というタイトルがありましたね)
案外 保守的だったりもするのですよ。

そして、よく「広告は半歩前=半歩先を表現」
なんてことも言いますが、新しすぎるものや、
ターゲットが「自分ごと」にできないことは、
理解されず浸透していかない。

… なーんてね、話が大袈裟になりました。

QRコードを自分の名刺に入れて、
無骨さには目をつぶりつつ、今さらながら
「ちょっと嬉しい&便利」というお話でした。

絵画を見る速度。

昨日の月曜日と、その前日の日曜日
11/24・25の一泊二日で、
岡山駅と倉敷駅周辺に夫婦で行ってました。

例によって、私の投稿を見てくださる方には
お馴染みの「美術館」がらみのミニ旅行。

我が家の場合、旅行メニューとしては たいてい:

・ホテルはいつも決めている所。
それがない場合は面白そうな新規ホテル。
・美術展や展覧会に絡めていくことが多い。
・一泊か、多くても二泊。

・観光巡りは、無理のない時間と距離の所だけ。
極端に言うと、ホテルと美術館、
その間の電車・バス・タクシーくらいで
帰って来てしまうことさえあります。
(チラと土地の雰囲気を楽しめれば、それで良し。)

定番は:
箱根のハイアットリージェンシーに泊まってポーラ美術館。
京都のACEホテルに泊まって京セラ美術館。

今回の倉敷では、ホテルは開業したばかり
(オープンまだ10日)の宿でしたけど、
110年前に建てられた呉服屋さんの広い敷地を、
日本やヨーロッパで活躍する著名な建築家の方が
柱や梁(はり)も生かしながらリノベーションしたもので、
13部屋しかない趣のある所でした。

そして美術館は、「大原美術館」に二度目。
特別な企画展ではなく、常設展です。

美術館の周辺=誰もがご存知の定番
倉敷駅近くの「美観地区」でお茶して
岡山駅に移り、妻の知り合いのお店と、
「後楽園の庭園」を少し眺めて帰って来ました。

そんな川島家は「美術に造詣が深いか」と言われると、
まーったくそんなことはなく、
東京でもいくらでも大小の美術館があるのに
ほとんど出かけていくこともない。

単に、旅行に行く「きっかけ」として美術展を選び、
ホテルの「建築や内装」もセットで見てくる感じです。

でもね、そろそろ、都内の美術館も、
空いてる時期に行こーかなー、とも思う。
行列してまで(そして人の頭ごしで無理して)
鑑賞したいとは思いませんけど。

東京以外の都市で見る時は、それがちょっと
緩和されていると感じるのは、思い過ごしでしょうか。

さて、今回の倉敷市・大原美術館は、
私は2度目の訪問で、前回は5年前くらい。

情けなかったのは、
すっかり「前回見た絵」を忘れていること。

多少の絵の掛け替えはあると思いますが、
常設展だったし「目玉」となる絵、
例えばモネの睡蓮とかピカソは変わらないでしょうから。
そんな著名な絵画さえ、そこで見たことを忘れている。

小説や映画のストーリーや場面を思い出せないのと
同じかもしれませんけれど、
自分の記憶力(の無さ)に愕然とします。

そして、記憶力はもちろん、そもそも
「ちゃんと見ていない」のだろうなーとも思う。

今日の投稿タイトルは「絵画を見る速度」としましたが、
通り過ぎる速さとか、見ている時間の早さ(長さ)とか、
離れて見る距離の具合とかね。

きっと、「鑑賞法」てな検索をすると
「アドバイス」が色々出てくるかもしれませんが、
ほんと「見ている気になっているだけで見ていない」事実。

とはいえ、一瞬で「わーっすご」「なにこれ」「綺麗」と
(嫌な絵だなーと思うことも含めて)感じる事は貴重で、
いちいち「絵の横の小さな解説文」を見ることで
理屈で分かった気になるのがいいとも思えない。

それでもね、もう少し「緩めよう」
=「見方のペースダウン」をしようかなと…。

自分の少ない脳みそのキャパシティーを超えて、
絵を「見た気になる」のは、やめようと。

そんなわけで最近は、
(ほんと、視力も感性も体力も落ちていくわけだし…汗)

「その建物にある絵を、全て鑑賞しよう」などとは思わず、
さーっと全体を眺めながら、
特に自分が「目についた絵」の前では意識して立ち止まり
(できればソファがあれば腰掛けて)眺めるようにしています。

1点でも2点でも「今日、どんな絵と出会えたか」。
またの再会の時、
会場が違っても「また会えたね」と思えるか。

繰り返しになりますけど、
近場の常設展にもね、行く機会を作ろうと考えました。

今日のテーマは「絵画を見る速度」。
(速さ、早さ /見る、視る、観る/距離/目、頭、心、体etc)

そして、意識と細胞に影響を与える「移動の速度」は、
東京・岡山間の新幹線、3時間15分の旅でございました。

好きなコピー「1億使っても まだ2億」。

私は、大学を5年生で卒業して広告業界に入り、
「コピーライター 兼 クリエイティブディレクター」
として飯を食って来ました。

とはいえ、素晴らしいコンテストの受賞や、
テレビでバンバン流れたフレーズなんて
まるでありませんけれど…。

いま67歳。「定年年齢も とっくにすぎちゃった!」
ものの、おかげさまでお仕事も続いています。

このFaceBookやBlogなどのSNS、
そして7月から始めた音声配信「スタンドFM」では、
「小さな広告屋から」という番組名?で
発信させていただいていますが、

皆様が期待するであろう
「広告屋的、コンセプト発想法」とか、
「マーケティングとセールスの極意」とか、
「うまいコピーの書き方」なんてのは
ほーーーーーーんのたまにしかなくて…

自分の備忘録を含めた「一人語り」で失礼しています。

それでも、日々の仕事で
必死に企画やコピーを絞り出すベースとしては、
今まで見聞きしてきた
「素晴らしいコピーライティングの数々」があるわけで、

この投稿でも、私が「好きで」
「素晴らしいと思って」きっと「影響も受けた」
コピーライティング例「=フレーズ」を
たまーに紹介していこうと思い立ちました。

フレーズとともに、広告業界では著名な書籍
「TCCコピー年刊」から、その掲載年度と、
コピーライターさんのお名前を抜粋させていただきます。

さて、その第一回は:

「1億使っても、まだ2億。」

コピーライター:滝村泰史(たきむら やすし)さん
2000年度のTCCコピー年刊掲載。

今から24年前、
ドリームジャンボ宝くじに「3億円」が登場した時ですね。

1億円当たるのも超すごいのに、
それを「パーッと使った」としても、まだ2億円余る!
という、庶民にとっては「目が点」な お知らせ。

「ついに夢の3億円」なーんて、
チープでストレートなフレーズではなく、
本音に迫る、この臨場感!

宝くじが当たった人の「失敗の末路」
なんて書籍も読みましたけど、
いいなー、「1億使っても、まだ2億!」。

うーーーん。

ところで、これから妻と東京駅に向かい、
岡山県倉敷での一泊旅行です。

久しぶりの、大原美術館とかを覗いてきます。
またご報告しますね。

映画「侍タイムスリッパー」楽しめました。

日曜日とはいえ、妻は終日出かけているので、
一人で映画を見に行ってきましたーー。

ここ荻窪から地下鉄丸ノ内線で新宿三丁目へ。

新宿ピカデリーにて、
話題の日本映画「侍タイムスリッパー」。

「侍」が「タイムスリップする」というお話です。
映画の案内サイトの文章をそのまま写すと:

「現代の時代劇撮影所にタイムスリップした
幕末の侍が、時代劇の斬られ役として奮闘する姿を
描いた時代劇コメディ」

とのことで、今年2024年8月に
「池袋の映画館一館のみ」で封切られたのが、
評判を呼び全国100館以上に広がっているそうです。

私は、SNS投稿のネタにしているように、
長い会議と、長い飲み会が苦手で、
それと同じく長い映画もダメなのですが、
席に座って(他の映画の予告編含め)2時間半。

ホットドックとコーラという、
いかにもの映画館セットとともに楽しめました。

当然、「ビール?」とも思いましたけど、
昼間だったし、おっさんは2時間半の
トイレの心配もしなきゃだし(汗)。

無事 見終わり、
いやー、面白かったです。

撮影場所を、まんま武士や町人が行き交う撮影所と、
お寺と、ビルの会議室と、少しの商店街に
おおむね絞った効率化とか、
手作り感・手弁当感も満載でしたけど、よく出来ていて、

海外からの引き合いも続々、って話もわかります。

安田淳一さんという監督が、
家業の米農家も続けながら資金調達して、
「監督・脚本・撮影・編集」を兼任するほか、
ラストに流れるテロップを見たら…
「宣伝ポスター制作」までご自分でやっていてびっくり!

ここでは細かなストーリーや、
映画評論みたいなことは控えますけど、
ぜひご覧くださいね。

テレビで(テレビの画面で)楽しむ映画もいいし、
今日の映画は「絶対映画館で見なければ」という
スペクタクルでありませんが、
「映画へ入り込む=没入感」は、映画館ならでは。

上映が終了し、
映画館の長いエスカレーターから降りて眺める
新宿の街は「見え方」が違って…
それは街が突然変わったわけではなく、
こちらの心が変化している証拠。

海外旅行で感じる
「日常との(特に視野の)切り替え」に似ています。

日本映画の金字塔「ゴジラ マイナスワン」の
出来ばえや感動とはまた異なる、
ふんわりにっこりした良い日本映画でした。

思いつきの情報化&日付の記載法。

今日のタイトル
「思いつきの情報化&日付の記載法」は、
「記録の情報化」とも言えるもので、

過去の投稿の続編でもあります。
※【メモで最も大切なのは日付である】2024/07/24

その投稿では:

・書類は(紙でも画面上の文字打ちでも)いつの記載か…
例えば今日の日付である「11月15日」と言っても、
すぐ捨てて構わない短期的なメモなら問題ないが、
ずっと後では何年の11月15日かわからなくなる。

・人間は、会話した場所や相手の「周辺情報」
を含めて覚えている=つまり思い出せるので、
最低で日付、さらに会議やメモの場所などの
記録があるとベター… と解説しています。

そんなわけで私は、「日付フェチ」とも言えるほど、
ブログもフェイスブックも音声配信のスタエフも…
「西暦を含めた日付」を正確に書くようにしています。

それは仕事用の書類だけでなく、
酔っ払って書いた思いつきのメモにも
(いちいち書くのは私でも面倒臭いですけど!)
西暦を含めた日付の記載が必須。

ちなみに、もう和暦「令和」はいらないです。
西暦だけで良いです。
天皇陛下を象徴とする日本の文化は、
和暦を含めて継承していきたいと思いますが…
日常の事務的な効率では、西暦だけあればいい。

私のSNS発信に関して、いったい何人の方が
「後からでも見よう・聴こう」
「過去の投稿・放送のアーカイブをさかのぼる」かは
わかりませんけど、

「あー、この話題は2024年11月15日ね」
「そう言えば世の中ではちょうどトランプが大統領に当選し、
自民党の石破はガタガタで国民民主党が伸びてきた時で…」
などと、日付と共に思い出せればいいなーと。

たとえ、くだらない思いつきメモであっても
(それが残っていたとして:資料はなるべく捨てるのが
本や洋服とともに私の最近の決意ですけれど!)

「この時代を生きている」「その時代を生きていた」
ってのは重要だと思うのです。大袈裟ですけどね。

そして、今日のテーマの後半となりますが…
「日付自体の書式」も大切。

皆さんいろいろ工夫されていると思いますが…

イギリス英語とアメリカ英語では、
日付の書き方が違うと言われます。

・アメリカ式では「月/日/年」の順、
・イギリス式では「日/月/年」だそうです。

10/11が、10月11日か11月10日なのか、
アメリカ人とイギリス人のやり取りで
混乱しないんですかね〜(笑)。

私は素直に「年・月・日」の順にしています。

その場合も「2024年11月15日」とフルで書くは大変。
数字だけの省略形としては、
一般的には「2024/11/15」ですが…

あるいはスラッシュも省略して「20241115」。
この書式は、メール等で見かける
「ファイルの名前」に使われる数字形式に多いです。

ただし、この数字8桁の羅列「20241115」は、
私の場合ですけど、
「数字の並びが多すぎてチラチラし、瞬時に読みとれない」。

聞いたところによると(今も改めて検索しましたが…)
認知心理学では『マジカルナンバー』という学説があり、

「ポイントは3つ」とか「人気ベスト5」とか
数字を入れることで印象的になるものの、
その数の基本は「7つ程度」=「7 ±2」だそうです。

従って、8桁ある「20241115」は、
許容範囲だけれど7桁は超えていて、
「私には」認知しづらいのかも知れません。

そんなわけで、2024を24と省略して
「241115」と記載しています。

ではね、ここで問題(課題)です。
2000年代ではなく、
例えば私が生まれた1957年はどう表記するか。
(1957年・昭和32年3月3日生まれ、67歳でございます!)

1957年は、頭の19を省略して57。
それって、2057年のことと思われる恐れはないのか?

うーーーん、
「67年前」の57と、「いまから33年後」の57は、
前後の文脈や資料の形態などで、
さすがに区別はつくのではないか。

そして、自分が100歳になった日付なんか、
もう知ったこっちゃないし、自分でもわからないはず。
そもそも生きてないし。

本日「2024年11月15日」=241115
(ニジュウヨン ジュウイチ ジュウゴ/
ニーヨン イチイチ イチゴウ)の記録が、
もしももしも まだ33年後にあったら、見てくださいね。

「思いつきの情報化」ないし「記録の情報化」と
「日付の記載法」というテーマが、
人生100歳のすごい話に発展してしまいました。

長文へのお付き合いを、ありがとうございます。


※過去記事【メモで最も大切なのは日付である】2024/07/24

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◎川島 孝之(Kawashima Takayuki): 株式会社リプル(RIPPLE Inc. Tokyo Creative Agency)代表取締役・クリエイティブディレクター・コピーライター。

◎1957年3月生まれ。早稲田大学商学部(マーケティングゼミ)を5年で卒業後、1980年第一企画(現ADK)入社。6年の勤務ののち、制作会社11年を経て、1997年(株)リプルを表参道に設立。

◎2016年1月、表参道のオフィスから、西武新宿線 上石神井(練馬区)のホーム・オフィスに変更。さらに2023年12月、中央線・丸ノ内線 荻窪(杉並区)に移転。
ブログのタイトル「表参道の小さな広告屋から」を、リプル川島の「小さな広告屋から」に変更。

◎CD(クリエイティブディレクター)C(コピーライター)として、企業の魅力を整理整頓し、ブレーンのグラフィック&Webデザイナーと共に表現化しています。

RIPPLE(リプル)とは英語で「さざ波、波紋、波及」のこと。スローガンは「中心から広がる」、ミッションは「愛が伝わる」。

【実績の一部】 カルビーじゃがりこ(パッケージ)、ビデオリサーチ(ロゴ・Webサイト・インナーツール)、日立化成(カタログ・インナーツール)、介護のらいふ(ブランドブック)、武蔵高等学校中学校(学校案内)、アルカダイアモンド(広告・販促物)オークラヤ住宅(広告・販促物)、翻訳専門校フェロー・アカデミー(学校案内)、アドビ(会社案内)等
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