最近、初めて参加した勉強・交流会で話しているうち
思い出したエピソード。

小学校5年か6年の時にね、
臨海学校で「砂の彫刻コンテスト」
(って、引率の先生が企画した うちわの催しね)が
あったのです。

数名ごとにチームを組んで、
波打ち際の砂を固めて、ピラミッドとかお城とかを
作るわけです。

我がチームは何を作ったかというと…

亀さん。

砂をドームのように丸く大きめに盛って、
背中に「たてよこ」の線を引いて、
顔と手足にあたる部分をくっつけて。

出来栄えは… べつになーんてことはありません。
他のチームは、こったことをしている者たちもいる。

そこで、ふと思いついた私は、
波打ち際の海藻を海水パンツにつっこみ、頭に巻き付け、
亀さんの上に乗り、先生や生徒が見て回るあいだじゅう
「浦島太郎」として手を降っていました。

結果、大いに受けて、優勝!

その時に気づいたのは(いま整理して思えば)
「ストレートに緻密に作った完成度に、切口を変えれば
対抗しうるものができる」というヒント。

べつに、臨海学校をきっかけに
「エンタメの人気者になる」道を歩んだわけではなく、
ずっと地味に生きてきたわけですけど、
なにか「つかんだものがあった」のは確かです。

続きは(2)で。