Webの会社紹介を見ると、本社等の地図が
最近は「Googleマップ」である場合が多いです。

僕も、初めての場所は
「Googleマップ」で調べて行くので、
その便利さ自体にはなんら文句はないのですが…

会社紹介の地図が「Googleマップ」の会社は、
どうも好きになれない。

他の部分は丁寧に作ってあっても、
その地図だけがデザイン的に浮いている。

そして、最寄り駅からどう歩けば良いのか、
直感的にわからない。

文章に例えて言うと、
詳細に1,000文字びっしり並べ立てたものを
いきなり見せつけられるようなもので、
見出しも、数行の概要もない不親切さに似てるかな。

会社の「ありか」の特徴を、
省略した線と文字だけで示したオリジナルの地図の意味。

どう表現したらわかりやすいか、
曲がる所のガイダンスは何か、
行き過ぎてしまった時の目印はあるか、etc.

「情報」としての「Googleマップ」にはない、
「コミュニケーション」としての「略図」に、
企業や制作者の人柄が表れます。

※狭い意味でのデザインしか考えない
デザイナーが作ったシャープな地図では、
これまた行き着けないのも事実だけれど。