日曜日に落語を聞いてきました。
60年の人生で、寄席とホール落語合わせて
15回程度の(あいまい!)落語体験ですので、
するどいことは書けませんけど。
前座のおふたりが話して(とても楽しめました!)
師匠が出てくるとその存在感がすごい。
「存在感」って、あいまいな言い方ですが、
歩いてきて、高座に座るだけで只者ではない。
そして、静かーーに、小さな声で客席に話しかける。
客は前に乗り出す。
「私はね、がなるのは嫌いで、小さく話すんです」
と言う。
「ある日ね、奥のほうのお客さんから『聞こえねーぞ、
こっちは高い金払ってんだ』というヤジがあった時には
『あなたから、それほどの額はもらっていません』
と答えたんですよ」などと言って笑いを誘う。
「小さい」と言いながら、声を大きくする。
どんどん「前へ出ていく話術」とは違う、
引きを基本に、たまに寄せる間合い。
感心しました。
落語を(テレビではなく)現場で
聞いていて・見ていて不思議なのは、
「固定された同距離の席」にいるはずなのに、
カメラの「アップ・ロング」のように遠近感が顕著なこと。
きっと巧者に、遠近・大小をあやつられているのでしょう。
聞いた落語は、瀧川 鯉昇(たきがわ りしょう)さんの「ねずみ」。
西東京市の保谷こもれびホール 小ホールにて。
60年の人生で、寄席とホール落語合わせて
15回程度の(あいまい!)落語体験ですので、
するどいことは書けませんけど。
前座のおふたりが話して(とても楽しめました!)
師匠が出てくるとその存在感がすごい。
「存在感」って、あいまいな言い方ですが、
歩いてきて、高座に座るだけで只者ではない。
そして、静かーーに、小さな声で客席に話しかける。
客は前に乗り出す。
「私はね、がなるのは嫌いで、小さく話すんです」
と言う。
「ある日ね、奥のほうのお客さんから『聞こえねーぞ、
こっちは高い金払ってんだ』というヤジがあった時には
『あなたから、それほどの額はもらっていません』
と答えたんですよ」などと言って笑いを誘う。
「小さい」と言いながら、声を大きくする。
どんどん「前へ出ていく話術」とは違う、
引きを基本に、たまに寄せる間合い。
感心しました。
落語を(テレビではなく)現場で
聞いていて・見ていて不思議なのは、
「固定された同距離の席」にいるはずなのに、
カメラの「アップ・ロング」のように遠近感が顕著なこと。
きっと巧者に、遠近・大小をあやつられているのでしょう。
聞いた落語は、瀧川 鯉昇(たきがわ りしょう)さんの「ねずみ」。
西東京市の保谷こもれびホール 小ホールにて。