10日ほど前に書いた、ネーミング考案に関する苦労。

ほぼ同時進行で2件あり、まさに
「寝ても冷めてもネーミングが気になる
=考えるだけじゃなくて、目に入るいろんな言葉が
ヒントとして頭を刺激する!」状態でした。

クライアントの担当者さんから何度も
「いまひとつ」とか「切口がどうも」と言われつつ、
ようやく「社内稟議と商標調査にかけてみる」
レベル にまでたどり着きました。

採用になるといいなー。

そんな「切りなき無限地獄」の
ネーミング開発ではありますが、
「大人数で寄ってたかって」考えたらいい
ってもんじゃない。(と、私は思う。)

「なんでもあり」な一方、
コンセプト(考え方の基盤)や、
その会社として採用する社内外への理由づけ、
和文表記・欧文表記の見た目、口に出した時のリズム、
言ってはいけない業界内の制約、
スローガンや広告表現とのからみなど…
けっこう計算する部分もある。

従って、クライアント社内で広く公募するとか、
広告代理店・制作会社のスタッフが知恵を出し合って…
は、あまり成果を産まない。(と、私の経験では。)

「こんなのどうかなー」という
ヒントとしてもらうのはありがたいですが、
基本はクライアントの責任担当者と、
依頼されたコピーライターが(守秘義務もあるし)
考えるべきことと思っています。

ただし、コピーライターひとりだとほんとキツイ。
今回は、2つのプロジェクトともに、
私以外に広告代理店のコピーライターさんがいて、
かなり発想が広がりました。

よーし、俺も負けないぞというライバル心も
ちょっとだけ燃やしながら(笑)。

ネーミング開発はプロのふたりで。私のスタンダード。

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