いわゆるA4ペラ(A4サイズの表、ないし表裏)では、
いかにもチラシの形体なのに、
それを3つに折って表紙や中ページを作ると
(印刷用語で「巻き三つ」まきみつ、「片観音」かたかんのん)
パンフレットぽくなります。

なぜかねー、と年下のコピーライターさんに話したら
「1枚のペラでは、平坦な解説になりがちだけど、
折ってページ構成ができることで、
物語が生まれるからじゃないですかね」と。

なるほどー。

まず表紙で対面し、開き、
中扉で「つかみ」となるイントロを語る。
さらに中面で、詳細を紹介する等
一瞬のことだけど「次は何」という期待感や、
「起承転結」を演出できる。

では1枚のチラシや広告の場合は?

文字の置きどころや余白、そしてコピーの語り口などで
その流れや変化を作り出しています。

小説のような意味での「物語」ではなく、
読み手に興味をもたせ、引き込む「物語性」。
そうしたものが広告・販促物には必須で、
コピーライターの力量とデザイナーの感覚が試される。

なぜ私が「びっしりで一方的な解説ばかり」の
ツールを作りたくないか(=ご提案しないか)。

腑に落ちた会話だったので、ご紹介。