このBlogとFacebookに限らず、
私は政治的なことや国際紛争に関しては
知識のなさとノンポリの姿勢で
(という言い訳と、ネット攻撃されるのもいやで)
書いてこなかったけれど…。

今朝のニュースは、重すぎる。

イスラム国(と名乗る集団)の日本人ジャーナリスト「後藤謙次氏」
誘拐・拘束→殺害。

思うことを少しだけ書きます。

■安倍首相の言葉(今朝の日経新聞 電子版から引用)」
「非道卑劣極まりないテロ行為に強い怒りを覚える。
許しがたい暴挙を断固非難する。テロリストたちを絶対に許さない。
罪を償わさせるため国際社会と連携していく。
日本がテロに屈することは決してない」と強調した。

■同 補足の記事:
イスラム国、日本人も標的に 国際的な協調欠かせず。
一国のテロ対策には限界がある。
日本は対テロ政策で多国間の枠組みにとどまり、
これまで続けてきた支援が非軍事であることを
強調することが求められそうだ。(引用以上)

安倍首相の言葉は、私も心情的には同じだ。
しかし、「目には目を」の報復をアメリカ等と進めると
宣言したことにならないか。
補足記事にある「非軍事である姿勢の強調」を含め、
日本の(→日本人の→自分の!?)立場と発言はどうあるべきか。
この怒り・悲しみを、どう行動に移していくか。

以前のブログで、私は安倍首相のスピーチ
(その自信とスピーチライターの功績)をほめたけれど、
今回の宣言はどうだろうか?

「絶対」や「断固」だけでは物事は動かない。

パラパラとめくったまま本棚に置いてある本
(買ったのに読むには気が重くって!)

●森達也(映画監督・作家)著、ダイヤモンド社2013年
●「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と
叫ぶ人に訊きたい/正義という共同幻想がもたらす本当の危機

を、読もうと思う。

最後に、これも非難を承知で。
今回のおふたりの行動の真意がどこにあったか、
週刊誌ゴシップではいろいろ言われているようですが、
少なくとも先に殺害されたとみられる「湯川遥菜氏」の
とった行動が残念でならない。

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安倍首相のスピーチライター。2013/06/02