広告制作では近年、「有りポジ」を使うことが多いです。

有りポジ=別名:借りポジ、レンタルポジ、レンタルフォト。

ストックフォトとも言い、
専門会社の膨大な「シーンに応じたストック」から
「買取」ないし「期間限定」で借り受けるものです。

イラストや図形も、その仲間です。

本来なら、プロの写真家に「オリジナル」で頼むところを
◎撮影の手間がいらない。
◎撮影の費用がいらない。
◎いろんな写真を選べる。

というメリットとともに、

◎撮影前から「本物」の写真をクライアントに見せてOKがとれる。

これが最大の特徴で、
「長い髪をなびかせた白人の女性が海辺にいます。
そこにこんなキャッチフレーズが入って」としゃべっても、
たいていはわかってくれない。手描きの絵にしたところで、
想像力のない企業は「宣伝担当者」でさえぴんとこない。
(わかれよなー!)

「本当の」写真があれば、担当者も上層部もばっちりです!

実際に撮ってみたら、もっといい写真が撮れるかもしれないし、
海辺でたまたまモデルが「逆立ち」したシーンが素晴らしいかもしれない。

しかし、そんな冒険をする勇気も予算もない。

だから、有りポジ。
私も使います…。

それでも、意地でも使うか!と思う有りポジが「紋切り型」のシーン。

例(ビジネス)
・高層ビルの前で電話している。
・社員のガッツポーズ。
・階段を駆け上がる。
・商談成立(ないしパートナーシップ)を示唆する握手。

例(ファミリー)
・子供をかたぐるましている。
・リビングでコンサートをしている。

あ、あなたは笑ったかもしれないけれど、
そんな広告や販促物が山のようにあります。

あと、「ボード持ち」もいやだなぁ。
モデルが白いボードを持っている写真。あとからそこに文字を足せば
「メッセージ」するビジュアルの完成です。

たとえオリジナルで撮影しても、
有りポジにありそうな「いかにも」のシーンはさけます。

安易はいやだ。

有りポジも、使いようです。