あまりジュースや缶コーヒーを飲まないので、
自動販売機に立ち寄ることが少なかったのですが、
この暑さで(まさに)ふらふら〜っと、自販機へ。
アクエリアス、ポカリスエット等の機能性飲料や、
エビアン、クリスタルガイザー等の水を外出先で。
「値段」って、自販機によってかなり違うんですね。
例えばポカリスエット。
大手メーカーの自販機では150円なのに、
あまり見たことのないメーカー(設置会社)になると、
140円、130円、さらに120円のところもある。
仕入れ値(仕入れルートの工夫)との関係もあるでしょうが、
たとえ儲けは少なくとも「安く売ること」=「お客さんが安く買えること」
の魅力を商売にしている。
このブログでは、「商売の値段」についてけっこう書いてきました。
商売は「いくらで売れるか=採算に合うか」が最大の課題。
安売りはしたくない。
それは、具体的な値段もあるし、自分たちの価値や
イメージを「安くしたくない」という思いもある。
でも、安いと喜ばれる。お客さんはつく。うーむ。
まぁでも、これも何度も書いたことで
(私の会社としての)結論じみたことになるのですが、
「多少高くても、その価値を認めてくださるお客様と取引をする。」
「すごく」ではなく「多少」というところが情けないですが(汗)。
ポカリスエットを売る自販機だって、通常は
「商品は同じなら安いほうがいいに決まっている。」
しかし、極端に言って120円の自販機と150円の自販機が並んでいて、
150円を選ばせるとしたら、どういうアピールとビジネスモデルか。
(いやー、何しても皆120円を選ぶかなー?)
それから、薄利多売の120円で無理する(無理している)としたら、
そのボディーブローはじわじわ効いてきて、
他の商品の施策や会社全体が「荒れて」くるかもしれない、とも思う。
自分の商売に当てはめると、
大手の広告制作会社が150円、なんでも素早く安くやる会社が
120円だとすると、我が社は…145円くらいはとりたい(笑)。
いや、目指すべきは160円か!?
ジュースひとつで、ぼーっと考えてしまう夏です。