夜中の山の手線にて。

「車内点検のため、当駅に少々停車します。」

「ご迷惑をおかけしておりますが、車内点検のため、
もうしばらくお待ちください。」

「車内点検が終了しましたので…」

なんなんだよ、車内点検って?
忘れ物?ドアの不備?(それは車両点検か。)

いくら<申し訳なさそうに><何度も>アナウンスしたところで、
結局<まるっきり意味がわからない>!

こういう、意味深で、慇懃(いんぎん)なのに、
コミュニケーションが成立しない言葉は嫌いです。

Googleにて検索してみました:「車内点検とは」。

なるほど。
忘れ物の捜索があれば、痴漢の逮捕もあると。
はっきり言わない、言えない事情もあるでしょう。

しかし、詳細を知らせてくれと言っているわけではありません。
「忘れ物の点検のため」と言えば、良くわかる。
「車内トラブルのため」と言われれば、察しはつく。

意味がわからず、想像だけふくらむ言い回しより、
少しは「理由のさわりだけでも」伝えて良いのでは?

こうした不可解さは、「線路に人が立ち入った」と同じですね。
線路立ち入りの最新レポート! 2008/06/30

その他、電車のトラブル=アナウンスは、どうもわからない。
電車が来なくて帰れない!2010/12/04

まったくねぇ、「nanaponさん」。
(「線路立ち入り」のすごい探求← きっかけに、私もからんでます!)
ブログ「即席の足跡《CURIO DAYS》

こんど、私の仕事である広告・販売促進物制作でも、
クライアント(広告主)や広告代理店に対して:
「“社内”点検のため遅れました。」とか
「“社内”点検のためご迷惑をおかけしておりますが、
もう少々お待ちください。」なーんて、言ってみますか。


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・私の会社の概要はこちらから:株式会社リプル(広告制作会社)