ある企業の、販促ツール企画を頼まれました。

「既存の店頭ツールをどう変更するか」という課題です。

クライアントとの間に立って依頼してくれた広告代理店さんは、
「売り場はことさら見なくてもいいですよ」とおっしゃいました。
普通は、「時間のある時に売り場を見ておいてください」と
言われるのに。

「川島さんたちの発想で、現状にとらわれないで考えてください」
という意図があってのことです。

しばらく、その状態でアイデアを飛ばしました。

でもやっぱり、現場見学に。

日常的に行く売り場ではありませんでしたし、
実際に目にすると、「作るもの自体」の発想はもちろん、
売り場全体の雰囲気とか、ライバル社がどんな作り物を
しているかを「見て・触って」確かめられる。

私とデザインスタッフは「違う日時の違う店舗」を見たのですが、
その情報の違いも参考になる。

ちょっと考えていた表現を、他社が似た形で
やっているのもわかりました。

過去にとらわれず、でも、現場を見るのはやっぱり大切。

超える企画を、土日も考えます!