2010年01月10日

駅貼り、すかすか。


例えば渋谷駅。

山手線ホームでも、東急東横線でも。

かつてはびっしりと埋まり、
貼るための場所待ちさえ必要とされた
渋谷駅の「ポスタースペース」が、空いています。

巨大ターミナルの渋谷駅ですらこうですから、
他の駅が埋まるわけもなく。

同じように、テレビも新聞も雑誌も、広告が埋まらない。

さすがに「白紙」のページが存在するわけではありませんが、
その分 ページは薄くなっている。
そして、広告主(広告を出すスポンサー)の顔ぶれも、
ほとんど広告を出したことのないような会社の
安っぽい広告が増えている。

↑ ここ、物議をかもすところでしょうね。
「低予算で広告を出せることになったのはいいこと。」
「一流企業、有名企業とされたところだけが
良い広告を作るのか!」等のご批判もあるでしょう。

しかし、低予算でもがんばっている広告より、
安さがそのまま安っぽい表現となっている広告のほうが
多い気がします。

じゃあ、ポスターや新聞が効かないなら、
もっと見てもらえる広告を … という努力は正しいものの、
エスカレーターのハンドルにまでびっしり広告を入れたり、
(かなり以前からですが)新幹線の一番ドアに近い席の
目の前にまで広告を掲げた。
あの席、割り引けよなー。
あんなに何時間も広告を見せられて、私は大嫌いです。

雑誌は、記事を含めて全部が広告的やらせになった。

どうにか見せようとするイタチごっこ。

Webも、広告だらけ。

きょうの記事は、危ない領域に踏み込んでしまいましたかねー。

そんな、今の広告(プロモーション全体)の閉塞感
というと言葉が高尚ですが、
出す方も(広告主)、作る人も(広告代理店、制作会社)、
メディアも(掲出場所)、見る人も(読者、消費者)、
あきらめつつ疲弊を重ねている状況を打破するのは …

「もっとすごいこと」「もっと奇抜なこと」より、
いま一度「ちゃんと語りかけること」だと思うのですが。
それは、だらだらしゃべるということではなくてね。

難しくなってきました。
現場広告屋としての論文のようになっていきそうです。

すみません。
まとまらぬまま、今夜はここまで!

kawashima2005 at 23:55│Comments(2)TrackBack(3)この記事をクリップ!広告制作・業界 

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3. 広告は商魂。とは言え!  [ 表参道の小さな広告屋から ]   2010年09月05日 21:48
広告は、商魂で成り立っています。 すみません、当たり前です。 しかし、気弱な私としては、あまりに「もろ」なことが 好きではなくて…。 過去記事で取り上げた、「エスカレーターのハンドル」とか、 「新幹線の座席前の広告」とか。 > じゃあ、ポスターや新聞が効かな...
2. アドバタフライ終了。  [ 表参道の小さな広告屋から ]   2010年01月24日 20:13
ブログに載せる広告から、ブロガーが収入を得る 「アドバタフライ:AD-Butterfly」が、業務を終了します。 【事務局より:サービス終了のお知らせ】 2007年4月より「ブロガーと広告主のマッチングサービス」を 目指しサービスを提供してきたアドバタフライですが、 ...
1. 20自由年(にせん じゆうねん)。  [ 表参道の小さな広告屋から ]   2010年01月11日 23:42
「底」まで行くと浮上する。あるいは、 どうしようもなくなると、好まなくとも次の展開に移る。 2009年が生き残りの年だったとしたら、 2010年は(苦しさが続くも)転換とヒントの年に。 広告業界自体も、そこでの商売の仕方も、 まだはっきり「見えては」いない....

この記事へのコメント

1. Posted by 銀座つくえをバンバン野郎   2010年01月11日 09:34
そう!そうですよね!
「安い」と「安っぽい」は違う!! 「スピーディ」と「イージー」は違う!!
「コストダウン」と「泣いてください」は、断じて違うっっ!!!

・・思わず心拍数も上がってしまいますが、生活の中において、広告が
単なるノイズになってしまうのは、とても悲しく、ツマラナイ。

川島さんの、このへんのお話はぜひ伺ってみたいと思ってました。

ぜひ続きをvv
2. Posted by 川島本人   2010年01月17日 19:44
まさに同感です、「銀座野郎シリーズさん」。
「コストダウン」と「泣いてください」は違う。

うんうん。机バンバンバン!

プロの仕事には、それなりの対価を支払うべき。
そしてプロ(と呼ばれる人)は、それに恥じない努力と成果を。

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