かっこいいデザインのビル。
外観も内装も。

表示プレートも、ぴしっとはめこまれている。
シルバーの金属プレートとかね。

しかし、その横にセロハンテープで白い張り紙。
ワープル打ちだったり、時には手書き。

例えば:
「これより上は事務所階となっておりますので、
一般の方の入室はご遠慮願います。」

だったら、プレートにそう書いておけばいいじゃない!

デザイン優先で、まるで「必要なこと=伝えるべきこと」を
想定していないプレート。

上記の例なら、複合ビルの下層階でショッピングする客に対し、
ドアの前(事務所用エントランスの前)で
「ここからは入室禁止」を伝えるのが第一の目的のはず。

そういう想定をしないで、かっこよく「まとめる」だけの
表示(サインシステム)を組むと、
あとから続々「補足・注意」が必要になる。
つまり、張り紙ぺたぺた状態!

立派なトイレのマークと、そこに誘導するサインがあっても、
結局、「トイレはこちら →」なんて張り紙が必要になるのと
似た状況ですね。

コミュニケーションとは?デザインとは?
いろいろ考えさせられる課題です。

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

To every bird his own nest is charming .

すべての鳥には、その巣が楽しい。
(≒ 住めば都。)