ビール「キリン・ザ・ゴールド」の
パッケージデザインが変わりました。

私は新発売時の約一年前、
「大プロジェクトの重圧。」というタイトルで、
こんなことを書いています。

> 「100周年のキリンを記念し、
> ラガー、一番搾りに並ぶ定番ビールを目指す」
> 商品ですから、メーカーさんの努力は
> すごいものがあるでしょう。

> そして私の注目は、味はもちろん(また書きまーす)
> やはり<パッケージや広告活動>のこと。
> どんな制作スタッフが、競合(アイデアコンペ)を含め、
> どれほどの議論をメーカーさんと重ねながら
> <ここ>に到達したのでしょう。

どうやら、期待したほど売上が伸びないらしく、
まさに<パッケージと広告> そして<味>も
リニューアルしたようです。

私はビールを各メーカー、
めちゃくちゃ いろいろな種類飲みますが(笑)
この「キリン・ザ・ゴールド」の味はぴんとこず、
ほんと新発売時に1〜2カートン飲んだだけでした。

売り文句の「2杯目3杯目も飲み飽きない
新しいビールのうまさ“隠し苦味”」も、
私には隠れたまま!
うーん、世間の評価も低かったかぁ。

しかし、店頭で「切り替わった」新パッケージを見ても、
どう変わったのかがわからない(前のパッケージが
はっきりと思い出せない)。
金色は、もっと品のいい色だった気がするけれど…。

と、ネットで「キリン・ザ・ゴールド」を検索したところ、
こんな素晴らしいブログを発見。
「ノミ太蔵さん」の『今宵も家呑み』

そうかー、白と金の上下を逆にしたんだ!
金色も濃くした、と。
“隠し苦味”の表記を消し、“麦芽100%”を前面に。

私は前のパッケージの方が断然好きですし
飲んでみた味も“隠し苦味”をあきらめて(?)
炭酸を強め、“すっきり”にした点など
ますますぴんと来ないビールになりました。

ま、勝手に書いていますが
(前のほうが…と言いながら結局買ってないのだから!)
このリニューアルに関わった方達の努力と心労は、
どれほどのものだったでしょう?

もっと店頭で目立たせろ、もっとわかりやすい味に、
タレントを変え、訴求コンセプトも変えて…。
もしかしたら、制作スタッフもコンペのすえに変えたかも。

私なんかには絶対声がかからない規模の仕事ですが
裏舞台が透けて見えてきて、
人ごとながら、まさに“隠し苦み”!!

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

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