ファンです、村上春樹の。

大学生活の終わりに、そのデビュー作である
『風の歌を聴け』を本屋で手に取り
(どこの本屋だったかも覚えています)、
私は「読書家」では決してなかったにもかかわらず
“友達にすすめまくっていた”記憶があります。

大学生活(普通大学 商学部)で、
親しい友達は何人もいたけれど
「何か自分と感覚が違うなー」ともやもやしていたのが、
『風の歌を聴け』を読んで、
すごく共感できた。この感覚を人に伝えたいと思った。

軽いのに深い。純粋なんだけどシニカル。
うーん、一言で評論するのは難しいですが…。

当時ブログがあったら、いっぱい書き連ねていたでしょう。

それ以来、特別な編集ものをのぞいて、
村上春樹本は必ず読んでいます。

英語版でも『羊をめぐる冒険』『ダンス・ダンス・ダンス』
『海辺のカフカ』等、いろいろ。

ここ数年は、村上春樹に限らず
日本語の小説よりなるべく洋書を読むように
心がけているので(うわー、自分で書いて赤面!)
〜 うそ!本当は経営のハウツー本や資料本を読むのに
いっぱいで、英語ペーパーバックを1冊買うと、
半年は「もつ」情けなさ!〜 村上春樹といえども
全部は読まなくとも…と思いはじめて…

最新刊は『走ることについて語るときに僕の語ること』。
これは、さすがにパス! 村上春樹が日課にしている
「マラソン」についてのエッセーらしいから。

ところが、私と同じく春樹ファンの(そして本当の読書家の)
妻が、「もう読んだから。面白いよ。」と、机にぽん。

パラパラとめくったら、もうムラカミ・ワールド!
マラソンやトライアスロンなど
「走ること」について書かれているけれど、
つまりは「走ってきた人生=仕事や哲学について」
語っている本なのですね。

あーあ、もう入り込んでしまっています。

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

Haruki Murakami permeated into
western society .

村上春樹(の小説)は、西欧社会に浸透した。