昨夜のNHK 『NHKスペシャル/デザインウオーズ』は、
面白かったです。
新聞番組欄の言葉をそのまま写すと
「新型ケータイ開発競争/韓流上陸VS.日本」。
残業中にたまたま会社のテレビをつけたら帰れず!
ほぼ始まりから終わりまで(22:50)見ることになって
しまいました。
日頃から興味のある題材で、7月17日の私のブログでも
「SAMSUNG圧倒的。」という記事を書いたばかりでしたし。
番組の中身は:
◎SAMSUNG(サムソン)と並ぶもうひとつの携帯メーカー
(製品はテレビ等幅広いですが)の「韓国LG電子」は、
「デザイン優先経営」を掲げ、機能(スペック)を下げてでも、
デザインを重視することを決めている。
◎日本のNECは、数年前まで国内携帯No.1で、
「機能を盛り込めば盛り込むほど売れた」が、今は4位。
機能からデザインへと舵を切っている。
NECの人の「ムダを省いたデザイン」
「いままでデザインは、商品開発の最後に“整える程度”
だったが、これからは最初からデザイナーを入れる」
との台詞には、「え、何年前のこと? い、いまさら
何を言ってるんだ」とあきれてしまいました!
しかし、これが、優秀なものづくりをする
日本の一流メーカーの現状なのでしょう。
私はデザインをかなり重視しますが、
例えば(上記のブログでも書いた)auメディアスキンの
“美しくも、めちゃ使いにくい”問題とか、
家にあるノートパソコン
「LaVie/NEC」と「VAIO/SONY」を比べて、
“スタイリッシュだけどキーの印字が見難く、
動きに不備がある”SONYと、
“すべてについてしっかりしているけれど、
たまらなく無骨!”なNECとか
(あぁ、SONYのデザインとNECのメカが合体すれば…)
なかなかうまくはいきませんね。
「道具」として「美しい」こと。
躍進する韓国メーカーに対する日本メーカーの挑戦に
期待します。
ちなみに、番組で紹介していた(あえて発売前の秘密を
披露したのでしょう)SONYエリクソン社の
「携帯電話に傷が付いても、価値があるデザイン・塗装」
のコンセプトは、かなりだと思いました。
今のケータイに多い、指紋つきまくりの鏡面ボディや、
汚れの目立つ色ではなく、
ヘビーデューティーとは違う路線の
「汚しに耐え、味となるジーンズのようなケータイ」
は楽しみです。
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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります
I have “softpower” approach .
私はやんわり型で、アプローチ(挑戦)します。
←→ hard power
携帯電話の機能とデザインを考えるとき、
ヨギさんがおっしゃるように「クルマ」との類似を感じます。
走りやシートの性能という「機能面」、そして
大人が持つにふさわしい「デザイン」。
面白い機能や、かわいいorかわったデザインはあっても、
「道具として」持つ気になる携帯電話は見当たらない。
日本車よりも、BMW、アウディ、フィアット、プジョー、ボルボ
… 等のヨーロッパ車に引かれる(私の場合)気持ちと
似ています。
日本車のいたれりつくせりのサービス、機会の安定性など
賞賛する部分はたくさんあるのだけれど、
ぜんぶがうわべで、芯がない。
おもいっきり軽自動車に寄るか、日本的贅沢と技術の粋
レクサスに行くか。そこしか道はないのかなぁ。