某日、夜11時すぎ。
原宿竹下通り入り口の牛丼屋にて。

夕食もとらずに残業していたおじさんは(← 私のこと)
「あー、なんか食べて帰ろ。牛丼はやってないけど、
違うメニューって何があるのかな」とマーケットリサーチ(笑)。

私の並びに、高校3年か大学1年くらいの
私服の男2+女2のグループ。
「こんな時間まで、なにしてんだ」と、おじさんは思いつつ、
すき焼き風定食にはしをつける。

4人グループには、カレー丼風とか、それぞれ目の前に。
ひとりの男子は、その際洗面所に行っていて空席。

するとですね、隣の女の子が箸のケースから箸を取り出して、
男の子のお盆に(先を左側にむけて、お盆の手前のほうに)
自分の分といっしょに置いてあげたのですよ。
ふーんと感心していると、他の子は食べだしているけれど
自分は男の子が席に着くまで(ほんのしばらくですが)待っている。
へーと思っていると、もどった男の子が食べだしたあと
自然な動作で両手を軽くあわせ、小さな声で
「いただきます」と言ったのですね。

うーん、ご両親の教育がいいのだろうか(夜は遅いけど)‥。

おじさんは、食べ終えた食器に向けて手を合わせ、
女の子たちには聞こえないくらいの小声で「ごちそうさまでした」
(さらに心の中で「おいしくいただきました」)とつぶやき、
お店の人には大きな声で「ごちそうさん!」と言って、
店を出たのでした。

「いただきます」と「ごちそうさま」。
ひとりの食事だと、つい忘れていたことに気がついた。

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【英文アトランダム】 Would you like a cup of coffee?

コーヒーを一杯、いかがですか。