リプル川島の「小さな広告屋から」

旧名【表参道の小さな広告屋から】: 表参道で1997年にスタートした(株)リプル:RIPPLE Inc. Tokyo Creative AgencyのBlogは、 2016年初頭から川島のホーム・オフィス「練馬区上石神井」→ さらに2023年末からは「杉並区荻窪」へ。タイトルも【リプル川島の「小さな広告屋から」】に変更。Facebookも同時掲載です。

当社イメージキャラクター。


広告の、タレント写真の横に
「当社イメージキャラクター」と小さな文字が
あったら、ほぼ間違いなく三流企業!

… だと私は思っています。

auの仲間由紀恵や、SHARPの吉永小百合、
そしてセンスのいい会社の広告に、
そんな注釈ありますか?

どうも、「当社〜」を採用する会社は、
“急な拡大路線をとるが、会員を集めては
だましているような会社で、タレントも後日
「名前を使われただけ」と釈明する”
なーんて雰囲気がするんだな。

そこに登場するタレントも、たいていは
「顔は知られているけれど、かつての人気者」
という「下降気味」のイメージの人が多い。

それらのうさんくささとともに、
薬の「使用上の注意をよく読んで」みたいに
「当社イメージキャラクター」という言葉使いまでが
同じなのも不思議です。
“写真はあくまでイメージです、実際は異なる場合が
ございます”って断り書きのつもりか!?

こんど、「当社イメージキャラクター」というのを、
堂々とキャッチフレーズ(でか文字)にした、
広告を作ってみたいものです。

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

It remined me of ○○○.

大人数に、へたらない。


プロジェクトの規模が大きくなるほど、
関わる人数も増えます。

会議室の打ち合わせ人数や、
プレゼンテーションの際の
「提案側」の人数、「聞く側」の人数。

私は、あまり多いのは好きではありません。

しかも、参加人数が多いと、遅れてくる人が必ずいる
(例えばお偉いさんが「先に始めていて」なんて。
でも結局、あなたに二度手間で話さないと
納得してくれないでしょ!)
携帯電話で離席する人がいる(切っとけよ!)
当然、“異なる意見と感想”が噴出する
(前回決めたはず、いまさらなんだ!)等。

でもね、10人やそこらを説得できなくて、
なにが「新しい企画だ!」とも、正直思います。

“生き残っていく”アイデアを。
きょうも奮闘しております。

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

Is there any chance whatever of
our survival ?

私たちが生き残る見込みは、少しでもあるのか。

お店から見える風景は。


表参道の会社のそばに、おしゃれに作った
オープンカフェ(お店の外に椅子やテーブルが
レイアウトされているような飲食店ですね。
え? いまどきわからない人はいない!?)があって、
でもそこに座って見える風景は、
道をはさんだ「セブンイレブン」なのですね!

いえ、セブンイレブン自体がいけないってわけではなく。
私もしょっちゅう利用させていただき、
なじみのお兄さんには「はしもスプーンもいらないお客」
と認識されている私。(だって、会社にあるもの!)

でも、考えちゃうのは、
“お店は外から眺める”だけでなく、
“座ったときに何が見えるか”が案外大切ということ。

銀座で入ったカフェ(チェーン店の中でも、特に
内装にこった良い雰囲気)から見えたのも、
「つけめんのなんとか」でありました。

お店を演出したいイメージと、
“すわって目の前に広がる風景”とのギャップ。
開店時に他の店の存在やデザインにまで
口を出すわけにはいかないでしょうけれど、
「トータルな雰囲気(イメージ)の演出」を配慮すれば、
“見える風景”もお店の一部。

結婚式場の方にお話をうかがったとき、
「披露宴会場のレストランから見えるビルの壁面を、
塗り替えさせてもらったんですよ」
という言葉を思い出しました。

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

Black is the opposite of white .

黒は白の反対です。

競合プレゼン格言集。


努力なくして勝利なし。
好きこそもののじょうずなれ。

言うは易し行うは難し(会議での意見に対して)。
へたな鉄砲 数打ちゃ当たる。

後は野となれ山となれ。
人事を尽くして天命を待つ。

… てなことを書いていて、思いついた自己流格言↓。
これって、経営の究極だと思うけど!

高い請求 少ない労力。(笑)

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

I am nearly ready ,
I just have to fine tune it .

(ある案件の)準備は ほぼ出来た。
あとは細部をつめるだけだ。

お、ぬけたね!


アイデアを考えていると、
「お、ぬけた!」という瞬間が訪れる時があります。

ミスした! ではなく、「突き抜けたgood idea」
という意味の「ぬけた」です。
(穴をあける「ぬけ」も数知れず…汗)

企画でも、コピーでも、デザイナーとカタチにする
ビジュアルでも。

そこまでで、60〜70点のものは出来ている。
クライアントに通るかもしれないし、
世に出して恥ずかしい仕上がりでもない。
でも、まだ足りない気がする。

そのまま完了となる場合もあれば、
そのアイデアさえ いろーんな人の意見で
50点以下になっちゃったり(あぁ、広告稼業!)

でも、ふと壁を抜ける時がやってくる。
そのきっかけは、自分の熟考だったり、
スタッフやクライアントの一言だったり。

長年プロの広告屋をやっていると、
極端な話「10分や30分でアイデアや
キャッチフレーズを書け」と言われれば、
打ち合わせに過不足ない程度には出来てしまう。
そこには自信あり。← ちょっと自慢!

でも、本当の表現はそこから。
関係者のコンセンサス(方向性)をベースに、
どこまでつめられるか、あるいは
初回のもので良いと検証できるか。

その成果は、課題で頭をいっぱいにしつつ、
まさに ふっと「ぬけ」をつくることで
生まれたりするから不思議です。

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

This year my business is looking up .

今年、私のビジネスは上向きます。

きょうは、菖蒲湯。


遅くまで仕事をして帰ってきたら、
湯船に菖蒲(しょうぶ)が浮かんでいました。

きょう5月5日は、こどもの日。

5月3日・4日は休んだものの、
本日は打合せと作業で出社。
親も参加する、息子のボーイスカウトの
行事にも出てやれませんでした。すまないねー。

家族も寝静まった風呂に入り、湯船のふたを
あけると、そこにぷっかりと菖蒲の葉。

風呂も台所も別々だけど、
二世帯同居をしている母の、毎年の気遣いです。

ゆず湯の時も、用意してくれる。
「手作りや自主調達」ではなく、スーパーや
八百屋の「そのまま湯船に入れられる袋入り」を
買ってくるだけなんですけどね。

忙しさや面倒くささで、それさえしない
私や妻には、とてもありがたいことです。

季節を感じること。自然に感謝すること。
気分にめりはりをつけること。

そういえば、父が10年前になくなってから、
祭日に「旗」を出すこともなくなってしまいました。
祝祭日のことを「旗日」と言う人も、
最近は少なくなったんでしょうね。

菖蒲湯につかり、あー いいもんだなー
と思いつつ、「うん、勝負湯!」なんて
発想が浮かぶのは、
競合プレゼンをいくつも抱え込んでるせい!?

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

holiday ←→ workday

祝日、祭日、休業日 ←→ 平日、仕事日

休日は喫茶店へ出勤。


休憩するというよりは、
考え事や仕事の宿題を片付けに、
休日もよく喫茶店に出かけます。

特に仕事が佳境の時は(このGWはまさに!)
家と喫茶店で気分を変えつつ。
ほとんど、喫茶店=オフィス状態。

近所の2〜3軒が、よく利用する所。
ファミレスをふくめ、選択肢はもうすこしありますが、
「考えやすい」喫茶店は限られる。

前にも何回か書きましたが、
自分にとって快適な喫茶店について話し出したら、
いろいろとつきない!

“お店をつくる”企画があったら、
参加してみたいものです。

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

We have to rack our brains .

直して、なんぼ!


広告表現の仕事は、常に
クリエイティブ(創造的)でありたいと思いますし、
一部の人からは「自由な」職業だと誤解されていますが、
もろ「ビジネス活動」の一環です。

提出物が一回でOKになることはまれ。
クライアント(広告主・スポンサー)さんや、
クライアントとの仲立ちをする広告代理店さんの
「修正、修正」の要求に耐えつつ、投げやりにならず、
クライアントにとっても、はじめて見る消費者に対しても
「良かれ」と思う表現を模索する。

そういう意味では、「考え付いてなんぼ」という
甘い展開はめずらしい方で、
「直してなんぼ」がリアルな現場感覚ですね。

「直す分」に応じて、「ギャラ」をいただけるかは、
心もとないですが!

きょうも、スキッときれいな道を提案したつもりが、
工事でぼこぼこになり、迂回路を経由し…

たまにスパンと決まったりすると
「え? よろしいんですか? もっと言っていただければ」
なーんてつい言ってしまう癖。

ゴールデンウイーク後半も、
道路工事が続きます。ガガガガガッ。

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

What do you do during this vacation ?

この休暇のあいだ、あなたは何をしますか?

空間のチカラ。


昨日の記事「妻と行った大貫妙子コンサートの話」は、
我が夫婦の結婚記念日の話ともからみ
「わー、おのろけじゃん」とコメントをいただきました。

そんなつもりはなかったんですけどね(苦笑)。
はいはい、確かに幸せです。(なんてね!)

コンサートや演劇、美術館に行くと、
その演目の感動はもちろん、「その場所自体」に
感激します。

建物は当然ですが、お客さんも交えて作り出される
“空間の空気”のようなもの。
そして、「広さ」や「無駄なスペース」を含めての
“空白の贅沢さ”。

それは、けっして「DVD」などには
収録できないものです。

だからたまに、展示されている絵なんて何でもいいから、
美術館<という空間>に立っていたくなる。
実際は、日々の忙しさの中で「これぞと思う展覧会」
さえ、ろくに行けないんですけどね。

広告でも、理屈では合っている構成要素や
コピーの執筆がされていても、
デザイナーが作り出す(いっけん無駄とも思える)
余白や細部の字配りが、決定的な印象をもたらす。

家の壁が置物でうまるのではなく、
絵をぽつんと飾る「大きな白い壁」が欲しい私です。

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

What are you interested in ?

あなたは、何に興味を引かれますか。

大貫妙子オペラシティ。


ゴールデンウイークまっさかりですが、
私の場合、今年は「出社」や「宿題」が目白押しで、
あまりのんびりできません。

そんななかでも、楽しみにしていた
「大貫妙子コンサート」へ、妻と二人で行ってきました。

東京・初台の
東京オペラシティ コンサートホール。

約20年前から始まった(私たち夫婦は初回から!)
1〜2年に一度 恒例となった
ピアノと弦楽四重奏中心のアコースティック・コンサート。

場所は初回のサントリー小ホールや、
東急文化村等 何箇所か会場を変え、
メンバーもピアノのファビアン・レザ・パネさん以外は
入れ替えがあるものの、
ここ数年は固定メンバーのようです。

ピアノ、コントラバス、第一バイオリン、
第二バイオリン、ビオラ、チェロ。

そして今回は、ゲストにドラマー
(元ティンパンアレー)林立夫さん!

いい具合に、クラシック、ポップス、ジャズの雰囲気が
まじった、心落ち着くコンサートでした。

ちなみに、我が夫婦は、この4月末で結婚まる18年。
(19年目へ。)
あぁ、結婚するちょっと前から
このコンサートに行ってたんだね、と考えると、
ちょっと感慨深いものがありました。

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

If I get this project , it will be a
big break .

人に恵まれて。


数日前の記事『人と ぐちゃぐちゃになって。』
とつながりますが、
チームを組んで仕事をすると
私のような“人とアイデアのまとめ役”である
クリエイティブディレクターとしては、
“間にはさまれる”事態が必ず発生します。

クライアントや広告代理店の意向 VS .
我が社内スタッフ、外部のフリー、
協力してくれるプロダクション(TVやWeb等)
との意見の違い。

時には、怒って「降りてしまう」メンバーや、
後々に遺恨を残す場合も…。

最近うれしかったのは、
ある仕事の進行方法について悩み、
外部スタッフの方に「代理店の意向としては○○で、
さらに苦労をかけることになるかもしれないけれど
どうなさいますか」と聞いたとき。

大きめのプロジェクトだったので、
打診を二人の方にしたのですが、
お二人とも「川島のやりやすいようにしてください。
へんに気をつかって無理などせず。協力しますから。」
と言ってくれたこと。

涙が出そうになるほど、ありがたかったです。

忙しい毎日で、すべてがうまくいくわけではないけれど、
“運と人には恵まれているなぁ”が、正直な感想です。

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

There are many roads to success .

成功するにも、いろいろな手段がある。

では、GW明けに。


広告業界で語り継がれる、
クライアントさんからの伝家の発注言葉:
「では、正月明けにプレゼン願います。」
「提出は連休明けで結構です」。

け、けっこうですと言われても…
フルに遊ぶ根性と一瞬で思いつく才能もないし!
結局、休み中に考えちゃう、作業しちゃう、
せざるを得ない。

さすがに、休み明け即ではすまないと思うのか、
「ゴールデンウイーク明けの週“なかばに”」と
やさしいお言葉の所も。

で、今年は、特に充実。

連休のはざま「5/1にひとつ」「5/2にひとつ」
連休明けの「週中にひとつ」「週末にふたつ」
と、アイデア提出や競合プレゼンが入っております。

うーん、ありがたいことです。

すべて高額請求できて、
「もう今年の後半は働く必要ありませんよ、
ワハハハ。まさにゴールデンウイークでした!」
なーんて言ってみたいものだと、
ばかなことを考えている連休初日【出勤あり】でした。

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【べんきょうENGLISH】 ※本文とは関係ない場合があります

To come up with new creative ideas ,
we need take a break to refresh our minds .

新しい創造的アイデアに出会うには、頭(心)を
リフレッシュする休みをとらなければいけない。
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Takayuki Kawashima


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Profile
◎川島 孝之(Takayuki Kawashima): 株式会社リプル(RIPPLE Inc. Tokyo Creative Agency)代表取締役・クリエイティブディレクター・コピーライター。

◎1957年3月生まれ。早稲田大学商学部(マーケティングゼミ)を5年で卒業後、1980年第一企画(現ADK)入社。6年の勤務ののち、制作会社11年を経て、1997年(株)リプルを表参道に設立。

◎2016年1月、表参道のオフィスから、西武新宿線 上石神井(かみしゃくじい:練馬区)のホーム・オフィス体制に変更。
ブログのタイトル「表参道の小さな広告屋から」も、「上石神井の小さな広告屋から」(2017年.1月)に変更。

◎CD(クリエイティブディレクター)C(コピーライター)として、企業の魅力を「整理整頓」し「翻訳」して、(外部ブレーンのグラフィック&Webデザイナーと一緒に)シンプルに伝わるカタチに定着することを仕事としています。

エッセンス(essence:本質)と、センス(sence:感性)。
メッセージ(message:意思)と、イメージ(image:印象)。

企業価値の「再発見と再発信」を通して、その会社の「存続と発展」。さらに、その企業や商品と出会う人の幸せに貢献することが使命です。

【実績の一部】 カルビーじゃがりこ(パッケージ)、ビデオリサーチ(ロゴ・Webサイト・インナーツール)、日立化成(カタログ・インナーツール)、介護のらいふ(ブランドブック)、武蔵高等学校中学校(学校案内)、アルカダイアモンド(広告・販促物:以下同)オークラヤ住宅、翻訳専門校フェロー・アカデミー等
/その他 中小・個人企業のオーナーさんとの直接のお取引。

◆Webサイト:RIPPLE Inc.
http://www.ripplesite.co.jp/

◆お問い合わせ:インフォメーション
info@ripplesite.co.jp

◆Facebook:川島 孝之(リプル) ※投稿はBlogと同内容です
http://www.facebook.com/kawashima.ripple
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川島 蓉子
ハースト婦人画報社
2012-10-25

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著者:川島 蓉子
販売元:日本経済新聞出版社
発売日:2009-03
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