細野晴臣の新作
『FLYING SAUCER 1947』、いいですよー。
“HARRY HOSONO&THE WORLD SHYNESS”
というバンド名義。
なつかしきフォーク(あ、元祖アメリカの40〜50年代)や、
カントリーの匂いもさせながら、テクノ時代の名曲
「BODY SNATCHERS」も生音でセルフカバー。
ほとんど一発録りと思われるバンドメンバーの力量も
すごくて、聞いてて気持ちのいいことったら!
偶然にも、買ったまま一年間読んでいなかった
細野さんの著作
『アンビエント・ドライヴァー』 THE AMBIENT DRIVER
を読み始めたところで、
その中にある「ティンパンアレイの頃、ロックのリズムには
微妙な揺れがあることに気づいた… だんだんハイに
なっていく快感のあるビート」名づけて
“おっちゃんのリズム”の魔術でしょうか。
細野晴臣というと、いまでは「元YMOの」と
紹介されることが多いですが、1957年生まれの
私にとっては、それ以前のバンド「はっぴいえんど」や、
ソロ作(Hosono House、泰安洋行 etc.)、
ティンパンアレイが強烈な音楽体験になっています。
ちなみに、その時代には大貫妙子(シュガーベイブ)、
高橋幸宏(サディスティック・ミカ・バンド)、
鈴木慶一(ムーンライダーズ)など、私の音楽趣味の
中心をなす人々がいます。
1947年生まれ、今年還暦(60歳)の細野晴臣は、
ちょうど私の10歳上!
フォークも、テクノも、R&Bも、エキゾティックも、
エスノも、アンビエントも、エレクトロニカも…
ばらばらのようでいて、すべてが細野ワールド。
こんなカッコイイおっちゃんになれたらいいです。
※細野晴臣の音楽について書き出すときりがありません。
興味のある方、ファンの方は、いま本屋に出ている
2冊の音楽雑誌(細野晴臣特集号)をぜひ!
■ストレンジ・デイズ 12月号
■ミュージック・マガジン 11月号
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